🏐HAIKYU!!
🖊原作者(Original Story) : 古舘春一 Furudate Haruichi
TVアニメ『ハイキュー!!』 第2期4話ネタバレ放送日(Airdate) : 2015年10月25日
第2期4話 センターエース "Center Ace"
🔷黒尾鉄朗 Kuroo Tetsuro(MB) CV.中村悠一
🔷孤爪研磨 Kozume Kenma (S) CV.梶裕貴
西谷夕「おー!!あれは!!」
田中龍之介「あれは、もしや!!」
田中・西谷「スカイツリー!?」
海信行「いや、あれはただの鉄塔だね」
黒尾鉄朗「うっははははは!!」
田中・西谷「うおおおおおお!!来たぜ!東京!!」
東峰旭「風景…あまり宮城と変わんねぇな」
月島蛍「終了間際に解答欄が一個ずれてたことに気付いたみたいで」
東峰旭「マジか…英語の小野先生、そういうの許してくれないんだよなー」
山口忠「谷地さんもすげぇショック受けてました」
澤村大地「影山は現文か」
縁下力「今回はやたら、読解問題が多かったっぽくて…暗記系に絞ってたみたいだから…」
東峰旭「おー!漢字は満点だ。すげぇ」
菅原孝支「まぁ、あんまり落ち込むなよ。遠征は今回だけじゃないんだから…」
影山飛雄「どうやって東京まで行く?走るか?」
日向翔陽「チャリだろ」
谷地仁花「(モヒカン…東京すごい)」
山本猛虎「くっ、まぶしい」
黒尾鉄朗「じゃ、準備できたら体育館来いよ。もう他の連中も集まってきてる」
澤村大地「おう」
田中龍之介「お前ら、赤点は一個だけだな?」
田中龍之介「それなら補習は午前中に終わるはずだ。そしたら、俺が救世主を呼んでやろう」
田中冴子「ヘイ!赤点坊主共!乗りな」
日向翔陽「た、田中さんのお姉さんですか!?」
田中冴子「冴子お姉さんと呼びな。東京までなんて、あっという間に届けてやるよ」
日向・影山「冴子お姉さん!」
田中冴子「よーし、行くよー!!」
烏養繋心「お久しぶりです。猫又先生」
猫又育史「おう!よく来たな」
黒尾鉄朗「アップとったらこの中に入って、あとはひたすら全チームでぐるぐるとゲームをやる。1セットごとに負けた方はペナルティーでフライングでコート一周」
谷地仁花「フライング?」
清水潔子「空中でボールを拾うフライングレシーブをする時の動きで、手、胸の順で体を床に滑らせるの」
菅原孝支「なぁ、前の練習試合の時、音駒にあんな奴いたっけ?」
東峰旭「あ!めっちゃこっち見てるやつ?」
菅原孝支「そう」
東峰旭「あ、いや、いなかったと思うけど…」
田中冴子「そんなに思いつめんな、焦るのは分かるけどな」
田中冴子「回り道には、回り道にしか咲いてない花があんだからさ」
日向翔陽「おぉぉ、よくわかんないけど、かっけぇ!」
日向翔陽「冴子姐さん!小さな巨人知ってるんスか?」
田中冴子「アタシ、多分そいつ同級生だもん」
田中冴子「つっても、しゃべったことないけどさ。やんちゃな奴なら目立つだろうし、知り合いだったと思うけどねぇ」
田中冴子「けどさ、たまたま学校で練習試合をやってんのを見かけたとき、そいつはどんなこわもての知り合いより怖かったよ。怖いっていうか、迫力がすごくて」
日向翔陽「スパイクがですか?」
田中冴子「あいつはいわゆる、エースって奴だったんだろう?自分がエースである事の絶対的プライドと自信。そういうのが全身から立ちのぼってんだ。あやうく惚れるとこだったわ。ウハハハッ」
田中冴子「で、エースが活躍すれば、同時に周りの連中はエースにおんぶに抱っこ状態になってたまるかーって奮い立つ」
影山飛雄「姐さん、小さな巨人に詳しいんすね」
田中冴子「いや、そんときは調子が悪かったのか、途中で交代させられててさ」
