TVアニメ『名探偵コナン』 第994話ネタバレ
第994話 代役・京極真(中編)
高木刑事「徳園さんが高いところが苦手ならそもそも窓の外に出ないでしょうし」
神明奈々子「苦手じゃなかったわよ彼」
神明奈々子「むしろ大好きって感じだったからそんな所にスマホが置いてあったとしても平気な顔で取りに行くでしょうね」
<女優 神明奈々子>
神明奈々子「こんなケースなら英香ちゃんだって花粉症のカプセル入れてるやつ持ってるし」
<メイク 油井英香(26)>
<アシスタントディレクター 吠木曜太(26)>
<監督 富岡茂松(50)>
世良真純「薬ね…そうそう薬と言えばさ蘭君にちょっと聞きたいんだけど」
世良真純「君の彼氏、妙な薬飲んでないか?」
世良真純「ホラ たまにすっごく調子悪そうにしてるじゃないか」
鈴木園子「そうそう。よく青い顔して死にそうになってるけど」
鈴木園子「しばらくしたらケロッとしてたりするのよね」
世良真純「君の彼氏、妙な薬飲んでないか?」
世良真純「ホラ たまにすっごく調子悪そうにしてるじゃないか」
鈴木園子「そうそう。よく青い顔して死にそうになってるけど」
鈴木園子「しばらくしたらケロッとしてたりするのよね」
世良真純「えっ?あ…あるのか?」
毛利蘭「うん。ねえ園子?一緒にいたよね?ホラ 学園祭時とか」
鈴木園子「あぁ~!あったあった」
鈴木園子「黒衣の騎士の劇のときも」
鈴木園子「新一君が推理ショーおっ始めたときも」
鈴木園子「ガキんちょ仏頂面で眺めてたわね」
コナン「(あぁ…あんときゃ博士が作ったマスク型変声機で)」
コナン「(灰原が俺に成り済ましてくれたんだ)」
コナン「うん!」
コナン「あはは…はははっ」
目暮警部「しかし分らんな~犯人はどんな仕掛けで被害者を転落させたというのか」
高木刑事「犯人が徳園さんのスマホを窓の外に置いて転落死を図ったのは分かるとしても、それで確実に落とせるのかどうか…なにか決め手に欠ける気がします」
目暮警部「いや待て!徳園さんが転落したとき他のスタッフは皆真っ下のここにいた」
目暮警部「だったら徳園さんがスマホに手を伸ばす瞬間を見計らい電話をかけることも可能」
目暮警部「かけてきた相手によって呼び出し音を変更できるなら、それを何かけたたましい音に設定して驚いた徳園さんがバランスを崩して転落するのを狙った」
高木刑事「確か京極君も徳園さんが落ちる直前に妙な音を聞いたと言っていましたね…!!そうか!!だったらあのスマホの着信履歴を調べれば犯人の目星がつくかもしれません」
目暮警部「うん!京極君!」
コナン「あはは…はははっ」
目暮警部「しかし分らんな~犯人はどんな仕掛けで被害者を転落させたというのか」
高木刑事「犯人が徳園さんのスマホを窓の外に置いて転落死を図ったのは分かるとしても、それで確実に落とせるのかどうか…なにか決め手に欠ける気がします」
目暮警部「いや待て!徳園さんが転落したとき他のスタッフは皆真っ下のここにいた」
目暮警部「だったら徳園さんがスマホに手を伸ばす瞬間を見計らい電話をかけることも可能」
目暮警部「かけてきた相手によって呼び出し音を変更できるなら、それを何かけたたましい音に設定して驚いた徳園さんがバランスを崩して転落するのを狙った」
高木刑事「確か京極君も徳園さんが落ちる直前に妙な音を聞いたと言っていましたね…!!そうか!!だったらあのスマホの着信履歴を調べれば犯人の目星がつくかもしれません」
目暮警部「うん!京極君!」
目暮警部「君は徳園さんが転落する直前に妙な音がしたと言っていた。間違いないかね?」
京極真「はい」
目暮警部「その音とはけたたましいまでの電話の呼び出し音…そうだね?」
京極真「いえ、どちらかと言えば鳥とか虫が羽ばたいたような…バサバサとかブーンって感じの音が…あの…小さく聞こえました」
高木刑事「鳥か…虫…」
富岡茂松「そういや徳園ちゃんは大の虫嫌いでしたわ。な?尾取君?」
目暮警部「その音とはけたたましいまでの電話の呼び出し音…そうだね?」
