傳ジロー「赤鞘のお侍さん方」
錦えもん「錦さん!?」

傳ジロー「40年前、都で起きた"山の神事件"。世間はまるでおでん様の暴走と理解してたが、違うね、アレは欲の皮の突っ張った若ェあんたが子猪を売っぱらおうとして起こした事件だった!!」

錦えもん「それを知るのは…もはやただ一人だぞ…」


錦えもん「もしや…おぬし……!!傳ジローか!!?」

傳ジロー「40年前、都で起きた"山の神事件"。世間はまるでおでん様の暴走と理解してたが、違うね、アレは欲の皮の突っ張った若ェあんたが子猪を売っぱらおうとして起こした事件だった!!」

錦えもん「それを知るのは…もはやただ一人だぞ…」


錦えもん「もしや…おぬし……!!傳ジローか!!?」
傳ジロー「いかにも!!光月家が家臣!赤鞘九人男が一人!傳ジロー!!」

黒炭カン十郎「な…なんと…!!」


傳ジロー「案の定、名乗っていれば内通者に正体をバラされてオロチに消されていた」

黒炭カン十郎「な…なんと…!!」

傳ジロー「見違えたろうな…錦さん達の帰還を知った時、すぐにでも名乗りでたかったが、万が一を考えて敵であり続けた」

傳ジロー「案の定、名乗っていれば内通者に正体をバラされてオロチに消されていた」
光月モモの助「傳ジロー~~!!」
黒炭カン十郎「黙れ!!」
傳ジロー「だが、最後までオロチの信頼を得た事で、羅刹町牢屋敷の千人の侍達を解放する事ができた!!」
「ウオオ~~~!!」

ギフターズ「狂死郎親分が“赤鞘九人男”!!?」
ギフターズ「今すぐ鬼ヶ島に連絡を!!!」




傳ジロー「新たに加えられたこの二本の線は"腹の絵を消す"事を意味する文字抜き!!つまり新たな集合場所は"はぶみなと"の中を抜いた」

傳ジロー「はと!!」

傳ジロー「康イエ様が愛したもみじ林の絶景がある刃武港の波止だ!!」
アシュラ童子「ん?」
イヌアラシ「??」

傳ジロー「しかしオロチの“内通者”がそばにいると察したあんたは、あえて身内にだけ"トカゲ港"と読み違いをしてみせた!」

錦えもん「ハブに足を出したらトカゲ」

錦えもん「兎丼にある常影港」
菊の丞「キン様が自信満々だったから信じてしまったけど」
傳ジロー「内通者はまんまとあんたの策にはまり、オロチに新たな集合場所は常影港だと伝えたのだ!!」

傳ジロー「しかしオロチの“内通者”がそばにいると察したあんたは、あえて身内にだけ"トカゲ港"と読み違いをしてみせた!」

錦えもん「ハブに足を出したらトカゲ」

錦えもん「兎丼にある常影港」


傳ジロー「だがその時刻にはすでに全員大橋を通過して必要な分の船は出港していた!!」
ギフターズ「連絡してるんだが、おそらく宴の騒ぎで気付かれず…」

ウソップ「おお~!すげェじゃん!なんだかんだで味方が増えてんじゃねェかよ」



ルフィ「うははっ!壮観だ!!」

ルフィ「何がどうなったのかよくわかんねェけど問題ナシだな!!」

ウソップ「おお~!すげェじゃん!なんだかんだで味方が増えてんじゃねェかよ」



ルフィ「うははっ!壮観だ!!」

ルフィ「何がどうなったのかよくわかんねェけど問題ナシだな!!」
黒炭カン十郎「(まずいぞ…何も止まっておらぬ…おのれ錦えもん!)」

傳ジロー「錦さん!さすがおれ達のリーダー!やはりあんたは尊敬に値する!」



錦えもん「("トカゲ"じゃなくて…)」

錦えもん「("ハト"って読むのか)」



イヌアラシ「正直に言ってみろ、錦えもん」

アシュラ童子「お前がそんな器用なうそをつけるような奴じゃねェのはわかってる」

河松「結果オーライだ。怒らねェから言え!」
錦えもん「やめんか」

菊の丞「まぁ 良かったじゃないですか~怪我の功名ですよ」
錦えもん「拙者、この戦いで死ぬのかもしれんな」

錦えもん「一生分の”運”を使い果たした気分でござる」

イヌアラシ「確かに恐ろしい強運」

菊の丞「まぁ 良かったじゃないですか~怪我の功名ですよ」


錦えもん「一生分の”運”を使い果たした気分でござる」

イヌアラシ「確かに恐ろしい強運」
菊の丞「無理です!おぼれてします!」
河松「お前とは長年苦楽を共にしてきた!!」

河松「おでん様を支えた時も!失った時も!」


河松「その仲間を騙し裏切るのは楽しいか!!」

河松「我々の悲願を踏みにじり、失望させるのは楽しいか!!カン十郎!!」


河松「おでん様を支えた時も!失った時も!」


河松「その仲間を騙し裏切るのは楽しいか!!」

河松「我々の悲願を踏みにじり、失望させるのは楽しいか!!カン十郎!!」
河松「モモの助様~~!!」