My Hero Academia
🖊原作者(Original Story): 堀越耕平(Kohei Horikoshi)
スケプティック「そう、頭を持て。C、胴をおさえつけろ。Eは分倍河原を」🖊原作者(Original Story): 堀越耕平(Kohei Horikoshi)

義爛「分倍…何してる」

リ・デストロ「話しかけちゃあ駄目だよ。トガ・分倍河原の処理中だ」

リ・デストロ「彼の異能は操り人形をつくる。分倍河原型の人形を操作中だからね。我が社のマイクロデバイスと彼の構築した通信システムで操り人形を精密操作しているんだ」

スケプティック「分倍河原の心的外傷はな、おまえの顧客データから得た情報だ。悔しいか?悔しいな、ブローカー。トガは殺し、トゥワイスはいただく」
トゥワイス「トガちゃん!トガちゃん!……俺が殺そうとしてる!」

トゥワイス「ハンカチで包んでくれたあの子を、俺が」

トゥワイス「俺か!?俺だ!え!?俺なのか!?じゃあ、俺は!?本物の俺は!?本当に俺か!?違うのか!?ええ!?ああ、裂ける、裂けるぞ!俺は違うのか!?本当に俺は俺か!?俺は!!」
『昔から目つきのせいでよく怖がられてたよ』

トゥワイス「ハンカチで包んでくれたあの子を、俺が」

トゥワイス「俺か!?俺だ!え!?俺なのか!?じゃあ、俺は!?本物の俺は!?本当に俺か!?違うのか!?ええ!?ああ、裂ける、裂けるぞ!俺は違うのか!?本当に俺は俺か!?俺は!!」

トゥワイス「独りです、家族はいません」
『決定的に躓いたのは16の頃だ』
警察「君がバイクで轢ねちゃった男性ね、腕の骨折だって」
『躓き方によっちゃ人はどこまでも転げ落ちちまう』

「仁、おめーが轢ねた男は、お得意さんとこの役員だってよ!!」

「さっき電話がよ、来たよ!!今後そちらとの仕事は考えさせていただくってよ!!

「住み込みで衣食住保証してやった報いがコレか!?ふざけるなよ!!二度と面出すな疫病神め!!」

『両親は俺が中学の頃に亡くなった。ヴィラン犯罪に巻き込まれて。親切付き合いもなかったから本当に一人だった。一人になった。話し相手が欲しかった』

「仁、おめーが轢ねた男は、お得意さんとこの役員だってよ!!」

「さっき電話がよ、来たよ!!今後そちらとの仕事は考えさせていただくってよ!!

「住み込みで衣食住保証してやった報いがコレか!?ふざけるなよ!!二度と面出すな疫病神め!!」

『両親は俺が中学の頃に亡くなった。ヴィラン犯罪に巻き込まれて。親切付き合いもなかったから本当に一人だった。一人になった。話し相手が欲しかった』
トゥワイス「なぁ、俺に落ち度はあったかな?」

トゥワイス「あったとすれば…そうだな…運を持たずに生まれたことだ」

『信頼し合える人間といたかった』

『楽しかった。転落中の人間が考えることは一つだ』

『楽になりたい』

『そうだろ?』

『その一心で誤った選択を重ねていくんだ』

トゥワイス「あったとすれば…そうだな…運を持たずに生まれたことだ」

『信頼し合える人間といたかった』

『楽しかった。転落中の人間が考えることは一つだ』

『楽になりたい』

『そうだろ?』

『その一心で誤った選択を重ねていくんだ』
トゥワイス「包んでないと裂けるんだ。裂けやしねェよ」

義爛「ああ、なるほど」

トゥワイス「俺の出した分身はある程度ダメージを受けると消える。そうだな、成人男性だと大体骨折くらいのダメージだ。俺は不安なんだ。安心するぜ~」

義爛「自分たちせ窃盗や強盗を重ね無事全国指名手配犯と…使い方によっちゃ国も堕とせる個性だ。そんな奴が転落人生とは」

義爛「ああ、なるほど」

トゥワイス「俺の出した分身はある程度ダメージを受けると消える。そうだな、成人男性だと大体骨折くらいのダメージだ。俺は不安なんだ。安心するぜ~」

義爛「自分たちせ窃盗や強盗を重ね無事全国指名手配犯と…使い方によっちゃ国も堕とせる個性だ。そんな奴が転落人生とは」
トゥワイス「誰に?」
義爛「仲間に」
トゥワイス「近頃元気な集団があってな。おまえなら必ず必要とされる」

