TVアニメ『名探偵コナン』 第1012話ネタバレ
放送日(Airdate): 2021年7月17日
🔷江戸川コナン Edogawa Conan CV: 高山みなみ
🔷灰原哀 Haibara Ai CV.林原めぐみ
🔷吉田歩美 Yoshida Ayumi CV.岩居由希子
🔷円谷光彦 Tsuburaya Mitsuhiko CV.大谷育江
🔷小嶋元太 Kojima Genta CV,高木渉
🔷小林澄子 Kobayashi Sumiko CV.加藤有生子
🔷若狭留美 Wakasa Rumi CV.平野文
🔷山村ミサオ Yamamura Misao CV.古川登志夫
山村ミサオ「門の前に血痕!?」
刑事「ええ、どうやら殺害現場はここのようです」
刑事「凶器はおそらく刃渡り20センチほどの洋包丁」
刑事「新聞紙に包んで、この別荘の中のゴミ袋の中に混ざっていました」
山村ミサオ「んで?家の中には誰かいたの?」
刑事「ええ、クローゼットの中に」
刑事「かなり衰弱して手を血で真っ赤に染めた女性が…」
山村ミサオ「えぇ!女!?」
刑事「今は署に連行して取り調べているんですが、自分は殺害された閏間茂史の彼女だけど、殺人には無関係」
刑事「ゆうへ、ワインを飲んだところまでは覚えているが、気がついたらクローゼットに閉じ込められてて、暗所閉所恐怖症でパニクって出られなかったと」
山村ミサオ「ああ!怖いよォ~!狭いよ!怖いよォ~!!」
山村ミサオ「ってヤツだね?」
刑事「かなり衰弱して手を血で真っ赤に染めた女性が…」
山村ミサオ「えぇ!女!?」
刑事「今は署に連行して取り調べているんですが、自分は殺害された閏間茂史の彼女だけど、殺人には無関係」
刑事「ゆうへ、ワインを飲んだところまでは覚えているが、気がついたらクローゼットに閉じ込められてて、暗所閉所恐怖症でパニクって出られなかったと」
山村ミサオ「ああ!怖いよォ~!狭いよ!怖いよォ~!!」
山村ミサオ「ってヤツだね?」
刑事「は…はい…しかしワインなんか別荘のどこにもなくて、クローゼットの鍵もかかってなかったので、もしかしたらその女性の狂言かも…」
山村ミサオ「ふ~ん…僕の高校の同級生にも暗所閉所恐怖症のヤツが一人いたんだけど…眉唾もんだったからな」
山村ミサオ「それに遺体発見現場までに50mも離れてないから、女性の力でも引きずっていけるし…」
山村ミサオ「ふ~ん…僕の高校の同級生にも暗所閉所恐怖症のヤツが一人いたんだけど…眉唾もんだったからな」
山村ミサオ「それに遺体発見現場までに50mも離れてないから、女性の力でも引きずっていけるし…」
山村ミサオ「あっ!つまりその女は被害者とモメて殺したのはいいけど、遺体の処理に困っていた!」
山村ミサオ「そこへ山菜採りの人達が車でやって来て、その中に被害者が詐欺ろうとしていた女を発見!」
山村ミサオ「うまくすればその女のせいに出来ると思い、車のそばまで遺体を運んだが」
山村ミサオ「思わずクローゼットの中に身を潜めた!ってのはどう?ねぇ どう?」
コナン「違うと思うよ」
刑事「あぁ…」
コナン「力のない女の人が遺体を引きずって移動させるなら」
コナン「足を持つはずなのに、遺体のズボンに血まみれの手で掴んだ跡なんかなかったよ?」
山村ミサオ「た…確かにそうだね…」
山村ミサオ「って…ダメじゃないか!勝手に現場をうろついちゃあ!」
山村ミサオ「先生ー!困りますよー!ちゃんと見ててくれないと!」
コナン「(…ったく…小五郎のおっちゃんと変わんねぇな)」
コナン「力のない女の人が遺体を引きずって移動させるなら」
コナン「足を持つはずなのに、遺体のズボンに血まみれの手で掴んだ跡なんかなかったよ?」
山村ミサオ「た…確かにそうだね…」
山村ミサオ「って…ダメじゃないか!勝手に現場をうろついちゃあ!」
山村ミサオ「先生ー!困りますよー!ちゃんと見ててくれないと!」
コナン「(…ったく…小五郎のおっちゃんと変わんねぇな)」
コナン「待てよ…」
コナン「(もしこれが歩美ちゃんが見つけた四つ葉のクローバーだとしたら…)」
コナン「(車の中に大量に積まれていた組み立てる前のダンボール箱…)」
コナン「(肘の所までついた右腕の泥は…)」
コナン「(もしこれが歩美ちゃんが見つけた四つ葉のクローバーだとしたら…)」
