TVアニメ『名探偵コナン』 第992話ネタバレ⑴
第992話 町家カフェでの事件
鈴木園子「でね~そのドーナツっていうのがおからを使って糖質オフになってるらしいのよ」
毛利蘭「でも油で揚げてるんでしょ?太らないかなぁ」
鈴木園子「穴が開いてるんだから大丈夫よ。糖質オフで低カロリーって言ってたし」
コナン「(いや食べ過ぎれば何だって太るだろうが)」
鈴木園子「到着したわよ。どう?なかなか風情があるでしょ?」
毛利蘭「ヘ~綺麗なお庭ね」
コナン「(いや食べ過ぎれば何だって太るだろうが)」
鈴木園子「到着したわよ。どう?なかなか風情があるでしょ?」
毛利蘭「ヘ~綺麗なお庭ね」
富田智「ご注文は?」
鈴木園子「あのおすすめはどれですか?」
富田智「はい。当店は何と言ってもおからドーナツです。低糖質で当店は作り置きしませんので出来たてをお楽しみいただけますよ」
コナン「(にしても…この感じじゃ話題になるのも早いけど人気が過ぎるのもあっという間ってとこかな?)」
富田智「はい。当店は何と言ってもおからドーナツです。低糖質で当店は作り置きしませんので出来たてをお楽しみいただけますよ」
コナン「(にしても…この感じじゃ話題になるのも早いけど人気が過ぎるのもあっという間ってとこかな?)」
酒井千登勢「店長、おからを倉庫から出しておきました」
富田智「あぁ。ご苦労様」
<アルバイト 酒井千登勢(19)>
鈴木園子「よし決めた! ダージリンをホットで。あとは柴漬け&クリームと抹茶マヨネーズ二つとチョコドリームも二つ。それとプレーンと黒蜜ちりめんパフェで…蘭は?」
<アルバイト 酒井千登勢(19)>
鈴木園子「よし決めた! ダージリンをホットで。あとは柴漬け&クリームと抹茶マヨネーズ二つとチョコドリームも二つ。それとプレーンと黒蜜ちりめんパフェで…蘭は?」
コナン「あ...うん…」
鈴木園子「ねぇねぇ」
毛利蘭「何園子?」
鈴木園子「ねえ欄~あの人何か怪しくない?」
毛利蘭「ほんとだ!ずっとキョロキョロしてて落ち着きがないわね」
鈴木園子「それにあの客も何か変よね」
毛利蘭「うん~ドーナツを食べているというよりはドーナツを観察してるって感じ?」
コナン「(オイオイ…まともな客がいねぇじゃねぇか…)」
「ピピピピ🔊」
毛利蘭「何だろ?今のピピってう音」
鈴木園子「確かに聞こえたわね」
コナン「(ん?)」
コナン「どうしたの?」
鈴木園子「ガキンチョどうしたのよ?」
コナン「店長さんがトイレで倒れているんだ」
コナン「(殴られたのか?)」
コナン「(おそらく凶器はあのモップ…)」
コナン「(落ちてる手袋は指紋を残さないためのものか?)」
コナン「(それとも)」
コナン「店長さんがトイレで倒れているんだ」
コナン「(殴られたのか?)」
コナン「(おそらく凶器はあのモップ…)」
コナン「(落ちてる手袋は指紋を残さないためのものか?)」
コナン「(それとも)」
酒井千登勢「は...はい…名前は酒井千登勢。学生です。見ての通りこの店でバイトをしています」
古川義久「僕の名前は古川義久。たまたまこの店で一杯ひっかけてただけで…別に怪しい者では決してないんですけど…」
野中健司「私は野中健司。この近所でカフェを経営している者です」
野中健司「なにを言い出すんだ君は!うちの店のレシピは私の独創性が生み出したものだ!」
古川義久「そんなことどうでもいいよ。僕達をここに集めたってことはこの中に犯人がいるって考えてるんだよな?」
目暮警部「まだそうは言っていません」
古川義久「そんなことどうでもいいよ。僕達をここに集めたってことはこの中に犯人がいるって考えてるんだよな?」
目暮警部「まだそうは言っていません」
高木刑事「ただお話を聞かせて頂こうと思いまして」
目暮警部「仮にトイレにいる店長を店内から殴りに行くには、皆さんから見えるこの店内を通って行かなければなりませんよね?」
酒井千登勢「店長がトイレに行ってからここを離れた人って…野中さんじゃないか」
野中健司「ちょ…ちょっと待ってくれ!俺はやってないぞ!」
コナン「でも席を離れたのはおじさんだけだったよね?」
野中健司「私はあの時たまたまトイレに行こうとしただけだ!それよりそこの古川って人の方が私よりずっと怪しいぞ!店に入った時からおどおどして挙動不審だった!」
野中健司「ちょ…ちょっと待ってくれ!俺はやってないぞ!」
コナン「でも席を離れたのはおじさんだけだったよね?」
野中健司「私はあの時たまたまトイレに行こうとしただけだ!それよりそこの古川って人の方が私よりずっと怪しいぞ!店に入った時からおどおどして挙動不審だった!」
