Detective Conan
第1003話 36マスの完全犯罪(前編)
キャスト
🔷諸伏高明 Morofushi Takaaki CV: 速水奨
毛利小五郎「また俺のいち抜けだ!」
コナン「(おっちゃん…昔からババ抜き、鬼強なんだよなぁ…)」
安室透「さすが毛利先生!相手の心を見抜く探偵の目を持ってらっしゃる」
毛利小五郎「なんかこういうのって得意なんだよな~引いちゃならねぇハズレだけは割とピンと来るっていうか」
安室透「さすが毛利先生!相手の心を見抜く探偵の目を持ってらっしゃる」
毛利小五郎「なんかこういうのって得意なんだよな~引いちゃならねぇハズレだけは割とピンと来るっていうか」
安室透「当たりがわかればよかったんでしょうけれど」
脇田兼則「いやいや、ハズレがわかる目なんてものがあるならアッシにも分けてもらいてぇぐらいですぜ」
脇田兼則「自分を謀る裏切り者がわかるじゃないですか…鮮度の落ちた魚を高値で売りつける仲卸とかねぇ…」
安室透「さすが寿司職人」
脇田兼則「いやいや、ハズレがわかる目なんてものがあるならアッシにも分けてもらいてぇぐらいですぜ」
脇田兼則「自分を謀る裏切り者がわかるじゃないですか…鮮度の落ちた魚を高値で売りつける仲卸とかねぇ…」
安室透「さすが寿司職人」
毛利蘭「事件の依頼で長野に行くんだよね?私より適任を呼んだから」
小五郎・コナン「適任?」
コナン「(…で、こうなってるんだったな)」
毛利小五郎「この妙な紙切れが同封されていたんだよ」
毛利小五郎「送り主の名前は日原泰生(にちはらたいせい)。その人の古い友人が長野の山奥の潰れた教会で首を吊って亡くなったらしいんだが、その理由が全く思い当たらないみたいでよ。もしかしたら遺体の足元に落ちていたこの暗号を読み解けば、自殺した理由がわかるんじゃないかってんで、この眠りの小五郎に暗号解読を依頼してきたワケだ」
毛利小五郎「送り主の名前は日原泰生(にちはらたいせい)。その人の古い友人が長野の山奥の潰れた教会で首を吊って亡くなったらしいんだが、その理由が全く思い当たらないみたいでよ。もしかしたら遺体の足元に落ちていたこの暗号を読み解けば、自殺した理由がわかるんじゃないかってんで、この眠りの小五郎に暗号解読を依頼してきたワケだ」
毛利小五郎「ああ、依頼人もその可能性もあるつって、現場はほぼ自殺した時のまんまになってるそうだ」
コナン「ねぇ、小五郎のおじさんはその手紙の人とまだ会ってないんだよね?」
毛利小五郎「この電車のチケットと50万はもらったがな」
安室透「きっと大歓迎ですよ」
脇田兼則「眠りの小五郎が来てくれたんですから」
脇田兼則「ん?鍵はかかってないみたいですぜ?」
毛利小五郎「ん?ほぉ~礼拝堂か」
和田孝平「おいおい 知らねぇわけねぇだろ。2か月前にここで自殺したっていうニッチだよ。お前ら、それを知らずに吹雪の中、こんな山奥の廃教会に来たっていうのかよ?」
川崎陽介「無駄話はそれくらいにしてさっさと終わらせましょう。忙しい中時間を割いて来ているんですから」
『銀行員 川崎陽介(28)』
西野澄也「ここって暖房設備がねぇみてぇだし、ちゃっちゃと終わらせてみんなで鍋でもつつこうぜ。久しぶりの会ったんだからよ!」
『銀行員 川崎陽介(28)』
西野澄也「ここって暖房設備がねぇみてぇだし、ちゃっちゃと終わらせてみんなで鍋でもつつこうぜ。久しぶりの会ったんだからよ!」