コナン「(車の中に大量に積まれていた組み立てる前のダンボール箱…)」
コナン「(肘の所までついた右腕の泥は…)」
コナン「(タイヤの後ろにタイヤ痕が…)」
コナン「(犯人はあの人だ)」
コナン「(俺達に見つけさせるためにここへ連れて来たんだ)」
コナン「(魔法のように出現させた…この遺体を…)」
山村ミサオ「あなた方がここへ来て車を停めた時、この写真のように、車のそばには何もなく、山菜採りをしている間に、このように車の後ろの木に遺体が置かれていたのなら、あなた方が山菜採りに夢中になっている隙に、誰かがこっそりここに遺体を置いたに他ありません!」
山村ミサオ「殺害されたのは善田さんを結婚詐欺にかけようしていた男なので、おそらく善田さんに罪を着せる為」
善田舞佳「そんな…」
小林澄子「それで…犯人はわかったんですか?」
山村ミサオ「ええ、たぶんこの林を抜けた先にある被害者の別荘のクローゼットの中に隠れていた被害者の彼女と名乗る女でしょう」
コナン「でもさぁ、その女の人の手血まみれだったんでしょ?その人が遺体を運んだんなら血まみれの手の痕が遺体に付いてると思うけど」
山村ミサオ「ああ、さっき君が言ってたそれね!おそらく遺体を運んだ時には、ちゃんと手を洗っていたんだけど」
山村ミサオ「ええ、たぶんこの林を抜けた先にある被害者の別荘のクローゼットの中に隠れていた被害者の彼女と名乗る女でしょう」
コナン「でもさぁ、その女の人の手血まみれだったんでしょ?その人が遺体を運んだんなら血まみれの手の痕が遺体に付いてると思うけど」
山村ミサオ「ああ、さっき君が言ってたそれね!おそらく遺体を運んだ時には、ちゃんと手を洗っていたんだけど」
山村ミサオ「思ったより早く警察が来てしまったため」
山村ミサオ「パニクってしまってまだ処分してなかった血まみれの包丁をうっかり素手で触ってゴミ袋に入れたからだよ」
コナン「けど、そんな事するヒマがあったらとっくに逃げてるんじゃ…」
山村ミサオ「だ~か~ら~!パニクってくれちゃったって言ってるの!!」
山村ミサオ「え…とにかく後はこちらで捜査しますから、今日の所は皆さん帰っていただいて構いません」
コナン「(仕方ねぇ…若狭先生の前じゃ使いたくなかったけど…)」
コナン「ここなんだけど」
吉田歩美「嘘つき!」
円谷光彦「いい加減なこと言って、またみんなを錯乱させる気ですね!」
吉田歩美「サクランボは大好きだけど錯乱は大嫌いだもん!」
コナン「(アッハハ…山村警部ひでぇ言われようだな)」
善田舞佳「それにさっき確認しましたよね?」
善田舞佳「ここへ着いた時に皆さんを撮ったあの写真には、遺体なんか写っていなかったじゃないですか」
山村(コナン)「写ってなくて当然ですよ」
吉田歩美「サクランボは大好きだけど錯乱は大嫌いだもん!」
コナン「(アッハハ…山村警部ひでぇ言われようだな)」
善田舞佳「それにさっき確認しましたよね?」
善田舞佳「ここへ着いた時に皆さんを撮ったあの写真には、遺体なんか写っていなかったじゃないですか」
山村(コナン)「写ってなくて当然ですよ」
善田舞佳「え?」
山村(コナン)「その時、遺体は車の陰に隠れていて見えなかったんだから」
小林澄子「何を言ってるんですか?まさか私達が山菜採りをしている間に誰かが車を動かしたとでも?」
刑事「わかりました」
山村(コナン)「あぁそれと、僕の推理ちゃんとメモっといてね、忘れないように」
刑事「はい、では鍵を」
山村(コナン)「運転席に座ったら」
山村(コナン)「鍵穴に車のキーをさし込んで、キーの位置を"START"の一つ前の"ON"に合わせ」
山村(コナン)「ブレーキペダルを踏みながら」
山村(コナン)「シフトレバーのロックを解除して、パーキングからニュートラルにスライドさせる」
山村(コナン)「終わったら君はもう降りちゃっていいよ。キーはさしたままにしてね」
山村(コナン)「これでスタンバイオッケー」
山村(コナン)「小林先生、車を僕の方に動かしてくれちゃいますか?」
山村(コナン)「あぁそれと、僕の推理ちゃんとメモっといてね、忘れないように」
刑事「はい、では鍵を」
山村(コナン)「運転席に座ったら」
山村(コナン)「鍵穴に車のキーをさし込んで、キーの位置を"START"の一つ前の"ON"に合わせ」
