進撃の巨人 The Final Season EPISODE 71
第4期12話(71話)『導く者』 ネタバレ
第71話『導く者』 Guides
CAST
🔷ハンジ・ゾエ Hans Zoe CV. 朴璐美
🔷エレン・イェーガー Eren Jaeger CV. 梶裕貴
🔷ミカサ・アッカーマン Mikasa Ackerman CV.石川由依
🔷アルミン・アルレルト Armin Arlert CV. 井上麻里奈
🔷ジャン・キルシュタイン Jean Kirstein CV. 谷山紀章
🔷コニー・スプリンガー Connie Springer CV.下野紘
🔷サシャ・ブラウス Sasha Blaus CV. 小林ゆう
🔷フロック・フォルスター Floch Forster CV.小野賢章
🔷オニャンコポン Onyankopon CV.樋渡宏嗣
🔷イェレナ Yelena CV.斎賀みつき
🔷キヨミ・アズマビト Kiyomi Azumabito CV.吉沢希梨
ヒッチ「コラァアアア!!お客さんその子はお触り厳禁なんですけど」
アルミン「違うんだヒッチ!こ…これは…きょ…巨人の記憶っていうのは接触がきっかけになることが多くあって」
アルミン「何か重大な情報が手に入るかもしれなくて」
アルミン「決して疾しいことを考えていたわけじゃないんだよ」
ヒッチ「そりゃあ男の子だもん。アニの重大な情報が気になるのもわかるわ」
アルミン「僕が悪かったから、入場禁止だけはどうか」
ヒッチ「そんなことしないっての。アニも話し相手が私だけじゃ退屈でしょ?」
ヒッチ「まったくあんたは」
ヒッチ「寝てるだけなのに何でモテるのさ」
ヒッチ「あの子に熱を上げるのもいいけど、世間がどうなってんのかわかってる?これ読んで」
オニャンコポン「まったく!この期に及んで我々を疑うなんて正直失望しましたよ!俺達は仲間でしょう?」
オニャンコポン「この3年間共に汗を流して培った鉄道も貿易もこの島を豊かにしたはずです!」
オニャンコポン「俺達はエルディアに尽くしたのに!」
ハンジ「すまない…10か月前の鉄道開通式からこんなことになるとは…」
オニャンコポン「まったくですよ。皆でエルディアの未来を誓い合ったのに」
ハンジ「うっ!!」
オニャンコポン「な…何ですか?」
ザックレー「君達とエレンを面会させることはできない」
アルミン「どうしてでしょうか?」
ザックレー「義勇兵とエレンの接触が明らかになったからだ。エレンは義勇兵と密会していたことをひた隠しにして今回のマーレ強襲劇に及んだ。現在は密会を企てた首謀者や関係者への調査が続いている」
ザックレー「エレンは今回の発覚を受けて以降黙秘したままだ」
ザックレー「彼が単独で過ごしたマーレでの時間についても依然として空白のまま」
ザックレー「恐らくエレンはジークに操られていると我々は見ている」
ザックレー「他ならぬ君達だから話したが、くれぐれも内密に頼む」
アルミン「エレンが…そんな…」
イェレナ「今まで黙ってきたことをお詫びします」
イェレナ「私は思っていた。あなた方は世界を知らない。このまま議論を先送りにし続けていけば手遅れになると」
イェレナ「危機感を覚えていたのは」
イェレナ「エレンも同じでした」
イェレナ「いえ、我々にとってエレンの持つ始祖はマーレを打ち砕く望みなのです。彼は我々が望んだ通りマーレに大損害を与えました。いえ、想像以上です」
イェレナ「彼はたった一人で我々を長年苦しめてきたマーレに天罰を下したのです」
イェレナ「それほどの器の持ち主である彼が始祖を宿しているという事実」
イェレナ「ピクシス司令、今我々が目にしているものが何かおわかりですか?我々は歴史が変わる瞬間に立ち会っているのです」
イェレナ「二人の兄弟によって世界は生まれ変わります。私はそれらを彼らの近くで見ていたいだけなのです」
ピクシス「つまり、エレンと密会した真の目的は好奇心であると?」
イェレナ「これでは義勇兵が拘束されるのも無理ありません」
ピクシス「またえらくしおらしいのお」
イェレナ「私は思っていた。あなた方は世界を知らない。このまま議論を先送りにし続けていけば手遅れになると」
イェレナ「危機感を覚えていたのは」
イェレナ「エレンも同じでした」
イェレナ「そんなことは言ってません。ただ、兵政権にはっぱをかける必要があるとは申しました」
