🏐HAIKYU!!
🖊原作者(Original Story) : 古舘春一 Furudate Haruichi
TVアニメ『ハイキュー!!』 第2期7話ネタバレ放送日(Airdate) : 2015年11月15日
第2期7話『月の出』 Moonrise
CAST
🔷影山飛雄 Kageyama Tobio(S) CV. 石川界人
🔷山口忠 Yamaguchi Tadashi(MB) CV. 斉藤壮馬
🔷東峰旭 Azumane Asahi(WS) CV.細谷佳正
🔷黒尾鉄朗 Kuroo Tetsuro(MB) CV.中村悠一
🔷孤爪研磨 Kozume Kenma (S) CV.梶裕貴
🔷灰羽リエーフ Haiba Lev(MB) CV.石井マーク
日向翔陽「やべーやべー!夜中に出発するのって、ドキドキする!」田中龍之介「前回、お前ら遅刻だったもんな」
月島蛍「単細胞はいいよね、どこでも寝られてさ」
日向・田中「何だとー!?」
武田一鉄「えー今回も早朝に向こうへ到着予定です。運転は僕と烏養くんが交代で行います」
烏養繋心「居眠りしたらすまん」
澤村大地「お願いします!」
「しゃーす!!!」
武田一鉄「夜中なんだから静かにね」
日向翔陽「なぁ、なぁ!スカイツリーどこ?」
孤爪研磨「え?スカイツリー?」
澤村大地「東京にある鉄塔はだいたい東京タワーに見えるんだよ。地方人には」
菅原孝支「おい、それ暴言。あとここ埼玉だから」
影山飛雄「(東京タワーじゃない…のか…)」
日向翔陽「前回と違う高校でやるんだな」
孤爪研磨「夏合宿はいつも、森然でやるみたい。涼しいんだ、ここ。虫が凄いけど」
灰羽リエーフ「日向~~!!身長伸びたか~?」
灰羽リエーフ「俺は2ミリ伸びたぞ」烏養繋心「よーし!今回はガンガンメンバー変えてくからそのつもりでな!」
影山飛雄「(今度は伸びすぎた!)」
菅原孝支「(左手!?左手で咄嗟に処理した!)」
山口忠「ナイス!日向」
菅原孝支「前の日向なら合わない時点で慌ててたのに…」
日向翔陽「(また…トス、落ちてきた)」
影山飛雄「(こいつ…)」
日向・影山「(前と違う…!)」
烏養繋心「(前と違うのは日向と影山だけじゃねぇぞ)」
小見春樹「アウトアウト!」
谷地仁花「(東峰さんの舌打ちは迫力あるなぁ)」
猫又育史「実に小気味よい、小気味よいほどに、かみ合ってないねぇ」
小鹿野大樹「烏野の連中、今シンクロ攻撃やろうとしてなかったか?」
菅原孝支「すまん、カバー」
西谷夕「任せろォ!」
西谷夕「(飛びすぎた…)」
猫又育史「烏だけあって、流石の雑食性。深い山の奥だろうと、歌舞伎町のど真ん中だろうと、食べられるものはすべて食べ」
猫又育史「自分より強いものは利用し生き残る。おそらくあれは、驚くべきスピードで進化している”途中”だよ」
直井学「ほおっ!バックゾーンから踏みきってのリベロのジャンプトス!」
西谷夕「(飛びすぎた…)」
木兎光太郎「おい、あいつら今日どうした?大丈夫か?」
西谷夕「(クソォ…)」
直井学 「どうしたんですかね?烏野。調子悪いんでしょうか?」
猫又育史「ハハハハッ その逆じゃないか?」
猫又育史「烏だけあって、流石の雑食性。深い山の奥だろうと、歌舞伎町のど真ん中だろうと、食べられるものはすべて食べ」
猫又育史「自分より強いものは利用し生き残る。おそらくあれは、驚くべきスピードで進化している”途中”だよ」
木兎光太郎「ッシャアァァ!!」
猫又育史「(ただ1人を除いて、かな)」
澤村大地「今回のペナルティーは森然限定、爽やか裏山新緑坂道ダッシュだ、そうだ」
