七海建人「ここからは時間外労働です」
真人「(時間外労働?)」
真人「(時間による縛り!!)」
真人「(さっきまでは自ら呪力を制限していたのか)」
真人「おもしろい!」
七海建人「私の術式は」
七海建人「対象を線分した時、7対3の比率の点を強制的に弱点とするものです」
虎杖「ああっ!もういいや!聞いちゃえ」
虎杖「なあ!この前お前が行った映画館で人が死んでんだ。何か見なかった?こういうきもいのとか」
吉野順平「いや、見てないよ。そういうのはっきり見えるようになったの最近なんだ」
虎杖「そうか。じゃあ聞くことねぇや」
七海建人「対象を線分した時、7対3の比率の点を強制的に弱点とするものです」
七海建人「線分するのは全長やウィングスパンだけではありません」
七海建人「(この呪霊の祓い方、現時点で考えうるのは)」
真人「(呪力が走った!まさか...破壊した対象に呪力を込める拡張術式!」
吉野順平「そうだね」
吉野順平「ん?」
吉野順平「渦巻きのボタン?」
真人「そう!この渦巻きのボタンをしている学生に会ったら仲良くするといい」
真人「彼らは呪術師なんだ」
真人「きっと順平と気が合うよ」
吉野順平「(でも、呪術師って真人さんの敵だよな?)」
真人「そう!この渦巻きのボタンをしている学生に会ったら仲良くするといい」
真人「彼らは呪術師なんだ」
真人「きっと順平と気が合うよ」
吉野順平「(でも、呪術師って真人さんの敵だよな?)」
虎杖「ああっ!もういいや!聞いちゃえ」
虎杖「なあ!この前お前が行った映画館で人が死んでんだ。何か見なかった?こういうきもいのとか」
吉野順平「いや、見てないよ。そういうのはっきり見えるようになったの最近なんだ」
虎杖「そうか。じゃあ聞くことねぇや」
吉野順平「え?もう??」
吉野順平「いいけど」
虎杖「サンキュー!」
虎杖「なあ、映画館でなに見てたの?」
吉野順平「昔のリバイバル上映だから言っても分かんないよ」
虎杖「あれ超つまんねぇよな!」
虎杖「ちょい事情があってさ、ここ最近映画三昧。でもちゃんと映画館でってわけじゃねぇんだよな」
吉野順平「え~?やっぱり映画館で面白い作品ひいたときの感動はでかいよ。オンデマンドも便利だけどさ」
虎杖「最後に行ったのいつだっけ?」
虎杖「今度おすすめあったらつれてってよ」
吉野順平「えっ!!?」
虎杖「あっ 連絡先?」
虎杖「ほい」
虎杖「友達追加ってどうやるんだっけ?」
吉野凪「あれ?順平?」
吉野順平「母さん!」
吉野凪「こんな所で珍しいね。友達?」
虎杖「さっき会ったばかりだけど友達になれそうでーす!!」吉野凪「友達は何て子?」
吉野凪「お~わかる?ネギ似合わない女目指してんの」
吉野順平「ちょっと!迷惑だろ!」
真人「夏油~!面白い奴だった。いろいろ勉強になったよ」
夏油傑「へぇ~」
夏油傑「やだ。相手の呪術師は?」
虎杖「大丈夫大丈夫。じゃあ、俺これから晩飯だから」
伊地知潔高「(例え吉野順平がこの事件に加害者側として関わっていたとしても、今の虎杖くんならすぐやられるような事はないでしょう。ただこれは監督する立場として大失態!ちゃらんぽらんな五条さんならまだしも大人OF大人の七海さんに叱られたら!私は!たぶん泣く!) 急げ!私!この年で人前で泣きたくないでしょ!」
伊地知潔高「ああああっ!!予定より早い連絡!叱られる」
伊地知潔高「はい。ごめんなさい」
伊地知潔高「治療って」
七海建人「大丈夫。死ぬような傷じゃありません」
七海建人「一緒にいないんですか?」
伊地知潔高「(私のバカ~)」
七海建人「ふぅ...」
真人「いっぱい練習したからさ」
真人「実験体としてはベスト!俺は運がいいね!」
七海建人「(あの呪霊は子供だ。おそらく発生してからそこまで時間が経っていない。貪欲に自分の成長を楽しんでいる。五条さんが戦った特級呪霊は領域展開まで会得していた)」
七海建人「ふぅ...」
真人「いっぱい練習したからさ」
真人「実験体としてはベスト!俺は運がいいね!」
七海建人「(あの呪霊は子供だ。おそらく発生してからそこまで時間が経っていない。貪欲に自分の成長を楽しんでいる。五条さんが戦った特級呪霊は領域展開まで会得していた)」
虎杖「そんでね、たかし君が自信満々に」
吉野順平「母さん、飲みすぎ」
吉野凪「悠仁君面白いな!ほらモノボケモノボケ~!」
吉野順平「それ、 キャスト・アウェイだろ」
虎杖「正解」
虎杖「ああ~俺会ったことねぇんだわ。父ちゃんはう~っすら記憶あんだけど」
虎杖「俺にはじいちゃんがいたから」