ピクシス「それだけかの?危険を冒してまで密会するからには具体性のある取り決めを交わすものじゃろ?」
イェレナ「仰る通り、公の場であっても我々は彼との面会を申し出ることすら叶わない立場でした」
イェレナ「いえ、我々にとってエレンの持つ始祖はマーレを打ち砕く望みなのです。彼は我々が望んだ通りマーレに大損害を与えました。いえ、想像以上です」
イェレナ「彼はたった一人で我々を長年苦しめてきたマーレに天罰を下したのです」
イェレナ「それほどの器の持ち主である彼が始祖を宿しているという事実」
イェレナ「ピクシス司令、今我々が目にしているものが何かおわかりですか?我々は歴史が変わる瞬間に立ち会っているのです」
イェレナ「二人の兄弟によって世界は生まれ変わります。私はそれらを彼らの近くで見ていたいだけなのです」
ピクシス「つまり、エレンと密会した真の目的は好奇心であると?」
イェレナ「そうなります。他の義勇兵は私が密会したことを誰も知りません。すべては私の軽率な行為」
イェレナ「あなた方を欺いたのは事実ですが、私の行動のすべてエルディアを想ってのことです」
ピクシス「ワシもそう信じたい。エレンと交わした会話のすべてをお聞かせ願おう」
ピクシス「上手い嘘のつき方を知っとるか?」
ピクシス「時折事実を混ぜて喋ることじゃ」
イェレナ「あなた方を欺いたのは事実ですが、私の行動のすべてエルディアを想ってのことです」
ピクシス「ワシもそう信じたい。エレンと交わした会話のすべてをお聞かせ願おう」
ピクシス「上手い嘘のつき方を知っとるか?」
ピクシス「時折事実を混ぜて喋ることじゃ」
オニャンコポン「まったく!この期に及んで我々を疑うなんて正直失望しましたよ!俺達は仲間でしょう?」
オニャンコポン「この3年間共に汗を流して培った鉄道も貿易もこの島を豊かにしたはずです!」
ハンジ「すまない…10か月前の鉄道開通式からこんなことになるとは…」
オニャンコポン「まったくですよ。皆でエルディアの未来を誓い合ったのに」
ハンジ「うっ!!」
オニャンコポン「な…何ですか?」
オニャンコポン「え?イェレナがエレンと密会したことを認めた?本当ですか?」
ハンジ「本当に知らなかった?」
オニャンコポン「し、知りませんでしたよ本当に」
ハンジ「イェレナがそんなことをするわけ無いとは言わないんだね。彼女ならやりかねないと思っているから?」
オニャンコポン「…そんなことは…」
ハンジ「順序は正しくないが君達を拘束しなくてはいけない理由ができた。イェレナについて知ってることはすべて話すんだ。我々の今後のためにも」
オニャンコポン「知っての通り我々義勇兵を組織したのはイェレナです。最初は互いに疑心暗鬼になり上手くまとまらなかった。その度に彼女は自ら手を汚すことでジークさんや組織への忠義を示してきました」
オニャンコポン「寝食を共にした友であっても」
オニャンコポン「こちらを疑ったマーレ人はすべて事故死として葬った」
オニャンコポン「俺達もそれがマーレに奪われた祖国のためだと信じることで乗り切ったんです」
ハンジ「変だな」
ハンジ「本当に知らなかった?」
オニャンコポン「し、知りませんでしたよ本当に」
ハンジ「うん、本当に知らなかったように見える、私にはね」
ハンジ「イェレナがそんなことをするわけ無いとは言わないんだね。彼女ならやりかねないと思っているから?」
オニャンコポン「…そんなことは…」
ハンジ「順序は正しくないが君達を拘束しなくてはいけない理由ができた。イェレナについて知ってることはすべて話すんだ。我々の今後のためにも」
オニャンコポン「知っての通り我々義勇兵を組織したのはイェレナです。最初は互いに疑心暗鬼になり上手くまとまらなかった。その度に彼女は自ら手を汚すことでジークさんや組織への忠義を示してきました」
オニャンコポン「寝食を共にした友であっても」
オニャンコポン「こちらを疑ったマーレ人はすべて事故死として葬った」
オニャンコポン「俺達もそれがマーレに奪われた祖国のためだと信じることで乗り切ったんです」
ハンジ「変だな」
オニャンコポン「え?」
ザックレー「君達とエレンを面会させることはできない」
アルミン「どうしてでしょうか?」
