荼毘「おまえがいるとは聞いてねえ」
エンデヴァー「ヴィラン連合…荼毘…」
エンデヴァー「スナッチを殺害したそうだな」
荼毘「スナ?誰だっけ?んなことより少し話そうぜ。せっかくの機会だし」
ホークス「エンデヴァーさん、休んでて下さい」
ホークス「俺やります。ザコ羽しかありませんけど時間稼ぎくらいは」
荼毘「勘弁してくれよ、そこの脳無を取りに来ただけなんだ。俺が勝てるハズねえだろ」
荼毘「満身創痍のトップ2相手によ」
荼毘「気が変わったんだ。脳無の性能テストって予め言わなかったっけか。しかし違うというならそっちもそっちだぜ?適当な強い奴って言ったろ。No.1じゃテストにならねえ。程度を考えろよ」
ホークス「No.1に大ダメージ、喜ばれると思ったんだけどな。約束は破ってない。反故にしたのはそっちだけだ」
荼毘「まァ、とりあえずボスにはまだ会わせらんねえな。また連絡するよ、ホークス」
公安「瞑れる男だと見込んでの頼みだ。名誉名声に頓着がなく、ただただ長期目標を見据え動く。君程適任な者はいないと考えている」
ホークス「それ、俺も怪我した時使っていいですか?」
エンデヴァー「それより貴様、あの脳無真っすぐ我々を狙いに来た。我々が到着したその日に…あれは偶然だろうか」
ホークス「あー 新トップ2が駅前歩いてりゃ目立つし、ワンチャン狙ってた敵さんの目についたんでしょうかね」
ホークス「(悲しくなるよ)」
ホークス「(街中歩いて存在アピったのは所詮言い訳づくりの為)」
荼毘「ザコ羽しか残ってなかったんじゃねえのか?」
ホークス「嘘つきと丸腰で会うわけにはいかなかったからな。予定じゃ明日、海沿いの工場だったはずだ。それが街中…しかもあの脳無、これまでのと明らかに次元が違ってた。そういうのは予め言っといてほしいな」
ホークス「嘘つきと丸腰で会うわけにはいかなかったからな。予定じゃ明日、海沿いの工場だったはずだ。それが街中…しかもあの脳無、これまでのと明らかに次元が違ってた。そういうのは予め言っといてほしいな」
荼毘「気が変わったんだ。脳無の性能テストって予め言わなかったっけか。しかし違うというならそっちもそっちだぜ?適当な強い奴って言ったろ。No.1じゃテストにならねえ。程度を考えろよ」
ホークス「No.1に大ダメージ、喜ばれると思ったんだけどな。約束は破ってない。反故にしたのはそっちだけだ」
荼毘「いきなりNo.2ヒーローを信用しろって方が無茶だぜ。何で今日のアレが死者ゼロで済んでる?俺たちに共感して協力願い出た男の行動とは思えねえや」
ホークス「こっちもヒーローとしての信用を失うわけにはいかない。信用が高い程仕入れられる情報の質も上がる。もうちょい長い目で見れんかな」
荼毘「まァ、とりあえずボスにはまだ会わせらんねえな。また連絡するよ、ホークス」
ホークス「は?ちょっと待って下さい、意味がわからない。そっちで捜索チーム組むんでしょ?グラントリノさんとかが」
公安「どこで聞いた?」
公安「神野の戦いは拉致被害者の安否もあり事を急いた。結果、情報が足りず相手の力を見誤った。闇組織を根絶する為に多くの情報がいる。特にあの改造人間、オール・フォー・ワンの力だけであれが造れるのか」
ホークス「取り入る間、奴らが出す被害にも目を瞑れって?」
公安「瞑れる男だと見込んでの頼みだ。名誉名声に頓着がなく、ただただ長期目標を見据え動く。君程適任な者はいないと考えている」
ホークス「よかったですね、二日で退院できて。左目も良かったです、残ってて」
ホークス「俺のせいでマジすみません」
