禪院真依「真希!?」
禪院真依「はーい」
三輪霞「(この人滅茶苦茶強い!!)」
三輪霞「(相手は長物。間合いを詰めたいのに躱す受けるで精一杯)」
三輪霞「(刀身が剥き出しなら私2回は死んでる!これで4級術師!?)」
三輪霞「(2級呪霊くらい難なく倒せるでしょ!っていうかなんで障害物の多いこの森で大刀振り回せるの!?)」
三輪霞「シン・陰流」
三輪霞「簡易領域」
三輪霞「(半径2.21mに侵入したものを全自動反射で迎撃する。両足が展開時のポイントから離れると解除される。さらに、正面の敵に特化した抜刀は刀身を呪力で覆い鞘の中で加速させるシン・陰流最速の技)」
三輪霞「(これで決めるなんて考えるな!まずは全力で隙を作る!)」
三輪霞「(暗器!勘が良い!囮で間を潰しにきた)」
冥冥「どっち?私は金の味方だよ。金に換えられないモノに価値はないからね。なにせ金に換えられないんだから」
五条悟「いくら積んだんだか(何を企んでるか知らないけど…もう簡単にどうこうされる悠仁じゃないんだよ)」
庵歌姫「私はあんただけよ!!」
西宮桃「呪術師が実力主義だと思ってない?」
釘崎野薔薇「実際そうだろ」
西宮桃「それは男だけ。女はね、実力があってもカワイくなければナメられる。当然カワいくっても実力がなければナメられる」
西宮桃「分かる?女の呪術師が求められるのは実力じゃないの!完璧なの!」
西宮桃「そして真依ちゃんはそれ以上の理不尽と戦ってるの」
釘崎野薔薇「テメェが面倒くせぇのは分かったよ!!」
西宮桃「(この子、1年の割に戦い慣れてる。何回フッ飛ばしてもピンピンしてる)」
釘崎野薔薇「こちとらブン投げられ慣れてんだよ」
西宮桃「(これ以上出力を上げれば殺しかねない。いやそれは言い訳だ…攻め切れない一番の理由…狗巻君)」
加茂憲紀「呪言は言霊。音に呪力を乗せるわけだからこちらも耳から脳にかけて呪力で守ればいい」
加茂憲紀「呪言は対呪霊に特化した術式なんだ。さっきも言ったが術師にとっては来ると分かっていればそこまで怖いものじゃない」
西宮桃「(逆にいえば来るか来ないか分からないと延々と気を散らされる)」
西宮桃「(ただでさえ頭の内側を守るなんて慣れてないのに…いてもいなくても厄介)」
釘崎野薔薇「説教は終わりかよ!」
西宮桃「真依ちゃんが求められてるのは完璧なんて生やさしいもんじゃない。エリート呪術師の家系、御三家の一つ禪院家。そこでは完璧なんて当たり前。禪院家相伝の術式を引き継いでいること。それ以外は落伍者として術師人生をスタートする」
西宮桃「その中でも女はスタートラインにすら立たせてもらえないこともあるの。禪院家に非ずんば呪術師に非ず、呪術師に非ずんば人に非ず」
西宮桃「そんな可愛い気のカケらのない家に一生仕えて蔑まれて生きる。私達が当然のように享受している環境を手にするのに真依ちゃん達がどれだけ苦労しているか…呪いを仲間だと勘違いできる頭でよく考えたら?」
西宮桃「(この子、1年の割に戦い慣れてる。何回フッ飛ばしてもピンピンしてる)」
釘崎野薔薇「こちとらブン投げられ慣れてんだよ」
西宮桃「(これ以上出力を上げれば殺しかねない。いやそれは言い訳だ…攻め切れない一番の理由…狗巻君)」
加茂憲紀「呪言は言霊。音に呪力を乗せるわけだからこちらも耳から脳にかけて呪力で守ればいい」
加茂憲紀「呪言は対呪霊に特化した術式なんだ。さっきも言ったが術師にとっては来ると分かっていればそこまで怖いものじゃない」
西宮桃「(逆にいえば来るか来ないか分からないと延々と気を散らされる)」
西宮桃「(ただでさえ頭の内側を守るなんて慣れてないのに…いてもいなくても厄介)」
釘崎野薔薇「説教は終わりかよ!」
西宮桃「その中でも女はスタートラインにすら立たせてもらえないこともあるの。禪院家に非ずんば呪術師に非ず、呪術師に非ずんば人に非ず」
西宮桃「そんな可愛い気のカケらのない家に一生仕えて蔑まれて生きる。私達が当然のように享受している環境を手にするのに真依ちゃん達がどれだけ苦労しているか…呪いを仲間だと勘違いできる頭でよく考えたら?」
釘崎野薔薇「うるせぇよ。不幸なら何しても許されんのかよ。じゃあ何か?逆に恵まれた人間が後ろ指差されりゃ満足か?」
釘崎野薔薇「テメェらこそこれから呪おうとしてるバカがどんな人間か少しは考えたことあんのかよ!!」