ザックレー「義勇兵とエレンの接触が明らかになったからだ。エレンは義勇兵と密会していたことをひた隠しにして今回のマーレ強襲劇に及んだ。現在は密会を企てた首謀者や関係者への調査が続いている」
ザックレー「エレンは今回の発覚を受けて以降黙秘したままだ」
ザックレー「彼が単独で過ごしたマーレでの時間についても依然として空白のまま」
ザックレー「恐らくエレンはジークに操られていると我々は見ている」
ザックレー「他ならぬ君達だから話したが、くれぐれも内密に頼む」
アルミン「エレンが…そんな…」
ザックレー「ん?なんでもない。置き場に困ったものを先ほど新兵に運ばせたのだ」
アルミン「しかし総統、エレンが黙秘するのでしたら尚のこと僕達二人がお役に立てるのではないでしょうか!?確実にエレンから真意を聞き出せるとは申しませんが、試して損はしないはずです」
ザックレー「事態はより慎重を期す。話は以上だ」
ミカサ「なぜ?アルミンの言う通り損は無いはずなのに…どうしてダメなの!?」
アルミン「考えられるとしたら、兵政権は既にエレンを見限っているのかもしれない」
アルミン「もしそうだとしたら、始祖の継承者選びも始まってる」
アルミン「今兵規違反を犯しちゃまずいよ」
ミカサ「状況がこうなった以上は兵団の方針をいち早く知る必要がある」
ミカサ「何があっても私はエレンを…」
ザックレー「事態はより慎重を期す。話は以上だ」
ミカサ「なぜ?アルミンの言う通り損は無いはずなのに…どうしてダメなの!?」
アルミン「考えられるとしたら、兵政権は既にエレンを見限っているのかもしれない」
アルミン「もしそうだとしたら、始祖の継承者選びも始まってる」
ミカサ「あの部屋の会話を聞いてくる」
ミカサ「大丈夫!バレないようにできる!」
アルミン「今兵規違反を犯しちゃまずいよ」
ミカサ「状況がこうなった以上は兵団の方針をいち早く知る必要がある」
ミカサ「何があっても私はエレンを…」
ミカサ「アルミン怪我は?」
アルミン「大丈夫」
ヒッチ「いきなり総統の部屋が」
ミカサ「総統は?」
「俺達の怒りが届いたんだ!!」
「新生エルディア帝国に勝利をもたらすために!」
コスロ「ザックレー総統の私物である"特注の椅子"、これに爆弾が仕掛けられたとみている。総統を含む4名の兵士が犠牲になった。犯人もその目的も不明」
ハンジ「彼なら一日中私といたし、義勇兵は全員軟禁中だ」
ナイル「どこの新兵だ?」
ハンジ「彼なら一日中私といたし、義勇兵は全員軟禁中だ」
コスロ「では他に考えられる勢力は?」
アルミン「あの椅子は、新兵に運ばせたと総統は申しておりました」
ナイル「どこの新兵だ?」
ナイル「調査兵団と言えば、エレンの情報を外に漏らして懲罰を受ける者共がいると聞いたが…まさか」
「緊急事態です!!エレン・イェーガーが地下牢から脱走しました!!」
ナイル「兵を総動員して捜索するんだ!!」
ミカサ「アルミン…一体…何が起こっているの?」
エレン「多いな、何人いる?」
フロック「ここにいる者以外にも俺達の味方は兵団内に潜んでいる」
フロック「ダリス・ザックレーを爆弾で吹き飛ばした者もいる」
フロック「このエルディア帝国を救えるのはお前しかいない エレン・イェーガー」
エレン「ジークの居場所を特定する」
現在公開可能な情報
パラディ島内で、エレン・イェーガーの行動に共感した者たちが新たに使い始めた国名。彼を旗印にし、他国への攻撃も辞さないという姿勢には賛否があり、この呼称をめぐって、島内では多くの混乱が生じている模様。
ナイル「フロック・フォルスターを含め、100名余りの兵士が檻の中からそこを監視する看守ごと姿を消した」
ナイル「そのすべての兵がエレンの脱獄と同時に離反をしたとみられる。総統の殺害も奴らの仕業とみて間違いない。奴らでは困るな。反兵団破壊工作組織"イェーガー派"と呼称しよう」
ナイル「そしてイェーガー派の目的は、わかるかハンジ?」
ハンジ「ジークとエレンの接触を果たすことがすべてだろう。そしてエレンを中心とした兵団組織への変革」
ハンジ「総統の殺害は彼らの強い意志を示している。今回直接の引き金となったのは、兵団がエレンから始祖を移そうと画策していたからだろ」
ハンジ「我々に何の知らせもなく」
ナイル「知らせていれば、どうなるかぐらい見当がついたさ」
ナイル「何より "イェーガー派" の多くは調査兵団からだぞ。どう責任を取るつもりだ?ハンジ団長?」
