高木刑事「徳園さんが高いところが苦手ならそもそも窓の外に出ないでしょうし」
神明奈々子「苦手じゃなかったわよ彼」
神明奈々子「むしろ大好きって感じだったからそんな所にスマホが置いてあったとしても平気な顔で取りに行くでしょうね」

世良真純「君の彼氏、妙な薬飲んでないか?」

世良真純「ホラ たまにすっごく調子悪そうにしてるじゃないか」

鈴木園子「そうそう。よく青い顔して死にそうになってるけど」

鈴木園子「しばらくしたらケロッとしてたりするのよね」

鈴木園子「黒衣の騎士の劇のときも」

鈴木園子「新一君が推理ショーおっ始めたときも」

鈴木園子「ガキんちょ仏頂面で眺めてたわね」
毛利蘭「それに次の日登校で新一迎えに行った時もコナン君一緒だったもん」
コナン「(あぁ…あんときゃ博士が作ったマスク型変声機で)」
コナン「(灰原が俺に成り済ましてくれたんだ)」

コナン「あはは…はははっ」
目暮警部「しかし分らんな~犯人はどんな仕掛けで被害者を転落させたというのか」
高木刑事「犯人が徳園さんのスマホを窓の外に置いて転落死を図ったのは分かるとしても、それで確実に落とせるのかどうか…なにか決め手に欠ける気がします」
目暮警部「いや待て!徳園さんが転落したとき他のスタッフは皆真っ下のここにいた」
目暮警部「だったら徳園さんがスマホに手を伸ばす瞬間を見計らい電話をかけることも可能」
目暮警部「かけてきた相手によって呼び出し音を変更できるなら、それを何かけたたましい音に設定して驚いた徳園さんがバランスを崩して転落するのを狙った」
高木刑事「確か京極君も徳園さんが落ちる直前に妙な音を聞いたと言っていましたね…!!そうか!!だったらあのスマホの着信履歴を調べれば犯人の目星がつくかもしれません」
目暮警部「うん!京極君!」

目暮警部「その音とはけたたましいまでの電話の呼び出し音…そうだね?」
京極真「いえ、どちらかと言えば鳥とか虫が羽ばたいたような…バサバサとかブーンって感じの音が…あの…小さく聞こえました」
高木刑事「鳥か…虫…」
富岡茂松「そういや徳園ちゃんは大の虫嫌いでしたわ。な?尾取君?」

神明奈々子「メイクの英香ちゃんに取られちゃった」

世良真純「じゃあ さっき話に出た特撮好きの…」

神明奈々子「ええ。今買い出しに行ったADの吠木君とは特撮仲間」

神明奈々子「富岡監督とは同郷で広島弁忘れてないかチェックし合っててね」

神明奈々子「気がついたら病院のベッドの上でさぁ…両手を真っ赤にした西部君が椅子に座ったまま眠ってた。遅れてきた彼が手をつくしてくれたみたいなの」

鈴木園子「両手が真っ赤…」

神明奈々子「西部君、救急車がくるまでずっとハンカチでおさえてくれてたって」
油井英香「あの時はすみませんでした。彼が寝坊したのは私と遅くまでDVDを見てたからで」
油井英香「私も手伝いますね」
吠木曜太「アイスティーは油井さんだったよね?」

スタッフ「ああ。助監のいつものね」

油井英香「神明さんもシェイクですか?」

神明奈々子「でもこれどっちがどっち?中身を見てもわかんない」

神明奈々子「となれば少し飲んでみるっきゃないわね」
神明奈々子「あ、こっちはピーチメロンだから尾取さんのね」
高木刑事「いずれにせよ毒物は予め用意されていたと見られますね」
コナン「ねぇ、尾取さんの持ち物ってこれで全部なの?」

高木刑事「しかしスタッフによるとこうしたジョークグッズが好きだったのは…」
油井英香「はい…徳園さんです。徳園さんはそういうグッズをたくさん持っていて私やスタッフの女の子なんかはよく悪戯されてました」
目暮警部「それじゃ徳園さん自身がこれを仕掛けようとしていた可能性もあるのか…その時に足を滑らせて…」
コナン「それはおかしいよ。だって徳園さんは虫が大嫌いなんでしょ?悪戯でも虫のおもちゃは使わないよ」
神明奈々子「確かにね~今日も重ねたつけまつげがムカデに見えてたとかでキレられたし、本物じゃなくても形が似てるだけでダメみたい」
世良真純「羽音がしたということは動力の輪ゴムが巻かれていたということ。ゴムを巻いたら飛ばすまで何かで押さえなきゃならない」
世良真純「さっきのように手帳などに挟むか…上から何かのせるか…」
油井英香「そのおもちゃを尾取さんが…」
高木刑事「警部!尾取さんの飲んでいたシェイクやカップ、ストローから毒はまったく検出されなかったそうです」

神明奈々子「その罪悪感で耐えかねてってこと?」
富岡茂松「待てよ!尾取君は何で徳園ちゃんを殺すんだ!あいつら質の悪い冗談言い合って笑ってるような仲だったろ!!」

吠木曜太「殺すつもりじゃなかったんですよ!!助監はきっといつも徳園さんがやっているような悪戯を本人に仕掛けてみただけなんです!」

吠木曜太「それが予想外の事故になったことを苦にして…毒を…」
コナン「(それもおかしい。悪戯なら事前に毒を用意する必要がない)」
世良真純「(そして殺人の動機もない尾取さんが自殺する理由は見当たらない)」
世良真純「(なぜ尾取さんがあの蝶を持っていたか…)」
世良真純「(拾ったのならおそらくあの時。それで犯人がわかったため殺された?)」
コナン「(だがそれを仕掛けることは直前まで4階で撮影していたこのドラマのスタッフなら誰にでもできる)」
コナン「(何か他の情報を掴んで犯人を特定したんだろうけど…一体何を…)」
世良真純「(そういえば尾取さん…笑ってた。徳園さんが転落した時の映像を見て。でもあの映像…特に何も映ってなかったような…)」
コナン「(待て待て…尾取さんを毒殺できる人物なら絞れるんじゃないか?)」














































































































