千葉刑事「それでは順番に伺います。店長さんがトイレに行ってからの行動を教えてください」
酒井千登勢「僕は厨房でドーナツを揚げてましたけど」
酒井千登勢「その間一切客席の方には行ってません」
鈴木園子「あ…そういえばドーナツを揚げている音が聞こえてきたわね」
古川義久「ぼ…僕はずっとテーブルを離れずにいたんだけど」
古川義久「それはここにいる全員が見ていたはずです」
高木刑事「それは本当ですか?」
酒井千登勢「僕は厨房でドーナツを揚げてましたけど」
酒井千登勢「その間一切客席の方には行ってません」
鈴木園子「あ…そういえばドーナツを揚げている音が聞こえてきたわね」
古川義久「ぼ…僕はずっとテーブルを離れずにいたんだけど」
古川義久「それはここにいる全員が見ていたはずです」
毛利蘭「はい。私達が見てるので確かです」
高木刑事「野中さんあなたは?」
野中健司「私は…確かにトイレには行ったが…私がトイレに入った時にはもう店長は倒れていたんだ」
目暮警部「つまり、事件が起きたとき席を立ってトイレに行ったのは、この中であなただけということになりますな」
野中健司「だから何だ!やってないものはやってない!」
野中健司「私は…確かにトイレには行ったが…私がトイレに入った時にはもう店長は倒れていたんだ」
目暮警部「つまり、事件が起きたとき席を立ってトイレに行ったのは、この中であなただけということになりますな」
野中健司「だから何だ!やってないものはやってない!」
鈴木園子「でも野中さんってライバル店の店長さんなんですよね?」
高木刑事「まずカフェを経営しているという野中さんの店ですが」
高木刑事「近頃かなり売り上げが落ち込んでいるようでして」
目暮警部「ふむ。二人共動機はありそうだな」
高木刑事「最後にアルバイトの酒井さんですが、店長との仲はあまり良くなかったようです」
千葉刑事「現場に残された手袋なんですが」
千葉刑事「アルバイトの酒井さんの証言によると、野中さんの持ち物らしいです」
高木刑事「最後にアルバイトの酒井さんですが、店長との仲はあまり良くなかったようです」
千葉刑事「現場に残された手袋なんですが」
千葉刑事「アルバイトの酒井さんの証言によると、野中さんの持ち物らしいです」
千葉刑事「野中さん率直にお伺いしますが」
千葉刑事「この手袋、あなたのものですよね?」
目暮警部「どうなんですか?」
千葉刑事「アリバイは無し。動機はバッチリあってこの物証ですよ」
目暮警部「何か申し開きがありますかな?」
コナン「千葉刑事~」
園子(コナン)「今回の事件、一見すると証拠の全てが」
園子(コナン)「野中さんが犯人だと示されているように見えます」
園子(コナン)「ですが逆に言うともしも本当に野中さんの犯行だとすれば、あまりにもずさんすぎると思いません?」
園子(コナン)「野中さんが犯人だと示されているように見えます」
園子(コナン)「ですが逆に言うともしも本当に野中さんの犯行だとすれば、あまりにもずさんすぎると思いません?」
野中健司「そうだ!私なら現場に手袋を置いていくようなミスはしない!」
園子(コナン)「そして古川さん、あなたは私達と同じくトイレには近づいていません」
園子(コナン)「その点から考えてアリバイは完璧のように見えますが、果たしてどうでしょうか?」
園子(コナン)「その点から考えてアリバイは完璧のように見えますが、果たしてどうでしょうか?」
毛利蘭「うん。えっと…古川さんはこのままずっと席に座っててトイレにいる富田さんを襲うには…客席にいた私たちに気付かれないようにするのは無理じゃない?」
園子(コナン)「それでは最後に酒井さんの再現をします」
園子(コナン)「それでは最後に酒井さんの再現をします」
コナン「それじゃ高木刑事、園子ねえちゃんが指示した通りにお願いね」
高木刑事「了解!厨房にいた酒井さんが客席を通らずに犯行現場のトイレに行けるルートはただ一つ!」
高木刑事「厨房の窓から出て中庭を通って正面入り口から入り廊下伝いにトイレに行く。同じルートをたどって再び厨房に戻る。これを再現するでいいんだよね?」
高木刑事「了解!厨房にいた酒井さんが客席を通らずに犯行現場のトイレに行けるルートはただ一つ!」
高木刑事「厨房の窓から出て中庭を通って正面入り口から入り廊下伝いにトイレに行く。同じルートをたどって再び厨房に戻る。これを再現するでいいんだよね?」
高木刑事「いつでもどうぞ~」
コナン「スタート!!」
高木刑事「どうです?」
目暮警部「うむ。ここまで1分30秒」
高木刑事「どうですか?」
目暮警部「うむ。2分50秒」
「ピピピピ🔊」
