🏐HAIKYU!!
🖊原作者(Original Story) : 古舘春一 Furudate Haruichi
TVアニメ『ハイキュー!!』 第3期6話ネタバレ放送日(Airdate) : 2016年11月11日
第3期6話 出会いの化学変化
The Chemical Change of Encounters
KARASUNO HIGH
🔷日向翔陽 Hinata Shoyo CV. 村瀬歩 🔷影山飛雄 Kageyama Tobio CV. 石川界人 🔷山口忠 Yamaguchi Tadashi CV. 斉藤壮馬 🔷西谷夕 Nishinoya Yu CV. 岡本信彦 🔷田中龍之介 Tanaka Ryunosuke CV. 林勇 🔷澤村大地 Sawamura Daichi CV. 日野聡 🔷菅原孝支 Sugawara Koshi CV. 入野自由 🔷東峰 旭 Azumane Asahi CV. 細谷佳正
SHIRATORIZAWA HIGH
🔷牛島若利 Ushijima Wakatoshi(WS) CV.竹内良太🔷天童覚 Tendo Satori(MB) CV.木村昴
🔷大平獅音 Reon Ohira(WS) CV.丹沢晃之 🔷瀬見英太 Semi Eita(S) CV.寺島拓篤 🔷白布賢二郎 Shirabu Kenjiro(S) CV.豊永利行 🔷川西太一 Kawanishi Taichi(MB) CV.大森大樹 🔷五色工 Goshiki Tsutomu(WS) CV.土屋神葉 🔷山形隼人 Yamagata Hayato(L) CV.福田賢二
菅原孝支「な…長虫中出身、菅原孝支です!セッターやってました」
東峰旭「せ…西光台中出身、東峰旭です。レフトでした!」
東峰旭「よろしくお願いしゃふすふっす」
東峰旭「(…かんだ…)」
澤村大地「泉館中学校出身、澤村大地です。レフトでした!烏野が全国行った試合見てから、烏野に来るって決めてました」
田代秀水「おお~そうなのか! いいぞ!目指せ全国優勝だ!」
田代秀水「俺は田代だ。一応、この部の主将な」
顧問「それじゃあ終わる頃また来るから」
菅原孝支「あの…今の先生、顧問ですよね?他に監督的な人って…」
黒川広樹「いないぞ」
澤村大地「今のって久中の黒川君だよな?」
東峰旭「知り合い?」
澤村大地「中学で当たって攻撃も守備もすげぇうまくて覚えてる」
菅原孝支「おお!マジか!すげー!」
澤村・東峰・菅原「(来たんだ、あの烏野に!)」
田代秀水「黒川、サーブレシーブのコツ教えて」
黒川広樹「俺は相手が打った瞬間にガッて行くタイプです」
田代秀水「…そう…」
澤村大地「大会近いのに練習試合少ないよな」
東峰旭「烏養監督がいなくなってから、他校との繋がりもすげぇ減ったっていうもんな」
菅原孝支「最近まで定期的にやってた練習試合の相手にも、直近の試合断られたって」
黒川広樹 「俺たちに貴重な時間を割く価値がないってことだ」
澤村大地「(烏野が前と違うのは分かっていた。けど、練習を頑張ってさえいればまた盛り上げていけると思っていた)」
澤村大地「(何か大きな波乱や絶望的な出来事があるわけじゃない。なのに…じわじわと道が分からなくなっていくような恐怖)」
澤村大地「あの!残って練習していってもいいですか?ちゃんと閉めますので!」
東峰旭「お…俺もいいっすか?」
菅原孝支「俺も!先生にも言っておきますから!」
田代秀水「お…おう」
澤村大地「このままじゃダメだ!時間はあるようでないんだ!」
菅原孝支「なんか先生っぽい!」
東峰旭「澤村君ってほんとに俺たちとタメ?」
澤村大地「ボール拾いでもできる事はある!」
菅原・東峰「おおー!!」
田代秀水「目指せ、全国優勝!」
「あのさ、前から思ってたけど、もう少し達成可能な目標にしねぇ?高すぎる目標は自信喪失につながってよくないっていうじゃん」
田代秀水「今まで俺が全国優勝言う度に苦笑いスルーしてたくせに、とうとう反論しやがって!なんだよ!なんか嬉しいのなんでだよ、ちくしょう!」
田代秀水「目標を共有できた気がしないが今の俺達は前より絶対にイイカンジだ!絶対勝つぞォォォォォ!!」
「おう!!」
澤村大地「(そして宮城県インターハイ予選。烏野は2回戦で敗退。3年生は引退した)」
烏養繋心「(ここまでそれほど警戒されていなかった日向のブロックは、必ず相手を揺さぶっている)」
烏養繋心「(それ自体はささやかな亀裂であっても、追い風は確実に吹いている!)」
日向翔陽「(一瞬て遅れた!)」
影山飛雄「(日向の突然視界に入ってくるブロック、意識せずにはいられないだろ!)」
西谷夕「任せろ!!」
烏養繋心「ヨッシャアァァ!!」
澤村大地「旭!ナイスキー!」
東峰旭「日向、田中に負けてらんねぇから」
澤村大地「影山もナイスレシーブ!」
影山飛雄「うっす」
