TVアニメ『ハイキュー!!』 第2期17話ネタバレ
放送日(Airdate) : 2016年1月30日
第2期17話 根性無しの戦い
The Fight of the SpinelessKARASUNO HIGH
🔷西谷夕 Nishinoya Yu(L) CV. 岡本信彦
🔷田中龍之介 Tanaka Ryunosuke(WS) CV. 林勇
🔷縁下力 Ennoshita Chikara(WS) CV.増田俊樹
🔷澤村大地 Sawamura Daichi(WS) CV. 日野聡
🔷菅原孝支 Sugawara Koshi(S) CV. 入野自由
🔷東峰旭 Azumane Asahi(WS) CV.細谷佳正
Wakutani Minami High
照島遊児「あぁ…クソッ…昨日勝ってたら今頃試合だってのに…」
母畑和馬「これで烏野が白鳥沢にでも勝ってくれたら、俺らもいくらかかっこつくよなぁ…あの10番がいなけりゃ勝ってたよな~」
二岐丈春「いや、セッターだろ、アイツはヤバい」
照島遊児「……主将じゃねーの?一番面白かったのは10番だったけど」
縁下力「(同じじゃない!あの背中の後ろにいることと、あの代わりをやることじゃ、話が違う!)」
菅原孝支「(縁下が不安なのは当然だ。でも、少なくともうちの連中は、大地に代わるならお前だって、普通に思ってるよ)」
縁下力「(それに…)」
縁下力「(逃げる方が絶対後からしんどいってことは、もう知っている!)」
縁下力「サッ、来ォォオい!!」
烏養繋心「春高までは3年が仕切る形で変わんねぇけど、一応2年の中でもそれとなく考えとけよ、次の主将」
縁下力「ってさ、烏養さんが…」
木下久志「ひねくれ」
及川徹「接触した」
澤村大地「…顔…」
武田一鉄「澤村君、今いる場所は?」
清水潔子「…血」
烏養繋心「口切ったか…(ぶらつきはなさそうだ)」
日向翔陽「歯!!」
田中龍之介「…大地さん」
田中龍之介「すみませ…」
烏養繋心「口切ったか…(ぶらつきはなさそうだ)」
日向翔陽「歯!!」
及川徹「主将君、場合によってはこの試合無理な可能性あるね。監督判断次第だけど」
岩泉一「もし脳震盪起こしてたら怖えからな…」
田中龍之介「…大地さん」
澤村大地「すまん、田中!」
澤村大地「お前がカバーに入ってんの見えてたのに、体が勝手に突っ込んじゃったんだよ。でも、見ろ」
澤村大地「頼むぞ」
東峰旭「当然だ、任せろ」
岩泉一「足取りもちゃんとしてるし…まぁ…大丈夫なんじゃねぇか?」
澤村大地「お前がカバーに入ってんの見えてたのに、体が勝手に突っ込んじゃったんだよ。でも、見ろ」
澤村大地「お前の返した一本でこっちは20点台だ」
及川徹「烏野の坊主君、試合中のメンタルの強さは相当なもんだけど、それは自分がプレーで追い込まれた場合」
及川徹「自分が原因で大黒柱を折っちゃった今はどうだろうね…これで負ければ、主将君には最後の試合になるだろうしね…」
澤村大地「すまん旭、すぐ戻ってくる…それまで頼む」
澤村大地「頼むぞ」
東峰旭「当然だ、任せろ」
岩泉一「足取りもちゃんとしてるし…まぁ…大丈夫なんじゃねぇか?」
及川徹「でも問題はこの試合。あの大黒柱の代わりを誰が務めるのか…」
及川徹「練習試合に出てた子だね…どんなだっけ?」
岩泉一「あんま覚えてない。まぁ、そつなくこなすって感じだったと思うけど」
縁下力「(練習試合と同じように…同じよう……同じ……)」
澤村大地「まぁ、存分にやんなさいよ」
縁下力「(同じじゃない!あの背中の後ろにいることと、あの代わりをやることじゃ、話が違う!)」
月島蛍「あ、やっぱり、縁下さんなんですね」
影山飛雄「縁下さん、最初から早い攻撃をあげても大丈夫ですか?」
縁下力「あ、うん…」
西谷夕「力!向こうの1番、外に吹っ飛ばしてくるから頭入れとけよー!」
縁下力「お…おう…」
菅原孝支「(縁下が不安なのは当然だ。でも、少なくともうちの連中は、大地に代わるならお前だって、普通に思ってるよ)」
東峰旭「お前には怪我がなくてよかったです!」
田中冴子「まさか」
田中冴子「うちに来てる時の様子じゃ、どっからどう見ても2年のドンは力だよ」
菅原孝支「うちの主力の暴走2年二人組、きっちり手綱握れるのってウィングスパイカー勢では、縁下が一番だからな」
木下久志「最近では曲者1年にも影響力広げつつありますしね」
日向翔陽「確かに」
縁下力「くそっ!!すいません!」
西谷夕「俺がもう少し広く守る!」
縁下力「悪い、西谷」
縁下力「(今の俺が技術で大地さんに適うわけがない…でも…ここに立った以上、そんな逃げるための言い訳は何の意味もない)」