和田孝平「はあ?んなメール出してねぇよ!メールでここに呼んだの郁絵だよな」
西野澄也「おいおい 冗談だろ?」
毛利小五郎「って事は、まさか誰かがみんなの車を誘導して故意にオシャカにしたって事か?」
脇田兼則「本当にそうなら何かゾクゾクしやすねぇ…だってこの状況はミステリーの定番中の定番、連続殺人が起きやすい…まさに雪山の山荘ですからねえ」
脇田兼則「本当にそうなら何かゾクゾクしやすねぇ…だってこの状況はミステリーの定番中の定番、連続殺人が起きやすい…まさに雪山の山荘ですからねえ」
毛利小五郎「おいおいおい!すぐに迎えに来られないってどういうこったよ?長野県警!」
大和敢助「あんたらそこに行く途中でトンネル通っただろ?そのトンネルが少し前に起きた雪崩で」
大和敢助「完全に塞がって通れなくなってんだよ!」
毛利小五郎「マジか!?」
大和敢助「まぁ そっち迎えに行けるのは明日の天気次第だな」
毛利小五郎「あ、明日!?すぐに除雪して来てくれよ!」
毛利小五郎「てなわけで明日になるまで迎えは来そうにねぇから、あんたらの車もオシャカになっちまったことだし、今夜はこの教会に一泊するしかなさそうだな」
西野澄也「てか、そろそろ名乗れよ!誰なんだよ?他人のフリして俺らをここに集めた奴は?」
古浦郁絵「私じゃないわよ」
和田孝平「俺でもねぇよ」
西野澄也「てか、そろそろ名乗れよ!誰なんだよ?他人のフリして俺らをここに集めた奴は?」
古浦郁絵「私じゃないわよ」
和田孝平「俺でもねぇよ」
川崎陽介「もちろん私も違います」
藤出頼人「僕でもないけど、きっと言い出しにくくなってるんじゃないかなぁ」
脇田兼則「で、アッシらはその日原さんがここで自殺した真相を探りに来たんですが、自殺した部屋を知ってる人はいるんですか?」
西野澄也「さぁ…俺はメールで知ったから」
藤出頼人「僕でもないけど、きっと言い出しにくくなってるんじゃないかなぁ」
脇田兼則「で、アッシらはその日原さんがここで自殺した真相を探りに来たんですが、自殺した部屋を知ってる人はいるんですか?」
西野澄也「さぁ…俺はメールで知ったから」
古浦郁絵「私も」
和田孝平「俺も」
川崎陽介「もちろん私も」
藤出頼人「まぁ それを知ってるのはみんなを集めた張本人だろうけど」
安室透「文字の向きやひらがなとカタカナの違いはありますが」
安室透「6つとも文字の配列は同じようですね」
脇田兼則「これを解くヒントといやあ」
脇田兼則「この3x3のマスが」
脇田兼則「太い線で囲まれているってことぐらいかね…」
安室透「では皆さんが今持っている水と食べ物を」
安室透「みんなで分け合って今夜ひと晩乗り切りましょう」
西野澄也「菓子なら結構持ってきたからほしい奴はいってくれ」
藤出頼人「僕は水を多めに持ってきてるよ」
古浦郁絵「スーッとしたかったら私に言って。ミントタブレットダースで持ってるから」
和田孝平「郁絵、相変わらずだな、それ」
古浦郁絵「悪い?」
川崎陽介「私は遠慮しておきますよ。自分の水は持ってますし、ひと晩ぐらいなら何も食べなくて平気ですから」
和田孝平「お前の潔癖症も相変わらずだな」
西野澄也「んじゃ、ちょっくら燃えそうな物でも集めてくるからな」
藤出頼人「僕も付き合うよ」
川崎陽介「おぉ!よかった水道まだ出るようだ」
コナン「この教会で?」
川崎陽介「僕を供養したければ以下の場所へ赴いて、それぞれ一人ずつ弔いの言葉を集めてくれって」
川崎陽介「何なんですか?これ」
