
花垣武道「オレ似合わない事ばっかしてずっと空回りしてて」

花垣武道「でも、ムダな事なんて一個もなかった」

花垣武道「アイツらがちゃんと見ててくれたから」

山本タクヤ「やったぞタケミチ」

山岸一司「見た?オレのスーパーミラクルパンチ」

鈴木マコト「オマエがぶん殴られてんのは見た」

千堂敦「みんな!ボーっとしてんな!ドラケン君を早く救急車に!」
マイキー「待合室どこ?」

佐野エマ「マイキー…」

マイキー「ケンチンはさ、昔っから言った事は絕ッ対ェ守る奴なんだ」

マイキー「こんなトコでくたばんねぇよ。そんな不義理絕ッ対ェしねぇ」

マイキー「アイツ、オレと天下獲るって約束したからな」

マイキー「だからエマ、三ツ谷、ぺーやん、タケミっち、ケンチンを信じろ」

マイキー「大丈夫だ」


花垣武道「(そうだ!オレらがテンパってどうする?…やっぱ強ぇなマイキー君は)」






医師「一命はとりとめました。手術は成功です」

山岸一司「見た?オレのスーパーミラクルパンチ」

鈴木マコト「オマエがぶん殴られてんのは見た」

千堂敦「みんな!ボーっとしてんな!ドラケン君を早く救急車に!」
半間修二「ああ」


半間修二「マイキー!!もうすぐ関東最強の暴走族連合が誕生する」

半間修二「”芭流覇羅”だ!!オレは”芭流覇羅”初代副総長半間修二」

半間修二「覚えておけ、マイキー!この先”東卍”に平和はねぇぞ」


半間修二「マイキー!!もうすぐ関東最強の暴走族連合が誕生する」

半間修二「”芭流覇羅”だ!!オレは”芭流覇羅”初代副総長半間修二」

半間修二「覚えておけ、マイキー!この先”東卍”に平和はねぇぞ」
花垣武道「(頼む!無事でいてくれ!)」


花垣武道「ドラケン君!!」

ドラケン「ありがとな、タケミっち…オマエは俺の恩人だ…」

花垣武道「止してくださいよ、そんなセリフ、ドラケン君に似合わないっスよ」

ドラケン「マイキーを…頼む」


花垣武道「ドラケン君ーーッ!!!」





花垣武道「ドラケン君!!」

ドラケン「ありがとな、タケミっち…オマエは俺の恩人だ…」

花垣武道「止してくださいよ、そんなセリフ、ドラケン君に似合わないっスよ」

ドラケン「マイキーを…頼む」

「心肺停止!下がって!」
花垣武道「(嘘だ…)」

花垣武道「ドラケン君ーーッ!!!」



花垣武道「ヒナ…エマちゃん…みんな…」
ぺーやん 「マイキー!オレ」
マイキー「みんなうるせぇよ。病院なんだから静かにしろ」

マイキー「待合室どこ?」

佐野エマ「マイキー…」

マイキー「ケンチンはさ、昔っから言った事は絕ッ対ェ守る奴なんだ」

マイキー「こんなトコでくたばんねぇよ。そんな不義理絕ッ対ェしねぇ」

マイキー「アイツ、オレと天下獲るって約束したからな」

マイキー「だからエマ、三ツ谷、ぺーやん、タケミっち、ケンチンを信じろ」

マイキー「大丈夫だ」


花垣武道「(そうだ!オレらがテンパってどうする?…やっぱ強ぇなマイキー君は)」






医師「一命はとりとめました。手術は成功です」
三ツ谷隆「うっせーよオマエら!外の知らせにいくぞ!!」
花垣武道「ぺーやん君?」
三ツ谷隆「でもな!ぺーやん、一番パーちんの事考えてたのはドラケンだかんな」

