『9日前 地方都市 泥花死』
『それは惨劇への序章。僕たちが気付いていない間に”厄災”の種は既に蒔かれていたのだ』
死柄木弔「ふふ…ハハハハ…ハハハハハ」
「仮免取得から僅か30分後にプロ顔負けの活躍」
「今回は見事ヴィランを撃退した雄英高校ヒーロー科1年A組の轟焦凍くんと爆豪勝己くんにお話しを伺いたいと思います。お二人は普段から仲良く訓練されてるんでしょうか?」
爆豪勝己「そう見えンなら眼科か脳外科行った方がいいぜ」
轟焦凍「仲は良いです」
爆豪勝己「ハァ!?テキトーこいてんンじゃねーぞ!!いつ仲良くなったんだ!コラ!」
「今回は見事ヴィランを撃退した雄英高校ヒーロー科1年A組の轟焦凍くんと爆豪勝己くんにお話しを伺いたいと思います。お二人は普段から仲良く訓練されてるんでしょうか?」
爆豪勝己「そう見えンなら眼科か脳外科行った方がいいぜ」
轟焦凍「仲は良いです」
爆豪勝己「ハァ!?テキトーこいてんンじゃねーぞ!!いつ仲良くなったんだ!コラ!」
『12月下旬。2学期終業まであと数日に迫っていた頃』
「初々しくも頼もしい仮免ヒーローでした。彼らには一刻も早くプロとして活動してほしいですね。泥花市の悲劇を繰り返さない為にも」
「事件から今日で9日が経過しました。たった20人の暴動により、約50分程で泥花市は壊滅に追い込まれたのです」
飯田天哉「泥花市の被害規模は神野以上らしいが、地方だったため死傷者数は抑えられたそうだ」
「ヒーローの失墜を狙った計画的犯行と見られています」
「以前ですとこれほどの被害を出した事件となると、ヒーローへの非難一色だったわけですが、しかしまさに今時代の節目と言いましょうか」
『ヒーロー評論家 暗井指数煽雄』
Mt.レディ「勝利を約束された者への声援は果たして勝利を願う祈りだったのでしょうか!?ショービズ色濃くなっていたヒーローに今、真の意味が求められている」
相澤消太「おまえら露出も増えてきたしな」
切島鋭児郎「次から頑張ろうぜ!」
Mt.レディ「今日行うは"メディア演習"!現役美麗注目株であるこの私、Mtレディがヒーローの立ち振る舞いを享受します」
切島鋭児郎「何するかわかんねェが、みんなぁ、プルスウルトラで乗り越えるぜ!」
Mt.レディ「授業内容はヒーローインタビューの練習よ!」
Mt.レディ「今日行うは"メディア演習"!現役美麗注目株であるこの私、Mtレディがヒーローの立ち振る舞いを享受します」
切島鋭児郎「何するかわかんねェが、みんなぁ、プルスウルトラで乗り越えるぜ!」
Mt.レディ「授業内容はヒーローインタビューの練習よ!」
轟焦凍「何の話ですか?」
Mt.レディ「なんか一仕事終えた体で!」
耳郎響香「あれ?B組との対抗戦で使ってたヤツは?」
轟焦凍「赫灼熱拳は親父の技だ。俺はまだあいつに及ばない」
Mt.レディ「パーソナルなとこまで否定しないけど、安心させたいなら笑顔をつくれると良いかもね。あなたの微笑みなんて見たら女性はイチコロよ」
轟焦凍「俺が笑うと死ぬ!?」
常闇踏陰「技も披露するのか?インタビューでは?」
Mt.レディ「あらら、ヤだわ雄英生…皆があなた達のこと知ってるワケじゃありません。必殺技は己の象徴、何が出来るのかは技で知ってもらうの」
Mt.レディ「即時チームアップ連携、ヴィラン犯罪への警鐘、命を委ねてもらう為の信頼、ヒーローが技名を叫ぶのには大きな意味がある」
峰田実「ちょっと前までカメラ映りしか考えてなかったハズだぜ、あの女」
