🏐HAIKYU!!
🖊原作者(Original Story) : 古舘春一 Furudate Haruichi
TVアニメ『ハイキュー!!』 第2期9話ネタバレ
放送日(Airdate) : 2015年11月29日
第2期9話『VS傘』 Umbrella
キャスト CAST
🔷黒尾鉄朗 Kuroo Tetsuro(MB) CV.中村悠一
🔷灰羽リエーフ Haiba Lev(MB) CV.石井マーク
谷地仁花「(拝啓、お母さん様。東京は涼しい場所といえど、東北より暑いです)」
谷地仁花「(丸一週間の合宿遠征3日目。もうすぐ折り返し地点。皆、バテてつつあるようです)」
谷地仁花「(そして、日向と影山君の衝突から約3週間。一緒に練習するようになってもいまだ会話がありません)」
谷地仁花「おぉ!サービスエース!」
清水潔子「少しずつだけど、皆ミスが減ってきたね。セットごとに点差が縮まってきてる」
谷地仁花「(皆の日々の進歩に驚くばかりです。元気のなかった月島君が少し心配だったけど、特別元気に見えないのが彼の基本のようで、バテつつもいつも通りひょうひょうとしていて少し安心です。でも……)」
影山飛雄「(クソッ…また短い!)」
澤村大地「ドンマイ!もう一本!」
日向翔陽「(影山はまた一人で特訓始めた!負けてらんねぇ!俺が今やることは一つ!空中で!一人で!ブロックと戦えるようになること!)」
木兎光太郎「お?ツッキー、今日は仲間連れか?」
赤葦京治「あの…これすげぇバランス悪くないっすか?」
日向翔陽「(そして、VS月島!)」
日向・木兎「うおおおおおお!!」
黒尾鉄朗「リエーフ!トス見てから飛べっつってんだろ!リードブロック!」
灰羽リエーフ「あぁ、ういっす!」
日向翔陽「クソォ!もういっちょ来いや!」
白福雪絵「あの…そろそろ切り上げないと、食堂閉まって晩ご飯預けですよ?」
日向・木兎リ「うわあっ!!」
月島蛍「あの…一応…僕ら試合になったら敵同士ですよね?どうしてアドバイスまでしてくれるんですか?」
澤村大地「ドンマイ!もう一本!」
烏養繋心「(慣れない長期遠征…気温が上がる一方、そろそろしんどくなってくる頃か…)」
日向翔陽「(月島もさっき一瞬だけ何か違った)」
影山飛雄「は?手を……抜く?」
山口忠「え?そうだった?」
烏養繋心「いや…言われてみればそうかも…くらいだと思うぞ」
烏養繋心「(あ!つまり、影山が日向になんとか打たせようとしたってことか?)」
烏養繋心「ここしばらく日向は、気持ちよくスパイクを決めていない。それはスパイカーにとって相当なストレスだ」
烏養繋心「それによって日向が調子を落とす事を影山は無意識に危惧したのかもしれない」
烏養繋心「(でも日向、気づくのもすごいが、怒るか普通。少なくともミスらずに済んだんだぞ)」
影山飛雄「(俺は今…無意識に妥協したのか…?)」
日向翔陽「やめんな、影山!」
及川徹「チビちゃんが欲しいトスに100%応えているか、応える努力をしたのか」
烏養繋心「おそらく今のは、これまでなら落ちていたはずのトスが、少し放物線を描くようなトスだったんじゃないかなぁ」
烏養繋心「(あ!つまり、影山が日向になんとか打たせようとしたってことか?)」
烏養繋心「ここしばらく日向は、気持ちよくスパイクを決めていない。それはスパイカーにとって相当なストレスだ」
烏養繋心「それによって日向が調子を落とす事を影山は無意識に危惧したのかもしれない」
烏養繋心「(でも日向、気づくのもすごいが、怒るか普通。少なくともミスらずに済んだんだぞ)」
影山飛雄「(俺は今…無意識に妥協したのか…?)」
日向翔陽「やめんな、影山!」
及川徹「チビちゃんが欲しいトスに100%応えているか、応える努力をしたのか」
日向翔陽「何でだよ?」
谷地仁花「(さらに関係悪化!?)」
影山飛雄「お前が言ったんだろ、やめんなって」
影山飛雄「今のままじゃ、一緒にやっても意味ねぇだろ」
日向翔陽「わかった!」
日向翔陽「(影山はまた一人で特訓始めた!負けてらんねぇ!俺が今やることは一つ!空中で!一人で!ブロックと戦えるようになること!)」
