🏐HAIKYU!!
🖊原作者(Original Story) : 古舘春一 Furudate Haruichi
TVアニメ『ハイキュー!!』 第2期18話 ネタバレ
放送日(Airdate) : 2016年2月6日
第2期18話『敗北者達』 The Losers
及川徹「お願いしまーす」
二口堅治「しやーす」

及川徹「まぁまぁ、そんなに気張んないで、君らは来年だってあるんだし」

二口堅治「関係ねぇっスよ、立場とかそういうの。コートに入ったら関係ない!」

及川徹「だよね~知ってる」
縁下力「(大した本数打ってないのに、このセット俺のスパイクミス3本目…)」


西谷夕「地球防衛軍!」

縁下力「そんな顔してないつーの!」

木下久志「おい!お前だけ地球滅亡みたいな顔してるぞ!」
田中龍之介「滅亡はえーぞ!」

西谷夕「地球防衛軍!」

縁下力「そんな顔してないつーの!」
日向翔陽「コーーーチーーーー!!」
烏養繋心「あ?」
日向翔陽「小さな巨人は、あの和久南の一番の人みたいな感じだったんですか?」

烏養繋心「そうだな…今の県内ではプレースタイルが一番近いかもな」

影山飛雄「おい、張り合おうとすんなよ。空中戦のテクニックは向こうが数段上だ!いつも通りやれ!」

日向翔陽「どうしてお前はそうやって人の心を折るんですか!!」
影山飛雄「親切なアドバイスだろうが!!」
日向翔陽「親切とは…!!」

日向翔陽「向こうが上手いなんて分かってんじゃん!だから、どうしようかって話だろ!」
東峰旭「気を付けて…ほんと気を付けて」
影山飛雄「こんな軽い奴とぶつかってもなんともないっス!」

縁下力「すげぇよ!ナイスキー!」

影山飛雄「追い詰められても、そこをぶち抜く火力があるのはうちの武器です」

日向翔陽「(影山がまともなこと言ってる…!)」

影山飛雄「って感じのこと、前に縁下さんに言われたなぁと…」
日向翔陽「(ああ…そういえば…)」

縁下力「……そうだな」

烏養繋心「すまん、先生、大丈夫か?」
秋保和光「アウトアウト」

西谷夕「あああっ!!トス低かった!すんませんー!!」


縁下力「すみません」


田中龍之介「ふふふふっ」




西谷夕「あああっ!!トス低かった!すんませんー!!」

縁下力「(フェイントのモーションは見えてたのに…出遅れた…大地さんならセッターにちゃんと返したはずだ…)」

縁下力「すみません」

田中龍之介「ふふふっ すみませんって何を?」

田中龍之介「ふふふふっ」

田中龍之介「大地さんとまったく同じ働きしようなんてな!10年…は長いな……1年くらい早え!今のは誰が何と言おうとナイスレシーブだ!!」

縁下力「1年とか…リアルな数字やめろよ」

縁下力「(いちいちメンタルにダメージ食らってる余裕ない!大地さんに劣る技術は今すぐどうこうできる事じゃない!)」
日向翔陽「向こうが上手いなんてわかってんじゃん!だから、どうしようかって話だろ!」

縁下力「あの、ちょっといいですか?」

縁下力「あの1番がブロックアウトで狙ってきたボール、俺が拾います」

縁下力「田中と旭さんの方が俺より強打のレシーブ上手いから」

縁下力「二人にはストレート側守ってもらって、俺は真ん中の深いところで吹っ飛ばされたボールを拾います」

縁下力「うまくいくとは言い切れないですが…」
東峰旭「おう!それ、やってみんべ」

縁下力「ありがとうございます!」

田中龍之介「日向ラスト!!」


木兎光太郎「おおっ!!誰かが俺を褒めている気がする!」
赤葦京治「気のせいですね」

中島猛「(烏野にはすごいチビがいるのをわかってはいた。でもそれは、セッターありきでのことだと思っていた、のに…)」
烏養繋心「入ったな」
武田一鉄「はい?」



烏養繋心「自分はあくまでも代替品であり、でき上がっているコート内の空気に、完全に溶け込むことはできない。そういう気持ちが縁下にあったように思う。でも、今のプレーでなくなったんじゃねぇかな」

中島猛「(烏野…つい最近まで、特別強くも弱くもない目立たないチームだった)」
中島猛「(高さの壁!)」
鬼首正臣「耐えろよ!粘っていれば必ず向こうのミスが出る。まして向こうは主将が不在!相手が崩れる瞬間まで耐えろ」
松島剛「(点数を見るな…落ち着け…平常心)」

松島剛「(ヤバい)」

西谷夕「アウト!!」



松島剛「うっす!!」








松島剛「(ヤバい)」

西谷夕「アウト!!」

中島猛「はい、切り替え―!次とれば問題なし!」

川渡瞬己「おい、松島!次、前衛に回ってきたとき、まだへこんでたらアイスおごらす!」

松島剛「うっす!!」


中島猛「ここ、全力で打ったらかっこいいぞ」






澤村大地「ラストのあれ、ナイスレシーブ縁下!」

縁下力「…はい…」

縁下力「ごめん…ちょっと先行ってて…」
成田一仁「縁下、テンション低くない?勝ったのに」

縁下力「(スパイクは打った半分はミスだったし、レシーブでまともに働いたのは後半だけ…でも…初めてちゃんと最後まで戦えた気がする)」

縁下力「(なのに…安心してんじゃねぇよ!)」

縁下力「(次、どこが勝ち上がって来ようが、戦ってやると思えよ馬鹿!この、クソクソッ!)」

谷地仁花「すごいね!最後、澤村さんとみてたよ!」
日向翔陽「次も勝ーつ!」

谷地仁花「山口君、元気なくない?」

山口忠「ごめん…ちょっと便所いってくる」

山口忠「から先行ってて」
日向翔陽「随分、気合入れて便所行くんだな」
影山飛雄「くそなんだろ」
日向翔陽「うんこって言えよ、影山君お下品!」
月島蛍「トイレに行ったんじゃないと思うけど…」

川渡瞬己「おーい、猛!ミーティングだぞ」
中島猛「なーんか…」
川渡瞬己「ん?」
中島猛「最後、スローモーションだった。あの一瞬に10番と目が合って、俺がブロックアウトでどこを狙っているのか、あいつが分かったのが分かった…ここまで見えたのって初めてだ…」

中島猛「ぞくっと来たよ…もう一回!もう一回やらせてくれよ!」

第2セット 青葉城西4 - 3伊達工