
松野千冬「場地さん!!」

松野千冬「稀咲、テメー何をしやがったぁ!?」

稀咲鉄太「見てたろ?オレは何もしてねぇ」


三ツ谷隆「急いで救急車を!!」
「はい!!」

松野千冬「一虎ぁぁ!!」

花垣武道「(まずい…ドラケン君の言ってた通りだ…これで場地君が死んだらその連鎖で稀咲の思う壺だ)」

稀咲鉄太「やっぱヤベぇ奴だな、一虎は。そうか!場地を芭流覇羅に引き抜いたのはこうやって寝首をかくためか」

稀咲鉄太「ねぇ?総長」

松野千冬「一虎ぁぁ!!」



稀咲鉄太「やっぱヤベぇ奴だな、一虎は。そうか!場地を芭流覇羅に引き抜いたのはこうやって寝首をかくためか」

稀咲鉄太「ねぇ?総長」

花垣武道「(稀咲、あいつマイキー君を煽ってるんだ!だめだ、稀咲に耳を貸しちゃ!)」


マイキー「そんなオレを諭し続けてくれたのが…場地だった」

マイキー「場地が言ってた。"一虎はマイキーを喜ばせたかった。だから、あいつは受け入れられない”」

マイキー「”たとえマイキーの兄貴を殺しちまっても自分を肯定する為にマイキーを敵にするしかなかった"ってよー」


花垣武道「(マイキーくん…メッチャキレてるハズなのに顔に感情がねぇ)」

マイキー「ケンチン、喧嘩はもう終わりだ」

半間修二「は!?オイオイオイ、喧嘩は終わり!?ナメてんのかマイキー?」

半間修二「そんなのテメーの決める事じゃねーだろーが!!」




芭流覇羅「インチキだ」
芭流覇羅「半間さんが一撃…!?」



河田ナホヤ「殺しちまうぞ…」

三ツ谷隆「もう誰もマイキーを止められねぇ」

ドラケン「なんでオレは気付いてやれなかったんだろう…マイキーの…まだ15歳のガキの背負ったデケぇ十字架を…あの日、マイキーは一虎を殺した」
花垣武道「(もう…これはオレのいた未来に向かっちまってる…マイキー君…オレは…オレにはなんの力もねーのかよ…!!)」

羽宮一虎「何でだよ…マイキーのためにやったのに!」

羽宮一虎「全部…全部…マイキーのせいだ…だからマイキーを…殺さないと…」

場地圭介「そんな悲しい事、言うなよ…」

場地圭介「この先どんな地獄が待ってても」

場地圭介「オレは最後まで一緒だから!!」
羽宮一虎「(いつもそうだ…場地…なんだかんだ言って一緒にいてくれた…オレは一番大事なモンを、壊しちまったんだな…)」
場地圭介「気にすんなよ、一虎」
場地圭介「オレは…」