Jujutsu Kaisen |
|
|
原作(Original Story): 芥見下々(Gege Akutami)
TVアニメ『呪術廻戦』 第5話ネタバレ
|
第5話 呪胎戴天-弐-
|
放送日 | 2020年10月31日 |
OPテーマ | 廻廻奇譚 (歌 : Eve) |
EDテーマ | LOST IN PARADISE (歌 : ALI) |
CAST |
虎杖悠仁 Itadori Yuji CV.榎木淳弥 伏黒恵 Fushiguro Megumi CV.内田雄馬 釘崎野薔薇 Kugisaki Nobara CV.瀬戸麻沙美 両面宿儺 Sukuna CV.諏訪部順一 五条悟 Gojo Satoru CV.中村悠一 伊地知潔高 Ijichi Kiyotaka CV.岩田光央 家入硝子Ieiri Shōko CV.遠藤綾 狗巻棘 Inumaki Toge CV.内山昂輝 パンダ PANDA CV.関智一 禪院真希 Zenin Maki CV.小松未可子 夏油傑 Geto Suguru CV.櫻井孝宏 花御 HANAMI CV.田中敦子 漏瑚 Jōgo CV.千葉繁
|
伏黒「(特級が死んだ!!)」
伏黒「(あとは
虎杖が無事に戻れば......!!!!)」
宿儺「残念だが」
宿儺「ヤツなら戻らんぞ」
宿儺「そう怯えるな。今は機嫌がいい。少し話そう」
宿儺「これは何の縛りもなく俺を利用したツケだな。俺と代わるのに少々手こずっているようだ」
宿儺「しかし、まぁ、それも時間の問題だろ」
宿儺「あぁ。俺はこれ(心臓)無しでも生きていられるがな小僧もそうはいかん」
宿儺「俺と代わることは死を意味する」
宿儺「そして更にダメ押しだ」
伏黒「(
宿儺の指。中に居たあの特級呪霊が取り込んでいたのか)」
宿儺「さてと、晴れて自由の身だ!もう怯えていいぞ!殺す!特に理由はない」
伏黒「(不平等な現実のみが平等に与えられている)」
伏黒「分かってないんだな。あいつは...
虎杖は戻ってくる。その結果自分が死んでもな。そういうやつだ」
宿儺「買いかぶりすぎだ。こいつは他の人間より多少頑丈で鈍いだけだ」
宿儺「先刻もな、今際の際で怯えに怯えごちゃごちゃと御託を並べていたぞ」
宿儺「断言する!ヤツに自死する度胸はない」
伏黒「(腕が治ってる。治癒...反転術式が使えるんだ。
宿儺は受肉してる。心臓無しで生きられるとはいえダメージはあるはずだ)」
伏黒「(
虎杖が戻る前に心臓を治させる。心臓を欠いた身体では俺に勝てないと思わせるんだ)」
伏黒「(出来るか...?俺に...?特級の前ですら動けなかった俺に...)」
伏黒「(出来るからじゃねぇ!)」
伏黒「(やるんだよ!)」
伏黒「畳みかけろ!!」
伏黒「!!!!」
宿儺「なあ、言ったろ?」
宿儺「広く使おうー!!」
伏黒「(呪術云々じゃない...)」
伏黒「(パワーも...アジリティも...格が違う...)」
伏黒「(どうする...生得領域を抜けるのに式神一通り使っちまった...玉犬白と大蛇(オロチ)は破壊され、その上、鵺(ぬえ)も限界だ)」
宿儺「なるほど~お前の式神、影を媒体にしているのか」
伏黒「(今更バレたところで問題はない)」
伏黒「なら何だ」
宿儺「(ふん~呪符を使うありきたりな術式ではない。応用も利く)」
宿儺「ふんっ!宝の持ち腐れだな」
宿儺「まあいい。どの道その程度ではここは治さんぞ」
