TVアニメ『名探偵コナン』 第1000話ネタバレ
放送日(Airdate): 2021年3月6日
第1000話 ピアノソナタ月光殺人事件(前編)
職員「いませんね…この島にそんな人は…」
毛利小五郎「ええ!?もっとよく調べてくださいよ!現にこうして依頼する手紙をもらっているんですから」

職員「え…しかしこの島の住民名簿には載ってませんし…それに私、先月この島に来たばかりで…」
毛利小五郎「ええ!?もっとよく調べてくださいよ!現にこうして依頼する手紙をもらっているんですから」

職員「え…しかしこの島の住民名簿には載ってませんし…それに私、先月この島に来たばかりで…」
上司「あ…麻生圭二だって!?」

上司「そんなはずは…ありません…なぜなら彼は10年以上前に亡くなっているんですから!」


上司「あれは…確か12年前満月の夜でした。この島の出身で有名なピアニストだった彼が村の公民館で演奏会をやった後」




上司「あれは…確か12年前満月の夜でした。この島の出身で有名なピアニストだった彼が村の公民館で演奏会をやった後」
毛利小五郎「ったく!質の悪いイタズラだぜ」
毛利小五郎「え?」
コナン「だって依頼料はちゃんと振り込まれたんでしょ?」
毛利小五郎「ああ」
コナン「それに手紙の消印はこの月影島になってるし」
毛利蘭「はい、東京からです」
浅井成実「へえ 私の実家も東京なんですよ~でもこの島!東京と違って素敵でしょう?空気は澄んでるしとっても静かだし」


浅井成実「いつもは静かな島なんですけど…もうすぐ村長選挙で」



浅井成実「いつもは静かな島なんですけど…もうすぐ村長選挙で」
毛利小五郎「村長選?」
浅井成実「私は医者の浅井成実。ちゃんと医師免許持ってます!」
黒岩令子「平田」
平田和明「はい」
黒岩令子「何をしているの?早くあの村人達を黙らせなさい」
村沢周一「おいおい、大丈夫なのか?」
黒岩令子「周一」
村沢周一「村の奴らに聞いたら今度の村長選、お前のオヤジ旗色悪いって話じゃねぇか」
川島英夫「その通り。どうやら私が村民達の支持を一番得ているようだ」
黒岩辰次「ふっ、お前は金の使い方がうまいからな」
平田和明「そ…それが…東京から来た探偵だと」




毛利小五郎「どした蘭?お~!!」

毛利小五郎「でけぇ部屋だな~ピアノのコンサートでもやるのか?」

毛利小五郎「ん?」

毛利小五郎「裏はすぐ海か?」

平田和明「ダメです!そのピアノに触っちゃダメです!」

平田和明「それは麻生さんが亡くなった日にここで行われた演奏会で弾いていた呪われたピアノなんです」

毛利小五郎「そんな…呪いだなんて…」




毛利小五郎「どした蘭?お~!!」

毛利小五郎「でけぇ部屋だな~ピアノのコンサートでもやるのか?」

毛利小五郎「ん?」

毛利小五郎「裏はすぐ海か?」

平田和明「ダメです!そのピアノに触っちゃダメです!」

平田和明「それは麻生さんが亡くなった日にここで行われた演奏会で弾いていた呪われたピアノなんです」

毛利小五郎「そんな…呪いだなんて…」
平田和明「その事件だけじゃないんです…前村長の身にも同じことが…」
毛利小五郎「というと…今日法事をやる亀山勇さん?」
平田和明「はい」
平田和明「あれは2年前、麻生さんの事件と同じ満月の夜のことでした。たまたま近くを通りかかった私は誰もいないはずの公民館から響くピアノの音色を聞いたのです」

平田和明「誰かいるのかと声をかけると、音はぴったりと止み」

平田和明「中に入ってみると」

平田和明「鍵盤にもたれかかって亀山さんが亡くなっていたんです。死因は心臓発作でした。そして恐ろしいことに彼が死ぬ直前まで弾いていた曲は」

平田和明「麻生さんが炎の中で弾き続けていたあの"月光"だったんです」



平田和明「誰かいるのかと声をかけると、音はぴったりと止み」

平田和明「中に入ってみると」

平田和明「鍵盤にもたれかかって亀山さんが亡くなっていたんです。死因は心臓発作でした。そして恐ろしいことに彼が死ぬ直前まで弾いていた曲は」

平田和明「麻生さんが炎の中で弾き続けていたあの"月光"だったんです」

毛利蘭「いいえ、まだ…成実さんは法事ですか?」
浅井成実「ああ、そうそう、こちら村長候補の清水さん」
川島英夫「何をバカな」
黒岩辰次「おい!逃げるのか?」
毛利小五郎「ダメだ…亡くなってる…」

