ハイキュー!! | 第4期16話『田中先輩の過去』ネタバレ | HAIKYU!!

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🖊原作者(Original Story) : 古舘春一 Furudate Haruichi

TVアニメ『ハイキュー!!』 第4期16話ネタバレ

🏐稲荷崎高校バレー部

🔸北信介 Kita Shinsuke キャプテン(WS) CV:野島健児

🔸宮侑 Miya Atsumu(S) CV:宮野真守

🔸宮治 Miya Osamu(WS) CV:株元英彰

🔸角名倫太郎 Suna Rintarō(MB) CV:島﨑信長

🔸尾白アラン Ojiro Aran(WS) CV:笠間淳

🔸大耳練 Ōmimi Ren (MB)CV:宮園拓夢

🔸赤木路成 Akagi Michinari(L) CV:松浦 義之

🔸銀島結 Ginjima Hitoshi(WS) CV:山本匠馬

第4期16話『失恋』

叶歌「龍ちゃん」

叶歌「烏野勝ったんだってね」

田中「おぉ..．」

叶歌「えっと...明日...頑張ろうね...じゃあまた」

田中「おぉ..．」

縁下「脈ありってやつだな」

木下「いいな～とうとう田中に可愛い彼女か」

田中「な...な...なんでそうなる？」

田中「脈があるかないかが問題なのか！！？勝てない相手には挑まないのか！！？」

成田「はい？」

縁下「勝てない相手って....清水先輩のこと？」

田中「そもそも！脈があるからそっちに行くって言うのか！」

田中「わかる！わかるさ！キレイなおねえさんが"一緒にビーチバレーやろう"そりゃあお願いします！！もちろん美少女同級生に応援とかもされたーい！！」

田中「でも違う！！それとこれとは違う気がする～！！」

木下「知ってる。お前がそういうヤツだってことは...入部初日から知ってる」

回想

木下「(うわっ...やっぱあいつもバレー部なんだ...目合わさないようにしとこう)」

田中「おぉ...」



田中「けっ...」

木下&成田「けっ？？」

清水「ん？」

田中「結婚してください！！！！」

清水「いいえ」

田中「くはっ！！」

成田「あったな～初対面プロポーズ事件」

木下「田中はそういうヤツだから～」

縁下「そっすね」

田中「明日のこと考えると落ち着かねぇ...散歩してくる」

成田「大丈夫か？あいつ...一途すぎてストーカーとかになんないかなぁ...」

縁下「それはないんじゃない？人の感情はやたら察するし、清水先輩が本気でやめてって言ったら止める気がする。そんで旅に出る」

木下&成田「あはは」

縁下「バカだな～っていつも思うけど、実はすげぇよな～シンプルとか一途とかって...たぶん...すっげー難しいじゃん」

実況「サービスエース！！」
山口&嶋田「しゃあ！！」

稲荷崎22 vs 烏野 23
宮侑「うわっ！！やられた！！」

銀島「うるさいわ！侑！！」

宮侑「すまん！！」

銀島「ほら見てみ」

宮侑「あ？」


「「「もう一本」」」


宮侑「ナイスレシーブ」

美華「うっ～途中で取れないって思わないのかな...届いても返せないよね」

大将優「頭ん中にあるのはボールがまだ落ちてないってことだけなんだと思うよ。何て言うか...諦めてる隙っていうか...余裕？が多分ない」

澤村「(くっそぉ)」

実況「これは強烈！！ボールは稲荷崎コートへ」

菅原「チャンスはいるぞ」

菅原「チャンスはいるぞ」

菅原「絶対！逃すな！！！」

「「「ラスト！！！！」」」


実況「ブロックアウト！！」

澤村「サンキュー影山！！」

影山「うっす」

西谷「旭さん！エースみてぇ！！」

東峰「あざ～っす！！」

月島「いや、エースでしょ」

田中「(みんな、すげぇ乗ってんな)」

滝ノ上祐輔「お前どこ行ってたんだよ！！忠の活躍見逃したぞ！う〇こかよ！」

嶋田誠「弟子を救ってたんだよ。つーか階段きつい...」

稲荷崎23 vs 烏野 24

実況「先にセットポイント握ったのは烏野高校です！！」

実況「ここ逃すと次のサーブは宮侑くんですからね～烏野としては何としてもこの一点で決めたいところです」

菅原「(チャンスはいる)」

菅原「(こっちにいる！！)」




実況「シャットアウト！！」

実況「とめたのはミドルブロッカーの角名倫太郎！！」

稲荷崎24 vs 烏野 24
影山「スンマセン。短かったっす」

田中「いや、いけると思ったんだけどな～」

木兎「俺だったらそろそろイラついてネットとかアウトとかやっちゃうな！！」

赤葦「(！！自覚あるのか！！)」

田中「フゥ～」

烏養「(ここ...ここ切ってくれよ)」

稲荷崎コーチ「サーブは5番狙ってこう。5番は今日気持ちよく決まった場面があんまない。引きずり下ろすなら、5番からや」

田中「！！」

田中「(俺に...来る...)」

田中「(狙われんのはいつもの事よ)」


田中「さっ！！来いやー！！」

西谷「オラーイー！！」
宮侑「なに！！！！」

田中「(何だか今日の俺...とってもだせぇのでは...)」

田中「ナイスレシーブ！！」

烏養「(全員で少しずつブロックを引き付けろ)」


澤村「(正直...苦手だ...けど！)」


実況「後ろから澤村！！」

烏養「よし！！」

実況「烏野高校、宮侑のサーブを一本で切りました！！」

宮侑「やりおる」

田中「大地さんナイスキー！！」

澤村「おう！！」

稲荷崎24：25烏野

実況「再び烏野のセットポイント！！」

宮侑「ナイス！！」


宮侑「あっ！！」

宮治「くぅ！！」　

烏野「チャンスボール！！」

月島「(早っ！！)」



田中「(ブロックの完成が...早くなってる)」


西谷「フイッ！！」

嶋田誠「くっそぉ...」

田中冴子「龍はこんなもんじゃ折れないよ！！」

嶋田・滝ノ上「ういっす！！」

月島「(Cクイック)」

月島&田中「(止める！！)」





角名「(ちょっと力みすぎたな)」

田中「(俺は今日何をした..) レフト！！」

田中「(俺は何ができた...)」

澤村「ブロック3枚！！」

木兎「ううぅ...」

赤葦「(大げさ...とも言えないな)」

赤葦「(稲荷崎の執拗なブロックとそれに伴う決めなければという焦り。おそらくサーブに狙われるストレスなどのせいでたった一本のミスでも)」

木兎「全部...」

木兎「ダメだって気分になるんだ...」

田中 「桜実中出身！田中龍之介っス！！シャアアッス！！」

東峰「来たーパツ金」

澤村「頭をさげてなるものかという固い意志を感じる」

菅原「ハハハハ...」

田中「(烏野は最近こそ結果を出してねえけど、俺の中じゃあ強豪だ。“久中の黒川”  “西光台の東峰”。大会で見たすげぇスパイカーも居るって聞いてた。タメにはあの西谷も居る！)」

