Attack on Titan
🖊原作者(Original Story): 諫山創(Isayama Hajime)
🖊原作者(Original Story): 諫山創(Isayama Hajime)
進撃の巨人 The Final Season EPISODE 70
第4期11話(70話)『偽り者』 ネタバレ
第70話『偽り者』 Deceiver
キャスト
🔷ハンジ・ゾエ Hans Zoe CV. 朴璐美
🔷ミカサ・アッカーマン Mikasa Ackerman CV.石川由依
🔷アルミン・アルレルト Armin Arlert CV. 井上麻里奈
🔷フロック・フォルスター Floch Forster CV.小野賢章
🔷イェレナ Yelena CV.斎賀みつき
🔷キヨミ・アズマビト Kiyomi Azumabito CV.吉沢希梨
🔷ライナー・ブラウン Reiner Braun CV. 細谷佳正
🔷アルトゥル・ブラウス Artur Braus CV. かわのをとや
🔷リサ・ブラウス Lisa Braus CV.岩男潤子
ファルコ「ここから逃げてどうするってんだよ」
ガビ「あのままだと殺されるでしょ!」
ファルコ「あの人、お前を心配してたぞ」
ファルコ「なぁ、その腕章外せよ。目立つから」
ガビ「これを見られたって普通の住民に意味はわからないでしょ」
ファルコ「軍人が見ればわかるだろ、いいから外せって」
ガビ「こんなへんぴな田舎に軍人は歩いてないから」
ファルコ「ずっと着けてたらいつか見つかるだろ!?マーレに帰れる手掛かりも何も無いのに」
ファルコ「あぁそうかい…好きにさせてもらうよ。じゃあ、これ捨てといてやるから」
ガビ「返せ!!」
ファルコ「何でだよ!?こんなもんがここで何の役に立つってんだよ!?」
ガビ「私は善良なエルディア人なの!それが無いと島の悪魔と同じになるでしょ!?」
ファルコ「何言ってんだ!?お前おかしくなっちまったのか!?」
ガビ「じゃあ、ほっといてよ!!何であんたまで付いてきたの?あんたまで死ぬことないのに」
カヤ「何してるの?」
カヤ「こんな朝早くに…君達どこから来たの?」
ガビ「い、言いたくないです…私達家が嫌で…やっと逃げて来れて…」
カヤ「そう…お腹すいたでしょ?近くに私の家があるから付いてきて」
カヤ「ちょっとここで待ってて」
ガビ「もっと遠くに逃げないと、ここもじきに捜索される。それに私は悪魔と一緒に食事なんてできない」
カヤ「こんな朝早くに…君達どこから来たの?」
ガビ「い、言いたくないです…私達家が嫌で…やっと逃げて来れて…」
カヤ「そう…お腹すいたでしょ?近くに私の家があるから付いてきて」
カヤ「ちょっとここで待ってて」
ガビ「あの馬は逃走に使える」
ファルコ「何言ってんの!?」
ガビ「もっと遠くに逃げないと、ここもじきに捜索される。それに私は悪魔と一緒に食事なんてできない」
ファルコ「お前なぁ」
サシャの父「君達か?家出したんは」
ガビ「(南方マーレの訛り?)」
ファルコ「初めまして。僕達は兄妹でベンとミアです。わけあって親元から逃げてきました。僕達にできることがあれば何でもします。だから、数日だけここに泊めて下さい。お願いします」
アルトゥル「そげん子供が頭を下げるもんやない」
アルトゥル「ブラウス厩舎へよう来たね。何日でもおったらいいって」
アルトゥル「そしたらはよ朝飯食わんと」
ファルコ「初めまして。僕達は兄妹でベンとミアです。わけあって親元から逃げてきました。僕達にできることがあれば何でもします。だから、数日だけここに泊めて下さい。お願いします」
アルトゥル「そげん子供が頭を下げるもんやない」
アルトゥル「ブラウス厩舎へよう来たね。何日でもおったらいいって」
アルトゥル「そしたらはよ朝飯食わんと」
アルトゥル「リサ、この子は」
