Jujutsu Kaisen |
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原作(Original Story): 芥見下々(Gege Akutami)
 TVアニメ『呪術廻戦』 第4話ネタバレ
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第4話 呪胎戴天
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放送日 | 2020年10月24日 |
OPテーマ | 廻廻奇譚 (歌 : Eve) |
EDテーマ | LOST IN PARADISE (歌 : ALI) |
CAST |
虎杖悠仁 Itadori Yuji CV.榎木淳弥 伏黒恵 Fushiguro Megumi CV.内田雄馬 釘崎野薔薇 Kugisaki Nobara CV.瀬戸麻沙美 五条悟 Gojo Satoru CV.中村悠一 伊地知潔高 Ijichi Kiyotaka CV.岩田光央 両面宿儺 Sukuna CV.諏訪部順一
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KEY VISUAL |
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伊地知潔高「我々の窓が呪胎を確認したのが、3時間ほど前」

伊地知潔高「避難誘導9割の時点でも現場の判断により施設を閉鎖。半径500m内の住民も避難が完了しています」
虎杖「伊地知さん、質問。"窓"ってなんすか?」
伊地知「"窓"というのは、呪いを視認できる高専関係者のことです。呪術師ではないですが」
伊地知「続けますよ」
伊地知「受刑在院者 第2宿舎、5名の在院者が現在もそこ呪胎と共に取り残されており、呪胎が変態を遂げるタイプの場合、特級に相当する呪霊になると予想されます」
伏黒・
釘崎「(...特級...)」
虎杖「なな、俺、特級とかいまいち分かってねぇんだけど」
伏黒・
釘崎「はぁ......」
伊地知「では、バカでも分かるように説明しましょう。まずは4級、木製バットで余裕です。3級、拳銃があれはまあ安心」
伊地知「2級、散弾銃でギリ。1級(準1級)、戦車でも心細い。そして特級、まぁ...クラスター弾での絨毯爆撃でトントンでしょうかね」
虎杖「やっへぇじゃん!!」
伏黒「本来、呪霊と同等級の呪術師が任務にあたるんだ。今日の場合だと、五条先生とかな」
虎杖「で?その五条先生は?」
伏黒「出張中」
伏黒「そもそも、高専でブラブラしてていい人材じゃないんだよ」
五条「お土産は期待するな」
伊地知「残念ながら、この業界は人手不足が常、手に余る任務を請け負うことは多々あります。ただ、今回は緊急事態で異常事態です。"絶対に戦わない事" 特級と会敵した時の選択は、"逃げるか" "死ぬか"です」

伊地知「自分の恐怖には、素直に従ってください」
伊地知「君達の任務はあくまでも、生存者の確認と救出であることを忘れずに」

「あの!正は!」
「駄目です。下がってください!」
「息子の正は大丈夫なんでしょうか...!!」

伊地知「お引き取りください。何者かによって施設内に毒物が撒かれた可能性があります。現時点でこれ以上のことは、申し上げられません」

「そんな...どうして...どうしてこんなことに...」
虎杖「伏黒...釘崎...助けるぞ」
釘崎「当然」

伊地知「お気を付けて。帳を下ろします」
伊地知「闇より出でて、闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え」
虎杖「あ?」
虎杖「夜になってく!!」
伏黒「帳だ。今回は住宅地が近いからな。外から俺達を隠す結界だ」
釘崎「無知め」
伏黒「玉犬」
伏黒「呪いが近づいたら、こいつが教えてくれる」
虎杖「そっかそっか~!頼りにしてっからな」
伏黒「行くぞ」

伏黒「待て」
釘崎「げっ!なにこれ!」
虎杖「ど...どうなってるんだ!2階建ての寮の中だよな?ここ」
釘崎「お...落ち着け!メゾネットよ」
伏黒「(違ぇよ。呪力による生得領域の展開...こんな大きなものは初めて見た...!)」
虎杖「ドアが...なくなってる!!」
釘崎「な...なんで!!?わ...私達今...ここから入ってきたよね?」
虎杖「うん!!」
虎杖・
釘崎「どうしよう~それ~どうしよう~」
伏黒「大丈夫だ。こいつが出入口の匂いを覚えてる」
虎杖・
釘崎「あらまぁ~♡」
釘崎「Good Boy!!」
虎杖「お前のお陰で人が助かるし、俺も助けられる!」
伏黒「進もう」
虎杖「顔はそんなにやられてない。遺体も無して"死にました"じゃ母親としたら納得できないだろ!」
伏黒「あと2人の生死を確認しなきゃならん。その遺体は置いてけ」
虎杖「冗談言うな!振り返れば来た道が無くなってんだぞ!あとで戻る余裕ねぇだろ!!」
伏黒「"後にしろ"じゃねぇ!!"置いてけ"って言ってんだ!!」
伏黒「ただでさえ助ける気のない人間を死体になってまで救う気は、俺にはない!」
虎杖「助ける気がない人間だと!?どういう意味だ??」
伏黒「ここは少年院だぞ。呪術師には現場のあらゆる情報が事前に開示される」
伏黒「岡崎正。そいつは無免許運転で下校中の女児を撥ねてる。2度目の無免許運転でだ」
伏黒「お前は大勢の人間を助け、正しい死に導くことに拘ってるな!?だが、自分が助けた人間が将来人を殺したらどうする?」
虎杖「じゃあ!!何で俺は助けたんだよ!!」