田中「(でも何つーか...現実って地味だ)」

澤村「今日は体育館他で使うから俺達は外だ」

田中「またっすか！！文句言ったらいいじゃないっすか！？」

澤村「去年よりマシだぞ～それに外でも出来ることあるだろ？」

田中「…何か緩ィな…」

練習試合 第2セット

烏野19 vs 扇西25

澤村「ありがとうございました！！」

「した！！」

扇西選手「思ったより手応えないよなぁ～あんま練習になんねぇじゃん。何か期待ハズレだよな」

田中「黙らーす」

澤村「どうやって？」
田中「簡単っすよ。ちょっとこう人の見てないトコでケッって軽くケッって」

澤村「いやいや、相手して貰えるだけでありがたいよ。実際今日、俺達新チーム初試合でグダグダだったし」

田中「けどなめられたままでいいんすっか！！何か緩くないんすっか？？」

澤村「勝てばいいよ。簡単ではないけど、単純だ」


菅原「慣れろよ～こういうの多いぞ」

東峰「公式戦に行くと結構ヒソヒソ言われるよな～」

澤村「あぁ あれな～！」

澤村・東峰・菅原「落ちた強豪飛べない烏」

澤村・東峰・菅原「ははははっ」


田中「(目が笑ってねぇよ...)」

田中「(今までも先輩っつーのはたった一個上でも大人に見えてた。でもこの人らはそういうのとはまた違う...何か..これは...あれだ！この人ら強ぇヤツ！)」

菅原「お前！それ何した！？」

田中「いや...ちょっとした気合いの入れ直しっつーか...」

菅原「へへ...触らせて」

宮侑「ラッキー」

宮治「ホンマやな」

宮侑「んっ！！」

宮治「プリン1個かしや。3個パックじゃねぇヤツ」

宮治「ゴメンって」

稲荷崎25 vs 烏野 25
実況「再び同点！！ここ踏ん張れるか！烏野高校！」

大将優「ふん～」

美華「うん？何か特別マズい事した？」

大将優「今のは単発のミスっていうより、稲荷崎ブロックの圧が順調に積みあがってきたよってこと...証明しちゃうミスなんだね...」

澤村「オッケーオッケー！！いいコース！！」

田中「うっす！！」

田中「(くっそぉ...)」

観客「おいボーズ、頑張れ！！」

木下「大丈夫だ。田中だし」

日向・山口「お？？」

縁下「試合で頑丈なのはいつもだし」

縁下「俺達2年の中で」

縁下「いつ」

縁下「どんな状況でも」

縁下「部に居続けたのは」

縁下「田中だけだもんな」

田中「サッ！！来ーい！！！！」

角名倫太郎「(えぇ？そろそろ無口になったり、チームメートと目合わせなくなったりしろよー)」

銀島結のサーブ


赤葦京治「(セッターがファーストタッチ。残る前衛はレフト田中)」

大将優「これ決められなかったら、あのボーズ辛いね～」

美華「何であの人に上がるって分かるの？」

大将優「まぁそれが定石だし、あとなんつーか...前衛のウィングスパイカーって"攻撃の最後の砦"だから」

田中「俺今トス呼ばなかった！一瞬ビビったんだ！ちくしょう！！」

田中「(ダセェのは勝負に負けるより勝負にビビること)」

田中「「「レフト！！」」」


月島「東峰さん！！」

実況「烏野高校！背中に伸びてくる稲荷崎の手を何とか逃れています」

美華「ボーズくんじゃなかったね～」

大将優「うん...」

稲荷崎25 vs 烏野 26

木兎光太郎「タッハァァ...」

赤葦京治「木兎さん！気をしっかり！」