虎杖「あっ悪い電話...もしもし伊地知さん?はい!大丈夫っす...いや~これから映画だから...はいはい...じゃあ2時間後に」
吉野順平「まだ自分が質問を質問で返せる立場だと思っているのか!お前は死ぬんだよ!質問の答えがYESでもNOでも!だって僕にお前のうそを見抜く術はないし!そうされるだけのことをお前はしてきたからね!最後くらい誠意を見せてくれ」
虎杖「正解」
吉野順平「えっ?」
吉野凪「あんたぐらいの年頃は何でも重く考えすぎるからね。学校なんて小さな水槽にすぎないんだよ。海だって他の水槽だってある。好きに選びな」
吉野凪「あっ!私、めっちゃいいこと言うな!名言出ちゃったわ!さすが凪さん!」
吉野順平「虎杖君のお母さんはどんな人?」
吉野凪「あんたぐらいの年頃は何でも重く考えすぎるからね。学校なんて小さな水槽にすぎないんだよ。海だって他の水槽だってある。好きに選びな」
吉野凪「あっ!私、めっちゃいいこと言うな!名言出ちゃったわ!さすが凪さん!」
吉野順平「虎杖君のお母さんはどんな人?」
虎杖「ああ~俺会ったことねぇんだわ。父ちゃんはう~っすら記憶あんだけど」
虎杖「俺にはじいちゃんがいたから」
虎杖「あっ悪い電話...もしもし伊地知さん?はい!大丈夫っす...いや~これから映画だから...はいはい...じゃあ2時間後に」
伊地知潔高「2時間後!!」
吉野順平「虎杖君は呪術師なんだよね?」
虎杖「おお(言ってよかったのかなぁ)」
吉野順平「人...殺したことある?」
吉野順平「何で?悪い奴だよ!」
虎杖「なんつぅか一度人を殺したら"殺す"って選択肢が俺の生活に入り込むと思うんだ。命の価値が曖昧になって...」
虎杖「大切な人の価値まで分からなくなるのが...俺は怖い...」
虎杖「なんつぅか一度人を殺したら"殺す"って選択肢が俺の生活に入り込むと思うんだ。命の価値が曖昧になって...」
虎杖「大切な人の価値まで分からなくなるのが...俺は怖い...」
吉野順平「("人に心なんてない"その考えに救われた...力を与えてもらった...でも僕が人を殺すことであの魂が穢れてしまうなら...僕に人は殺せない)」
伊地知潔高「遺体は腰から下が欠損していた。現場には目視で確認可能な血痕はなく、吉野凪の遺体は寝室に横たわっており、掛け布団をめくると、あるだけの保冷剤と氷のうが敷き詰められていた」
虎杖「ケガしてんだろ?次はちゃんと連れてってくれ!"仲間が死にました。でも僕はそこにいませんでした。なぜなら僕は子供だからです" なんて!そんなの俺は御免だ!」
七海建人「ダメです。知っての通り例のツギハギの呪霊は、改造した人間を使う。どうしようもない人間というのは存在します」
七海建人「理解してください。子供であるということは決して罪ではない。君にはこれから吉野順平の監視をお願いします」
真人「これは宿儺といって」
吉野順平「何でそんなものがうちに...」
真人「内からは出られない。外からは入れる。あくまで呪力の弱い人間はだけど」
真人「大丈夫じゃないかな?」
夏油傑「漏瑚も君くらい冷静だと助かるんだけどな」
夏油傑「いいんだ。少年院の指はすぐに虎杖悠仁が取り込んでしまったからね。吉野順平の家に仕掛けた方は高専に回収させたい」
夏油傑「それじゃ私はお暇させてもらうよ」
真人「えっ?帰っちゃうの?夏油も見てけばいいのに」
真人「きっと楽しいよ。愚かなガキが死ぬところは」
外村「おい...どうしたの....お前ら」
外村「しっかりしろ!大丈夫か?」
真人「えっ?帰っちゃうの?夏油も見てけばいいのに」
真人「きっと楽しいよ。愚かなガキが死ぬところは」
外村「しっかりしろ!大丈夫か?」
吉野順平「死にはしないよ」
外村「吉野...なんで...知っているのか?何が起こっているか...」
吉野順平「先生...ちゃんと見ててね」
外村「あっ!お前...その傷!」
吉野順平「これまでのこともこれからのことも」
外村「吉野...なんで...知っているのか?何が起こっているか...」
吉野順平「先生...ちゃんと見ててね」
外村「あっ!お前...その傷!」
吉野順平「これまでのこともこれからのことも」
伊藤翔太「あ?何の話...ああっ...な....なんだよ?何したテメェ!!」
吉野順平「なってないな」
吉野順平「まだ自分が質問を質問で返せる立場だと思っているのか!お前は死ぬんだよ!質問の答えがYESでもNOでも!だって僕にお前のうそを見抜く術はないし!そうされるだけのことをお前はしてきたからね!最後くらい誠意を見せてくれ」