山村(コナン)「ブレーキペダルを踏みながら」
山村(コナン)「シフトレバーのロックを解除して、パーキングからニュートラルにスライドさせる」
山村(コナン)「終わったら君はもう降りちゃっていいよ。キーはさしたままにしてね」
山村(コナン)「これでスタンバイオッケー」
山村(コナン)「小林先生、車を僕の方に動かしてくれちゃいますか?」
小林澄子「む…無理ですよ!免許も持ってないのに…」
小林澄子「ああ!」
円谷光彦「動きました!」
灰原哀「でも何で!?」
山村(コナン)「タイヤ同士は繋がってるからタイヤ1つ分を動かす力だけで簡単に動かせるんだよ」
山村(コナン)「だからここに着いた時に皆さんが撮った写真は、こんな感じで、遺体が車に隠れていたんだと思います」
灰原哀「じゃあ みんなで写真を撮った時に車の後ろに写ってた木は、あっちの木だったのね?」
山村(コナン)「ええ、その証拠に歩美ちゃんが探してたモノが車の前のタイヤのそばにあるんじゃないかなぁ」
吉田歩美「探してたモノ?」
吉田歩美「車の前のタイヤの所に?」
吉田歩美「ああ!四つ葉のクローバー!!」
小嶋元太「マジか!」
山村(コナン)「だからここに着いた時に皆さんが撮った写真は、こんな感じで、遺体が車に隠れていたんだと思います」
灰原哀「じゃあ みんなで写真を撮った時に車の後ろに写ってた木は、あっちの木だったのね?」
山村(コナン)「ええ、その証拠に歩美ちゃんが探してたモノが車の前のタイヤのそばにあるんじゃないかなぁ」
吉田歩美「探してたモノ?」
吉田歩美「車の前のタイヤの所に?」
吉田歩美「ああ!四つ葉のクローバー!!」
小嶋元太「マジか!」
円谷光彦「でもどうしてこんな所に…」
山村(コナン)「さっき君達がいくら探しても見つからなかったのは、車が微妙に移動していたから」
山村(コナン)「つまり、ココこそが皆さんが写真を撮った時に車が停車していた位置なんだよ」
山村(コナン)「もう一つの証拠は後輪のタイヤの後ろに前に少し動いたと思われるタイヤ痕があったこと」
山村(コナン)「その写真は鑑識さんにお願いして撮影してもらってあります。まぁ~こんな事ができるのは、もうたった一人しかいませんね~」
山村(コナン)「つまり、ココこそが皆さんが写真を撮った時に車が停車していた位置なんだよ」
山村(コナン)「もう一つの証拠は後輪のタイヤの後ろに前に少し動いたと思われるタイヤ痕があったこと」
山村(コナン)「その写真は鑑識さんにお願いして撮影してもらってあります。まぁ~こんな事ができるのは、もうたった一人しかいませんね~」
山村(コナン)「車をこの位置に停める事ができ、なおかつ前輪を手で回して車を移動させられたのは、善田舞佳さん、あなたですよ!」
「ええ!!」
山村(コナン)「まずあなたは、今からおよそ6時間前に、ここから50m先にある被害者の別荘に被害者を連れて来て、包丁で刺殺し、その遺体を引きずって林を抜け」
山村(コナン)「今私が寄りかかっている場所に放置した」
山村(コナン)「そして山菜採りの授業の下見に行きたいというコナン君達を車に乗せて、遺体が車で隠れる今の位置に停車させたんだ」
刑事「でも警部、それだと車を停める時、乗っている人達に遺体が見えてしまうんじゃ…」
山村(コナン)「大丈夫。車の窓をよーく見てみなさい」
刑事「ああ!!何かで塞がってる!!」
山村(コナン)「それは組み立てる前のダンボール箱。予めそれを大量に座席に置いておき」
山村(コナン)「座る時に邪魔だからと言って、窓側に立て掛けさせて窓を塞いだんだよ」
山村(コナン)「車をこの位置に停めた善田さんは、シフトレバーをパーキングにせずに」
刑事「ああ!!何かで塞がってる!!」
山村(コナン)「それは組み立てる前のダンボール箱。予めそれを大量に座席に置いておき」
山村(コナン)「座る時に邪魔だからと言って、窓側に立て掛けさせて窓を塞いだんだよ」
山村(コナン)「車をこの位置に停めた善田さんは、シフトレバーをパーキングにせずに」
山村(コナン)「あの写真を撮れば、用意万端!」
山村(コナン)「あとは喉が渇いたと誰かが言うのを待って、車に積んでる飲み物を取りに行こうと、子供を誘い、車に戻り、飲み物の袋を車から降ろした所で、ピアスを落としたと訴えて」
