「光月こそこの国の希望だったんだ!!」
光月おでん「トキ、その時が来たら読んでくれ」
光月おでん「トキ…おれはもう限界だ」
光月おでん「おれが討ち取れなかったら、カイドウを倒せる者は当座現れない」
光月おでん「20年以上先の話…世界ではおそらく大海を分かつ程の“巨大な戰”が起きる。つまり、あと20年もすれば…その“巨大な戰”の主役達が新世界に押し寄せる。カイドウを討てるのはそいつらだ」
光月おでん「もしおれが死んだら」
光月トキ「刀なんてまだあの子達には危ないと思うけど」
光月おでん「ん~?悲しくないのか?死刑だぞ?」
光月トキ「あなたは死なないでしょ?」
光月おでん「わっはっはっはっは」
光月おでん「さすがおれの妻」
光月トキ「(泣いてたら笑われちゃうよね。私達はあなたの弱点じゃない。見てておでんさん…20年後の未来)」
光月おでん「ん~?悲しくないのか?死刑だぞ?」
光月トキ「あなたは死なないでしょ?」
光月おでん「わっはっはっはっは」
光月おでん「さすがおれの妻」
光月トキ「(泣いてたら笑われちゃうよね。私達はあなたの弱点じゃない。見てておでんさん…20年後の未来)」
錦えもん「皆、無事だな?」
イヌアラシ「喚き散らすだけのゆガラが偉そうに言うな!ただ死んでなんとする!おでん様の我らに対する信頼を裏切る気か!!おでん様の言葉を思い出せ!!」
錦えもん「どうでした?外の世界は」
光月おでん「旅を総括して言うならば…最高の冒険だった!!」
ネコマムシ「ゾウには寄れたかよ?」
光月おでん「ああ、もちろんだ!ゾウと光月家は歴史的に固い絆で結ばれていた。ミンク族は強力な戦士達だ」
光月おでん「覚えておけ、お前達。いざという時は"ゾウ"を目指せ。必ず強い助けになってくれる」
錦えもん「どうでした?外の世界は」
光月おでん「旅を総括して言うならば…最高の冒険だった!!」
ネコマムシ「ゾウには寄れたかよ?」
光月おでん「ああ、もちろんだ!ゾウと光月家は歴史的に固い絆で結ばれていた。ミンク族は強力な戦士達だ」
光月おでん「覚えておけ、お前達。いざという時は"ゾウ"を目指せ。必ず強い助けになってくれる」
イヌアラシ「今こそいざという時だ!我らが皆をゾウへ導かんでどうする!!」
ネコマムシ「黙れバカイヌ!!わしは戦う!!それで死ねるなら本望ぜよ!!」
イヌアラシ「バカはどっちだ!!この単細胞ネコ!!」
イヌアラシ「もういい!!そんなに死にたいならおれが引導を渡す」
ネコマムシ「やってみ!」
イヌアラシ「バカはどっちだ!!この単細胞ネコ!!」
イヌアラシ「もういい!!そんなに死にたいならおれが引導を渡す」
ネコマムシ「やってみ!」
錦えもん「やめろ!」
錦えもん「我らの使命は九里におわす」
錦えもん「トキ様、モモの助様、日和様をお助けし、ゾウへ逃れること!」
錦えもん「延いては、おでん様の開国の志をはたすこと!」
錦えもん「無駄に命を散らすことはこの拙者が絶対許さん!」
錦えもん「我らの使命は九里におわす」
錦えもん「トキ様、モモの助様、日和様をお助けし、ゾウへ逃れること!」
錦えもん「延いては、おでん様の開国の志をはたすこと!」
錦えもん「無駄に命を散らすことはこの拙者が絶対許さん!」
錦えもん「目指すは九里!おでん城!」
錦えもん「行くぞ!」
「おおおおお!」
しのぶ「ねぇ、錦様…わたすも光月の家臣でいいのかな…?」
錦えもん「我らも全員 押しかけ家臣!!」
錦えもん「お前の心の一つだ!!」
錦えもん「行くぞ!」
「おおおおお!」
しのぶ「ねぇ、錦様…わたすも光月の家臣でいいのかな…?」
錦えもん「我らも全員 押しかけ家臣!!」