毛利小五郎「みなさんはここから動かないように。成実先生」
浅井成実「はい」


コナン「(クソッ…この事件わからねぇことだらけだ…)」

コナン「(なぜ犯人はわざわざ遺体をピアノの部屋に運んだのか…遺体と一緒に残されていた譜面には何の意味があるのか…そしてこの事件を予告したあの手紙…)」


コナン「うん!その"影が消える"っていうのは光に包まれるってこと。光っていうのは月の光、月光のことだよ」

毛利小五郎「そうか!12年前の麻生さんも2年前の亀山さんも亡くなる直前まで月光を弾いていた!つまり再び影が消えるってことは、再び月光が流れて人が死ぬってことだったんだ!」
毛利小五郎「検死をお願いできますか?」

浅井成実「わかりました」

コナン「(そうか!そうだったんだ!あの手紙はこのことを予告してたんだ!クソッ…もっと早くその意味に気付いていれば)」

平田和明「呪いだ!ピアノの呪いだ!」

毛利小五郎「呪いなんかしゃねぇ!よく見て見ろ!ピアノの音を出してるのは呪いでも幽霊でもない。このテープレコーダーだよ!ふっ」

毛利小五郎「つまりこれは以前に起こった2つの事件に見立てて誰かが仕組んだ殺人事件なんだよ」

浅井成実「わかりました」

コナン「(そうか!そうだったんだ!あの手紙はこのことを予告してたんだ!クソッ…もっと早くその意味に気付いていれば)」

平田和明「呪いだ!ピアノの呪いだ!」

毛利小五郎「呪いなんかしゃねぇ!よく見て見ろ!ピアノの音を出してるのは呪いでも幽霊でもない。このテープレコーダーだよ!ふっ」

毛利小五郎「つまりこれは以前に起こった2つの事件に見立てて誰かが仕組んだ殺人事件なんだよ」
浅井成実「御遺体の状態から見て死亡推定時刻は今から30分から1時間前。死因は窒息死ですが、おそらく溺死させられたものと思われます」
毛利小五郎「ん?」
コナン「ほら、窓の外を見てみてよ。あれ川島さんの上着じゃない?」

コナン「川島さんの背中には泥や砂が付いてる」

コナン「それから、ここのドアやこの部屋の全ての窓に鍵がかかっていた点と」

コナン「月光の曲が入ってたテープの頭、数分が無音になっていることからみて」

コナン「おそらく犯人は法事の最中、川島さんを海に連れ出して溺死させ、遺体をこの部屋に運んで鍵をかけ、テープレコーダーのスイッチを入れ部屋を出た」

コナン「で、カセットテープの無音の数分間が過ぎて月光の曲が流れ始めた」

コナン「だよね?おじさん?」

コナン「それから、ここのドアやこの部屋の全ての窓に鍵がかかっていた点と」

コナン「月光の曲が入ってたテープの頭、数分が無音になっていることからみて」

コナン「おそらく犯人は法事の最中、川島さんを海に連れ出して溺死させ、遺体をこの部屋に運んで鍵をかけ、テープレコーダーのスイッチを入れ部屋を出た」

コナン「で、カセットテープの無音の数分間が過ぎて月光の曲が流れ始めた」

コナン「だよね?おじさん?」
毛利小五郎「あ…あぁ…そうだな…」

毛利小五郎「しかし、だとすると、この公民館の玄関には俺達がずっといたわけだから」

黒岩令子「ちょっ…ちょっと待ってよ!じゃ…犯人はまだ…」

黒岩令子「この中にいるってこと!?」

毛利小五郎「しかし、だとすると、この公民館の玄関には俺達がずっといたわけだから」

黒岩令子「ちょっ…ちょっと待ってよ!じゃ…犯人はまだ…」

黒岩令子「この中にいるってこと!?」
毛利小五郎「ああ、この騒ぎに乗じて外に逃げていなければな」

黒岩辰次「探偵さん、動機というわけではないんだが、川島が亡くなって一番喜んでいるのは彼と同じく村長選に立候補している清水君ではないかと」

清水正人「な…何を!それはあなたにも言えることでしょう!黒岩村長!」

黒岩辰次「探偵さん、動機というわけではないんだが、川島が亡くなって一番喜んでいるのは彼と同じく村長選に立候補している清水君ではないかと」

清水正人「な…何を!それはあなたにも言えることでしょう!黒岩村長!」
毛利小五郎「ところで、あのピアノはいつからここに?」
平田和明「あぁ、あれは15年前に麻生さんから寄贈されたものでそれ以来ずっとここに」
毛利小五郎「麻生さんからの…」
平田和明「ええ、麻生さんの名前もちゃんと鍵盤のフタのところに」
平田和明「西本健さんですよ」
毛利小五郎「2年前の事件からね~」
警官「お~誰だったのかのぉ…」
毛利小五郎「あちゃ…」