Mt.レディ「あらら、ヤだわ雄英生…皆があなた達のこと知ってるワケじゃありません。必殺技は己の象徴、何が出来るのかは技で知ってもらうの」
Mt.レディ「即時チームアップ連携、ヴィラン犯罪への警鐘、命を委ねてもらう為の信頼、ヒーローが技名を叫ぶのには大きな意味がある」
峰田実「ちょっと前までカメラ映りしか考えてなかったハズだぜ、あの女」
飯田天哉「ヒーロー名をインゲニウムとしたのは兄・インゲニウムの意志を受け継ぎ駆けるためであります!」
切島鋭児郎「剛健ヒーロー烈怒頼雄斗。俺の後ろに血は流れねェ!」
爆豪勝己「俺ァテキトーな事ァ言わねェ!!黙ってついて来い!!」
Mt.レディ「一人だとまだマシね、わかった、ソリが合わないのね、人類と」
轟焦凍「悪い爆豪…俺がいたから丸々カットに 」
爆豪勝己「思い上んな!!てめェなんぞが俺に影響を与えられるわけねェだろうが!!」
Mt.レディ「一人だとまだマシね、わかった、ソリが合わないのね、人類と」
轟焦凍「悪い爆豪…俺がいたから丸々カットに 」
爆豪勝己「思い上んな!!てめェなんぞが俺に影響を与えられるわけねェだろうが!!」
ミッドナイト「爆豪くんに関しては相澤くんのメディア避けの技術を参考にさせるべきかも」
緑谷出久「それは…良かった…良かったです」
切島鋭児郎「あいつ!いつの間に俺の硬貨を!」
Mt.レディ「あなたの技はオールマイトリスペクトが多いように思いましたがやっぱり憧れてる?」
緑谷出久「はい!!」
緑谷出久「でも、それだけじゃダメだと思って、自分なりにオールマイトの技をカスタマイズしてみたりもしてます。例えば、"デラウェアスマッシュ"はオールマイトのレパートリーには無い州名からつけた技名で」
緑谷出久「最近では訓練の一環をそのまま技にした」
切島鋭児郎「あいつ!いつの間に俺の硬貨を!」
Mt.レディ「あなたの技はオールマイトリスペクトが多いように思いましたがやっぱり憧れてる?」
緑谷出久「はい!!」
緑谷出久「でも、それだけじゃダメだと思って、自分なりにオールマイトの技をカスタマイズしてみたりもしてます。例えば、"デラウェアスマッシュ"はオールマイトのレパートリーには無い州名からつけた技名で」
緑谷出久「最近では訓練の一環をそのまま技にした」
Mt.レディ「長ェ…」
緑谷出久「(あれから三週間…毎日イメージの構築と練習をしてきた)」
緑谷出久「(消えたんじゃない。あの人は言っていた。力を使いこなせ。先に在る力だと鍵をかけてしまっただけでそこに在るんだ。鍵を掛けたってことは力の出し入れを選択できるってことだ)」
緑谷出久「(出さないフェーズはもう過ぎた。次は、ワン・フォー・オールの%をコントロールできたように、あの力も今の僕に扱えるだけの出力で)」
緑谷出久「よっしゃー!」
緑谷出久「(消えたんじゃない。あの人は言っていた。力を使いこなせ。先に在る力だと鍵をかけてしまっただけでそこに在るんだ。鍵を掛けたってことは力の出し入れを選択できるってことだ)」
緑谷出久「(出さないフェーズはもう過ぎた。次は、ワン・フォー・オールの%をコントロールできたように、あの力も今の僕に扱えるだけの出力で)」
緑谷出久「よっしゃー!」
根津「また寝てないのか」
オールマイト「校長!」
根津「寝ないと毛に悪いのさ」
根津「君はやつれるという現象を履き違えてるのさ」
根津「暖を取るにはここが最適解なのさ」