エンデヴァー「思い上がるな。俺の怪我は俺の責任だ」
ホークス「それ、俺も怪我した時使っていいですか?」
エンデヴァー「それより貴様、あの脳無真っすぐ我々を狙いに来た。我々が到着したその日に…あれは偶然だろうか」
ホークス「あー 新トップ2が駅前歩いてりゃ目立つし、ワンチャン狙ってた敵さんの目についたんでしょうかね」
ホークス「(悲しくなるよ)」
ホークス「(街中歩いて存在アピったのは所詮言い訳づくりの為)」
ホークス「脳無の噂自体がヒーロー狩りのまき餌って可能性ありますね。連合捜索チームに連絡つけないとですね」
エンデヴァー「気をつけることだ。今後もその調査続けるのなら、あれクラスが現れても対抗できるよう協力を仰いだ方が良い」
ホークス「へへ エンデヴァーはそんな気遣いせん」
ホークス「でしたっけ?」
エンデヴァー「灼くぞ、貴様」
エンデヴァー「気をつけることだ。今後もその調査続けるのなら、あれクラスが現れても対抗できるよう協力を仰いだ方が良い」
ホークス「へへ エンデヴァーはそんな気遣いせん」
ホークス「でしたっけ?」
エンデヴァー「灼くぞ、貴様」
ホークス「本当に必要なんですか?」
公安「提案よ。表と裏から追いつめることでヴィラン連合の退路を確実に断つ」
ホークス「提案 フッ 断れないってわかった上でそーゆー言い方するんだもんな、人が悪い」
公安「否定はしないわ、ホークス」
公安「神野であなたの都合がつかなかったのは幸いだった」
公安「提案よ。表と裏から追いつめることでヴィラン連合の退路を確実に断つ」
ホークス「提案 フッ 断れないってわかった上でそーゆー言い方するんだもんな、人が悪い」
公安「否定はしないわ、ホークス」
公安「神野であなたの都合がつかなかったのは幸いだった」
「子供!?子供が助けてくれたって!?」
「この子には天賦の才があります。ヒーローになるべき人間です。今後、ご家族ごとこちらで全面支援させていただきます」
ホークス「ヴィラン連合の内偵」
ホークス「俺が穢れてみんなが安心できるようになるのなら、喜んで引き受けますよ」
ホークス「(俺はホークス、速すぎる男)」
ホークス「(ヒーローが暇を持て余す社会、必ず手に入れてやる)」
ホークス「(俺の出せる最高速度で)」
「この子には天賦の才があります。ヒーローになるべき人間です。今後、ご家族ごとこちらで全面支援させていただきます」
ホークス「ヴィラン連合の内偵」
ホークス「俺が穢れてみんなが安心できるようになるのなら、喜んで引き受けますよ」
ホークス「(俺はホークス、速すぎる男)」
ホークス「(ヒーローが暇を持て余す社会、必ず手に入れてやる)」
ホークス「(俺の出せる最高速度で)」
轟冬美「おつかれ!」
轟夏雄「お母さんも姉ちゃんも何故か許す流れなんだけどさ、俺の中じゃイカレヤロウ絶賛継続中だよ!変わったようで全然変わってない!俺たちは放ったらかし、No.1になって強敵倒したところで心から消えるハズないだろ!お母さんの悲鳴、焦凍の泣き声!燈矢兄のこともさ!勝手に心変わりして一方的に縒り戻そうってか!!気持ち悪いぜ!!」
エンデヴァー「これから向き合い償うつもりだ」
轟夏雄「あっそ!悪い姉ちゃん、ごちそーさま」
轟冬美「あーもう…やっぱりだめかなァ…焦凍がお母さんに会うようになって…お父さんも歩み寄ってくれてさ…お母さん笑うようになって…うちも、うちだって家族になれるんだーって」
轟冬美「嬉しかったの~姉さんはぁ〜焦凍〜」
轟焦凍「姉さん、夏兄があんな感情むき出すところ初めて見た」