義爛「大丈夫、似たような人間は案外沢山いるもんだ」

トゥワイス「はあああ!!トガちゃん!!」

スケプティック「あ!?殴れF・G!!」


スケプティック「腕をつかめ!」

スケプティック「折れ!」

義爛「大丈夫、似たような人間は案外沢山いるもんだ」

トゥワイス「はあああ!!トガちゃん!!」

スケプティック「あ!?殴れF・G!!」


スケプティック「腕をつかめ!」

スケプティック「折れ!」

トゥワイス「うあああああああ!!」

スケプティック「大人しくしてればいいんだ!無駄な事はするな!」

スケプティック「ったく!トガが意識を取り戻してしまった」

トゥワイス「痛えよ…痛ぇのに消えねェよ、俺!!(なるべく大怪我しねェように気をつけてきた。消えちまうのが恐ろしかったから)」

トゥワイス「(いっつもそうだ!そうなんだ!誤った選択を取り続けるんだ!自分を殺してみりゃすぐわかった事だろうに…俺は転げて転げて落っこちた!落っこちた先で見つけたこの場所…トガちゃん…君を助けるよ)」

トゥワイス「どけよ偽物!!」

「!!!!!!」

トゥワイス「俺は仲間を殺さない」

トゥワイス「個性"二倍" その恐ろしさ、思い知れや解放軍!!」


トゥワイス「そして、個性で増やしたモノは実物より脆い」

トゥワイス「ちなみに②は①より更に脆くなる。①が消えるまで新たにモノは増やせない」

トゥワイス「だめだ、ごめん死柄木…イケる全然イケる」

トゥワイス「二倍に必要なのはデータとイメージ。これはデータもないし、イメージも湧かん。ヤクザの弾の増産運用は俺じゃダメだ」

トゥワイス「(役に立てなくてごめんな…足引っ張ってごめんな…俺を受け入れてくれたおまえたちに報いたいと思ってるんだ!いつも!だからよ)」

トゥワイス「二倍に必要なのはデータとイメージ。これはデータもないし、イメージも湧かん。ヤクザの弾の増産運用は俺じゃダメだ」

トゥワイス「(役に立てなくてごめんな…足引っ張ってごめんな…俺を受け入れてくれたおまえたちに報いたいと思ってるんだ!いつも!だからよ)」
トゥワイス「行こうぜ、トゥワイス!!」
リ・デストロ「ならば質だ。なァ、外典よ」
荼毘「威勢と状況が合ってねェな、氷が粗方消えちまったよ」
Mr.コンプレス「情が薄くねーか!?」
Mr.コンプレス「うるせぇよ!!おまっ、トラウマは!!?」
トゥワイス「愛と勇気が塗りつぶしてくれたよ」
Mr.コンプレス「よくわかんねーけど、ヒーロー物語の一話目みてえだな、ヴィランだろ」

トゥワイス「ヴィランが仲間ァ助けちゃおかしいか!?そうだぜ!大切なんだ、いい事言うだ、俺。数少ねェ仲間だから大切なんだ」

トゥワイス「ヴィランが仲間ァ助けちゃおかしいか!?そうだぜ!大切なんだ、いい事言うだ、俺。数少ねェ仲間だから大切なんだ」
トゥワイス「よーし、ここらで一発、いや二万発!おまえらも増やしてやるぜ」
トゥワイス「あのデカ男後何分で起きるんだ!?」
Mr.コンプレス「1時間と5分」
外典「氷を操ると言ったハズだが」