リサ「ごめんね、辛いことがあったんやろうに」
ファルコ「妹がすみません!い…いただきます!!」
ファルコ「うまい、おいしいな」
キヨミ「この度のマーレ遠征作戦成功おめでとうございます。ヒィズル国首脳部もエルディア国の勇敢さを讃える声に溢れております」
キヨミ「えぇ、今回の我々の目的はその危険をこそ目にすることにありますから」
ザックレー「すると、あちらが例の観測機でしょうか?」
キヨミ「はい、氷爆石を燃料に用いて実現した世界初の飛行艇となるでしょう。しかと地鳴らしの力、見定めさせていただきます」
ピュレ「イェーガー氏が幽閉され義勇兵が一斉に拘束されたとの噂がありますがその真相は!?」
フレーゲル「なぁハンジさん、説明してくれ!シガンシナ区から全住民強制退去命令だって!?区の再建にリーブス商会を斡旋したのは兵団だろ」
ピュレ「ハンジさん、イェーガー氏がもたらした勝利により我々の未来は開かれた!エルディア人に生きる未来はあるのだと!」
ピュレ「そうであれば兵団とイェーガー氏との関係は我々エルディア国民の問題です」
ロイ「ハンジさん、あなたは"情報は納税者に委ねられる"と仰っていましたが、その姿勢に変化があったのですか?」
ハンジ「状況が変わったんだよ!壁が開かれ世界と繋がり、情報の持つ意味が変わったんだ!」
フレーゲル「辛い立場なのはわかるよ、ハンジさん」
フレーゲル「だから目を見て言ってくれ!信じていいって」
ハンジ「すべてはエルディア国民みんなのためだ」
ハンジ「はぁ…」
ハンジ「エレンの情報を渡したのは君達か」
ハンジ「ホルガ―、ヴァム、ルイーゼ」
ハンジ「新兵の君達とフロック…何でそんなことを?」
ピュレ「ハンジさん、イェーガー氏がもたらした勝利により我々の未来は開かれた!エルディア人に生きる未来はあるのだと!」
ピュレ「そうであれば兵団とイェーガー氏との関係は我々エルディア国民の問題です」
ロイ「ハンジさん、あなたは"情報は納税者に委ねられる"と仰っていましたが、その姿勢に変化があったのですか?」
ハンジ「状況が変わったんだよ!壁が開かれ世界と繋がり、情報の持つ意味が変わったんだ!」
フレーゲル「辛い立場なのはわかるよ、ハンジさん」
フレーゲル「だから目を見て言ってくれ!信じていいって」
ハンジ「すべてはエルディア国民みんなのためだ」
ハンジ「エレンの情報を渡したのは君達か」
ハンジ「ホルガ―、ヴァム、ルイーゼ」
ハンジ「新兵の君達とフロック…何でそんなことを?」
フロック「エレンを解放すべきだからです。彼は何も間違ったことをしていない。途方もなく巨大な敵に立ち向かい、勝利を手に入れた。その勝利とは"地鳴らし"という圧倒的な力であり、我々の生存権です。エレンは我々"新生エルディア帝国"国民全員の命を救いました」
ハンジ「その地鳴らしが期待通りに機能して我々を救う保証は何も無いんだよ。言ってしまえば人から聞いた話に過ぎない」
フロック「エレンを牢に閉じ込めているままだからでしょう?このまま無為に時間を消費する余裕が我々にあるのでしょうか?このままでは先の大勝利が無駄に終わります」
フロック「この国を導くのはエレン・イェーガーです。今すぐ彼を解放して下さい」
ハンジ「うん、君が正しいのかもしれないね」
ハンジ「形はどうであれ私はジークの作戦を完遂するとの決断を下した。すべては私の責任だ」
ルイーゼ「ここはミカサさんの入ったことのある房ですか?」
ミカサ「え?違うけど」
ルイーゼ「そうですか…残念です…あぁでも兵規違反は後悔していません。勝利することが調査兵団の目的なら規則を守ることは必ずしも絶対であるわけではありませんよね?」
ミカサ「やめなさいルイーゼ、刑期が延びるだけだから」
ルイーゼ「私はあなたに命を救われたあの日からあの時のままです」
ルイーゼ「巨人を人の力でねじ伏せたあなたを見てわかったのです」