三ツ谷隆「会えねーのに面会行くの?」

ドラケン「あ?いいんだよ別に」

三ツ谷隆「ドラケンはあれから毎日パーちんの親と一緒に面会行ってんだ。親族しか会えねぇのに差し入れ持って面会中はずーっと外で一人で待ってさ」

三ツ谷隆「そんなドラケンをオマエはハメたんだ!」

ドラケン「あ?いいんだよ別に」

三ツ谷隆「ドラケンはあれから毎日パーちんの親と一緒に面会行ってんだ。親族しか会えねぇのに差し入れ持って面会中はずーっと外で一人で待ってさ」

三ツ谷隆「そんなドラケンをオマエはハメたんだ!」
ぺーやん「ドラケン…」
ぺーやん「うん」
佐野エマ「もう8月4日じゃん」

橘直人「8月3日、龍宮寺堅を救う!それが今回のミッションです!」

花垣武道「(もう8月4日…?…ナオト乗り切ったぞ…8月3日が終わった…”ドラケンを守る”……ミッション成功だ!!)」



花垣武道「(あ?マイキー君は?)」
花垣武道「あ!マイ…」


マイキー「…よかったっ」

マイキー「ケンチン」



マイキー「心配かけさせやがって」


橘直人「8月3日、龍宮寺堅を救う!それが今回のミッションです!」

花垣武道「(もう8月4日…?…ナオト乗り切ったぞ…8月3日が終わった…”ドラケンを守る”……ミッション成功だ!!)」



花垣武道「(あ?マイキー君は?)」



マイキー「…よかったっ」

マイキー「ケンチン」



マイキー「心配かけさせやがって」

『8月10日。8月3日の大抗争から一週間。噂は噂を呼び、オレは街の不良の間で一躍”時の人”となった』
ドラケン「何調子こいてんだよ、テメー?」
花垣武道「え!?どこがですか?」

ドラケン「全身でうかれてんじゃねーかよ!ちょっとチヤホヤされたらすぐつけ上がってんじゃねぇ、バカヤロウ」

ドラケン「ダセぇぞ」


花垣武道「ちょっとくらい浮かれたっていいじゃんか!!」

ドラケン「全身でうかれてんじゃねーかよ!ちょっとチヤホヤされたらすぐつけ上がってんじゃねぇ、バカヤロウ」

ドラケン「ダセぇぞ」

花垣武道「ドラケン君にはわかんねースよ…日陰で生きて来たオレの気持ちが」
ドラケン「あ!?キモい」
花垣武道「今まで人に尊敬された事なかったんスよ!!」

花垣武道「ちょっとくらい浮かれたっていいじゃんか!!」
ドラケン「あっ、そうだ、コレ、マイキーからオマエに渡せってさ」

花垣武道「特攻服!?」

ドラケン「”東卍”立ち上げの時、マイキーが着てた特攻服だ。”東卍”にとっては命みてぇなシロモンだ」

花垣武道「そんな物をなんでオレに?」

花垣武道「特攻服!?」

ドラケン「”東卍”立ち上げの時、マイキーが着てた特攻服だ。”東卍”にとっては命みてぇなシロモンだ」

花垣武道「そんな物をなんでオレに?」
ドラケン「”着るか着ねぇかはオマエ次第”」

ドラケン「”でも、オマエに持っていて欲しい”ってよ」

ドラケン「タケミっち、オマエは”東卍”の恩人だ、みんなが認めてる。オレもその一人だ」

ドラケン「オレからも改めて例を言う。ありがとう」

ドラケン「それ…大事にしろよ」

花垣武道「マイキー君の…オレには重いなぁ」

花垣武道「いつかコレが似合う男になれますかね?」

ドラケン「会ってけよ。多分屋上で昼寝でもしてっから」


ドラケン「”でも、オマエに持っていて欲しい”ってよ」

ドラケン「タケミっち、オマエは”東卍”の恩人だ、みんなが認めてる。オレもその一人だ」

ドラケン「オレからも改めて例を言う。ありがとう」

ドラケン「それ…大事にしろよ」

花垣武道「マイキー君の…オレには重いなぁ」

花垣武道「いつかコレが似合う男になれますかね?」

ドラケン「会ってけよ。多分屋上で昼寝でもしてっから」


マイキー「なんでキヨマサ一派を使ってケンチンを殺そうとした?一番の謎はさ、内部抗争のこともケンチンが狙われてる事もいち早く気づき止めようとしていたオマエだよ、タケミっち」

