第4期10話『戦線』
武田 「はい、落ち着いて」
影山 「お前、携帯は?」
日向 「お~あの袋の中だ!影山ナイス!!」
山口 「子供が間違って持ってっちゃったみたいで、さっきの体育館で待っててくれるようです...」
清水 「私、行ってきます」
清水「(練習して練習して練習して積んで来たものは 想像以上にあっけなく終わる。いつもと何が違ったのか)」
清水 「いいけど」
清水「(バレー部には、しばらくマネージャーがいなくて自己流でいろんなことを知った)」
清水「(自分は最前線で戦っているわけではないという安堵)」
清水 「(でもチームメイトは徐々に他人ではなくなった!)」
清水「(元々、そのポジションには誰もいなかったわけだし)」
清水「(バレー部には、しばらくマネージャーがいなくて自己流でいろんなことを知った)」
清水 「(何かに打ち込んでいる時の心地よさ、でもどこか他人事)」
清水「(自分は最前線で戦っているわけではないという安堵)」
清水 「(でもチームメイトは徐々に他人ではなくなった!)」
清水「(元々、そのポジションには誰もいなかったわけだし)」
清水「(私がいなくても、ただ元通りになるだけだと思っていた)」
清水「(でも繋がなくてはならない)」
清水「(託さなくてはならない)」
清水「(練習して練習して練習して...積んできたものが想像以上にあっけなく終わる...それがどうした!!敗北を確信してるわけじゃない!勝利を確信してるわけじゃない!私はコートに立たないし ユニフォームを着るわけでもない)」
日向 「ありがとうございますありがとうございますありがとうございます!!」
山口 「すみませんすみませんすみません!!」
🏐烏野高校 vs 椿原学園
「椿原学園!!ファイト!!」
丸山 「緊張で、死にそうだから、とりあえず声だけは出していこう」
寺泊 「声出ししか能がないよう言い方やめろ」
澤村 「わかってる」
当間「速攻ないよーレフトレフト!!」
日向 「なんで?速攻やるよ!」
嶋田誠 「いいか忠、心が落ち着くのを待つんじゃなくて、心を落ち着かせる練習をしとくんだ」
嶋田誠 「そのために重要なのが、リセットの視点だ」
当間「速攻ないよーレフトレフト!!」
日向 「なんで?速攻やるよ!」
嶋田誠 「いいか忠、心が落ち着くのを待つんじゃなくて、心を落ち着かせる練習をしとくんだ」
嶋田誠 「そのために重要なのが、リセットの視点だ」
嶋田誠 「まず、ウォームアップの段階で視線を落ち着かせる場所を決める。なにかの標識とか非常口の誘導灯とか、なんでもいい」
烏養 「(こいつ、短期間でどんだけ成長すんだ)」
日向 「(トスくれトスくれトスくれトスくれ トスくれトスくれトスくれトスくれ トスくれトスくれトスくれトスくれ)」