「ハハハハハハハハ」
おトコ「アハハハハハハ お父ちゃ~ん!!ハハハハ」
ゾロ「SMILEはただの人造悪魔の実じゃねェのか…!?」
「アハハハハッ ハハハハ!!」
カイドウ「趣味が悪ィな、オロチの野郎は ウォロロロロ…」
ヒョウ五郎「康イエ殿…今日まで生きておられたとは…」
雷ぞう「敵にバレていたのか…討ち入り計画は…康イエ殿…体を張って計画を…生かしてくれたのか…!!」
ルフィ「なんか…理由があんだろ?」
ルフィ「あいつが誰であっても死んで笑われていい奴なんている筈がねェ!」
ヒョウ五郎「あれはおそらくSMILEの影響だ…ここにもいる…笑う事しかできねェ奴は…」
アシュラ童子「イヌアラシ、錦えもん、お前らSMILEを知ってるか?」
しのぶ「数年前からカイドウとオロチは、この国で作らせた武器と引きかえに、ある人工的な“果実”の輸入を始めたの…」
フランキー「人造悪魔の実だろ?おれ達はその工場を壊してきた」
しのぶ「ええ…錦様に聞いたわ…でも既に十分すぎるほどその果実はこの国へと運び込まれていた…カイドウの目的はそれによって自分の部下達を怪物の様に強化し“最強の海賊団”を作り上げる事」
しのぶ「だけどうまい話にリスクはつきもの…その人工的な強化の成功率は約10%」
しのぶ「10人が果実を口して力が手に入れられるのはたった1人」
しのぶ「あとの9人はハズレでリスクのみを引き受ける…泳げなくなる事は当然。不完全な薬品の副作用で、悲しみや怒りの表情を失い、ただ笑う事しかできなくなってしまうの」
しのぶ「百獣海賊団の戦闘員は3つの段階で分けられてる。まだ何も口にせず獣の力を得るチャンスをまってるのが“待つ者達(ウェイターズ)"」
しのぶ「10分の1の確率の中、獣の力を得た強者達は“与えられた者達(ギフターズ)”」
しのぶ「果実を口にしたけどハズレを引いた笑う戦士達を“笑う者達(プレジャーズ)”」
しのぶ「そして強化に失敗した不運な者達を嘲る様に、奴らはその人工的な果実に"笑顔"という意味の名をつけた。"SMILE" と!!!」
ロビン「それがSMILEの名前の由来なのね」
しのぶ「10分の1の確率の中、獣の力を得た強者達は“与えられた者達(ギフターズ)”」
しのぶ「果実を口にしたけどハズレを引いた笑う戦士達を“笑う者達(プレジャーズ)”」
しのぶ「そして強化に失敗した不運な者達を嘲る様に、奴らはその人工的な果実に"笑顔"という意味の名をつけた。"SMILE" と!!!」
ナミ「人造とはいえ、悪魔の実に変な名前がついてると思ったけど…そんな恐い意味が…」
しのぶ「まだよ!!本当の悲劇はここからよ!!オロチはひと口かじっただけの失敗作のSMILEに目をつけた」
しのぶ「果実にはまだ副作用だけを伝達する効力が残っていて、新たな“笑う者達(プレジャーズ)”を生み出す事ができる…!!」
しのぶ「日々人が死にむせび泣く、花の都のおこぼれ町をうとましく思っていたオロチは」
しのぶ「都から出る“おこぼれ”の中にそのSMILEの失敗作を混ぜ込んだの」
「リンゴがあるぞ!!」
「まだ新鮮だ!」
「みんなで分けよう!!」
しのぶ「幾度も続けばそれがどんな果実なのか誰にだってわかる…」
しのぶ「それでも“おこぼれ町”の人々は」
しのぶ「空腹に勝てなかった…!!」
光月日和「一人残らず笑顔で明るい町…えびす町はそうやってできたんです…」
光月日和「だから…笑う人達を責めないでください…」
おトコ「お父ちゃ~ん!!」
黒炭オロチ「わしのワノ国で図々しく生きていたとは!無礼なりハリネズミ!!いや、ドブネズミか!ムハハハハハ!そうだ皆の衆!お前らの愛する白舞大名、霜月康イエの最期~笑ってあの世へ送ってやれ~!!これがワノ国!!明るいワノ国じゃー!!天国と見紛うばかり!!ムハハハハ!笑え~!!もっと笑え!!」
サンジ「あの子!!そば食いに来た」しのぶ「それでも“おこぼれ町”の人々は」
しのぶ「空腹に勝てなかった…!!」
光月日和「一人残らず笑顔で明るい町…えびす町はそうやってできたんです…」
光月日和「一見楽しそうなのに親の死さえ悲しめない悲劇の町が…」
光月日和「だから…笑う人達を責めないでください…」
おトコ「お父ちゃ~ん!!」
黒炭オロチ「わしのワノ国で図々しく生きていたとは!無礼なりハリネズミ!!いや、ドブネズミか!ムハハハハハ!そうだ皆の衆!お前らの愛する白舞大名、霜月康イエの最期~笑ってあの世へ送ってやれ~!!これがワノ国!!明るいワノ国じゃー!!天国と見紛うばかり!!ムハハハハ!笑え~!!もっと笑え!!」
ロビン「おトコちゃん!!」
ウソップ「あいつ、トの康の娘だったんたよ!!」
フランキー「何ィ!!」
おトコ「お父ちゃん生き返って…この薬で傷は治るよ…」
おトコ「"ガマの油"っていってね…すごい薬なの…」
おトコ「もう大丈夫だよ…」
黒炭オロチ「ウハハハハハハ!見つけたぞ!クソガキ!!」
黒炭オロチ「そこをどけェ!!!」
黒炭オロチ「そうか!康イエの娘だったか!道理で生意気!貴様が…貴様が…貴様が!!」
黒炭オロチ「あの時ヘラヘラ笑わなけりゃ!!小紫は死なずにすんだんだァ!!!」