田中冴子「あいつはいわゆる、エースって奴だったんだろう?自分がエースである事の絶対的プライドと自信。そういうのが全身から立ちのぼってんだ。あやうく惚れるとこだったわ。ウハハハッ」
田中冴子「で、エースが活躍すれば、同時に周りの連中はエースにおんぶに抱っこ状態になってたまるかーって奮い立つ」
影山飛雄「姐さん、小さな巨人に詳しいんすね」
田中冴子「本能のおもむくままか~」
影山飛雄「はい」
武田一鉄「流石に強いですね」
烏養繋心「あぁ、別にこっちの調子が悪いわけじゃねぇ。これが全国レベルってやつなんだろう」
清水潔子「サーブこそが究極の攻め、生川高校」
烏養繋心「でも、一度このサーブを上げることができれば」
清水潔子「あそこのチーム、全員のサーブがすごいんだよね」
谷地仁花「生川のマネさんが言ってましたね。とにかくサーブに力を入れてるって」
清水潔子「うん、練習のラストに毎回100本サーブって、かなりきついと思う」
清水潔子「サーブこそが究極の攻め、生川高校」
烏養繋心「でも、一度このサーブを上げることができれば」
谷地仁花「おぉ!なんか一斉に動き出した」
清水潔子「すごい連携…」
谷地仁花「あっちこっちから人が飛び出してきて…もう誰が打つのやら…」
清水潔子「まさにコンビネーションの匠、森然高校(埼玉)」
武田一鉄「さらに因縁のライバル、とにかく拾って繋ぎ、反撃のチャンスをうかがう、音駒高校(東京)」
孤爪研磨「腕、もげる」
木兎光太郎「ッシャアァァ!!!!俺って最強ー!!ヘヘヘーイ!」
武田一鉄「全国を戦う大エース擁する強豪チーム、梟谷学園(東京)」
武田一鉄「こんなチームと戦えるなんて…」
烏養繋心「だな!」
烏養繋心「だが、相手の強さにビビッている場合じゃねぇ。俺たちは、こいつらと渡り合っていかなきゃいけねぇんだ」
烏野20 - 生川25
森然「別に弱くはないけど、平凡だよな」
東峰旭「西谷のお姉さん?」
黒尾鉄朗「主役は遅れて登場ってか?腹立つわ~」
小鹿野大樹「あの途中から来た9番、10番の速攻なんなんだ!」
小鹿野大樹「フライング一周~」
田中龍之介「かっこつけてんじゃねぇーぞ、赤点遅刻組」
小鹿野大樹「フライング一周~」
澤村大地「9セット目にして、やっと初勝利か…初のペナルティー無しだな」
西谷夕「腹減った!!」
菅原孝支「あの11番、パッと見、猫背だからわかりにくいけど大分でかいよな。190あるか」
東峰旭「手足なげぇー」
菅原孝支「何者なんだ、あいつ…」
木兎光太郎「いやぁ~今年は面白くなりそうだなぁ」
小鹿野大樹「まったく何もんなんだ?烏野のちびミドルブロッカーとセッター!」
強羅昌己「翻弄されてたな」
小鹿野大樹「うっせぇ!!目の前であの速攻を見てみろ!何起こってるか、わかんねぇから!」
木兎光太郎「いやぁ~今年は面白くなりそうだなぁ」
犬岡走「翔陽の速攻は相変わらずすごかったな!」
日向翔陽「でも、あれじゃ今までと変わらないんだ」
日向翔陽「(あの時と変わらない…俺は、強くなるためにここに来たんだ)」
日向翔陽「なぁ、あの音駒のミドルブロッカーって何者なんだ?」
日向翔陽「リエ、リエ…」
日向翔陽「(あの時と変わらない…俺は、強くなるためにここに来たんだ)」
日向翔陽「なぁ、あの音駒のミドルブロッカーって何者なんだ?」
孤爪研磨「あぁ…1年の灰羽リエーフ。ロシア人と日本人のハーフだよ」
日向翔陽「は、ハーフ!?かっけぇ!」
日向翔陽「リエ、リエ…」
孤爪研磨「リエーフ。なんだっけ…ロシア語で虎?」
犬岡走「獅子ッスね、ライオン」
日向翔陽「前の時はいなかったよな?」
孤爪研磨「うん、リエーフは高校からバレー始めたから、烏野に行ったゴールデンウィークあたりは、まだほぼ素人であの時はベンチ入りメンバーしか行ってないからね」
