🏐HAIKYU!!
🖊原作者(Original Story) : 古舘春一 Furudate Haruichi
TVアニメ『ハイキュー!!』 第4期4話ネタバレ
🖊原作者(Original Story) : 古舘春一 Furudate Haruichi
第4期4話『"楽"』
月島 「ちょっとつきあってくんない?」
日向 「ん?ぬおっ!?」
日向 「つ…つきあうって…何に?」
月島 「別に無理にとは…」
日向 「ツッキー入りま~す!」
黄金川&金田一 「おう!」
佐久早 「そいつ誰?何年?なんてヤツ?どこ中?」
古森 「悪いね~こいつ超絶ネガティブなのよ」
影山 「なんとなく…イメージより普通だなぁって思ったんで」
古森 「こいつの場合、だいたい気のせいなんだけど、まあそういうとこは慎重でいいと思うよ」
影山 「“まだ普通に見える”って言ったんだ」
月島 「(くそっ…いちばん低いの僕かよ)」
日向 「ナイスコース!」
五色 「ふふふっ」
月島 「今のはサイドの位置取りが悪いね。ストレートがら空きすぎ」
日向 「ん?ぬおっ!?」
月島 「二度見すんなよ」
日向 「つ…つきあうって…何に?」
月島 「ブロック練習。自主練なら、球拾い以外やったって問題ないでしょ?」
月島 「別に無理にとは…」
日向 「ツッキー入りま~す!」
黄金川&金田一 「おう!」
佐久早 「くっ!!」
佐久早 「そいつ誰?何年?なんてヤツ?どこ中?」
古森 「悪いね~こいつ超絶ネガティブなのよ」
古森 「自分を脅かしそうなヤツが気になってしかたねぇの」
佐久早 「俺はネガティブじゃない。慎重なんだ」
影山 「佐久早さんは、まだ本気出してませんよね?」佐久早 「なんで?」
影山 「なんとなく…イメージより普通だなぁって思ったんで」
古森 「ぶははっ!今、ちょっと肩の調子が悪い気がするんだよな?」
佐久早 「くっ!」
古森 「こいつの場合、だいたい気のせいなんだけど、まあそういうとこは慎重でいいと思うよ」
佐久早 「風呂」
古森 「あっ…もう?」
佐久早 「ほかのヤツの菌が入る前に入る」
古森 「邪魔したね~」
千鹿谷 「ビビった~!全国3本指に普通とか言うから」
影山 「“まだ普通に見える”って言ったんだ」
五色 「ああ~!んっんっんっんんっ!(俺の番なんですけど)」
月島 「(くそっ…いちばん低いの僕かよ)」
日向 「ナイスコース!」
五色 「ふふふっ」
月島 「今のはサイドの位置取りが悪いね。ストレートがら空きすぎ」
黄金川 「ぬあっ!だって絶対クロス打ってくると思った!」
金田一 「だよな」
月島 「(僕も…今のはクロスで打ってくると思った)」
月島 「(助走の向きは完全にクロスに切り込む感じだったじゃん。やっぱうまいな)」
月島 「(こいつもバレー歴短いって聞いたけど…さすが伊達工。闇雲に跳んでるわけじゃない)」
日向 「なあ月島...お前もしかして…自分のブロック練と称して、俺にスパイクを打たせてくれようと…」
月島 「(全国の…レベルの高いチームと当たれば、ブロッカーとスパイカーの駆け引きはもっとシビアになる。駆け引きは置いといて日向が相当ブロックが見えているスパイカーなのは確かだ。練習相手に使わない手はない)」
日本ユース強化合宿
影山 「どうだ?」
月島 「(助走の向きは完全にクロスに切り込む感じだったじゃん。やっぱうまいな)」
月島 「(こいつもバレー歴短いって聞いたけど…さすが伊達工。闇雲に跳んでるわけじゃない)」
日向 「なあ月島...お前もしかして…自分のブロック練と称して、俺にスパイクを打たせてくれようと…」
月島 「違う」
日向 「そうっすか…」
月島 「(全国の…レベルの高いチームと当たれば、ブロッカーとスパイカーの駆け引きはもっとシビアになる。駆け引きは置いといて日向が相当ブロックが見えているスパイカーなのは確かだ。練習相手に使わない手はない)」
日本ユース強化合宿
影山 「どうだ?」
千鹿谷 「うん...もっと速く打てると思うんだよな~こうパパッとコンパクトにさ」
影山 「分かった」
監督 「お見事!エンドライン」
星海 「おい!」
影山 「ん?」
星海 「そうじゃねぇよ。今までに俺の試合見たことあんのかっつってんの」
星海 「おい!」
影山 「ん?」
星海 「お前…俺を見たことあんのか?」
影山 「?ここに来てから見てます」
星海 「そうじゃねぇよ。今までに俺の試合見たことあんのかっつってんの」
影山 「ないっす」
千鹿谷 「(影山また絡まれてる)」
星海 「そうか…じゃあもっとビビれよ!驚けよ!」
星海 「初見からずっと“へえ~”みたいな顔しやがって!」