コナン「(クソッ…この事件わからねぇことだらけだ…)」

コナン「(なぜ犯人はわざわざ遺体をピアノの部屋に運んだのか…遺体と一緒に残されていた譜面には何の意味があるのか…そしてこの事件を予告したあの手紙…)」


コナン「うん!その"影が消える"っていうのは光に包まれるってこと。光っていうのは月の光、月光のことだよ」

毛利小五郎「そうか!12年前の麻生さんも2年前の亀山さんも亡くなる直前まで月光を弾いていた!つまり再び影が消えるってことは、再び月光が流れて人が死ぬってことだったんだ!」
毛利蘭「ちょっと待って!この手紙には "影が消え始める"って」
毛利小五郎「えっ!!ってことは…まさかまだ事件は続くってことなのか!?」


警官「まったく!正気とは思えんのぉ。御遺体と一緒にここで一晩明かすことは」

毛利小五郎「いや…まぁ…それより誰ですか?遺体を勝手に動かしたのは?」


警官「まったく!正気とは思えんのぉ。御遺体と一緒にここで一晩明かすことは」

毛利小五郎「いや…まぁ…それより誰ですか?遺体を勝手に動かしたのは?」
警官「ああ、ワシじゃ。あんな格好じゃ仏さんが可哀そうじゃったからのぉ」
毛利蘭「あれ?これって月光の譜面だよ」
毛利小五郎「4段目が?」

コナン「どんなふうに変なの?」

毛利蘭「いい?4段目を弾くと……ほらね」

毛利小五郎「もしかして、この譜面の4段目は川島さんのダイイングメッセージ…」

毛利小五郎「とすると、犯人がこれを取り戻しに来る可能性が…」

浅井成実「あの…旅館に電話したらこちらだと聞いてお夜食持って来たんですけど」
毛利蘭「そ…そういえば…」

毛利蘭「へぇ 成実先生ってこの島の人じゃないんですね」

コナン「どんなふうに変なの?」

毛利蘭「いい?4段目を弾くと……ほらね」

毛利小五郎「もしかして、この譜面の4段目は川島さんのダイイングメッセージ…」

毛利小五郎「とすると、犯人がこれを取り戻しに来る可能性が…」

浅井成実「あの…旅館に電話したらこちらだと聞いてお夜食持って来たんですけど」


毛利蘭「へぇ 成実先生ってこの島の人じゃないんですね」
浅井成実「ええ、毎週週末には東京に戻っちゃうの」

浅井成実「で、通い始めてもう2年よ」

毛利小五郎「2年といえば、2年前に亡くなった亀山村長ですが」

浅井成実「はい、以前から心臓がい悪かったようで死因は心臓発作でした。でも顔がかなり引きつっていて、まるで何か恐ろしいものを見たような…」

浅井成実「で、通い始めてもう2年よ」

毛利小五郎「2年といえば、2年前に亡くなった亀山村長ですが」

浅井成実「はい、以前から心臓がい悪かったようで死因は心臓発作でした。でも顔がかなり引きつっていて、まるで何か恐ろしいものを見たような…」
目暮警部「譜面ならコナン君から貰ったよ」
毛利小五郎「え?はははは」
毛利小五郎「お疲れでしょうから一番最後にしてもらいました」

浅井成実「じゃあ、その前に顔洗って来ます…」
コナン「ねぇ、あとどれくらいいるの?取り調べる人」

毛利小五郎「ああ、成実先生を入れてあそこにいる4人と今取り調べ中の西本の6人だが」

黒岩辰次「バカモン!!なにが呪いのピアノだ!!あんな物があるからこんな事件が起きるんだ!!すぐに処分しろ!!いいな!!」



浅井成実「じゃあ、その前に顔洗って来ます…」


毛利小五郎「ああ、成実先生を入れてあそこにいる4人と今取り調べ中の西本の6人だが」

黒岩辰次「バカモン!!なにが呪いのピアノだ!!あんな物があるからこんな事件が起きるんだ!!すぐに処分しろ!!いいな!!」


黒岩令子「ちょっと!いい加減にしてよ!私に川島を殺す動機なんてあるわけないじゃない!!」

コナン「(変だな…事情聴取は終わったのに)」

コナン「(何で帰らないんだ?)」

コナン「僕ちょっとトイレ!」

コナン「(いない!)」

コナン「(変だな…事情聴取は終わったのに)」

コナン「(何で帰らないんだ?)」

コナン「僕ちょっとトイレ!」

コナン「(いない!)」