TVアニメ『進撃の巨人』 第64話ネタバレ
第64話『宣戦布告』
Declaration of War
キャスト
🔷エレン・イェーガー Eren Jaeger CV. 梶裕貴
🔷ライナー・ブラウン Reiner Braun CV. 細谷佳正
ファルコ「えっと…あれ?…お二人は古い友人だと聞いたんですが…ですよね?クルーガーさん」
「そろそろお時間です」
ヴィリー「これはこれはアズマビト家の皆様」
キヨミ「お邪魔だったかしらね。少し顔を見に来ただけなの」
エレン「この上の建物は普通の住居だ。ステージの裏側だが…多くの住民が幕が上がるのを楽しみに待っている」
エレン「ここのすぐ上でな」
ファルコ「あれ?クルーガーさん…」
ファルコ「…手を…怪我しているんですか…?」
ファルコ「…はい」
カリナ「えぇ…息子が全てをマーレに捧げたことが誇りだといつも仰っていました…きっと娘さんも立派に…」
ピーク「世界の中心にいる気分だね~」
コルト「すごいですね。タイバー家の力って」
ポルコ「同じエルディア人なのにな」
ライナー「…え…」
ヴィリー「巨人によって途方もない数の民族や文化」
ヴィリー「その歴史が奪われてきたのです」
ヴィリー「その殺戮こそが人類史であり」
ヴィリー「エルディア帝国が歩んだ歴史でした」
ヴィリー「そして敵のいなくなったエルディア帝国は同族同士で殺し合いをはじめました」
ヴィリー「"巨人大戦"のはじまりです。八つの巨人を持つ家が血を流し合ったのです」
ヴィリー「そしてこの状況に勝機を見出したマーレ人がいました。彼こそが英雄ヘーロス」
ヴィリー「彼の巧みな情報捜査によりエルディア帝国は次々と同士討ちに倒れていきました。そして彼はタイバー家と手を組み勝つことが不可能とされたフリッツ王さえも島に退かせることに成功したのです」
ヴィリー「今現在、我々の世界がまだ踏み潰されずに存在しているのは偶然である」
ヴィリー「巨人学会はそうとしか説明できません。我が祖国マーレはその脅威を排除すべく4体の巨人を島に送り込みましたが…返り討ちに終わり戻って来られたのは鎧の巨人のみ」
ジーク「はーい」
イェレナ「西のラクア基地だが招集を受け参加している。そしてエルディア人の無駄話に付き合う気はない」
ピーク「それは残念。素敵なあごひげだと思ったのに」
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854年に、戦士隊のテオ・マガト主導のもと決行された作戦。部隊に選ばれたのは戦士隊のマルセル・ガリアード、ライナー・ブラウン、ベルトルト・フーバー、アニ・レオンハートの4名。パラディ島に潜伏する始祖の巨人を奪還し、マーレに持ち帰ることが目標とされていた。作戦開始から5年後、潜入した戦士の内2名は敵に鹵獲され、1名は死亡。『顎』を受け継いだ捕虜1名を国内へ進行し、戦士隊としてはライナー・ブラウンのみが帰還することとなった。
ヴィリー「さて、ここまで語った話は誰もが知る事実。ですが真実とは少々異なります。ここからは我々タイバー家が戦鎚の巨人と共に受け継いできた記憶」
ヴィリー「その本当の真実を今回初めて公表させていただきます」
ヴィリー「今からおよそ100年前"巨人大戦"を終わらせたのはヘーロスでもタイバー家もありませんでした」
ヴィリー「あの戦争を終結させ世界を救ったのは」
ヴィリー「フリッツ王なのです。彼はエルディア帝国の残虐な歴史を嘆き」
ヴィリー「名はヘーロス。そしてできる限りのエルディア国民を島に移し壁の門を閉ざしました。その際、安息を脅かせば幾千の巨人で報復すると言い残しました。しかしこれは真意ではあれません」
ヴィリー「フリッツ王は自らの思想を引き継がせるため、不戦の契りを生み出しました」
ヴィリー「ただし、いずれ報復を受けるまでの間、壁の中の世界に争いのない束の間の楽園を享受したい」
ヴィリー「どうかそれだけは許して欲しい。王は最期にそう言い残しました」
ヴィリー「我々タイバー家は一族の安泰を条件にカール・フリッツと手を組み、マーレにエルディアを売った。タイバー家とはありもしない名誉を貪る卑しいこそ泥にすぎない」
ポルコ「あぁ…最悪圧死だ…あのノッポの兵士何が目的だ?」
ピーク「わからない…でもあの兵士…どこかで…」
ヴィリー「(そこで見ててくれ)」
ヴィリー「(これが俺のけじめだ)」
ヴィリー「カール・フリッツは始祖の巨人の力で三重の壁を築きました」
ピーク「わからない…でもあの兵士…どこかで…」
ヴィリー「(そこで見ててくれ)」
ヴィリー「(これが俺のけじめだ)」
ヴィリー「カール・フリッツは始祖の巨人の力で三重の壁を築きました」
エレン「家族宛の手紙じゃなかったが…仲間には届いた」
ファルコ「…そんな…」
ライナー「な…仲間だと…」
ヴィリー「パラディ島の脅威とはこの超大型巨人軍による襲撃"地鳴らし"です。先ほど説明した通り王家の血筋は"不戦の契り"より始祖の巨人を行使することはない」
ヴィリー「一度地鳴らしが発動されてしまえば我々にできることはもうありません」
ヴィリー「人類はただ終末の跫音(あしおと)に震え逃げ惑うのみ。あらゆる都市や文明は踏み潰され」
ヴィリー「文字通り全ては平らな地表と化すのです」
エレン「ヴィリー・タイバーの言う通りオレは悪者だ。世界を滅ぼしちまうかもしれない」
エレン「だがオレにもお前達が悪者に見えた」
エレン「あの日、壁が破られオレの故郷は巨人に蹂躙され」
エレン「目の前で母親が食われた…」
エレン「オレには分からなかった…なぜだ?ライナー?何で母さんはあの日、巨人に食われた?」
エレン「だがオレにもお前達が悪者に見えた」
エレン「あの日、壁が破られオレの故郷は巨人に蹂躙され」
エレン「目の前で母親が食われた…」
エレン「オレには分からなかった…なぜだ?ライナー?何で母さんはあの日、巨人に食われた?」
ライナー「それは俺達があの日…壁を破壊したからだ」
エレン「なぜ壁を破壊した?」
エレン「その任務とは?」
ライナー「俺は二人を無理矢理に説得して…作戦を続行させたんだ」
ライナー「俺は英雄になりたかった…誰かに尊敬されたかった…」
ライナー「俺が悪いんだよ!お前の母親が巨人に食われたのは俺のせいだ!!もう嫌なんだ…自分が…俺を殺してくれ…」
ヴィリー「それは私がこの世に生まれてきてしまったからです」
ヴィリー「我々は国も人種も異なる者同士です。しかし巨大な敵を前にした今こそ!一つになる時なのです!だから今死にたくない者は力を貸してほしい!どうか!一緒に未来を生きてほしい!」
ヴィリー「みんなで力を合わせればどんな困難も乗り越えていけるはずです」
エレン「やっぱり俺はお前と同じだ」
ヴィリー「どうか私と共に力を合わせてパラディ島の悪魔と戦ってほしい!!」
エレン「多分…生まれた時からこうなんだ…」
ヴィリー「私、ヴィリータイバーはマーレ政府特使として今ここに宣言します!!」