マイキー「オマエは一体何者だ?」

花垣武道「オレは…オレは…」
マイキー「なんだそのダセェ格好?」
花垣武道「え!?」
マイキー「いつもダセェけど」
花垣武道「これは…その…」

マイキー「まぁ、いーや」

マイキー「オマエのおかげでケンチン助かったワケだし」


マイキー「ありがとな…タケミっち」



花垣武道「(マイキー君、ドラケン君、アッくん…正直ずっと一緒にいてぇ…でも、もう帰らなきゃ…みんな、サヨナラだ)」
橘日向「タケミチ君?君はいつも急に来るね!」

マイキー「まぁ、いーや」

マイキー「オマエのおかげでケンチン助かったワケだし」


マイキー「ありがとな…タケミっち」



花垣武道「(マイキー君、ドラケン君、アッくん…正直ずっと一緒にいてぇ…でも、もう帰らなきゃ…みんな、サヨナラだ)」

橘直人「タケミチくん握手が好きなんですか?」
橘直人「はい」

花垣武道「(ドラケンの死は止めた。これで現代の東卍のナンバー2はドラケンのままで”稀咲”はナンバー2にならない)」

花垣武道「(ドラケンの死で変わったマイキー君)」

花垣武道「(稀咲を恐れて自殺したアッくん)」

花垣武道「(そして、巨悪化した現代の東卍に殺されたヒナ)」

花垣武道「(ドラケンが生きていれば全て変わっているハズだ!そうだろ?ナオト!)」




花垣武道「(ドラケンの死で変わったマイキー君)」

花垣武道「(稀咲を恐れて自殺したアッくん)」

花垣武道「(そして、巨悪化した現代の東卍に殺されたヒナ)」

花垣武道「(ドラケンが生きていれば全て変わっているハズだ!そうだろ?ナオト!)」

「何度同じ事を言わせるんですかね〜花垣武道くん」

花垣武道「(バイト先!?)」

花垣武道「(え?え!?ちょっと待て!どういう事!?オレバイト首になったハズじゃん)」

花垣武道「(いくら検索してもヒナの死んだ事件が出てこない!タイムリープも全部夢だったのか?)」

花垣武道「(とにかくナオトに…なんでナオトの番号が登録されてないんだよ!)」




花垣武道「スケジュール通知…美容院?」

花垣武道「なんだこれ」

花垣武道「(バイト先!?)」

花垣武道「(え?え!?ちょっと待て!どういう事!?オレバイト首になったハズじゃん)」

花垣武道「(いくら検索してもヒナの死んだ事件が出てこない!タイムリープも全部夢だったのか?)」

花垣武道「(とにかくナオトに…なんでナオトの番号が登録されてないんだよ!)」




花垣武道「スケジュール通知…美容院?」

花垣武道「なんだこれ」
花垣武道「アッくん…もしかして、美容師になったの?」
千堂敦「あン?まだタマゴな」


千堂敦「今日オマエ呼んだのはさ、やっと来月から切らしてもらえるようになったからカットモデルになってほしくて」

千堂敦「ホラ初めての客!約束したろ?」

花垣武道「一発目の客はオレな!」


千堂敦「なんだよ?忘れてんじゃねーだろうな?」


千堂敦「今日オマエ呼んだのはさ、やっと来月から切らしてもらえるようになったからカットモデルになってほしくて」

千堂敦「ホラ初めての客!約束したろ?」

花垣武道「一発目の客はオレな!」


千堂敦「なんだよ?忘れてんじゃねーだろうな?」
花垣武道「バカ、忘れてねーよ!!」
千堂敦「泣いてんの?」
花垣武道「バカ!泣いてねーし!」
橘直人「成功したんですね!」
花垣武道「あァ?誰?」
橘直人「そして今、過去から戻ってきた」