和田孝平「さっき郁絵が寒いからってこの礼拝堂の扉を閉めたら、この紙が貼ってあったんだよ。この暗号と一緒にな」
毛利小五郎「しゃーねぇな 付き合ってやっか!迎えが来るまでやることねぇしな」
脇田兼則「んじゃ、誰がどこを回るか決めねぇと」
川崎陽介「何なんですか?これ」
和田孝平「さっき郁絵が寒いからってこの礼拝堂の扉を閉めたら、この紙が貼ってあったんだよ。この暗号と一緒にな」
毛利小五郎「しゃーねぇな 付き合ってやっか!迎えが来るまでやることねぇしな」
脇田兼則「んじゃ、誰がどこを回るか決めねぇと」
西野澄也「ちょっと待て!そのカードのトップ一番上のヤツに妙な汚れがついてるな!ひょっとしてめくる前に何のカードか分かってんじゃねぇのか?」
西野澄也「ゲームでもこんなことはちゃんとやりてぇんだよ」
藤出頼人「だったらじゃんけんは?」
古浦郁絵「ふふっ これって、あなた達でキャプテンを決めた時みたいだね」
藤出頼人「あの時を思い出すよ」
西野澄也「んで、それぞれに渡された紙に自分の名前を書いて、このティッシュの箱に入れてあの時のキャプテンになった俺が引く…でいいよな?」
西野澄也「ではではトイレに行く人はっと」
西野澄也「和田だ」
西野澄也「んで、それぞれに渡された紙に自分の名前を書いて、このティッシュの箱に入れてあの時のキャプテンになった俺が引く…でいいよな?」
西野澄也「ではではトイレに行く人はっと」
西野澄也「和田だ」
和田孝平「了解」
西野澄也「んじゃ、談話室は最後の1枚の俺で決まり」
西野澄也「確認すると書斎が郁絵、神父の部屋が川崎、シスターの部屋が藤出」
西野澄也「髭のオッサンが風呂場、眼鏡のボウズがこの礼拝堂、眼帯のオッサンが台所、金髪のお兄さんが倉庫でいいよな?」
西野澄也「確認すると書斎が郁絵、神父の部屋が川崎、シスターの部屋が藤出」
西野澄也「髭のオッサンが風呂場、眼鏡のボウズがこの礼拝堂、眼帯のオッサンが台所、金髪のお兄さんが倉庫でいいよな?」
安室透「あの くれぐれも注意してくださいね」
藤出頼人「もしそうなら、最初に狙われるのは多分ニッチの女房の…」
川崎陽介「部外者にあまり話さない方がいいですよ」
藤出頼人「そうだね」
コナン「(あの中で女房っていったら郁絵さんの事だろうけど)」
コナン「(キャプテンって一体何のキャプテンだ?)」
西野澄也「よぅ ボウズ!弔う言葉ってやつ見つけたか?」
コナン「(うん、この礼拝堂のイスの裏にこんな紙が貼ってあったよ)」
西野澄也「俺のは談話室の花瓶の中だ」
川崎陽介「私は神父の部屋のベッドの下に」
コナン「(あの中で女房っていったら郁絵さんの事だろうけど)」
コナン「(キャプテンって一体何のキャプテンだ?)」
西野澄也「よぅ ボウズ!弔う言葉ってやつ見つけたか?」
コナン「(うん、この礼拝堂のイスの裏にこんな紙が貼ってあったよ)」
西野澄也「俺のは談話室の花瓶の中だ」
川崎陽介「私は神父の部屋のベッドの下に」
藤出頼人「僕はシスターの部屋の棚の中で見つけたよ」
古浦郁絵「私もすぐに彼が来て探すの手伝ってくれたから」
安室透「しかし今回の暗号も文字配列はみんな同じようですね」
脇田兼則「残るはトイレに行った和田さんだけ」
古浦郁絵「私もすぐに彼が来て探すの手伝ってくれたから」
脇田兼則「残るはトイレに行った和田さんだけ」
毛利小五郎「おいおい、あれから1時間…遅すぎじゃねぇか?」
藤出頼人「じゃあ僕、様子を見に行ってくるよ」