毛利蘭「あの時の音って厨房にあるタイマーの音だったのね」
酒井千登勢「あの...結局これどういう意味なんですか?」
園子(コナン)「あなたのアリバイがなくなったって意味だけど」
高木刑事「どうです?」
目暮警部「うむ。ここまで1分30秒」
高木刑事「どうですか?」
目暮警部「うむ。2分50秒」
「ピピピピ🔊」
毛利蘭「あの時の音って厨房にあるタイマーの音だったのね」
酒井千登勢「あの...結局これどういう意味なんですか?」
酒井千登勢「え?」
園子(コナン)「あなたは犯行時、厨房でドーナツを揚げていたと言っていたけど」
園子(コナン)「フライヤーにドーナツを放り込んだ後の3分間ならばどこにでも行けたってことよ」
高木刑事「でも野中さんの手袋がトイレに落ちていたのは…どうしてなんだろう」
園子(コナン)「酒井さんが仕込んだと考えれば説明がつくんじゃない?最初から周囲を誘導するようなあなたの物言いも気にはなっていたのよ」
園子(コナン)「あなたは犯行時、厨房でドーナツを揚げていたと言っていたけど」
園子(コナン)「フライヤーにドーナツを放り込んだ後の3分間ならばどこにでも行けたってことよ」
高木刑事「でも野中さんの手袋がトイレに落ちていたのは…どうしてなんだろう」
園子(コナン)「酒井さんが仕込んだと考えれば説明がつくんじゃない?最初から周囲を誘導するようなあなたの物言いも気にはなっていたのよ」
酒井千登勢「ちょっと待ってくださいよ。確かに3分あれば行って帰って来られるのはわかりました。でもこの推理には大きな穴があるんじゃないですか?」
酒井千登勢「よく考えてみてください」
目暮警部「それは一体何なんです?」
酒井千登勢「これですよ。いいですか?みなさんがここでお茶をしている中、どうやってこの庭を突っ切ることができるんですか?」
酒井千登勢「あなた一体何を言ってるんです?」
酒井千登勢「見てもいないくせに!だったら証拠を見せてくださいよ!」
園子(コナン)「あら!証拠ならずっと前から立たせてるんだけど」
高木刑事 「すっかり背景に溶け込んでいる!見事なカモフラージュだ!」
千葉刑事「更衣室にあった作務衣をお借りしたんです」
毛利蘭「うん…でもいくらカモフラージュしたって庭を通って行ったらさすがにわかっちゃうんじゃないかしら?」
園子(コナン)「通り抜けるのは一瞬よ。庭をじっと見ているのならともかく、お茶してドーナツに夢中なんだから見つかる可能性は低いわ。どこをどう通れば擬態できるかも計算して庭を作ったんでしょ?」
酒井千登勢「違う!そんなのただの憶測だ!!」
園子(コナン)「通り抜けるのは一瞬よ。庭をじっと見ているのならともかく、お茶してドーナツに夢中なんだから見つかる可能性は低いわ。どこをどう通れば擬態できるかも計算して庭を作ったんでしょ?」
酒井千登勢「違う!そんなのただの憶測だ!!」
高木刑事「コナン君!」
コナン「あのね、この布外の釘に引っかかってたって千葉刑事が言ってたよ」
高木刑事「これは!確かに酒井さんの作務衣と同じ色の布ですね」
園子(コナン)「その布を調べて貰えばあなたの作務衣の布だって証明されるはずよ」
園子(コナン)「証拠は他にもあるわ。あなたが野中さんをトイレに行かせようと飲ませた下剤だけど、野中さんのテーブルにあった水からその成分が検出されたと報告があったみたいね」
酒井千登勢「ど…どうして僕だとわかった?計画は完璧だったはずなのに」
園子(コナン)「ドーナツよ」
園子(コナン)「あなたあの時作り置きしないはずのドーナツを新しいお客も来ていないのに揚げ始めたでしょう?それがどんな意味があるのか考えたのよ」
酒井千登勢「全部あいつが悪いんだ!!」
酒井千登勢「メニューもコンセプトも目玉の庭だって僕が考えたのに…あいつは僕をずっとアルバイトのままにして何も寄こさなかった」
酒井千登勢「だから僕は…」
古川義久「店長大丈夫だったらしいぞ」
園子(コナン)「あなたあの時作り置きしないはずのドーナツを新しいお客も来ていないのに揚げ始めたでしょう?それがどんな意味があるのか考えたのよ」
酒井千登勢「全部あいつが悪いんだ!!」
酒井千登勢「メニューもコンセプトも目玉の庭だって僕が考えたのに…あいつは僕をずっとアルバイトのままにして何も寄こさなかった」
酒井千登勢「だから僕は…」
古川義久「店長大丈夫だったらしいぞ」
野中健司「これで事件は解決ってわけか…」
古川義久「あなたも災難だったなぁ」
コナン「そう!古川さん、野中さんに責められた時にお尻のポケットの財布を無意識に触ってたからそうじゃないかって園子ねえちゃんが言ってた」
毛利蘭「そうね!別腹別腹!オホホホホッ」