TVアニメ『鬼滅の刃』 第1話『残酷』ネタバレ
竈門炭治郎「(なんで…なんでこんなことになったんだ!)」
竈門炭治郎「(禰豆子死ぬなよ!死ぬな!!絶対助けてやるからな!)」
竈門炭治郎「(死なせない!兄ちゃんが絶対に助けてやるからな!)」
竈門葵枝「炭治郎、顔が真っ黒じゃないの。こっちにおいで」
竈門葵枝「雪が降って危ないから、行かなくてもいいんだよ」
竈門炭治郎「正月になったら、みんなに腹いっぱい食べさせてやりたいし、少しでも炭を売ってくるよ」
竈門炭治郎「(死なせない!兄ちゃんが絶対に助けてやるからな!)」
竈門葵枝「炭治郎、顔が真っ黒じゃないの。こっちにおいで」
竈門葵枝「雪が降って危ないから、行かなくてもいいんだよ」
竈門炭治郎「正月になったら、みんなに腹いっぱい食べさせてやりたいし、少しでも炭を売ってくるよ」
竈門茂「兄ちゃん!今日も町に行くの?」
竈門花子「私も行く!」
竈門花子「私も行く!」
竈門葵枝「駄目よ。炭治郎みたいに早く歩けないでしょ!?」
竈門茂「母ちゃん」
竈門葵枝「駄目。今日は荷車を引いて行けないから、乗せてもらって休んだりできないのよ」
茂 「兄ちゃん!!」
竈門花子「ついていきたい!ちゃんとお手伝いするよ!」
竈門炭治郎「ありがとうな花子。でも今日はお留守番だ」
竈門禰豆子「六太を寝かしつけてたんだ。大騒ぎするから」
竈門禰豆子「お父さんが死んじゃって寂しいのよね...みんなお兄ちゃんにくっついてまわるようになった」
竈門禰豆子「いってらっしゃい」
竈門炭治郎「(生活は楽じゃないけど幸せだな)」
竈門炭治郎「(でも、人生には空模様があるから...虚ろって、動いて行く。ずっと晴れ続ける事はないし、ずっと雪が降り続ける事もない...そして、幸せが壊れる時には、いつも血の匂いがする…)」
「あ!炭治郎 !ちょうどよかった!」
「皿を割った犯人にされてんだよ俺~!助けてくれよ!嗅いでくれ!」
「あ~炭治郎!ちょっと荷物運ぶの手伝ってくれねぇか?」
竈門炭治郎「(遅くなっちまったな…でも全部売れてよかった)」
三郎 「鬼が出るぞ」
三郎「気を付けてな」
竈門炭治郎「禰豆子!」
竈門炭治郎「禰豆子!どうした!?どうしたんだ!?何があった!?」
竈門炭治郎「母ちゃん…花子…竹雄…茂…禰豆子…六太…」
竈門炭治郎「(禰豆子だけはまだぬくもりがある!医者に診せれば助かるかもしれない!)」
竈門炭治郎「(なんでこんなことになったんだ!熊か!?冬眠できなかった熊が出たのか!?)」
竈門炭治郎「(息が苦しい...凍てついた空気で肺が痛い...前に進め!もっと早く足を動かせ!まだまだ町まで距離があるんだぞ!急げ!死なせないからな…絶対助ける!!兄ちゃんが助けてやる!!)」
竈門炭治郎「(俺がよその家でぬくぬくと寝ていた間...みんなあんな惨いことに…痛かったろう…苦しかったろう…助けてやれなくてごめんな...せめて禰豆子だけは何とかしてやりたい...だけどすごい力だ!押し返せない!)」
竈門花子「ついていきたい!ちゃんとお手伝いするよ!」
竈門炭治郎「ありがとうな花子。でも今日はお留守番だ」
竈門花子「え~!」
竈門炭治郎「茂も。その代わりうまいもんいっぱい買ってくるから」
竈門茂「本当?」
竈門炭治郎「ああ!花子も帰ったら本読んでやるからな」
竈門炭治郎「うん、じゃあ行ってくる」
竈門炭治郎「竹雄、できる範囲で構わないから少し木を切っておいてくれ」
竈門竹雄「そりゃあやるけどさ…一緒にやると思ったのにさ~」
竈門茂「早く帰って来てねー」
竈門炭治郎「竹雄、できる範囲で構わないから少し木を切っておいてくれ」
竈門竹雄「そりゃあやるけどさ…一緒にやると思ったのにさ~」
竈門炭治郎「よしよし」
竈門竹雄「なんだよ急に!」
竈門茂「竹兄照れてら~」
竈門竹雄「うるせーやい!」
竈門炭治郎「よしよし」
竈門竹雄「だからやめろって!」
竈門炭治郎「ハハハハ」
竈門茂「早く帰って来てねー」
竈門花子「気を付けてねー」
竈門禰豆子「お兄ちゃん!」
竈門炭治郎「禰豆子」
竈門禰豆子「六太を寝かしつけてたんだ。大騒ぎするから」
竈門禰豆子「お父さんが死んじゃって寂しいのよね...みんなお兄ちゃんにくっついてまわるようになった」
竈門禰豆子「いってらっしゃい」
竈門炭治郎「(生活は楽じゃないけど幸せだな)」
竈門炭治郎「(でも、人生には空模様があるから...虚ろって、動いて行く。ずっと晴れ続ける事はないし、ずっと雪が降り続ける事もない...そして、幸せが壊れる時には、いつも血の匂いがする…)」
「まぁ炭治郎ちゃん、こんな日に山を下りてきたのかい?よく働くね~風邪ひくよ」
「おーい炭治郎!炭を売ってくれ!こないだは障子を張り替えてくれてありがとな」
「こっちも炭ちょうだい」「あ!炭治郎 !ちょうどよかった!」
