黒炭オロチ「寒い寒い寒い!」
「あつ!!オロチ様すでに熱湯です。火傷してしまいます」
黒炭オロチ「うるせェ!!寒いんだ!!震えが止まらねェんだよ!光月の侍達の骨を持って来いよォ!なぜ見つからねェ?あいつらが死んだ証拠を持って来ーい!!」
『頭山』
『花の都』
傳ジロー「狂死郎」
黒炭オロチ「よいよい!それでよい!」
傳ジロー「されば、この方よりほんの手土産」
傳ジロー「どうぞ、お納めください」
黒炭オロチ「おお!くるしゅうない!」
傳ジロー「お喜びいただけましたか。かように、金、女そして兵、あなたの必要なものは全て動かせます」
黒炭オロチ「うはははは!くるしゅうないくるしゅうない!」
黒炭オロチ「うはははははは!!」
傳ジロー「されば、この方よりほんの手土産」
傳ジロー「どうぞ、お納めください」
黒炭オロチ「おお!くるしゅうない!」
傳ジロー「お喜びいただけましたか。かように、金、女そして兵、あなたの必要なものは全て動かせます」
黒炭オロチ「うはははは!くるしゅうないくるしゅうない!」
黒炭オロチ「うはははははは!!」
傳ジロー「くっ…!!」
傳ジロー「真に光栄に存じます、オロチ様」
「ヒョウ五郎親分にとって代わる侠客の誕生だ!!」
「“花の都”に狂死郎一家あり!!」
傳ジロー「真に光栄に存じます、オロチ様」
「ヒョウ五郎親分にとって代わる侠客の誕生だ!!」
「“花の都”に狂死郎一家あり!!」
「弱点もあるぞ」
「たしかにいつも眠そうで」
「ついた名が“居眠り狂死郎”」
「夜遊びがすぎるのだろう」
『丑三つ小僧』
傳ジロー「おわかりいただけますまいが、拙者、今でこそ狂死郎などと名乗っておりますが、父君、おでん様の家臣にして赤鞘九人男が一人」
傳ジロー「傳ジローにございます」
光月日和「河松が私を逃がしてくれたの」
傳ジロー「日和様、拙者をよく見てください。拙者のこの顔を」
傳ジロー「怒りという妖怪に取り憑かれたこの顔では、錦えもんたちですら気付きますまい」
傳ジロー「それが好都合」
傳ジロー「拙者の事はいつか来る決戦のその瞬間まで」
傳ジロー「たとえ味方にさえ他言無用に願います。河松に代わりあなたは今日から拙者がお守りいたす!!」
傳ジロー「名を“小紫”とお名乗りください」
光月日和「これを…」
光月日和「丑三つさん お金が入ったから」
傳ジロー「また無茶を…確かにえびす町にバラまいて参ります」
傳ジロー「怒りという妖怪に取り憑かれたこの顔では、錦えもんたちですら気付きますまい」
傳ジロー「それが好都合」
傳ジロー「拙者の事はいつか来る決戦のその瞬間まで」
傳ジロー「たとえ味方にさえ他言無用に願います。河松に代わりあなたは今日から拙者がお守りいたす!!」
傳ジロー「名を“小紫”とお名乗りください」
光月日和「これを…」
光月日和「丑三つさん お金が入ったから」
傳ジロー「また無茶を…確かにえびす町にバラまいて参ります」
光月日和「うん」
傳ジロー「いいですか?何度も言っておきましたが、“血のり”は毎日着物に仕込んでください」
傳ジロー「オロチは完全にあなたにホレている。おでん様の娘とも知らずに…お辛いでしょう…」
傳ジロー「万が一の時は“死”で“小紫”とオロチを引きはがしますゆえ」
傳ジロー「いいですか?何度も言っておきましたが、“血のり”は毎日着物に仕込んでください」
傳ジロー「オロチは完全にあなたにホレている。おでん様の娘とも知らずに…お辛いでしょう…」
傳ジロー「万が一の時は“死”で“小紫”とオロチを引きはがしますゆえ」
『そして物語は現代へと走りはじめる。それはルフィが火祭りの夜に討ち入りを決行する数か月前の事』
黒炭オロチ「キターーー!!亡霊たちが本当に来たああ!」
黒炭オロチ「トキの能力は本当に本物だったんだ!!錦えもん、カン十郎、雷ぞう、菊の丞、モモの助…5人…20年前のあの日から飛んできたああ!!」
黒炭オロチ「海岸を見張り続けろ!出国する者がいるハズだ!」
カイドウ「じゃあ 殺すなよ。せっかく生きてんなら、この20年で光月の生き残りに聞きてェことができた」
カイドウ「しかし、ずいぶんと仕事ができるな!お前の間者は」
黒炭オロチ「いいか、こいつはな、信頼にたる男だ」
「当然の報いだ!!」
黒炭オロチ「何者かを演じる事で生きながらえていた」
黒炭オロチ「そうだ!お前の親を殺した奴らは、おれが消しておいた」
黒炭ひぐらし「キョキョキョ だがこの復讐劇はまだ序章!」
黒炭オロチ「お前は本物の"光月"として生き、そして誰にも気づかれる事なく、光月として死ね!」
黒炭オロチ「何者かに成りきる事だけが奴の快楽!!」
黒炭オロチ「おれがおでん城に金を借りに行く度に、必要額の倍の金を金庫から出してきた」
黒炭オロチ「何者かを演じる事で生きながらえていた」
黒炭ひぐらし「キョキョキョ だがこの復讐劇はまだ序章!」
黒炭オロチ「お前は本物の"光月"として生き、そして誰にも気づかれる事なく、光月として死ね!」
黒炭オロチ「それがこの大舞台でお前に与えられた大役だ!!演じきれるか?」
黒炭オロチ「何者かに成りきる事だけが奴の快楽!!」
黒炭オロチ「おれがおでん城に金を借りに行く度に、必要額の倍の金を金庫から出してきた」
黒炭オロチ「お前と手を組めたのはその資金あってこそ」
黒炭オロチ「バカ殿おでんの討ち入り情報も役に立ったハズ」
黒炭オロチ「奴のイカレた所は…その後の処刑でおでん達と共に本当に死ぬつもりだった事!」
黒炭オロチ「あいつには心がない。おれが止めるまで完璧な光月の家臣として生き、ただその情報を淡々と送って来る。気味が悪い程忠実に」
現在 『花の都』
『さてもさても語り継がれる伝説の侍』
『光月おでんの無念の死より20年』
『かくも因縁深き"光月家"と"黒炭家"及び海賊カイドウの物語』
ルフィ「ブッ飛ばすぞォ!」