烏養繋心「サーブ&ブロック。サーブで崩して、相手の攻撃手段がしぼられた所をブロックで仕留める。サービスエースの次に理想的な攻撃の形だよな」
山口忠「サーブ&ブロック…」
小鹿野大樹「クソォ…タラコめ…」
澤村大地「今回のペナルティーは森然限定、爽やか裏山新緑坂道ダッシュだ、そうだ」
山口忠「森然と生川、まだ1セット目?」
日向翔陽「うん。やっぱサーブすげぇ!うおお!ドシャット!」
烏養繋心「サーブ&ブロック。サーブで崩して、相手の攻撃手段がしぼられた所をブロックで仕留める。サービスエースの次に理想的な攻撃の形だよな」
山口忠「サーブ&ブロック…」
小鹿野大樹「クソォ…タラコめ…」
菅原孝支「はぁ…見事全敗」
澤村大地「いっそ、すがすがしいなぁ」
田中龍之介「こんなにダッシュしたのは烏養監督がいた時以来っス」
澤村大地「ちょっと烏養さんにタブレット借りて、シンクロ攻撃の動画を確認すんべ」
菅原孝支「よっしゃ」
東峰旭「俺はサーブ打ってくる。全然足りねぇ」
山口忠「(あ!サーブ、俺もやろう)」
月島蛍「練習なんて嫌って言うほどやってんじゃん。がむしゃらにやればいいっていうモンじゃないでしょ」
山口忠「そうだね…そう、なんだけどさ…」
木兎光太郎「ブロックなしでスパイク練習しても意味ないんだよ~!頼むよ」
月島蛍「何で僕なんですか?梟谷の人」
赤葦京治「木兎さんのスパイク練、際限ないから皆早々逃げるんだよ」
山口忠「(あ!サーブ、俺もやろう)」
山口忠「あ、ツッキー、今からサーブやるんだけど、ツッキーは…」
月島蛍「僕は風呂入って寝るから」
山口忠「あ、そっか…あの」
月島蛍「何?」
山口忠「ツッキーは何か自主練とかしないのかなって思って…」
月島蛍「練習なんて嫌って言うほどやってんじゃん。がむしゃらにやればいいっていうモンじゃないでしょ」
山口忠「そうだね…そう、なんだけどさ…」
黒尾鉄朗「あ~ちょっとそこの、烏野の!メガネの…!ちょっとブロック飛んでくんない?」
月島蛍「あ…僕、もう上がるので失礼しまーす」
木兎・黒尾「何ィ!?」
木兎光太郎「ブロックなしでスパイク練習しても意味ないんだよ~!頼むよ」
月島蛍「何で僕なんですか?梟谷の人」
赤葦京治「木兎さんのスパイク練、際限ないから皆早々逃げるんだよ」
黒尾鉄朗「俺はこいつ鍛えるのに忙しいんだよね」
灰羽リエーフ「だから、俺がブロック飛びますってば!」
黒尾鉄朗「うるせぇ!音駒でレギュラー入ってたかったら、まずそれなりのレシーブ力つけろ!」
黒尾鉄朗「見えねぇかもしんねぇけど、コイツ全国で5本の指に入るくらいのスパイカーだから練習になると思うよ」
赤葦京治「3本の指にはギリギリ入らないですかね」
黒尾鉄朗「ドンマイ」
木兎光太郎「落とすくらいならあげないでください!」
黒尾鉄朗「それに君、ミドルブロッカーならもう少しブロックの練習した方がいいんじゃない?」
日向翔陽「(今日、全然速攻合わなかった…練習しないと…)」
影山飛雄「(来月までに使いモンになるようにしねぇと…まずいな…)」
谷地仁花「あ!速攻の練習やる?ボール?ボール、出します?」
日向翔陽「(何で一杯行きます?みたいなノリなんだろ…)」
日向翔陽「お願いしやーす!!」
木兎光太郎「もう一本!!」
木兎光太郎「もう一本!!」
木兎光太郎「もう一本!!」
月島蛍「(ストレート)」
木兎光太郎「(賢くかつ冷静!でも…!)」
木兎光太郎「ッシャアァァ!!」
黒尾鉄朗「じゃ、2枚でどうだ?」
木兎光太郎「2枚上等!!」
月島蛍「(…死んだ?)」
木兎光太郎「行くぜ!!」