錦えもん「お前の心の一つだ!!」
イヌアラシ「ふざけるな!全てはカイドウとオロチを煽ったせいだ!おガラがおでん様を殺したようなもんだ」
光月トキ「大丈夫!あなた達は必ず私が逃がすわ!逃げ場ならある!」
光月モモの助「父上…」
光月おでん「たかいたかい!」
「ははははは」
レイリー「止せ!高すぎだろ!おでん!」
光月おでん「こんな高い空から見ても見渡せやせん」
光月おでん「これが世界だ。モモの助、日和」
光月おでん「よぉく見ておけ。ワノ国にはない景色」
光月モモの助「わーキラキラで宝物みたいでござる」
光月おでん「宝か?面白い事言うな~!さすがおれの息子!」
光月おでん「見聞を広めろ、モモの助。おれの知ることも存分にお前に伝えてある」
レイリー「止せ!高すぎだろ!おでん!」
光月おでん「こんな高い空から見ても見渡せやせん」
光月おでん「これが世界だ。モモの助、日和」
光月おでん「よぉく見ておけ。ワノ国にはない景色」
光月モモの助「わーキラキラで宝物みたいでござる」
光月おでん「宝か?面白い事言うな~!さすがおれの息子!」
光月おでん「見聞を広めろ、モモの助。おれの知ることも存分にお前に伝えてある」
光月おでん「お前好みの女はどういうタイプだ?」
光月おでん「腕を上げたなぁ、日和。おれはその曲が好きだぞ」
光月日和「本当?"つきひめ"っていうの。もっと上手になるね」
光月おでん「う~ん 良い曲だ~おれの葬式で弾いてくれ」
光月おでん「おい、モモ!妹を泣かすな」
光月日和「本当?"つきひめ"っていうの。もっと上手になるね」
光月おでん「う~ん 良い曲だ~おれの葬式で弾いてくれ」
光月おでん「おい、モモ!妹を泣かすな」
光月モモの助「父上でござるよ」
光月モモの助「…落ちる…高い…怖い…死ぬ…」
カイドウ「お前の父はバカ殿だ。光月家はお前が死んで終わりだな」
光月モモの助「ちがう…」
カイドウ「(あれがおでんの息子とは…城と共に燃えて死ね!)」
カン十郎「我々と共に城を出ましょう」
河松「トキ様!我々が命続く限りお守りいたします!」
光月トキ「お逃げなさい、未来へ。人は決して過去には戻れないけれど、未来へなら行けるのよ」
光月モモの助「母上…」
光月モモの助「イヤでござる!!拙者は母上と一緒に残ります!!母上!やめてください!母上!!」
光月トキ「河松、日和を頼みます」
光月日和「母上は?」
河松「トキ様!我々が命続く限りお守りいたします!」
光月トキ「お逃げなさい、未来へ。人は決して過去には戻れないけれど、未来へなら行けるのよ」
光月モモの助「母上…」
光月モモの助「イヤでござる!!拙者は母上と一緒に残ります!!母上!やめてください!母上!!」
光月トキ「河松、日和を頼みます」
光月日和「母上は?」
光月トキ「私は後から行くから、河松の言うこと聞いて、いい子にしてるのよ」
光月トキ「ひどい事言われたもん!」
光月おでん「ひどい事?」
光月トキ「今、私に一人で20年後へ飛べって言ったじゃない」
光月おでん「いやぁ…それはお前の旅の目的を考えたら…その方がいいと思ってだな」
光月おでん「ええ!?」
光月トキ「(おでんさん…私は過去から逃げてきた…未来へ飛べば…誰かがやってくれるって…私…思ってた…)」
「トキ様…」
光月トキ「月は夜明けを知らぬ君 叶わばその一念は」
光月トキ「二十年(はたとせ)を編む月夜に九つの影を落とし」
光月トキ「まばよき夜明けを知る」
光月トキ「君と成る」
「トキ様…」
光月トキ「月は夜明けを知らぬ君 叶わばその一念は」
光月トキ「二十年(はたとせ)を編む月夜に九つの影を落とし」
光月トキ「まばよき夜明けを知る」
光月トキ「君と成る」