山村(コナン)「子供とピアスを探すフリをしながら、車側の右手でタイヤを回し、ゆっくりと車を動かして」
山村(コナン)「遺体を魔法のようにみんなの視界に出現させたんだ」
山村(コナン)「小林先生、あなたの左手、肘の所まで泥が付いてますよね?」
小林澄子「…はい…汚れてますけど…どうして…」
山村(コナン)「それはきっとあなたが左手でタイヤを回したから。似たような泥の跡が善田さんの肘にも付いているはず」
山村(コナン)「右手でタイヤを回したから右肘の所に。地面に落ちたピアスを探したにしては、とても不可解な泥の跡がね」
山村(コナン)「ちなみに被害者の別荘のクローゼットに被害者の彼女が閉じ込められていたのも、おそらくあなたの仕業」
山村(コナン)「彼女がワイン好きで、暗所閉所恐怖症だという事を聞きつけ、今朝早くにあなたと待ち合わせをしている被害者は、多分そのワインを飲まないと踏んで」
山村(コナン)「昨夜、睡眠薬入りのワインを被害者にプレゼントしておき、彼女だけワインを飲むように仕向けて眠らせた」
山村(コナン)「被害者を刺殺後、彼が所持していた別荘の鍵で中に入り」
山村(コナン)「寝ている彼女を手に被害者の血をベットリ付けて、クローゼットに閉じ込めたんだ」
山村(コナン)「そうしておけば、目が覚めても暗所閉所恐怖症の彼女は、警察に見つけられるまでクローゼットから出られず」
山村(コナン)「凶器の包丁を別荘のゴミ袋に入れ、ワインを持ち去れば、彼女の言っていることに信憑性が無くなり、犯人に仕立て上げられるワケですよ」
山村(コナン)「まぁ 被害者の出血具合からすると、犯人は大量に返り血を浴びているはず」
山村(コナン)「殺害時、被害者と共にここに来たのも、この車だとしたら、運転席のどこかから出ると思いますよ」
山村(コナン)「抜き取ったぐらいじゃ消えないルミノール反応が…」
山村(コナン)「違いますか?」
吉田歩美「違うもん!善田先生、ホントにピアス探してたもん!!」
吉田歩美「あの時、車なんて動いてなかったもん!」
吉田歩美「だって…だって…せっかくこの四つ葉のクローバー…」
山村(コナン)「昨夜、睡眠薬入りのワインを被害者にプレゼントしておき、彼女だけワインを飲むように仕向けて眠らせた」
山村(コナン)「被害者を刺殺後、彼が所持していた別荘の鍵で中に入り」
山村(コナン)「寝ている彼女を手に被害者の血をベットリ付けて、クローゼットに閉じ込めたんだ」
山村(コナン)「そうしておけば、目が覚めても暗所閉所恐怖症の彼女は、警察に見つけられるまでクローゼットから出られず」
山村(コナン)「凶器の包丁を別荘のゴミ袋に入れ、ワインを持ち去れば、彼女の言っていることに信憑性が無くなり、犯人に仕立て上げられるワケですよ」
山村(コナン)「まぁ 被害者の出血具合からすると、犯人は大量に返り血を浴びているはず」
山村(コナン)「殺害時、被害者と共にここに来たのも、この車だとしたら、運転席のどこかから出ると思いますよ」
山村(コナン)「違いますか?」
吉田歩美「違うもん!善田先生、ホントにピアス探してたもん!!」
吉田歩美「あの時、車なんて動いてなかったもん!」
吉田歩美「だって…だって…せっかくこの四つ葉のクローバー…」
吉田歩美「先生にプレゼントしたかったのに…」
吉田歩美「だから絶対!!」
善田舞佳「ごめんなさい…吉田さん…その四つ葉のクローバーは受け取れないわ…」
善田舞佳「私は人の命を奪ってしまった悪い人だから…」
善田舞佳「罰を受ける前に幸せなんか貰っちゃいけないの…」
善田舞佳「だからそれは…もっと幸せにしたい人に贈ってあげて…」
小林澄子「じゃあ…善田先生…本当にあなたが…あの男性を…」
善田舞佳「ええ…あの男が結婚詐欺師だと気付いたから」
善田舞佳「彼女に罪を着せて殺害してやろうと計画したんです」
善田舞佳「でも…教師を辞めておいて正解でした」
善田舞佳「児童を自分の犯行のアリバイ作りに使うなんて…」
善田舞佳「まさに教師失格ですから…」
山村ミサオ「ふあぁああ~」
山村ミサオ「ん?あれ?事件は?」
灰原哀「自分のにすれば?」
小嶋元太「誰かにあげてって言ってたよな?善田先生」
若狭留美「え?」
吉田歩美「だって先生結構ドジだから、お守りだよ」
吉田歩美「だって先生結構ドジだから、お守りだよ」