

「あの…大丈夫ですか?」

「…お気持ちはわかりますが、後の方が控えていらっしゃいますのでそろそろ……あの…」
橘亮子「大丈夫。今はもう落ち着いてるわ」
花垣武道「え?アッくんが!?…なんで家族がいるのにこんな事を?」

橘直人「家族は現在行方不明です」
橘直人「おそらく家族を人質にされて脅されていたんでしょう…千堂は死ぬ間際になにか言ってませんでしたか?」
花垣武道「それは違うぞナオト!ドラケン君を救っても何も変わらなかったのは、それが原因で東卍が巨悪化したワケじゃないってことだ!ヒナが目の前で死んだ時、燃え上がる炎を見ながら一つわかったんだ」

花垣武道「元を正さなきゃダメだって事が!」

花垣武道「元を正さなきゃダメだって事が!」
橘直人「元を?」
花垣武道「音沙汰ねえからどうしたのかと思ってたよ」
橘直人「すみません」
花垣武道「でもさ、こんな所に何の用?」
花垣武道「でもさ、こんな所に何の用?」
ドラケン「まぁな」
橘直人「初めまして、橘直人です」
花垣武道「オレ…知らなくて…ドラケン君が死刑囚だって…何があったんですか?なんでドラケン君が殺人なんか…東卍はどうなっちまったんですか?」

ドラケン「タケミっち、オレは自分のした事を後悔してねぇ。ここにいるのも当然の報いだ」

ドラケン「東卍がこんな事になっちまったのもオレのせいだ…オレが”アイツ”を止められなかったから」
花垣武道「アイツ?」

ドラケン「東卍か…ガキの頃はよかったな…ただ、チームをでかくするって突っ走ってよ…喧嘩喧嘩で毎日が祭りみてぇで…東卍はオレの全てだった…もう一回人生やり直してもオレは同じ生き方を選ぶ…後悔はねぇ」

花垣武道「(やっぱりドラケン君はドラケン君だ、変わってない)」
ドラケン「けどよ、本当にもう一度人生をやり直せるなら、一つだけやんなきゃいけねぇ事がある」

ドラケン「稀咲を殺す!」


ドラケン「東卍か…ガキの頃はよかったな…ただ、チームをでかくするって突っ走ってよ…喧嘩喧嘩で毎日が祭りみてぇで…東卍はオレの全てだった…もう一回人生やり直してもオレは同じ生き方を選ぶ…後悔はねぇ」

花垣武道「(やっぱりドラケン君はドラケン君だ、変わってない)」


ドラケン「稀咲を殺す!」

ドラケン「タケミチ、東京から離れろ」

ドラケン「殺されかけたんだろ?だからここを訪ねて来た」

ドラケン「稀咲にとって人を殺すのは虫を殺すぐらいの事だ」

花垣武道「待って下さい!!なんで!?なんでオレが命を狙われるんですか!?」

ドラケン「稀咲はマイキーに心酔している。でも、それがいつの間にか憎悪に変わってた。稀咲は、マイキーの大事なモン全てを奪いたいんだよ」





稀咲鉄太「ドラケン君」

稀咲鉄太「ご苦労さま」

ドラケン「稀咲…」

花垣武道「ドラケン君が死刑囚だったなんて…ナオト、稀咲って奴は一体何者なんだ?」

橘直人「稀咲鉄太。現・東京卍會の最重要人物の一人にして”総長代理”。おそらく彼が姉を”殺し続けている”張本人」

橘直人「我々警察も総力をあげて捜索していますが」

ドラケン「殺されかけたんだろ?だからここを訪ねて来た」

ドラケン「稀咲にとって人を殺すのは虫を殺すぐらいの事だ」

花垣武道「待って下さい!!なんで!?なんでオレが命を狙われるんですか!?」

ドラケン「稀咲はマイキーに心酔している。でも、それがいつの間にか憎悪に変わってた。稀咲は、マイキーの大事なモン全てを奪いたいんだよ」






稀咲鉄太「ドラケン君」

稀咲鉄太「ご苦労さま」

ドラケン「稀咲…」



橘直人「稀咲鉄太。現・東京卍會の最重要人物の一人にして”総長代理”。おそらく彼が姉を”殺し続けている”張本人」

橘直人「我々警察も総力をあげて捜索していますが」
橘直人「あれ本気だったんですか?」

花垣武道「そうだよ!オレが東卍のトップになれば稀咲も止められるし、ドラケンもマイキーもヒナも皆守れるじゃん!」

花垣武道「今までのやり方じゃダメなんだよ!根っこを叩く!考えてみたんだ。まずは”隊長”になる。パーちん君が抜けた今、参番隊の隊長枠が空いてるんだ。そこを狙う!」

花垣武道「そうだよ!オレが東卍のトップになれば稀咲も止められるし、ドラケンもマイキーもヒナも皆守れるじゃん!」

花垣武道「今までのやり方じゃダメなんだよ!根っこを叩く!考えてみたんだ。まずは”隊長”になる。パーちん君が抜けた今、参番隊の隊長枠が空いてるんだ。そこを狙う!」
橘直人「メチャクチャな案ですね」
花垣武道「(なぜオレはヒナをふった事になっているのか、なぜヒナの事件現場に”半間”がいたのか、なぜドラケン君は死刑囚になったのか、そして稀咲は何者で、なぜマイキー君を憎むようになったのか…パズルみたいに散らばった謎…全部繋げてぶっ壊してみせる!!)」
花垣武道「え?銭湯!?」

マイキー「ばあ♡」


マイキー「ばあ♡」

花垣武道「マ…マイキー君!?」
マイキー「ハハハ!そんなに驚く?」
ドラケン「おい!うっせーよ」

ドラケン「ガキじゃねーんだからよー銭湯でハシャぐんじゃねぇよ」

マイキー「中3にもなってシャンプーハットしてる奴に言われたくねーし」

マイキー「ウケるだろ?あの図体でシャンプー目に入るの怖いとか」

ドラケン「ガキじゃねーんだからよー銭湯でハシャぐんじゃねぇよ」

マイキー「中3にもなってシャンプーハットしてる奴に言われたくねーし」

マイキー「ウケるだろ?あの図体でシャンプー目に入るの怖いとか」
花垣武道「(何だこの状況!?マイキー君とドラケン君と仲良く銭湯!?」)」
マイキー「うわっ痛っ!何すんだ!」