縁下力「(それに…)」
縁下力「(逃げる方が絶対後からしんどいってことは、もう知っている!)」
縁下力「サッ、来ォォオい!!」
中島猛「いいじゃん、烏野キャプテン代理!」
縁下力「ってさ、烏養さんが…」
西谷夕「なんとなく」
田中龍之介「ルールじゃ、リベロはキャプテンできないんだもんな」
西谷夕「ああ」
木下久志「ひねくれ」
成田一仁「うん…冷静な奴が頭にいないとって思うよな」
田中龍之介「縁下主将は賛成なのに、釈然としない…つーかお前ら!自分を入れろよ!」
木下・成田「いやいやいや、ムリムリムリ」
縁下力「でも…俺は逃げた…チームのトップなんて…できるわけないだろ」
縁下力「(1年前の夏休み。次の日から1年が二人減って、その数日後)」
縁下力「(俺は中学から続けてきた練習を初めてサボった)」
縁下力「(仮病を使った。罪悪感はあるけど、でも苦しい練習で怒られることもない)」
縁下力「(次の日も、その次の日も…)」
縁下力「(暑い中、走らなくていい)」
縁下力「(俺は中学から続けてきた練習を初めてサボった)」
縁下力「(仮病を使った。罪悪感はあるけど、でも苦しい練習で怒られることもない)」
縁下力「クーラー素晴らしい!」
縁下力「(次の日も、その次の日も…)」
縁下力「(暑い中、走らなくていい)」
黒川広樹「じゃ、制服でくんなよ」
澤村大地「主将?」
縁下力「す、すいません!すぐ着替えます!」
黒川広樹「よし!そろそろ始めるぞー!」
黒川広樹「ランニング!」
縁下力「(練習をボイコットした当時の1年は5人。そのうち2人はバレー部をやめて、前より生き生きしているように見える)」
縁下力「(どっちがいいのかは、多分、人による。俺はバレーをやってない時の方が苦しかったから…戻った。でも、逃げたという負い目は…多分…消えない)」
黒川広樹「ランニング!」
縁下力「(練習をボイコットした当時の1年は5人。そのうち2人はバレー部をやめて、前より生き生きしているように見える)」
縁下力「(どっちがいいのかは、多分、人による。俺はバレーをやってない時の方が苦しかったから…戻った。でも、逃げたという負い目は…多分…消えない)」
田中龍之介「だからかもな」
西谷夕「今、戻ってるんだからいいじゃねぇか?あっ!アイス当たりだ!変えてくる!」
田中龍之介「運動部だからって、猪突猛進タイプばっかじゃねぇだろ?俺は自分とは違うタイプの奴の事はよくわかんねぇけど、お前は多分どっちも分かる奴だ!」
縁下力「ま、まだ先の話だけどな」
田中龍之介「まぁな」
西谷夕「よっしゃー!」
山口忠「ドンマイドンマイ!」
田中龍之介「今のは励ましなのか?」
田中冴子「うおおおお!!」
嶋田誠「ハァ…」
山口忠「(今のは入ってラッキーだった…でも次ミスったらプラマイゼロ…)」
山口忠「(それなら絶対)」
観客「ジャンプフローターやめたの、なんか作戦?」
観客「多分だけど、あの12番、青城戦の時、ピンサーでミスってた気するし、さっきのサーブも危なかったし、普通にビビったんじゃ」
山口忠「(やばい…攻撃来る!足、動け!)」
菅原孝支「落ちる!前前前!」
山口忠「(動け…!!足!!)」
菅原孝支「上がった!」
日向翔陽「お…なんか怒ってね?」
烏養繋心「やーまーぐーちー!」
縁下力「あ、あの!!」
縁下力「わ、わかったます」
縁下力「たぶん、自分で一番」
縁下力「わかってます」
田中冴子「何?なんか問題あった?」
嶋田誠「ジャンプしなくても取りづらい無回転は打てる。でも、ジャンプしてより高い打点で打つ方が、ボールの勢いが増すし、威力も上がる」
烏養繋心「やーまーぐーちー!」
縁下力「あ、あの!!」
縁下力「わ、わかったます」
縁下力「たぶん、自分で一番」
縁下力「わかってます」
嶋田誠「ジャンプしなくても取りづらい無回転は打てる。でも、ジャンプしてより高い打点で打つ方が、ボールの勢いが増すし、威力も上がる」
田中冴子「へー」
田中龍之介「烏養さん!大地さんは?」
烏養繋心「大丈夫だ。脳震盪の心配はない。ただ、口の中の出血と痛みがひどいみたいだ」
青城選手「前の試合、白鳥沢が後5点です」
岩泉一「行くか?」
及川徹「うっす」
青城選手「あと、烏野・和久南は長引きそうな感じになってます」
岩泉一「主将がいない烏野はどうなってるか…」
及川徹「目立つスーパーレシーブだけがいいレシーブじゃないからねぇ…今まで当然のように上がっていたボールが上がらなくなるとすれば」
及川徹「そういうのは地味に、じわじわと効いてくる」
及川徹「それを」
及川徹「実感している頃」