木兎光太郎「お?ツッキー、今日は仲間連れか?」
日向翔陽「影山はまた一人で練習。研磨にトス上げてもらおうとしたら、5本で逃げられた」
黒尾鉄朗「研磨が5本も自主練付き合っただけすげぇぞ」
黒尾鉄朗「リエーフ、お前、夜久のとこでレシーブやってたんじゃないの?」
日向翔陽「だから…」
日向・リエーフ「俺も入れてください!」
日向翔陽「リエーフ!?」
灰羽リエーフ「お!日向」
黒尾鉄朗「リエーフ、お前、夜久のとこでレシーブやってたんじゃないの?」
灰羽リエーフ「まさか、そんな…」
日向翔陽「試合だ!!」
月島蛍「へー」
赤葦京治「あの…これすげぇバランス悪くないっすか?」
日向翔陽「(うおー!東京の強豪のエースとセッターと一緒だ!)」
日向翔陽「(そして、VS月島!)」
黒尾鉄朗「いいじゃねぇか~昼間やれない事やろうぜ」
日向・木兎「うおおおおおお!!」
黒尾鉄朗「リエーフ!トス見てから飛べっつってんだろ!リードブロック!」
灰羽リエーフ「あぁ、ういっす!」
黒尾鉄朗「ブロック、極力横跳びすんな!間に合うときはちゃんと止まって上に飛べ!」
月島蛍「はい」
月島蛍「(ちゃんと止まって、上へ飛ぶ!)」
日向翔陽「クソォ!もういっちょ来いや!」
白福雪絵「あの…そろそろ切り上げないと、食堂閉まって晩ご飯預けですよ?」
日向・木兎リ「うわあっ!!」
黒尾鉄朗「腹が減っては戦はできん」
黒尾鉄朗「あ~ちなみにスパイカーと1対1の時は、基本的に相手の体の正面じゃなく、利き腕の正面でブロックするといいぞ」
灰羽リエーフ「おお~!!」
月島蛍「あの…一応…僕ら試合になったら敵同士ですよね?どうしてアドバイスまでしてくれるんですか?」
黒尾鉄朗「僕が親切なのは、いつものことです」
黒尾鉄朗「何もそんな目で見なくても…」
黒尾鉄朗「ゴミ捨て場の決戦ってやつをさ、なんとか実現したいんだよね~」
黒尾鉄朗「うちの監督の念願だし、けど監督は後どんくらい現役でいられるかわかんねぇしさ、それにはお前らにも勝ち上がってきてもらわなきゃなんねぇだろ?」
黒尾鉄朗「まぁ、俺の練習でもあるわけだし、細かい事は気にすんなっつうの」
黒尾鉄朗「ゴミ捨て場の決戦ってやつをさ、なんとか実現したいんだよね~」
黒尾鉄朗「うちの監督の念願だし、けど監督は後どんくらい現役でいられるかわかんねぇしさ、それにはお前らにも勝ち上がってきてもらわなきゃなんねぇだろ?」
黒尾鉄朗「まぁ、俺の練習でもあるわけだし、細かい事は気にすんなっつうの」
黒尾鉄朗「ほれ!練習練習~!」
フクロウ 9 VS ネコ 10
黒尾鉄朗「囲い込め~!ブロックの面積広げろ~!」
木兎光太郎「くっそ、今日もでけぇな!1年のくせに!!」
日向翔陽「(わざとブロックに当てた…?)」
木兎光太郎「もう一回だ!良いトスよこせよ、赤葦!」
木兎光太郎「キターッ!ヘイヘイヘイ~!」
日向翔陽「い、今の、わざとですか?ブロックの手に軽く当てたやつ!」
木兎光太郎「おう!リバウンドだ!」
日向翔陽「リバウンド…!かっけぇええ!」
木兎光太郎「そ、そうか?そうか!」
日向翔陽「おお~!!」
木兎光太郎「床に叩きつけるだけがスパイクじゃない。落ち着いていれば戦い方は見えてくる」
木兎光太郎「まぁ、失敗して叩き落されることもよくあるけどな」
赤葦京治「木兎さん、よくありますよね」
木兎光太郎「赤葦!今はそんなことないっていうところ!」
木兎光太郎「床に叩きつけるだけがスパイクじゃない。落ち着いていれば戦い方は見えてくる」
赤葦京治「そんなことないですよ、木兎さん」
木兎光太郎「赤葦!遅い!」
灰羽リエーフ「よっしゃー!」
木兎光太郎「赤葦ナイス!!」
木兎光太郎「チビちゃん、ラスト頼んだ!」
赤葦京治「(これはもう…壁っていうより)」
日向翔陽「(傘だろ…どこにも打つ場所なんか…)」
木兎光太郎「赤葦ナイス!!」
木兎光太郎「チビちゃん、ラスト頼んだ!」
木兎光太郎「うわっ!お前ら!寄ってたかってひでぇぞ!」
赤葦京治「(これはもう…壁っていうより)」