伏黒「(バレバレか...)」
宿儺「つまらんことに命を懸けたな。この小僧にそれほどの価値はないというのに」
伏黒恵「(不平等な現実のみが平等に与えられている)」
伏黒津美紀「誰かを呪う暇があったら、大切な人のことを考えていたいの」
伏黒恵「(疑う余地のない善人だった)」
伏黒恵「(誰よりも幸せになるべき人だった。それでも津美紀は呪われた)」
伏黒恵「(俺の性別も知らず "
恵(めぐみ)"なんて名前を付けた父親は、今もどこかでのうのうと生きている)」
伏黒恵「(因果応報は全自動ではない。悪人は法の下で初めて裁かれる)」
伏黒恵「(呪術師はそんな報いの歯車の一つだ。少しでも多くの善人が平等を享受できるように)」
伏黒恵「(俺は不平等に人を助ける)」
宿儺「いい...! いいぞ!お前が命を燃やすのはこれからだったわけだ」
宿儺「なるほど!そうか、それなら、見せてみろ!伏黒恵!」
伏黒「布瑠部由良由良(ふるべゆらゆら)」
伏黒「八握...!!」
伏黒「言っておくが俺は...お前を助けた理由に論理的な思考を持ち合わせていない」
伏黒「危険だとしてもお前のような善人が死ぬのを見たくなかった...それなりに迷いはしたが...結局は我がままな感情論...」
伏黒「でも、それでいいんだ。俺はヒーローじゃない。呪術師なんだ。だからお前を助けたことを一度だって後悔したことはない」
虎杖「そっか。やっぱ伏黒は頭がいいからな~俺よりいろいろ考えてんだろ」
虎杖「お前の真実は正しいと思う。でも俺が間違ってるとも思わん」
虎杖「あぁ...悪い...そろそろだわ」
虎杖「
伏黒も
釘崎も...
五条先生...は心配いらねぇか」
漏瑚「おい、どうなんだ?わざわざ貴重な指一本使ってまで確かめる必要があったかね?宿儺の実力」
夏油傑「まぁ、中途半端な当て馬じゃ意味ないからね。それなりに収穫はあったさ」
店員「いらっしゃいませ。1名様のご案内でよろしいですか?」
夏油傑「はい。1名です」
伊地知「会敵した時の選択は、"逃げるか" "死ぬか"」
伊地知「まずは絶対戦わない事と彼らに忠告したのですが...」
伊地知「と、おっしゃいますと?」
五条悟「特級相手、しかも生死不明の5人の救助に1年生の派遣はあり得ない」
五条悟「それに
悠仁は僕が無理を通して死刑に実質無期限の猶予を与えた。それをおもしろくない上が僕が居ぬ間に特級を利用して彼を始末したってとこだろ」
五条悟「他の2人が死んでも僕に嫌がらせが出来て一石二鳥とか思ってんじゃない?」
伊地知「いや...しかし派遣が決まった時点では本当に特級になるとは」
五条悟「犯人探しも面倒だ...いっそのこと上の連中全員殺してしまおうか」
伊地知「お疲れ様です!家入さん!」
家入硝子「彼の事、随分とお気に入りだったんだな」
五条悟「僕はいつだって生徒思いのナイスガイさ」
家入硝子「あまり伊地知をいじめるな。私達と上の間で苦労してるんだ」
伊地知「(もっと言って)」
伊地知「(もっと言って もっと言って~)」
家入硝子「そうか」
伊地知「は!?」
家入硝子「で、これが?宿儺の器か」
釘崎「"長生きしろよ"って...あんた...仲間が死ぬのってはじめて?」
伏黒「タメは始めてだ」
釘崎「当然でしょ。会って2週間やそこらよ」
釘崎「そんな男が死んで泣きわめくほどちょろい女じゃないのよ」
釘崎「...ったく...」
釘崎「....んっ...」
釘崎「そうね。夏服はまだかしら」