荼毘「あー、なるほどね」

外典「僕は氷の温度も操れる。水道に氷を送り込み温度を下げれば、水は僕の手足へと凝固する」

荼毘「ハナからやれよな、イラつくぜ」

外典「解放軍の目指す先の未来では、異能の強さが社会的地位に直結する」

外典「つまり、異能を高める事こそが生きる事そのもの!!」

荼毘「あー、なるほどね」

外典「僕は氷の温度も操れる。水道に氷を送り込み温度を下げれば、水は僕の手足へと凝固する」

荼毘「ハナからやれよな、イラつくぜ」

外典「解放軍の目指す先の未来では、異能の強さが社会的地位に直結する」

外典「つまり、異能を高める事こそが生きる事そのもの!!」
トゥワイス「おれたち~~~~!!」

外典「異能の強さ以外に生の価値はない」

荼毘「そりゃ哀しいな、死ね」

外典「死ぬのはそっちだ、蒼炎。おまえの体さっきから焦げ臭いんだよ。相手の異能を見極めるのは基本中の基本。その爛れて剥がれ落ちそうな皮膚」

外典「おまえ、長く闘えないんだろ?己の炎に身を焼かれるから」

Mr.コンプレス「この広域攻撃、味方も巻き添えにしてねェか!?とにかくあの氷男、あいつだけ規格外すぎる。マキアにぶつけるにゃもっていこだが」

氏子達磨「フフッ、狡い事を考えるからじゃ。ん〜フフフ、ここで死なれてもオールフォーワンにはね」

🔊オールフォーワン「マキア」

🔊「主の後継が寝不足の中頑張っとるぞ」

ギガントマキア 「主の後継」


外典「異能の強さ以外に生の価値はない」

荼毘「そりゃ哀しいな、死ね」

外典「死ぬのはそっちだ、蒼炎。おまえの体さっきから焦げ臭いんだよ。相手の異能を見極めるのは基本中の基本。その爛れて剥がれ落ちそうな皮膚」

外典「おまえ、長く闘えないんだろ?己の炎に身を焼かれるから」

Mr.コンプレス「この広域攻撃、味方も巻き添えにしてねェか!?とにかくあの氷男、あいつだけ規格外すぎる。マキアにぶつけるにゃもっていこだが」

氏子達磨「フフッ、狡い事を考えるからじゃ。ん〜フフフ、ここで死なれてもオールフォーワンにはね」

🔊オールフォーワン「マキア」

🔊「主の後継が寝不足の中頑張っとるぞ」

ギガントマキア 「主の後継」

スピナー「死柄木、おまえ大丈夫か!?」
死柄木弔「おまえは?待ってた方が良かったか?」

スピナー「この街に来なけりゃ通報されて大量のヒーローたちに追われてた!どっち選んでもピンチだったろーよ」

死柄木弔「そうなんだよな、ハメやがって」

死柄木弔「見ろよスピナー、タワーが近いぜ」


死柄木弔「人も多くなってきた」

スピナー「この街に来なけりゃ通報されて大量のヒーローたちに追われてた!どっち選んでもピンチだったろーよ」

死柄木弔「そうなんだよな、ハメやがって」

死柄木弔「見ろよスピナー、タワーが近いぜ」


死柄木弔「人も多くなってきた」


トゥワイス「うわああああ!!」

スピナー「トゥワイス!!?多くね!!?」

死柄木弔「おいおい、マジか!増えたのか!?」

トゥワイス「これで少しは役に立つかな、リーダー!!」

死柄木弔「すごいぜトゥワイス、ついでにタワーまでの道拓けるか?」

死柄木弔「あそこにボスと義爛がいると言っていた。騙してンのかもしれないが」

死柄木弔「実際近付くにつれ敵が増えてる。タワーを守るように。マキア用の敵はさておき、ボスはちゃあんと殺さねーとなァ」
トランペット「ヴィラン連合その首魁、ここまで好きにさせてしまった事、誠に遺憾であります」

トランペット「人はか弱き存在ではありません!誰しも力を持っている」

トランペット「再臨祭に於いて示されるべきは、人々が異能で悪に打ち勝つ姿、生を勝ち取る生身の力!」

トランペット「主賓、ヴィラン連合の解体を!!さァ、解放せよ!力を集結させ、切り拓きましょう!新たな時代を!世に示しましょう!誰もがヒーローである事、誰もヒーローではない事を!!」


スピナー「(花畑だっけか、あいつが演説する度に市民が勢いを増してやがる)」

スピナー「(どうする!?これ以上、死柄木を消耗させられねえ!俺がすべき事は)」

トゥワイス「よーう、てめーか!?俺たちの居場所をブッ潰してえバカ教祖ってのァ!?」

トランペット「人はか弱き存在ではありません!誰しも力を持っている」

トランペット「再臨祭に於いて示されるべきは、人々が異能で悪に打ち勝つ姿、生を勝ち取る生身の力!」

トランペット「主賓、ヴィラン連合の解体を!!さァ、解放せよ!力を集結させ、切り拓きましょう!新たな時代を!世に示しましょう!誰もがヒーローである事、誰もヒーローではない事を!!」