日向翔陽「(傘だろ…どこにも打つ場所なんか…)」
赤葦・木兎「(上に向かって打った!?)」
黒尾鉄朗「今の…狙ったのか?見事なブロックアウトじゃねぇか」
木兎光太郎「190cmのブロック×3枚だぞ~!しかもあんなに打ちづらいトス、よく打った!俺、感動した!」
日向翔陽「必殺技~!!」
谷地仁花「次、行きます」
黒尾鉄朗「今の…狙ったのか?見事なブロックアウトじゃねぇか」
日向翔陽「あぁ…たしかに…リエーフの手の先っちょを狙ったけど…」
灰羽リエーフ「何ぃ!」
日向翔陽「当たったのはまぐれです。俺、そんなに正確に打てない」
木兎光太郎「190cmのブロック×3枚だぞ~!しかもあんなに打ちづらいトス、よく打った!俺、感動した!」
木兎光太郎「2mの壁を相手に戦う小さな猛者に俺は!」
赤葦京治「また大袈裟な…」
黒尾鉄朗「190cmが2mになった」
木兎光太郎「俺が!必殺技をさずけよう!」
日向翔陽「必殺技~!!」
清水潔子「仁花ちゃん、さすがに疲れたよね、大丈夫?」
谷地仁花「はい!すいません」
清水潔子「今日が最終日だから、頑張ろう!」
谷地仁花「はい!」
谷地仁花「日向、おはよう」
日向翔陽「おう!谷地さん、おはよう!腹減ったね」
谷地仁花「うん、朝から元気だね、日向も遅くまで練習してるんでしょ?」
日向翔陽「うん!でも起きたばっかだし」
谷地仁花「特訓の成果はどう?」
日向翔陽「今すんげぇのやってっから期待してて!」
月島蛍「ふっ!すんげぇの」
日向翔陽「なんだよ、月島!」
月島蛍「べつに~」
田中龍之介「おーい、誰か山口起こせ~」
猫又育史「ところで例の件だが」
夜久衛輔「ふ~ん、梟谷相手には中々勝ち越せないなぁ」
芝山優生「先輩~!今の成績、簡単にまとめてみました!」
黒尾鉄朗「ペナルティをこなす姿に異様な貫禄」
西谷夕「ベ!!」
木葉秋紀「だって、なんか一番やりづらい」
小見春樹「何やらかしてくるか分かんねぇよな、あいつら」
木葉秋紀「でもさすがに疲れてきてるみたいだし…」
田中龍之介「お肉肉肉~お肉肉~♬」
日向翔陽「合わせて肉肉♬」
西谷夕「お肉肉~」
木葉秋紀「何…怖い」
「お肉神様~♬ お肉神様~♬」
烏養繋心「先生、バーベキューのこと、話してなかったよな?」
武田一鉄「スケジュールには食事とだけ」
烏養繋心「まぁ、結果オーライっぽいな」
谷地仁花「日向、試合頑張ってね」
日向翔陽「サンキュー」
月島蛍「すんげぇの期待しているよ~」
日向翔陽「あ!見てろよ、コノヤロー」
谷地仁花「でも、私も早く新しい速攻見たいなぁ~」
日向翔陽「俺も!」
日向翔陽「影山!俺は早く落ちるトス打ちたい」
谷地仁花「(昨日、速攻やらないって言われたばっかじゃん…)」
影山飛雄「焦んじゃねぇよ。俺がトスミスってるうちは、お前の練習になんねぇだろうが」
谷地仁花「えぇえええ~!!」
影山飛雄「だから!この速攻にお前の意志は必要ないって言ったんだ!俺がブロックに捕まんないトスをあげてやる!!」
谷地仁花「(あんな風に言ってたのに…)」
谷地仁花「(影山君、日向の事を尊重してたのか…)」
日向翔陽「昨日も思ったけど、ほんーとお前が気ぃ使うなんて怖えな…わかってるけど!早くくれ、打ちたい!」
影山飛雄「だから、必死こいて練習してんだろうがボケっ!!」
谷地仁花「(そして、日向は影山君なら必ずトスを完成させるって信じてる)」
谷地仁花「(だからあの時、あんなに怒ったのか!影山君なら当然できると思っていたのに、それを影山君が一瞬でもためらったから。日向と月島君は影山君を王様と呼ぶけど)」
谷地仁花「(今日は日向にこそ、王冠が見える)」
日向翔陽「我、最高のトスを所望す!」
烏養繋心「とにかくお前らがやろうとしている新しい事、一発でも気持ちよく決めて来い!」
烏養繋心「あと毎回言ってるが、梟谷の4番に気持ちよく打たせてやるな」
烏養繋心「結局、ペナルティ三昧の合宿だけど、最初の遠征から比べたら、皆何かしら変わってるはずだ」
烏養繋心「ここらで一発気持ちよく勝って、うまい肉を食おうぜ!」
「ッシャアァァ!!」