釘崎野薔薇「いーや、届いたわよ!これで充分!」
西宮桃「(私の箒の枝?)」
釘崎野薔薇「男がどうとか女がどうとか知ったこっちゃねーんだよ、テメェらだけで勝手にやってろ!!私は綺麗にオシャレしてる私が大好きだ!!」
禪院真依「もしもし桃?大丈夫ゴム弾よ。それよりさっきの光…三重大祓砲よね。でもメカ丸と連絡が取れないの。あの大技を出す程追い詰められてコレなら負け濃厚。多分パンダが戻ってくるわ。そこを離れて上から皆をサポートして。あなたがいないと困るわ」
禪院真依「いいのよ桃。わかってる」
西宮桃「うん…」
禪院真希「何だよ!仲間呼ばねぇの?」
禪院真希「別に私は2対1でもいいぜ?」
禪院真依「楽しみ方って色々あるでしょ?皆でボコボコにするより一人で楽しみたいの。あんたは!」
禪院真希「お姉ちゃんって呼べよ。妹」
虎杖悠仁「ト…トテモステキナ女性かと…」
釘崎野薔薇「あ?術師としてのは話よ」
釘崎野薔薇「一度否定したものを認められないのよ。バカだから」
禪院真依「死角に入ったからなんだっつーのよ?私から距離とるとかバカじゃない?」
禪院直毘人「家を出るか?真希」
禪院真希「雑用係は足りてんだろ?心配しなくてもその内戻ってくるさ。ご当主様」
禪院直毘人「何故戻る?」
禪院真希「私が禪院家当主になる!」
禪院直毘人「あはははは!!ならばこちらも相応の試練を与えようぞ」
禪院真希「勝手にしろよ」
禪院直毘人「真依にもな」
禪院真希「アイツは関係ねぇだろ」
禪院真依「嘘つき」
禪院真依「大っ嫌い」
禪院真希「(6発撃ったな。再装填はさせねぇ)」
禪院真依「(アンタなんか大嫌い)」
禪院真依「(だから初恋も...術式も...)」
禪院真依「(アンタに教えたことはない)」
禪院真希「アイツは関係ねぇだろ」
禪院真依「嘘つき」
禪院真依「大っ嫌い」
禪院真希「(6発撃ったな。再装填はさせねぇ)」
禪院真依「(アンタなんか大嫌い)」
禪院真依「(だから初恋も...術式も...)」
禪院真依「(アンタに教えたことはない)」
庵歌姫「("構築術式" 己の呪力を元に物質を0から構築する。領域展開における結界内での生得領域の具現化とは異なり、構築術式で一度生成された物質は術式終了後も消えることはない。それ故に呪力消費が激しく体への負荷が大きい。真依には一日一発の弾丸を作るのが限界)」
庵歌姫「(分かりやすく弾数でブラフを張るためのリボルバー)」
禪院真依「(私の…勝ちよ)」
庵歌姫「(分かりやすく弾数でブラフを張るためのリボルバー)」
禪院真依「(私の…勝ちよ)」
禪院真依「(本来術式を持って生まれるはずだったアンタは術式と引き換えに人間離れした身体能力を与えられた)」
禪院真依「(禪院家では認められなかった)」
禪院真依「(私にはなかった…才能)」
禪院真希「決着ってことでいいな?」
禪院真依「なんで…家を出たの?」
禪院真希「あ?言わなくても分かんだろ?お前だって高専きたじゃねぇか」
禪院真依「私は呪術師なんてなりたくなかった」
禪院真依「アンタのせいよ!!アンタが頑張るから私も頑張らざるを得なかった」
禪院真依「努力も痛いのも怖いのももううんざり!」
禪院真依「家でコキ使われるのの何がいけないのよ!?適当に雑用こなして適当に生きれば良かったじゃない!」
禪院真依「...」
禪院真希「あ?言わなくても分かんだろ?お前だって高専きたじゃねぇか」
禪院真依「私は呪術師なんてなりたくなかった」
禪院真依「アンタのせいよ!!アンタが頑張るから私も頑張らざるを得なかった」
禪院真依「努力も痛いのも怖いのももううんざり!」
禪院真依「家でコキ使われるのの何がいけないのよ!?適当に雑用こなして適当に生きれば良かったじゃない!」
禪院真依「...」
真依「お姉ちゃん手離さないでよ」
真依「...嘘つき…大っ嫌い…」
『京都姉妹校交流会団体戦 禪院真依・釘崎野薔薇 棄権』
じゅじゅさんぽ 『京都校』
西宮桃「①鷹の爪をハサミでちょきちょき!カップラーメンシーフードへ」
西宮桃「②牛乳を容器の半分ぐらい」
西宮桃「③お湯を容器の内側の線まで」
三輪霞「(う…うまい!)」
三輪霞「すごい美味しいですよこれ!」
西宮桃「でしょ~?」
禪院真依「私も今度やろうかしら」