黒尾鉄朗「メガネ君はストレートをきっちり締めとけよ」
木兎光太郎「やっぱ、メガネ君さ、よみはいいんだけど…」
木兎光太郎「こうー弱弱しいんだよな!ブロックが」
黒尾鉄朗「ウエーイ!」
木兎光太郎「クッソー!」
木兎光太郎「やっぱ、メガネ君さ、よみはいいんだけど…」
木兎光太郎「こうー弱弱しいんだよな!ブロックが」
木兎光太郎「あァ!」
月島蛍「それは仕方ないんじゃないですかね~日向と僕じゃ、元の才能が違いますからね」
月島蛍「じゃ僕、お役御免っぽいんで失礼します」
黒尾鉄朗「お、おい!!」
黒尾鉄朗「悠長なこと言ってると、あのチビちゃんにいいとこ全部持ってかれんじゃねぇの?同じポジションだろ」
月島蛍「それは仕方ないんじゃないですかね~日向と僕じゃ、元の才能が違いますからね」
犬岡走「あっ、またスパイク練習ですか?俺、ブロックやります、やります」
夜久衛「おいリエーフ!転がってんじゃねぇ!レシーブ」
灰羽リエーフ「げっ!夜久さん」
夜久衛「げってなんだ」
月島蛍「じゃ僕、お役御免っぽいんで失礼します」
黒尾鉄朗「お、おい!!」
赤葦京治「何か地雷踏んだじゃないスか?黒尾さん」
木兎光太郎「怒らした~!大失敗じゃん、挑発上手の黒尾君?」
黒尾鉄朗「いや…だって思わないだろ?」
木兎光太郎「何を?」
黒尾鉄朗「烏野のチビちゃんは、たしかに得体がしれないし脅威だけど、技術も経験もひよこだろ?それにあの身長だし」
黒尾鉄朗「それをあの、身長も頭脳も持ち合わせているメガネ君が、チビちゃんを対等どころか"かなわない存在”として見てるなんてさ」
月島蛍「(クソ、サポーター忘れてきた…)」
月島蛍「ちょっと…やめてください」
田中龍之介「あ、それ関係あるか分からないですけど、うちの姉ちゃんが…」
田中冴子「そういえばさ、合宿の試合ん時、名前聞こえたんだけど、今の烏野に月島って奴いる?」
宮ノ下英里「皆さーん!森然高校の父兄の方からスイカの差し入れでーす」
谷地仁花「あれ?月島君、一切れだけでいいの?」
月島蛍「うん、ご馳走様でした」
黒尾鉄朗「あぁ、すまん」
澤村大地「ん?何だよ?」
黒尾鉄朗「昨日、お宅のメガネ君の機嫌、損ねちゃったかもしんない」
澤村大地「へぇ、あの月島が成り行きとはいえ、自主練に付き合ったのか…で、何か言ったのか?」
黒尾鉄朗「お宅のチビちゃんに負けちゃうよ?って挑発を」
東峰旭「確かに月島は日向に引け目を感じているとこあるよな」
月島蛍「派手に暴れるのは日向の役目。その日向が後衛に回っている間、極力無難にしのぐのが僕の役目。いつものことじゃないですか」
田中龍之介「あ、それ関係あるか分からないですけど、うちの姉ちゃんが…」
田中冴子「そういえばさ、合宿の試合ん時、名前聞こえたんだけど、今の烏野に月島って奴いる?」
田中龍之介「おお、いる、メガネな、くっそ生意気だよ、可愛くねぇんだよ」
田中冴子「その月島って奴さ、兄ちゃんいない?」
田中龍之介「え?しらねぇよ。自分の話とかする奴じゃねぇし」
田中冴子「アタシが烏野にいた時、つまり男バレが一番強かった時期なぁ」
田中龍之介「小さな巨人がいたころ?」
田中冴子「そう、その頃のバレー部に長身の月島っていう人がいた気がすんだよねぇ」
東峰旭「山口、前よりサーブ、いい感じになってきたな」
山口忠「ありがとうございます」
東峰旭「俺はもっと成功率あげないとなぁ」
月島蛍「東峰さんは嫌じゃないんですか?」
東峰旭「何が?」
月島蛍「下から強烈な才能が迫ってくる感じ」
東峰旭「あぁ、まぁ、心は休まらないかなぁ」
月島蛍「日向は多分まだ、エースって肩書にこだわってますよね」