根津「元々各事務所と我々の間で決めた自粛、様子見だったわけだが、今回なんと公安委員会からヒーロー科全生徒の実地研修実施を要請された」
ブラドキング「要請〜!?インターンをしろって言ってるのか」
根津「元々各事務所と我々の間で決めた自粛、様子見だったわけだが、今回なんと公安委員会からヒーロー科全生徒の実地研修実施を要請された」
ブラドキング「要請〜!?インターンをしろって言ってるのか」
スナイプ「連合が絡んでるはず、何でこうぼかしてる」
根津「公安は何か重大な危機を嗅ぎ取ったんだろうね」
根津「手に入れた機密情報を公表せずこのようにぼかした表現にしているのは誰かに知られたくないから」
根津「香山くんの言う通りインターン再開自体が公安からのメッセージのように感じる」
相澤消太「そりゃあ、学徒動員なんて大っぴらに言えませんよ、尋常じゃない」
根津「公安は何か重大な危機を嗅ぎ取ったんだろうね」
根津「手に入れた機密情報を公表せずこのようにぼかした表現にしているのは誰かに知られたくないから」
根津「香山くんの言う通りインターン再開自体が公安からのメッセージのように感じる」
相澤消太「そりゃあ、学徒動員なんて大っぴらに言えませんよ、尋常じゃない」
数日後
根津「雄英を全寮制にしてから4か月、誰も可怪しな様子はないさ」
根津「ところで今日は帰ってくるのかい?」
オールマイト「今日中は厳しいかと…緑谷少年に何か!?」
切島鋭児郎「せーのっ!」
「Merry Christma !!」
切島鋭児郎「インターン行けってよー、雄英史上最も忙しねェ1年生だろ、コレ」
飯田天哉「緑谷くんはどうするんだい、その、ナイトアイ事務所」
切島鋭児郎「センチピーダーが引き継いでるんだろ!?久々に会えるじゃねェか」
緑谷出久「うん…僕もそう思ってたんだけど」
センチピーダー「緑谷くんすまない。恥ずかしい話だが今ちょっと余裕が無くてね…」
バブルガール「デクくん久しぶり~!サーったら1人で色んな仕事しててねぇ引き継ぎ大変なの!」
緑谷出久「職場体験でお世話になったグラントリノもダメだから今宙ぶらりん…でも任意参加だった前回と違って今回は課題だから学校で紹介してくれるって」
緑谷出久「職場体験でお世話になったグラントリノもダメだから今宙ぶらりん…でも任意参加だった前回と違って今回は課題だから学校で紹介してくれるって」
ジーニスト「ホゥ、教えたまえ」
爆豪勝己「爆殺王、爆殺卿、爆殺」
ジーニスト「小学生かな?名は願い、己がどう在りたいか在るべきか、君はまだ世界を見ようとしていない」
爆豪勝己「爆殺王、爆殺卿、爆殺」
ジーニスト「小学生かな?名は願い、己がどう在りたいか在るべきか、君はまだ世界を見ようとしていない」
ジーニスト「私は君に世界を見せたいのだ。2年になり仮免を取得したらまたおいで。その時再び名を訊こう」
切島鋭児郎「でもまー、おめー指名いっぱいあったしな!体育祭でな!行きてーとこ行けんだろ」芦戸三奈「着なよ~同調圧力に屈しなよ~」
相澤消太「違う、混ざった」
「サンタのエリちゃん!!」
緑谷出久「(楽しかったクリスマスパーティーも終わり、そうなるとインターン先の問題が頭をもたげてきて…)」
轟焦凍「緑谷、爆豪」
轟焦凍「もし行く宛が無ェなら、来るか?」
轟焦凍「No.1ヒーロー、エンデヴァーのインターン」
轟焦凍「緑谷、爆豪」
轟焦凍「もし行く宛が無ェなら、来るか?」
轟焦凍「No.1ヒーロー、エンデヴァーのインターン」