ルイーゼ「力が無ければ何も守れないと…私達は理不尽な暴力と戦っていいのだと学んだのです」
ルイーゼ「私はあなたに命を救われたあの日からあの時のままです」
ルイーゼ「巨人を人の力でねじ伏せたあなたを見てわかったのです」
ルイーゼ「力が無ければ何も守れないと…私達は理不尽な暴力と戦っていいのだと学んだのです」
エレン「ミカサ」
現在公開可能な情報
ピクシス「10か月前トロスト区での鉄道開通祝いでの祝賀会、君の監視係は急遽代役となった」
ピクシス「フロック・フォルスター 宴もたけなわとなった辺りで君を近くの宿泊地まで送った彼じゃが、現在情報漏洩罪で拘留されておる」
ピクシス「またこの宿泊地はエレン・イェーガーの住処と数十kmの位置にあった」
ピクシス「どうもこの時期を境にエレンは単独行動を取るようになるのでな。何にせよ美女と会話できる口実ができて何よりじゃ」
カヤ「仕事覚えるのが早いね。体力もあるし」
フリッツ王家、並びにパラディ島へと移り住んだエルディア人の蔑称。巨人学会の提唱する「パラディ島脅威論」では、島に退いたエルディア人は大戦の恨みを忘れず、巨人の力を持って世界を憎んでいるとされてきた。エレン・イェーガーの脅威が明かされた今、その蔑称は真実になりつつある。
ピクシス「10か月前トロスト区での鉄道開通祝いでの祝賀会、君の監視係は急遽代役となった」
ピクシス「フロック・フォルスター 宴もたけなわとなった辺りで君を近くの宿泊地まで送った彼じゃが、現在情報漏洩罪で拘留されておる」
ピクシス「またこの宿泊地はエレン・イェーガーの住処と数十kmの位置にあった」
ピクシス「どうもこの時期を境にエレンは単独行動を取るようになるのでな。何にせよ美女と会話できる口実ができて何よりじゃ」
カヤ「仕事覚えるのが早いね。体力もあるし」
ファルコ「そんな…ありがとうございます」
ガビ「罪を受け入れてないようですね!この島の民が世界に対して残虐非道の限りを尽くした歴史をお忘れですか?エルディア人一人一人が罪の自覚を正しく持つことでようやく永遠の贖罪への道が開かれるのですよ?」
ファルコ「今何って言いました?」
カヤ「君達はマーレから来たんでしょ」
ファルコ「どうして…」
ファルコ「しかし、カヤさんもですけど、ここで働いている人はみんな若いんですね」
カヤ「うん、殆どここにいる人は孤児だからね。女王の方針で行き場のない子供には支援があるから。ここは4年前に親を失っている子供達の集まりなの」
ガビ「罪を受け入れてないようですね!この島の民が世界に対して残虐非道の限りを尽くした歴史をお忘れですか?エルディア人一人一人が罪の自覚を正しく持つことでようやく永遠の贖罪への道が開かれるのですよ?」
カヤ「それはみんなが親を亡くしたことと関係があるの?」
ガビ「当然です。いくら善人のように振る舞おうとも逃れられる重さではありません」
カヤ「マーレではそう教えられてるの?」
ファルコ「今何って言いました?」
カヤ「君達はマーレから来たんでしょ」
ファルコ「どうして…」
カヤ「どうしてもなにも…自分で叫んでたじゃない?」
ファルコ「え!?あ、じゃあ、最初っからか!えええ!?最初っからですか!?恥ずかしいな…もう」
「オーイー!お前ら何暴れてんだ?」
カヤ「ミアがお兄ちゃん取られるってヤキモチ焼いてるのー」
カヤ「ミアがお兄ちゃん取られるってヤキモチ焼いてるのー」
カヤ「ここ…私が住んでた村…4年前ここにも巨人一体現れたの」
カヤ「その巨人を見て村の人はみんな逃げた…足の悪いお母さんを置き去りにして…私はどうすることもできなくて座ってたの…ただここからあそこでお母さんが食べられる音を聞いてた…お母さんはずっと生きたまま食べられてた…次第に声も上げられなくなった…声が出なくなるまで叫んだからだと思う」