東峰旭「そうかもな…だから今のままじゃダメだって言い出したのかな」
東峰旭「まぁ…おかげで俺も他の連中も火が付いた感じだ」
月島蛍「気を付けないと、また集中しすぎた日向にかみつかれますよ」
東峰旭「あぁ、スパイクに飛んだ時、ぶつかったあれか…俺と月島はポジションが役割的に日向とライバル関係に近いから、ひよこみたいだった日向が日に日に成長するのを人一倍感じるんだろうな」
東峰旭「でも俺は、負けるつもりはないよ」
影山飛雄「おい!今、さぼったな!囮でも飛べ!」
月島蛍「めざといなぁ、悪かったよ」
烏養繋心「先生は月島どう思う?」
武田一鉄「真面目にやってると思いますけど…」
烏養繋心「合格点を取っていても、100点を目指さないって感じなんだよな、月島は」
烏養繋心「別に熱血を求めているわけじゃねぇけど、このまま実力で抜かれていくなら、レギュラー変えることもある。コートに立つのは試合に勝てるメンバーだからな」
烏養繋心「貴重なチーム一の長身だ。月島がブロックの要になってくれれば、守備のレベルがぐっと上がるんだけどな…」
清水潔子「皆、今までにないくらいやる気に満ちてるけど、たまにちょっと怖いくらいでさ、前回みたいな接触は、大怪我につながりかねないから…」
田中龍之介「旭さん!頼みます!」
清水潔子「少し短い」
東峰旭「(俺のボールだ!)」
田中龍之介「旭さん!頼みます!」
清水潔子「少し短い」
東峰旭「(俺のボールだ!)」
猫又育史「(うん、予想以上!チーム内であろうと、お互いがライバルであるという緊張感は成長に必要不可欠。だが、チーム内が無法地帯になっては元も子もない)」
猫又育史「(そこを一本引き締めてみせたな、烏野のエース)」
清水潔子「心配いらなかったかもね」
山口忠「ツッキー大丈夫?」
月島蛍「先、行っていいよ。大丈夫だから」
山口忠「…わかった…じゃ、行ってる」
東峰旭「相変わらず、さばさばしてんなぁ」
田中龍之介「月島っスか?」
東峰旭「うん」
田中龍之介「あいつは……なんかもっとこう…色々やったらやれんじゃねぇかって思いますよね」
東峰旭「色々って?」
田中龍之介「こう…色々…もったいない188cm!」
木兎光太郎「ヘイ、メガネ君!今日もスパイク練習、付き合わない?」
月島蛍「すいません、遠慮しときます」
木兎光太郎「おっ、そう?黒尾ー!」
黒尾鉄朗「えぇ…」
日向翔陽「何も言わないけど?」
山口忠「ツッキーは…バレーは嫌いじゃないはずなんだよ。そうじゃなきゃ、烏野に来ない」
日向翔陽「山口は?山口なら月島になんて言う?」
木兎光太郎「まだ、何も言ってねぇよ!」
日向翔陽「なんで!お前…梟谷のエースの人と知り合い?」
月島蛍「違うよ」
日向翔陽「なんで断んの?もったいない!」
月島蛍「うるさいなぁ…僕は君と違ってスタミナバカじゃないんだよ」
日向翔陽「なんなんだよー月島よ!せっかく梟谷のエースの人が練習誘ってんのに断ってんの!あああ!!信じらんねー!!」
山口忠「日向!あのさ…日向なら今のツッキーになんていう?」
日向翔陽「え?」
山口忠「その…影山とか谷地さんの時みたいに…」
日向翔陽「何も言わないけど?」
日向翔陽「だって、月島はバレーやりたいのかわかんねぇもん。やりたくない奴にやろうぜ!って言っても、仕方ないじゃん」
日向翔陽「ああクソォ!あんな身長持ってるくせによー俺があの身長だったら、あんなことやこんなことするのに」
山口忠「ツッキーは…バレーは嫌いじゃないはずなんだよ。そうじゃなきゃ、烏野に来ない」
日向翔陽「山口は?山口なら月島になんて言う?」