日向翔陽「あれで高校から!?」
孤爪研磨「うん、それなのに一緒に組まされたりして大変だった。合わせようとしても、タイミングいつもばらばらだったし、もう慣れたけど」
日向翔陽「研磨でも読めないことあるんだなぁ…」
孤爪研磨「リエーフが特殊すぎるんだよ。今はほぼ元々の身体能力とセンスだけでやってるね。あと身長」
犬岡走「研磨さん、ため息ばっかついてましたもんね」
日向翔陽「研磨でも読めないことあるんだなぁ…」
孤爪研磨「リエーフが特殊すぎるんだよ。今はほぼ元々の身体能力とセンスだけでやってるね。あと身長」
日向翔陽「確かにあの身長はずるい!分けてほしい」
犬岡走「色々恵まれすぎっス!でも負けないっス!」
孤爪研磨「まぁ、戦力になるし、素直だし、ヤな奴じゃないよ。たまに素直すぎるけど」
孤爪研磨「あ!でもパスとかの基礎は全然ダメ。翔陽よりもダメ。サーブも翔陽よりへたくそ」
日向翔陽「研磨のへたくその基準、俺なのかよ!」
夜久衛輔「あの研磨が人見知りせずにしゃべってるよ」
海信行「うんうん」
日向翔陽「(灰羽…灰羽リエーフか…横文字の名前かっけなー)」日向翔陽「(ろ、ロシア語!ロシア語!ロシア語のあいさつ!)」
灰羽リエーフ「烏野の10番…」
日向翔陽「日本語!?」
灰羽リエーフ「あぁ、ごめん。ロシア語なら俺しゃべれない。日本生まれ日本育ち」
日向翔陽「そうなのか!なぁ、身長何センチ?俺、日向翔陽 1年!」
灰羽リエーフ「この前、194になってた。俺、灰羽リエーフ 1年」
日向翔陽「194!いいな!」
灰羽リエーフ「日向は近くで見ると、余計に小さいな」
日向翔陽「なんだ~こらぁ!」
日向翔陽「じゃ、俺は先にてっぺんまで飛ぶ!」
日向翔陽「お前のスパイクはブロックいても、お構いなしって感じですごかった!」
灰羽リエーフ「うん、俺は音駒のエースだからな」
日向翔陽「でも、リエーフは俺と一緒でミドルブロッカーだろ?センターだろ?」
灰羽リエーフ「ポジションの名前って関係ある?一番たくさん点をもぎ取った奴がエースだろ?単純。じゃあ、また明日な。日向のあの速攻、明日一番に俺がとめる」
日向翔陽「たくさんの点をもぎ取った奴が…エース。自分の手で」
灰羽リエーフ「うん、俺は音駒のエースだからな」
灰羽リエーフ「っていうと、猛虎さん怒るけど」
山本猛虎「あァ!!守備もろくにできない奴はエースと呼ばないんですー」
日向翔陽「でも、リエーフは俺と一緒でミドルブロッカーだろ?センターだろ?」
日向翔陽「エースって音駒のモヒカンの人とか、ウィングスパイカーのことを言うだろ?」
灰羽リエーフ「ポジションの名前って関係ある?一番たくさん点をもぎ取った奴がエースだろ?単純。じゃあ、また明日な。日向のあの速攻、明日一番に俺がとめる」
日向翔陽「たくさんの点をもぎ取った奴が…エース。自分の手で」
猫又育史「うん、そうね、全体的に安定感が出てきたね」
猫又育史「(だがそれでいいのか?烏野)」
猫又育史「(今あるその力で負けてきたのだろう…)」
猫又育史「(だから強くなるために、ここへ来たのだろう)」
烏養繋心「相手はまだ変人速攻に全然対応できてねぇ。ガンガン使っていけ」
灰羽リエーフ「ため口すんません。調子こきました」
孤爪研磨「そういうのいいって言ってじゃん。それよりブロードなんて、突然言われても困る」
影山飛雄「ぶっつけのブロードだったのかよ…」
灰羽リエーフ「でも、できたじゃないスか」
日向翔陽「センター…エース…」
猫又育史「(俺たちはインハイ予選で負けた。先に進む為に選ぶべきは何か?)」
猫又育史「(正しいかどうかはわからないが、俺たちは新しい血液が回り始めた)」
猫又育史「(烏野が強さを手に入れるために求めるのは”安定”か、それとも”進化”か?)」