カヤ「壁の外には人類がいて、私達を悪魔の民族だって言ってるんでしょ?でも、何でそんなに恨まれているのかはよくわからないの。ミア、ベン、教えて。お母さんは一体何をしたの?何をしたからこんなに恨まれているの?」
ガビ「何千年間も世界中の人々を虐殺したからでしょ!?そんなことも忘れていたなんて!!エルディア人は何千年もの間、巨人の力で世界を支配し蹂躙してきたの!!他の民族の文化を奪って、望まない子を産ませて!!数え切れないほど人を殺してきたの!!被害者ぶるのはやめて!!」
カヤ「でもお母さんはこの辺で生まれ育ったから、そんな酷いことはしてないと思う」
ガビ「だから、100年前あなた達の先祖が犯した罪の大きさが問題なの!」
カヤ「100年前って…じゃあ、今生きている私達は一体何の罪を犯しているの?」
ガビ「ついこの間だって私の街を蹂躙した」
カヤ「私のお母さんが殺されたのは4年前だからその罪じゃない」
カヤ「何でお母さんがあんなに苦しんで殺されたのか!何か理由があるんでしょ!?そうじゃなきゃおかしいよ!!何でお母さんは生きたまま体を食べられたの?」
カヤ「ねぇ?何のために殺されたの?」
カヤ「ねぇ!何で!?」
カヤ「うん…結局お姉ちゃんは自分を盾にして」
カヤ「巨人から私を逃がしてくれた…」
カヤ「お姉ちゃんが生きてたら、行く当ての無いあなた達を決して見捨てたりしない」
カヤ「今度マーレの人が働いてるレストランに招かれてるの。そこにあなた達を連れて行けばマーレに帰る方法が見つかるかもしれない」
マガト「獣の巨人の死骸跡を調べた結果、爆破され粉々になったジークの体が部分的に見つかった」
マガト「だが足りない。見つかる部位はどれも両腕両足のもんだ」
マガト「我々を欺くために自らを亡き者と装ったのだ」
マガト「ジークはパラディ島敵勢力と飛行船で逃げおおせたと見ている」
マガト「この対人型に改良された立体機動装置にはマーレの技術が取り入れられている。逃走用に奪われた飛行船も訓練を積んだ軍人でないとできない高度な飛行技術を見せた」
マガト「恐らくは4年前のパラディ島調査船に同志を忍ばせたのだ。エルディア復権派の同志をな」
マガト「だが足りない。見つかる部位はどれも両腕両足のもんだ」
マガト「我々を欺くために自らを亡き者と装ったのだ」
マガト「ジークはパラディ島敵勢力と飛行船で逃げおおせたと見ている」
マガト「この対人型に改良された立体機動装置にはマーレの技術が取り入れられている。逃走用に奪われた飛行船も訓練を積んだ軍人でないとできない高度な飛行技術を見せた」
マガト「恐らくは4年前のパラディ島調査船に同志を忍ばせたのだ。エルディア復権派の同志をな」
ポルコ「クソッ…ずっと一緒に戦ってたのに…裏切り者だったなんて」
マガト「当然このままで済ますつもりは無い。今から半年以内にパラディ島に世界連合軍による焦土作戦を行う」
コルト「は、半年ですか!?」
コルト「ファルコとガビの救出も半年後でしょうか!?」
マガト「当然このままで済ますつもりは無い。今から半年以内にパラディ島に世界連合軍による焦土作戦を行う」
コルト「は、半年ですか!?」
コルト「ファルコとガビの救出も半年後でしょうか!?」
ポルコ「あの二人はもっとも優秀な戦士候補生です。失えばマーレにとっても大きな痛手になるかと」
ピーク「次の戦士候補生の育成にも相当な時間がかかりますしね」
マガト「だが、マーレの力のみでパラディ島を攻めても以前のように返り討ちに遭うだけだ。世界連合軍の終結を待つ」
ライナー「ジークもそう考えるでしょう。大打撃を受けたマーレ軍はすぐさま攻勢に転じることは無いと。そして半年後に潰されるのを策も無しにただ待っている人でもない」
ライナー「世界連合軍を待ってはいられません!今すぐにパラディ島を奇襲すべきです!」