「あの戦いから二日、No.1ヒーローに対する評価が揺れ続けています」
「不安の声は変わらず…」
轟冬美「嬉しかったの~姉さんはぁ〜焦凍〜」
轟焦凍「姉さん、夏兄があんな感情むき出すところ初めて見た」
「あの戦いから二日、No.1ヒーローに対する評価が揺れ続けています」
「不安の声は変わらず…」
轟冬美「消そ消そ」
轟焦凍「いや」
「見ろや君の愛称で話題となっている少年、彼の叫びは多くの心をエンデヴァーへと引き寄せました」
エンデヴァー「あの時の子か」
轟焦凍「ヒーローとしてのエンデヴァーって奴は凄かったよ。凄い奴だ。けど夏兄の言った通りだと思うし、おまえがお母さんにしてきたこと、まだ許せてねェ」
「見ろや君の愛称で話題となっている少年、彼の叫びは多くの心をエンデヴァーへと引き寄せました」
エンデヴァー「あの時の子か」
轟焦凍「ヒーローとしてのエンデヴァーって奴は凄かったよ。凄い奴だ。けど夏兄の言った通りだと思うし、おまえがお母さんにしてきたこと、まだ許せてねェ」
エンデヴァー「(あの時言われたふと湧いた月並みでシンプルな思い)」
エンデヴァー「(彼らの未来を保証しなければ、それが頂点の務めなら、ならば俺が摘んだ未来は?今更許せと言うつもりはない)」
エンデヴァー「冬美、今まですまなかった」
エンデヴァー「夏雄に掛ける言葉を間違えた」
エンデヴァー「(今更でも償い、未来を返す他に道はないのだ)」
エンデヴァー「(彼らの未来を保証しなければ、それが頂点の務めなら、ならば俺が摘んだ未来は?今更許せと言うつもりはない)」
エンデヴァー「冬美、今まですまなかった」
エンデヴァー「夏雄に掛ける言葉を間違えた」
エンデヴァー「(今更でも償い、未来を返す他に道はないのだ)」
緑谷出久「(夢を見た)」
緑谷出久「(隣には綺麗で精悍な顔つきの女性がいて)」
緑谷出久「(その奥にも知らない人達が)」
緑谷出久「(前にも見たことがある)」
緑谷出久「いや、前よりも明瞭だ」
緑谷出久「(ワンフォーオールの面影)」
緑谷出久「(隣には綺麗で精悍な顔つきの女性がいて)」
緑谷出久「(その奥にも知らない人達が)」
緑谷出久「(前にも見たことがある)」
緑谷出久「いや、前よりも明瞭だ」
緑谷出久「(ワンフォーオールの面影)」
緑谷出久「(しゃべれない…右手の自由はきく)」
緑谷出久「(歴代のワンフォーオールの継承者…僕は9代目…残る一人は…)」
オール・フォー・ワン「僕と征こう、愚かで可愛い弟よ。何故争うんだ?」
緑谷出久「(この声!!)」
緑谷出久「(忘れるはずがない!!オール・フォー・ワン)」
初代「間違っているからだ!許してはならないからだ!兄さんの全てを!!」
緑谷出久「(弟…?兄さん…?この人が初代)」
オール・フォー・ワン「酷い言い草じゃないか?僕は歩み寄っているのに…寛容である事はおまえの正しさに含まれていないのか?」
初代「今世界が混乱の最中にある!異能は私利私欲に使うべきじゃない!あんたは自分を満たす事しか考えていない」
オール・フォー・ワン「おいで。彼は顎部が変容した。牙が生え変わり続けるそうだ。老いた両親の世話を欠かさない優しい男だよ。なのに彼は怪物だ、病気だと迫害を受け、両親からも隔離されてしまった」
オール・フォー・ワン「彼は異能を持たない。夕暮れの仕事帰り異能の集団に襲われたそうだ。頼みのスタンガンは無効化された上、触手状の毛髪に体の自由を奪われたと」
初代「ダメだ、戻れなくなるぞ」
オール・フォー・ワン「僕が困ったらその時は助けてくれるかい?」
「もちろんだ…ああ…父さん…母さん」