釘崎「いい加減にしろ!もう!アンタたち何やってんのよ!バカじゃないの!」
釘崎「少しは時と場所を弁えて」
虎杖「...釘...崎...??」
伏黒「
虎杖!逃げるぞ!!釘崎を探すのはそれ...から」

伏黒「(間違いない...特級だ...動けねぇ...)」
虎杖「(動け...! 動け...! 動け動け動け動け動け!!)」
釘崎「ちょっと...どこよここ...真っ暗で何も見えないんだけど...(呪いの気配!)」

虎杖「おい!
宿儺!俺が死んだらお前も死ぬんだろ!それがイヤなら協力しろよ!!」
宿儺「断る。お前の中の俺が終わろうと、切り分けた魂はまだ18もある」
宿儺「とは言え、腹立たしいことにこの身体の支配者は俺ではない。代わりたいのなら代わるがいい」
宿儺「だがその時は、呪霊より先にそこのガキを殺す。次は女。あれは粋が良い。楽しめそうだ」
虎杖「んなこと俺がさせねぇよ!!」
宿儺「だろうな~だが俺にばかり構っていると、それこそ仲間が死ぬぞ~」
伏黒「(呪術じゃない...ただ呪力を飛ばしただけだ)」
虎杖「
釘崎連れてここから逃げろ!!二人がここを出るまで俺がこいつを食い止める!!」
虎杖「出たら、何でもいいから合図してくれ!そしたら...俺は...宿儺にかわる...」
伏黒「出来るわけねぇだろ!!特級相手に片腕で!!」
虎杖「よく見ろって...楽しんでる...完全になめてんだよ俺達のこと!時間稼ぎくらい何とかなる」
伏黒「くうっ...玉犬!!」
伏黒「釘崎探せ!!」
釘崎「残りはこれ一本....」
釘崎「もっといっぱい持ってくればよかった...」

虎杖「(しかしどうする...呪力の使い方なんてまるで分んねぇしな...でも今はそれでいい!とにかく時間を...)」
虎杖「(痛い痛い痛い痛い)」

虎杖「(あの時俺が指なんか拾わなければ...食わなければ...あの時...あの時...)」
虎杖「(やめろ!!考えるな!!やだやだやだ!!逃げたい逃げたい!!死にたくない!ここで死んで!死んだとして!それは正しい死か!?)」
「人を助けろ...」
虎杖「(俺は...こんなに...弱かったのか...)」
釘崎「カエル...苦手なんすけど...」
伏黒「悪かったな!」
虎杖「うぬぼれてた...俺は強いと思ってた...死に時を選べるくらいには強いと思ってたんだ...でも違った...」
虎杖「俺は...弱い!!!!全然弱すぎる!!」
虎杖「あああああああ!!死にたくねぇ!!イヤだ!!やだよ!!」
虎杖「("正しい死"か?じゃねぇよ!!甘えんな!!)」
宿儺「つくづく忌々しい小僧だ」
宿儺「この俺を完全になめてやがる。少し待て。今考えてる。どうすればあの小僧を後悔させられるかをな」
宿儺「(あぁ~あちらを追ったところで直前に小僧に代わるのがオチか...となると奴らが一番困るのは...)」
宿儺「(これだろうな~!振り出しに戻してやる)」
宿儺「おい、ガキ共を殺しに行くぞ。ついて来い」
宿儺「バカが」


宿儺「あ!いかん~!こっちも治してしまった」
宿儺「散歩はイヤか?まぁ 元来、呪霊は生まれた場に留まるものだしな~よいよい~それなら...ここで死ね!!」
宿儺「おーい!どうした!?」
宿儺「もう終わリではないだろうな?そうだ~ほら、頑張れ頑張れ~」


宿儺「呪霊と言えど腕は惜しいか?」

宿儺「うはははは」

伏黒「避難区域を10kmまで広げてください」
伊地知「そうですか...?私も
釘崎さんを病院へ届けたらなるべく早く戻ります」
伏黒「いや...
伊地知さんは居てもあんまり意味ないので」
伏黒「どうせなら1級以上の術師をよこしてもらうようお願いします。ま、居ないと思うけど」
伏黒「(アイツがもしもの時を)」
伏黒「死なせたくありません。私情です。何とかしてください (俺にはアイツを始末する責任がある)」

宿儺「おーい、知ってるか?我々は共に"特級"という等級に分類されるそうだ」
宿儺「俺と~お前がだぞ~」
宿儺「いいぞ!特級!頑張れ頑張れ~」
宿儺「嬉しそうだな~褒めてやろうか?」
宿儺「だが呪力による治癒は人間と違い、呪霊にとってそう難しいことではないぞ~お前も、この小僧も、呪いとは何たるかまるで分かっていないな~いい機会だ!教えてやる!本物の呪術というものを」

宿儺「領域展開」

宿儺「伏魔御厨子(ふくまみづし)」
宿儺「終わったぞ。不愉快だ!代わるならさっさと代われ!」
宿儺「どうした?小僧?」


じゅじゅさんぽ
伊地知「はい。かしこまりました。よろしくお願いいたします」

伊地知「ハハハ こう...電話するときって..."電話するぞ"って気持ちを作るので没入してしまうというか」
釘崎「わかる。私も脱毛してる時、埋没毛をして首痛めたこと何回もある。もちろん毛穴も痛めた」
虎杖「
伏黒は電話の時よくイライラしてるよな!?」
釘崎「
虎杖はよくウロウロしてるわよ。電話してる時」
伊地知「電話と言えば、皆さん肩で電話を挟んで、ながら通話できますか?」