五色工「(待って工!烏野のセッターは今後衛、ツーアタックはない!見極め)」
五色工「(もう…いる)」
瀬見英太「クソッ」
天童覚「ここに来ても動きキレッキレ」
天童覚「スタミナ妖怪だな」
山口忠「ツッキー!日向に負けるな!」
月島蛍「はぁ!?」
山口忠「ヒィィ」
月島蛍「別に張り合ってないし」
月島蛍「ちょっと」
影山飛雄「あァ?」
日向翔陽「頼むぞ」
山口忠「おう!」
影山飛雄「俺はできる。てめぇはできんのかよ?」
月島蛍「まぁ、赤葦さんと、ちょっとね」
影山飛雄「(!!こいつ梟谷のセッターと練習してんのかよ!クソ羨ましい!)」
烏養繋心「日向!」
烏養繋心「座れ!こっからはスタミナ勝負だ。ちょっとでも休め」
山口忠「(俺だって日向に負けたくない。今度こそチャンスを作ってみせる)」
田中冴子「あれ?今回はずいぶん端っこから打つんだね」
烏養繋心「(お前のサーブは武器になる。まっすぐだ。とりあえずまっすぐ打て!ウシワカのいる方へ)」
烏養繋心「(よし!崩した)」
五色工「(なめるな!ぶち抜く!)」
「ッシャアァァ!!」
日向翔陽「ちくしょう!月島!」
鷲匠鍛治「全体的に肘が下がってきてる!ぶち抜けるもんもぶち抜けねぇだろうが!」
鷲匠鍛治「でっけぇ図体してんだから、もっとこう… ってあの、ってあの…」
斎藤明「ダイナミック?」
鷲匠鍛治「そう!!」
鷲匠鍛治「確かに烏野の守備は試合中に進化している。たとえ、付け焼刃であってもな。だが…」
牛島若利「穴のない守備など存在しない」
山口忠「クソォ…」
滝ノ上祐輔「ウシワカ打点下がんねぇな」
月島明光「でも相当本数打ってますし、そろそろ足にも来てるでしょう」
烏養・日向「(合わない!)」
嶋田誠「(初めての5セットマッチ、相手は全国常連チーム)」
滝ノ上祐輔「(4セット目以降は烏野にとって、既に未知の領域…)」
天童覚「あの10番のむちゃくちゃな動きの攻撃を成立させ、試合開始から当然のように維持し」
天童覚「たぶん誰よりも精密さを求められ、誰よりも敵ブロッカーのプレッシャーを受けながら」
天童覚「試合中誰よりも多くボールに触る」
天童覚「先に限界が来たのはあっちかもね」
影山飛雄「悪い…」
月島蛍「謝るとか気持ち悪いからやめてくんない?」
影山飛雄「あァ!!」
月島蛍「元気じゃん」
大平獅音「若利!」
月島蛍「行きます!せぇー」
月島蛍「のっ!」
田中龍之介「クソが!」
鷲匠鍛治「(コートのどこかを守る時、必ず他のどこかを犠牲にしている)」」
鷲匠鍛治「(強打に備え後ろに下がれば当然、前が空く)」
天童覚「バテバテセッター君には絶望のデュースかな~?」
天童覚「るん!!」
影山飛雄「俺が何かに絶望するとしたら、バレーができなくなった時だけだ」
天童覚「どいつもこいつも」
天童覚「妖怪みてぇ」
烏養繋心「守備の位置は今のでいい!ワンチフォロー できてるぞ!」
「うっす!!」
烏養繋心「影山はいけるか?」
影山飛雄「もちろんです」
菅原孝支「ヘバったらいつでも替わってやるからな!」
影山飛雄「ヘバりません!」
「ヤバい!!」
月島蛍「ちょっと無駄にぶつかってこないでくれる?日向じゃあるまいし上に跳びなよ」
影山飛雄「こんなもんぶつかったうちに入んねぇんだよ!鍛え方が足んねぇんだろ!」
田中龍之介「おまえらっ!!」
「マジ勘弁しろよ~寿命縮むわ~」
「ふんっ!こんな状況、屁でもねぇわ」
「(白鳥沢のチャンスボールの時、めっちゃうろたえてたくせに)」
「屁でもねぇんだ。強豪として記憶は新しいのに、誰の目にも止まんねぇ、あの頃に比べればよ~」
「期待してるぞォオ!!烏野ォオオオ!!」烏養一繋「まだ見に来てんのか、あのおやじ」
烏養繋心「期待には応えねぇとな。行ってこい!」
影山飛雄「(俺にとって最高にやっかいな相手は、どんな敵ブロッカーより)」
影山飛雄「(こいつだな)」
日向翔陽「ッシャアァァ!!」
日向翔陽「へい、バテ山君!俺はどんな下手くそなトスでも打つぜ!」
影山飛雄「俺は下手くそじゃねぇ」
日向翔陽「ういっす」
嶋田誠「ここで菅原をピンチサーバーで入れるって事は、このセット、最後まで影山セッターで行くってことか」
烏養一繋「無言のアピールだな。バテようが、崖っぷちだろうが、攻撃の手を緩めるつもりはない」
烏養一繋「ミドルブロッカーに警戒し続けろよってな」
第4セット 烏野29 - 白鳥沢27鷲匠鍛治「足に接着剤でも付いてんのかこの野郎!拾えるボールだろうが!」
田中龍之介「日向!ナイス!よく反応したな!!」
澤村大地「(今こそが最高の好機)」
田代秀水「チャンスが来たら…掴めよ!!」
澤村大地「(行けるぞ…行くぞ!)」
日向翔陽「ナイスっぽい顔しろよ」
日向翔陽「それより影山よぉ」
日向翔陽「もう1セットやれるぞ!」
影山飛雄「おう!!」