「俺もだ!この恩は一生忘れない」
オール・フォー・ワン「彼は異能を持たない。夕暮れの仕事帰り異能の集団に襲われたそうだ。頼みのスタンガンは無効化された上、触手状の毛髪に体の自由を奪われたと」
初代「ダメだ、戻れなくなるぞ」
オール・フォー・ワン「僕が困ったらその時は助けてくれるかい?」
「もちろんだ…ああ…父さん…母さん」
「俺もだ!この恩は一生忘れない」
オール・フォー・ワン「おまえの言う"世界"とは何だ?弟よ。僕は"人"を見て"人"の為に力を行使している」
初代「詭弁だ!あんたは今、小間使いを二人増やしただけだろう!」
オール・フォー・ワン「縋れるものが必要なんだ。おまえは僕を否定する事で彼らの幸せまで否定しているよ」
オール・フォー・ワン「人の形を失ったこの世界、僕の力なら秩序を齎せる。エゴを通そうと必死なのはどちらだろう?」
初代「心の隙につけ入ることの何が秩序だ!!そうやって弄び使い捨てた人の数、おまえは覚えちゃいないだろう!!」
「彼を侮辱する事は許さない!!」
オール・フォー・ワン「おっと、気を付けて、弟は体が弱いんだ」
オール・フォー・ワン「あぁ 可哀想に…異能を持たずに生まれたばっかりに…力が無ければ通せる道理も無い」
オール・フォー・ワン「それでも僕はおまえを愛してるよ、哀れな弟、ただ一人の家族」
オール・フォー・ワン「力無き者に選択を!罪には容赦を!」
初代「詭弁だ!あんたは今、小間使いを二人増やしただけだろう!」
オール・フォー・ワン「縋れるものが必要なんだ。おまえは僕を否定する事で彼らの幸せまで否定しているよ」
オール・フォー・ワン「人の形を失ったこの世界、僕の力なら秩序を齎せる。エゴを通そうと必死なのはどちらだろう?」
初代「心の隙につけ入ることの何が秩序だ!!そうやって弄び使い捨てた人の数、おまえは覚えちゃいないだろう!!」
「彼を侮辱する事は許さない!!」
オール・フォー・ワン「おっと、気を付けて、弟は体が弱いんだ」
オール・フォー・ワン「それでも僕はおまえを愛してるよ、哀れな弟、ただ一人の家族」
オール・フォー・ワン「力無き者に選択を!罪には容赦を!」
オール・フォー・ワン「また食べなかったのか。可哀そうにやせ細ってしまって」
初代「僕はあんたの思い通りにならない」
オール・フォー・ワン「彼らはね、いたずらに力を振るい、徒党を組み、僕の手を拒み秩序を否定した」
オール・フォー・ワン「だから殺された。僕は何も命じていないんだぜ?僕を慕う多くの友人が僕を思い行動に移した」
オール・フォー・ワン「嬉しかったよ」
オール・フォー・ワン「思うだけで皆が動いてくれる。夢の光景だ」
オール・フォー・ワン「あの日、おまえと読んだコミックの世界だ」
初代「あんたは3巻までしか読んでいない。続きがある」
初代「魔王に支配された世界を正義のヒーローがもがき苦しみ、そして最後に救い出すんだ」
初代「僕はあんたの思い通りにならない」
オール・フォー・ワン「彼らはね、いたずらに力を振るい、徒党を組み、僕の手を拒み秩序を否定した」
オール・フォー・ワン「だから殺された。僕は何も命じていないんだぜ?僕を慕う多くの友人が僕を思い行動に移した」
オール・フォー・ワン「嬉しかったよ」
オール・フォー・ワン「思うだけで皆が動いてくれる。夢の光景だ」
オール・フォー・ワン「あの日、おまえと読んだコミックの世界だ」
初代「あんたは3巻までしか読んでいない。続きがある」
初代「魔王に支配された世界を正義のヒーローがもがき苦しみ、そして最後に救い出すんだ」