高木刑事「鳥か…虫…」
富岡茂松「そういや徳園ちゃんは大の虫嫌いでしたわ。な?尾取君?」
神明奈々子「じゃあ英香ちゃんお願い」
油井英香「はい」
高木刑事「油井さんってケガのメイクもできるんですか?」
神明奈々子「こめかみのところの傷は触らないでね。リアルな傷だから」
油井英香「はい。わかってま…へくしっ!!」
富岡茂松「スタッフの分って」
尾取大策「持ちきれんのかよ?」
神明奈々子「メイクの英香ちゃんに取られちゃった」
世良真純「じゃあ さっき話に出た特撮好きの…」
神明奈々子「ええ。今買い出しに行ったADの吠木君とは特撮仲間」
神明奈々子「富岡監督とは同郷で広島弁忘れてないかチェックし合っててね」
神明奈々子「はねられこそしなかったけど転んだとき頭をぶつけちゃって…」
神明奈々子「気がついたら病院のベッドの上でさぁ…両手を真っ赤にした西部君が椅子に座ったまま眠ってた。遅れてきた彼が手をつくしてくれたみたいなの」
鈴木園子「両手が真っ赤…」
神明奈々子「気がついたら病院のベッドの上でさぁ…両手を真っ赤にした西部君が椅子に座ったまま眠ってた。遅れてきた彼が手をつくしてくれたみたいなの」
鈴木園子「両手が真っ赤…」
神明奈々子「4針縫う傷で出血がひどくてね」
神明奈々子「西部君、救急車がくるまでずっとハンカチでおさえてくれてたって」
油井英香「あの時はすみませんでした。彼が寝坊したのは私と遅くまでDVDを見てたからで」
神明奈々子「西部君、救急車がくるまでずっとハンカチでおさえてくれてたって」
油井英香「あの時はすみませんでした。彼が寝坊したのは私と遅くまでDVDを見てたからで」
尾取大策「徳園ちゃんも洒落がきつい」
吠木曜太「買ってきました。結局刑事さんにもかなり持ってもらいましたけど」
油井英香「私も手伝いますね」
吠木曜太「アイスティーは油井さんだったよね?」
吠木曜太「え!?ちょっと…このバナナストロベリーシェイクとピーチメロンシェイクは尾取さんと神明さんのだから持ってかないでくださいよ」
スタッフ「ああ。助監のいつものね」
油井英香「神明さんもシェイクですか?」
スタッフ「ああ。助監のいつものね」
油井英香「神明さんもシェイクですか?」
神明奈々子「ええ。さっき吠木君にメールで頼んだのよ。飲みたくなっちゃって」
神明奈々子「でもこれどっちがどっち?中身を見てもわかんない」
神明奈々子「となれば少し飲んでみるっきゃないわね」
神明奈々子「あ、こっちはピーチメロンだから尾取さんのね」
神明奈々子「でもこれどっちがどっち?中身を見てもわかんない」
神明奈々子「となれば少し飲んでみるっきゃないわね」
神明奈々子「あ、こっちはピーチメロンだから尾取さんのね」
尾取大策「あっすいません~監督」
富岡茂松「けど好きだね~これ」
富岡茂松「いやいや」
世良真純「ああ」
富岡茂松「現場じゃ使わんね。強いて言や小道具の工房でメッキに使うかもしれんが」
目暮警部「すると撮影スタッフなら毒物の入手先にアテがあると?」
富岡茂松「んなこと言ってねぇよ!」
高木刑事「いずれにせよ毒物は予め用意されていたと見られますね」
コナン「ねぇ、尾取さんの持ち物ってこれで全部なの?」
富岡茂松「ああ。なんかで見たわ。何で尾取君が持ってたのかは謎だがなぁ…」
神明奈々子「なによこんな時に!聞こえてたわよ話。どーせさっき挟んだやつが飛び出るだけでしょ?分かってたら驚かないわよ」
神明奈々子「いやああああああ!!」
神明奈々子「ああああああああっ!!」
神明奈々子「何なのこれ!!超キモいんだけど!」
神明奈々子「いやああああああ!!」
神明奈々子「ああああああああっ!!」
神明奈々子「何なのこれ!!超キモいんだけど!」
富岡茂松「よく飛ぶな~」
目暮警部「あの時、4階のどこかにこれが仕掛けられていたということになる」
高木刑事「しかしスタッフによるとこうしたジョークグッズが好きだったのは…」