禪院真希「なんだ!いつにも増して辛気臭いな
恵!」
パンダ「マジで死んでるんですよ。昨日1年坊1人」
狗巻棘「おかか」
禪院真希「うっ!は・や・く・い・え・や!!」
禪院真希「それじゃ私が血も涙もねぇ鬼みてぇだろ!」
パンダ「後輩にはもっと優しく接しないと」
禪院真希「甘やかすだけが優しさかね」
伏黒「あと一人、乙骨先輩って唯一手放しで尊敬できる人がいるが、今は海外」
パンダ「いやぁ~すまんな~」
パンダ「喪中に...許して。この通りだ!」
パンダ「実はお前たちに"京都姉妹校交流会"に出てほしくてな」
釘崎「京都姉妹校交流会?」
伏黒「京都にあるもう一校の高専との交流会だ。でも2、3年メインのイベントですよね?」
禪院真希「その3年のぼんくらが停学中なんだ。だからお前ら出ろ」
釘崎「その交流会で何するの?スマブラ?Wii版なら負けないわよ」
釘崎「メテオで復帰潰すの」
パンダ「なら3人でやるわ。交流会は高専の東京高、京都高」
パンダ「それぞれの学長が提案した勝負方法を一日ずつ二日間かけて行う」
パンダ「つってもそれは建前で、初日が団体戦、二日目が個人戦って毎年決まってる」
狗巻棘「シャケ」
釘崎「個人戦、団体戦って...戦うの?呪術師同士で」
禪院真希「ああ。殺す以外なら何してもいい呪術合戦だ」
パンダ「逆に殺されないよう、みっちりシゴいてやるぞ」
釘崎「ん?ていうか、そんな暇あんの?人手不足なんでしょ?呪術師は」
パンダ「いい質問ですね。今はな。冬の終わりから春までの人間の陰気が初夏にどかっと呪いとなって現れる繁忙期ってやつだ」
禪院真希「年中忙しいってときもあるが、ぼちぼち落ち着いてくると思うぜ」
釘崎「へぇ~」
禪院真希「で、やるだろ?仲間が死んだんだもんな」
伏黒・
釘崎「やる!!」
伏黒・
釘崎「(強くなるんだ!そのためならなんだって!)」
釘崎「でもしごきも交流会も意味がないと思ったら即やめるから」
伏黒「同じく」
パンダ「まぁこんくらい生意気な方がやり甲斐あるわな」
狗巻棘「おかか」
夏油傑「つまり君たちのボスは、今の人間と呪いの立場を逆転させたいと。そういうわけだね?」
漏瑚「まぁ、大体はな~だが少し違う」
漏瑚「人間は嘘で出来ている。表に出る正の感情や行動には必ず裏がある。だが負の感情、憎悪や殺意などは偽りのない真実だ。そこから生まれ落ちた我々呪いこそ、真に純粋な本物の人間なのだ」
漏瑚「偽物は消えてしかるべき」
夏油傑「だが現状、消されるのは君たちの方だ」
漏瑚「だから貴様に聞いているのだ。我々はどうすれば呪術師に勝てる?」
夏油傑「戦争の前に二つ条件を満たせば勝てるよ」
漏瑚「なんだ?その二つの条件とは?」
夏油傑「一つ目は呪術師最強と言われる男」
夏油傑「"五条悟"を戦闘不能にすること」
夏油傑「二つ目、両面宿儺・虎杖悠仁を仲間に引き込むこと」
漏瑚「ちょっと待って...死んだのであろう?その虎杖悠仁というガキは」
宿儺「許可なく見上げるな。不愉快だ」
宿儺「小僧」
じゅじゅさんぽ禪院真希「臭い」
禪院真希「獣臭だろ~風呂に入ろって言ってんのにはいりゃねぇ」
パンダ「濡れるのはイヤなんだよ。でも俺はお前らと違って汗かかないし、ちゃんと毎日ファブってる。だから臭くない」
禪院真希「ということがあった。お前ら嗅いでみろ」
伏黒「別に臭くない。お日様の匂いって感じですね」
真希・
釘崎「(お・ひ・さ・ま!!)」