星海 「そこまでが一連の流れなんだよ!!!」
千鹿谷 「(なんか…こっちもめんどくさい人だ…)」
影山 「ビビってます」
影山 「けど…参考になります」
星海 「そうか…じゃあもっとビビれよ!驚けよ!」
星海 「初見からずっと“へえ~”みたいな顔しやがって!」
星海 「大抵のヤツはこのタッパの俺をなめた後…俺のプレーを見てビビる!」
星海 「そこまでが一連の流れなんだよ!!!」
千鹿谷 「(なんか…こっちもめんどくさい人だ…)」
影山 「ビビってます」
影山 「けど…参考になります」
日向 「ドリンクソイ!」
金田一 「サンキュー」
日向 「(国見のレシーブは、ウシワカのと似てるんだよな。無駄がない感じが)」
黄金川 「あれ?俺の…」
日向 「タオルソイ!」
黄金川 「ああ~そうそう!そっちに置いたんだ。サンキュー!」
赤倉 「翔陽よく見てんなぁ」
赤倉 「ああ~上がった。取ってくる」
日向 「俺取ってくる!」
日向 「(ふふふ この上から見るのがマイブームである)」
日向 「(国見のレシーブは、ウシワカのと似てるんだよな。無駄がない感じが)」
日向 「(いや…できるだけ動きたくないだけなのか?見事に見送ったな)」
穴原 「はい、じゃあ水分とってから2対2!」
黄金川 「俺、あいつ苦手だ」
黄金川 「みんな一生懸命やってんのに、一人だけあんまやる気なくねぇ?」
日向 「でもあいつ…体力温存してて、試合後半に本気出してくんの」
日向 「超厄介なんだぞ」
日向 「まあ拾えるボールは追った方がいいよな」
金田一 「正直これがいちばんきついよな」
黒石 「2人だと、ずっと動き回らなきゃいけないからなぁ」
金田一 「(まあでも…誰よりしんどいのは、いちばん経験値が低いあいつか)」
「申し訳ないが…2メートルとは組みたくないよな」
「でかいけど、技術はまだ中学レベルだもんな。カバーすんの大変なんだよ」
穴原 「集合!ルールは変わらず、スパイクのときに指の腹を使ったフェイント禁止。10点先取ね。何回も言うけど、常に次を考えながらやること。なんとなくやってたら勝てないよ」
🏐2対2 試合開始
国見&川下 vs 金田一&黄金川
金田一 「くっそ!国見くっそ!」
日向 「(2対2のとき、国見のいるチーム強いんだよな。やっぱ器用だし、相手をよく見てるって感じだ。でもなんだろ?それだけじゃなく…余裕がある感じがすんのって…)」
黄金川 「うわっ!」
金田一 「ううっ!」
金田一 「くっそ!国見くっそ!」
日向 「(2対2のとき、国見のいるチーム強いんだよな。やっぱ器用だし、相手をよく見てるって感じだ。でもなんだろ?それだけじゃなく…余裕がある感じがすんのって…)」
「百沢!」
百沢 「うっ!」
百沢 「(自分がどんどん置いていかれる感覚…)」
百沢 「(プレーが雑になっていくのも自分で分かる)」
百沢 「(2人しかいないなかで、精度の高い攻撃はなかなかできない...だから相手をよく見て隙をつく)」
百沢 「(そして俺は…自分が隙だらけだと分かってる...分かったところで、足がついていくわけじゃない)」
百沢 「はぁ…はぁ…(ああ~…2対2…早く終われ!)」
日向 「ドリンクソイ!」
百沢 「お前が選ばれればよかった...」
百沢 「(バカか!そんなこと、こいつがいちばん思ってる)」
百沢 「(強豪のレギュラーで、ここにいるこいつと戦ったことあるヤツ全員が…こいつを警戒している...俺みたいになんとなくいるんじゃなく、自分で選ばれに来るようなヤツ)」
百沢 「俺はでかいだけだ」
日向 「うお~い!“だけ”ってなんだ!」
日向 「お前…お前2メートルってすんげぇだろ!」
日向 「もし必殺殺人サーブか、身長2メートルどっちか今すぐもらえるっつったら」
日向 「絶対2メートルだね!」
日向 「だってサーブは頑張れるけど身長は頑張るも何もねぇし」
月島 「ライバル励ますなんて余裕だね~」
日向 「何を言ってやがる!俺は怒っている!」
黄金川 「いや!励ましてるように見えるぞ」
日向 「えっ?そう?いやまあ…結果的にそれでいいです」
百沢 「俺を励まして、なんのメリットがあんだよ?」
日向 「だって、お前を倒したい!」
穴原 「(でも…自分、あるいは仲間の体勢が整わないとき、自ら時間を作ることはできる。そして…自分が積極的に楽をしようとするパスは…それを託した相手も楽にする)」
日向 「(最初のボールを、できるだけ高くパスすんだよ!国見みたいに!それだけで…速くて苦しいリズムが、たぶんちょっと楽になる。そんで、ちょこっとリズムが整うだけで…なんかこう…)」