ハンジ「いくらでも処分は受ける。しかし今私が兵団を退くことより無責任なことは無い」
ハンジ「それに "イェーガー派" はまだどの兵団にどれほど潜んでいるかわからないだろ?」
ローグ「そうだ、俺の目の前にいるかもしれない。今お前らが自爆したって不思議じゃない」
ハンジ「ローグ、バカなこと言うな」
ナイル「限られた者しか知りませんが、今一度確認します」
「了解!!」
アルミン「ピクシス司令、総統を失った今、我々を束ね統率することができるのはあなただけです」
アルミン「何か今後の展望はございますか?」
ピクシス「これはもうワシらの負けじゃ。エレンに降参しよう」
ピクシス「兵団内部に敵を抱えておってはどうにもならぬ。仮に徹底して敵を炙り出すにしてもどれだけの血が流れることか」
ピクシス「そんな愚行に費やす時間はどこにも無い。多くの兵に兵団を見限る決断をさせた。我々の敗因はこれに尽きる」
ピクシス「ザックレーとの付き合いは長い。革命に生き、革命に敗れるのなら奴も本望じゃろう」
ピクシス「何より4名の死者はその弔いの代償にエルディア国の崩壊は望まないではなかろう」
ナイル「それでは、イェーガー兄弟に服従するおつもりですか?」
ピクシス「服従ではない。イェーガー派にジークの居場所を教えることを条件にして交渉を図る。我々は従来通り地鳴らしの実験を見守り、これにエルディア国の存続を委ねる。ただし、我々の親玉を殺された件をここに不問とする。これで数百数千の同士が殺し合わずに済むのなら、安かろう」
ピクシス「それでは各員取りかかれ!!」
ピクシス「大変見苦しいものをお見せしましたのぉ。あなた方の安全も絶対とは言えませぬ。どうか事態の収拾まで港でお過ごし下され」
キヨミ「はい、私共はエルディア国の勝利を心より願っております」
キヨミ「ミカサ様」
キヨミ「何かありましたらすぐに私共の船までお逃げなさい」
ミカサ「キヨミ様のお心遣い感謝致します。しかしながら私はエルディア人ですので、生まれ育ったこの島の行く末を見守りたいと思います。どうか私のことはお気になさらず」
キヨミ「ただ、ミカサ様の母君が遺された一族の誇りまで失ったわけではございません。この国がどうなろうとあなた様だけはお守り致します」
コニー「まさか総統を殺したエレンに協力するなんてな…」
キヨミ「ミカサ様」
キヨミ「何かありましたらすぐに私共の船までお逃げなさい」
ミカサ「キヨミ様のお心遣い感謝致します。しかしながら私はエルディア人ですので、生まれ育ったこの島の行く末を見守りたいと思います。どうか私のことはお気になさらず」
キヨミ「何をおっしゃいますか?私共がここに来たのはあなた様のために」
ミカサ「地下資源がなくてもですか?」
ミカサ「この国の主導権を握るのが誰であろうと、地鳴らしさえ成功すればというお立場ですよね?」
キヨミ「えぇ、地鳴らしの力が本物でなければ、ヒィズル本国からは梯子を外されることでしょう。これまでの投資も水泡と帰し、アズマビト家も最期を迎えましょう」
ミカサ「でしたら、尚更頼るわけにはいきません」
キヨミ「激動の時代の中でアズマビト家は変じてきましたが、今や金勘定に浅ましい女狐の汚名が轟く始末と成り果てました」
キヨミ「ただ、ミカサ様の母君が遺された一族の誇りまで失ったわけではございません。この国がどうなろうとあなた様だけはお守り致します」
コニー「まさか総統を殺したエレンに協力するなんてな…」
ジャン「ではすべてはエレンとジークに委ねることに問題はないとお考えですか?」
ハンジ「いいや、それはよくない。この状況を踏まえた上でジークやイェレナによって仕掛けられた保険が効果を発揮してきている。そして保険は他にもあると考えるべきだ」
ハンジ「私達はこれ以上無様に翻弄される前に、ジークの思惑を明らかにしよう」
ハンジ「もちろんそれが私の早とちりなら、それでいいんだけど」
ジャン「何か当てがあるんですか?」
ハンジ「いいや、それはよくない。この状況を踏まえた上でジークやイェレナによって仕掛けられた保険が効果を発揮してきている。そして保険は他にもあると考えるべきだ」
ハンジ「私達はこれ以上無様に翻弄される前に、ジークの思惑を明らかにしよう」
ハンジ「もちろんそれが私の早とちりなら、それでいいんだけど」
ジャン「何か当てがあるんですか?」