日向「田中さん！さっきの！向こうの10番が真ん中切り込んで来た時！ガッってブロック寄って来たのすげぇぇぇカッチョよかったっす」

日向「真ん中のブロック一人になる事多いから、サイドに誰か来るとすんげえ心強いっす！！」

田中「！？」

月島「(へぇ～バカが珍しくマトモな事言ってる)」

田中「そ...そうかよ」

日向「マジっす！伊達工のブロックみたいでまじで！」


宮治「(言うても)」

宮治「(1枚や)」

宮治「！！！！」


西谷「(ナイスブロック！！翔陽！龍！ )」

月島「(天然おだて上手も、おだてられ上手も怖ッ)」

菅原「大地！ナイスレシーブ！他のやつは死ぬ気で決めやがれぇぇ！！！」

田中「(俺は普通の人間だと思う。体格とか能力とか)」

田中「(ガキの頃は、自分を"天才に違いない"と思っていた)」

田中「(…いや中坊くらいまで思ってたかも……いや今でもちょいちょい思ってるな)」

田中「(でも、多分身長は180に届かないだろうし...運動能力に自信はあるけど...バレー部の中で現時点で俺が一番である部分は無い)」

田中「(それが何かをあきらめる理由にはならないし言い訳にもならない...つーかそもそも...普段そんな事考えない)」

田中「(でも半年に１回くらい限りなくメンタルがマイナスになった時に思う...自分は平凡なんだと...)」

田中「(ところで！平凡な俺よ )」

田中「(下を向いている暇は...あるのか)」

田中「レフトォォォォ！」





影山「(！！ブロック速い！！)」

叶歌「(大丈夫！)」

田中「(出来るまでやれば！！)」

田中「(出来る！！！！)」

角名倫太郎「んっ！！」

田中「しゃあ！！！！」

「おおおおお！！」

月島「ナイスキー」

観客「くわっ！ボーズ！」

木兎光太郎「くああああっ！」


縁下「ハハハハッ！ あいつホントなんだろ！！すっげぇな！！」

稲荷崎25 vs 烏野 27

実況「“最強の挑戦者”稲荷崎に対し“未知の古豪”が第1セットかっさらった！！これは波乱の幕開けです！！」

武田「いや～一時はどうなるかと思いましたが」

清水「田中はいつも大体大丈夫ですよ」

武田「確かに！」

田中「俺、天才なのでは！！」

日向「天才先輩！！」

田中「月島！さっき俺が呼んだのシカトしたな」

月島「え？だって東峰さんの方が決めてくれそうだなって思って」

田中「何でそんなにはっきり言うの！」

月島「田中さんこそ、その鬼メンタル怖いんですけど、凹む事ないんですか」

田中「いや！俺凹んでたよ！」

月島「いつ」

田中「さっき！凹んだよ何秒か！」

月島「え...」

田中「でもよ 考えてみろよ 凹んでる俺と押せ押せの俺、どっちがカッコ良いと思う？」

月島「いやとくに...」

田中「押せ押せの俺だろ！」

田中「落ちた後は上る以外に道は無し！！」

月島「それが簡単じゃ無いって言ってんですよ」

叶歌「("大きい"と言われるのは好きじゃなかった)」

田中「叶歌すげぇー！！ブロック高ぇ！！」

叶歌「(でも龍ちゃんが本当に羨ましそうにするから)」

叶歌「(あぁ...これは凄いものなんだって素直に思った。誇って良いものなんだって...龍ちゃんは昔から真っすぐだ)」

叶歌「私...やっぱり失恋したかもしれない...」

 

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