「皿を割った犯人にされてんだよ俺~!助けてくれよ!嗅いでくれ!」
竈門炭治郎「猫の匂いがする」
「ほら~!」
「あら?猫なの!?」
「俺じゃないって言っただろ!」
「あ~炭治郎!ちょっと荷物運ぶの手伝ってくれねぇか?」
竈門炭治郎「(遅くなっちまったな…でも全部売れてよかった)」
三郎「こら炭治郎!おめぇ山に帰るつもりか?危ねぇからやめろ」
竈門炭治郎「俺は鼻が利くから平気だよ」
三郎「うちに泊めてやる。来い!戻れ!」
竈門炭治郎「でも…」
三郎「いいから来い!」
三郎 「鬼が出るぞ」
三郎「昔から人喰い鬼は日が暮れるとうろつきだす。だから夜歩き回るもんじゃねぇ。食ったら寝ろ。明日早起きして帰りゃいい」
竈門炭治郎「鬼は家の中には入ってこないのか?」
三郎「いや、入ってくる」
竈門炭治郎「じゃあ、みんな鬼に喰われちまう」
三郎「だから鬼狩り様が鬼を斬ってくれるんだ。昔から」
竈門炭治郎「(三郎じいさん、家族を亡くして一人暮らしだから、寂しいんだろうな~今度弟たちを連れてくるから、怖がらなくても鬼なんかいないよ大丈夫。でも、そういえば、うちのおばあちゃんも死ぬ前に同じ事を言ってたな…)」
三郎「気を付けてな」
竈門炭治郎「禰豆子!」
竈門炭治郎「禰豆子!どうした!?どうしたんだ!?何があった!?」
竈門炭治郎「母ちゃん…花子…竹雄…茂…禰豆子…六太…」
竈門炭治郎「(禰豆子だけはまだぬくもりがある!医者に診せれば助かるかもしれない!)」
竈門炭治郎「(なんでこんなことになったんだ!熊か!?冬眠できなかった熊が出たのか!?)」
竈門炭治郎「(息が苦しい...凍てついた空気で肺が痛い...前に進め!もっと早く足を動かせ!まだまだ町まで距離があるんだぞ!急げ!死なせないからな…絶対助ける!!兄ちゃんが助けてやる!!)」
禰豆子「うあああ!!」
竈門炭治郎「(そしてもう一つ…もう一つの匂いが…体が大きくなった!力も強くなっていく…)」
竈門炭治郎「(俺がよその家でぬくぬくと寝ていた間...みんなあんな惨いことに…痛かったろう…苦しかったろう…助けてやれなくてごめんな...せめて禰豆子だけは何とかしてやりたい...だけどすごい力だ!押し返せない!)」
冨岡義勇「なぜ庇う?」
竈門炭治郎「妹だ!俺の妹なんだ!
冨岡義勇「それが妹か?」
竈門炭治郎「禰豆子!」
冨岡義勇「動くな!俺の仕事は鬼を斬ることだ。勿論お前の妹の首も刎ねる」
竈門炭治郎「家族を殺した奴も見つけ出すから!俺が全部ちゃんとするから!だから!!だから!!やめてくれー!!」
竈門炭治郎「待ってくれ!禰豆子は誰も殺してない!俺の家にはもう一つ嗅いだことのない誰かの匂いがした!みんなを殺し…たのは多分そいつだ!禰豆子は違うんだ!どうして今そうなったかはわからないけど…でも!」
冨岡義勇「簡単な話だ。傷口に鬼の血を浴びたから鬼になった。人喰い鬼はそうやって増える」
竈門炭治郎「禰豆子は人を喰ったりしない!俺の事はちゃんとわかってるはずだ!俺が誰も傷付けさせない!きっと禰豆子を人間に戻す!絶対治します!」
冨岡義勇「治らない。鬼になったら人間に戻ることはない」
竈門炭治郎「探す!必ず方法を見つけるから…殺さないでくれ!」
竈門炭治郎「家族を殺した奴も見つけ出すから!俺が全部ちゃんとするから!だから!!だから!!やめてくれー!!」
冨岡義勇「…生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」
冨岡義勇「惨めったらしくうずくまるのはやめろ!そんなことが通用するのならお前の家族は殺されていない!奪うか奪われるかの時に主導権を握れない弱者が妹を治す?仇を見つける?」
冨岡義勇「当然俺もお前を尊重しない!それが現実だ!なぜさっきお前は妹に覆いかぶさった!あんなことで守ったつもりか!なぜ斧を振らなかった!なぜ俺に背中を見せた!」
冨岡義勇「そのしくじりで妹を取られている!」
冨岡義勇「(お前が打ちのめされているのはわかっている。家族を殺され、妹は鬼になり辛いだろう...叫び出したいだろう...わかるよ...俺が後半日早く来ていれば、お前の家族は死んでなかったかもしれない。しかし、時を捲いて戻す術はない…)」
冨岡義勇「(怒れ…許せないという強く純粋な怒りは手足を動かすための揺るぎない原動力になる)」
冨岡義勇「愚か!!」
冨岡義勇「(ん…?斧はどこだ?)」
冨岡義勇「(木の陰に隠れる直前、こちらに石を投げ、と同時に上に斧を投げた…)」
冨岡義勇「(丸腰であるのを悟られないよう、振りかぶった態勢で手元を隠す…)」
冨岡義勇「(ん…?斧はどこだ?)」
冨岡義勇「(木の陰に隠れる直前、こちらに石を投げ、と同時に上に斧を投げた…)」
冨岡義勇「(丸腰であるのを悟られないよう、振りかぶった態勢で手元を隠す…)」