油井英香「はい…徳園さんです。徳園さんはそういうグッズをたくさん持っていて私やスタッフの女の子なんかはよく悪戯されてました」
目暮警部「それじゃ徳園さん自身がこれを仕掛けようとしていた可能性もあるのか…その時に足を滑らせて…」
コナン「それはおかしいよ。だって徳園さんは虫が大嫌いなんでしょ?悪戯でも虫のおもちゃは使わないよ」
神明奈々子「確かにね~今日も重ねたつけまつげがムカデに見えてたとかでキレられたし、本物じゃなくても形が似てるだけでダメみたい」
世良真純「羽音がしたということは動力の輪ゴムが巻かれていたということ。ゴムを巻いたら飛ばすまで何かで押さえなきゃならない」
世良真純「さっきのように手帳などに挟むか…上から何かのせるか…」
油井英香「そのおもちゃを尾取さんが…」
高木刑事「警部!尾取さんの飲んでいたシェイクやカップ、ストローから毒はまったく検出されなかったそうです」
高木刑事「しかしスタッフによるとこうしたジョークグッズが好きだったのは…」
目暮警部「それじゃ徳園さん自身がこれを仕掛けようとしていた可能性もあるのか…その時に足を滑らせて…」
コナン「それはおかしいよ。だって徳園さんは虫が大嫌いなんでしょ?悪戯でも虫のおもちゃは使わないよ」
神明奈々子「確かにね~今日も重ねたつけまつげがムカデに見えてたとかでキレられたし、本物じゃなくても形が似てるだけでダメみたい」
世良真純「羽音がしたということは動力の輪ゴムが巻かれていたということ。ゴムを巻いたら飛ばすまで何かで押さえなきゃならない」
世良真純「さっきのように手帳などに挟むか…上から何かのせるか…」
油井英香「そのおもちゃを尾取さんが…」
高木刑事「警部!尾取さんの飲んでいたシェイクやカップ、ストローから毒はまったく検出されなかったそうです」
高木刑事「カップの中身はピーチメロンでこれは尾取さん以外に頼んだ人がいません」
目暮警部「じゃあ毒付きのストローだけ差し替えたとか」
世良真純「可能性だけ言えば一つは予め用意していた毒を尾取さんが自分で飲んだ」
富岡茂松「じ…自殺!!」
吠木曜太「でもどうして助監督が…」
油井英香「それは…尾取さんが徳園さんを転落させて」
神明奈々子「その罪悪感で耐えかねてってこと?」
富岡茂松「待てよ!尾取君は何で徳園ちゃんを殺すんだ!あいつら質の悪い冗談言い合って笑ってるような仲だったろ!!」
神明奈々子「その罪悪感で耐えかねてってこと?」
吠木曜太「殺すつもりじゃなかったんですよ!!助監はきっといつも徳園さんがやっているような悪戯を本人に仕掛けてみただけなんです!」
吠木曜太「それが予想外の事故になったことを苦にして…毒を…」
コナン「(それもおかしい。悪戯なら事前に毒を用意する必要がない)」
世良真純「(そして殺人の動機もない尾取さんが自殺する理由は見当たらない)」
世良真純「(なぜ尾取さんがあの蝶を持っていたか…)」
世良真純「(拾ったのならおそらくあの時。それで犯人がわかったため殺された?)」
コナン「(だがそれを仕掛けることは直前まで4階で撮影していたこのドラマのスタッフなら誰にでもできる)」
コナン「(何か他の情報を掴んで犯人を特定したんだろうけど…一体何を…)」
世良真純「(そういえば尾取さん…笑ってた。徳園さんが転落した時の映像を見て。でもあの映像…特に何も映ってなかったような…)」
コナン「(待て待て…尾取さんを毒殺できる人物なら絞れるんじゃないか?)」
コナン「(神明さんはどうだ?わざわざメールで別のシェイクを頼み、尾取さんのシェイクと飲み比べていた)」
コナン「(あの時のストローに毒を仕込んでおけば軽く吹くだけでシェイクに混入できる)」
コナン「(ストローと言えば油井さんも自分のストローが尾取さんに渡るようにしてたな。あれにも毒は仕込める。そもそも飲み物を買いに行くきっかけも彼女だ)」
コナン「(そして尾取さんに直接シェイクを手渡したのが富岡さんだ)」
コナン「(あの人にもチャンスは十分あった。すぐカップを拾おうとしてたし)」
コナン「でもなあ…」