スピナー「(花畑だっけか、あいつが演説する度に市民が勢いを増してやがる)」

スピナー「(どうする!?これ以上、死柄木を消耗させられねえ!俺がすべき事は)」

トゥワイス「よーう、てめーか!?俺たちの居場所をブッ潰してえバカ教祖ってのァ!?」
リ・デストロ「おお!ここまで来るとは」

トゥワイス「ずいぶんハゲてんじゃねーか!?てめー、ハゲ教祖じゃねーか!?失礼しました」

トゥワイス「やっぱりなァ、他のモンと自分とじゃ出来上がるスピードが違うのよ。自分のことは自分が一番よく知ってるからなァ!失禁しながら許しを乞えや、ハゲ!」

リ・デストロ「下にも相当数の兵士がいたはずだが、スケプティックの言う通り素晴らしい異能だ」

トゥワイス「いいか、てめーら!てめーらはコピーだ!よって死んでも存在が消える事はない」

トゥワイス「ずいぶんハゲてんじゃねーか!?てめー、ハゲ教祖じゃねーか!?失礼しました」

トゥワイス「やっぱりなァ、他のモンと自分とじゃ出来上がるスピードが違うのよ。自分のことは自分が一番よく知ってるからなァ!失禁しながら許しを乞えや、ハゲ!」

リ・デストロ「下にも相当数の兵士がいたはずだが、スケプティックの言う通り素晴らしい異能だ」

トゥワイス「いいか、てめーら!てめーらはコピーだ!よって死んでも存在が消える事はない」

トゥワイス「安心しろ!おまえらの墓は立ててやる」
死柄木弔「死ぬ前提でリーダーを増やすなよ」
トゥワイス「馬鹿言え、俺は本物だ」
トゥワイス「は?俺が本物だが?」
「!!!!」


リ・デストロ「ひどい連中だ」

リ・デストロ「同じ土俵で争っているのが馬鹿馬鹿し」

トゥワイス「義爛!!」

トゥワイス「指、マジでなくなってンのな…ああ畜生…くそっ、右手だ、右手の指じゃねェかよ!おまえ、右手でアメスピを吸ってたよなぁ」

義爛「ったく、申し訳ねェ…俺から情報漏れちまった…商売人失格だ」

トゥワイス「謝るな!!悪い事してねェ奴は謝んなくていいんだよォ!!」


死柄木弔「高尚な夢をお持ちのようで!!」

死柄木弔「生きているとは」


リ・デストロ「高尚な夢か…フフ、丁度良い、君を量ろう」

死柄木弔「あァ?」

リ・デストロ「かつて一人の女性が異能を持つ子を産んだ」

リ・デストロ「まだ異能に対し偏見の強かった混乱の世。止まぬ雑言、溢れる差別、愛しい我が子に石を投げられる日々」

リ・デストロ「女性は小さな声で世の中に訴えた。"これはこの子の個性です"って!!」


リ・デストロ「"この子が自由に生きられる世の中を" しかし、訴えは嘲笑と共に埋もれていった。彼女が声を上げることは二度と無かった、なぜか?反異能の人々に殺されたからだ」
死柄木弔「"個性の母"だろ!?馬鹿にしてんな?」

リ・デストロ「失礼、義務教育を受けていないものと。そして、ヒーロー、ヴィジランテの隆盛と共に政府も混乱を是正し始める中、政策の一環で彼女の訴えが掘り起こされる」

リ・デストロ「異能は人の個性の範疇、多様性だ!」

リ・デストロ「失礼、義務教育を受けていないものと。そして、ヒーロー、ヴィジランテの隆盛と共に政府も混乱を是正し始める中、政策の一環で彼女の訴えが掘り起こされる」

リ・デストロ「異能は人の個性の範疇、多様性だ!」
リ・デストロ「奴らに都合の悪い真実だ」

リ・デストロ「デストロの手記が何故売れているかわかるかね!?」

リ・デストロ「国への反発、真の自由、それらを背負い私はデストロの本懐を遂げる」

リ・デストロ「デストロの末裔、血を継ぐ者、私がリ・デストロだ!!」

リ・デストロ「歴史も無いチンピラの破壊衝動に、我々以上の重みがあると思うか?」
死柄木弔「トゥワイス、義爛守るならクッション出しとけ」
トゥワイス「クッション?」
死柄木弔「最初の一撃で窓枠に引っかかってよ」