松野千冬「約束通り買ってきました、場地さん」
場地圭介「千冬ぅ…ペヤング食いてぇな…半分コ…な?」
松野千冬「初めて会ったときもそうだったっスね…」
松野千冬「半分コ…」
松野千冬「オレが一番偉いから」
「千冬だったら全国制覇とかできちゃうんじゃない?」
松野千冬「バーカ、そんなの興味ねーよ!上の世代のヤンキーなんてダセェのしかいねーし、だからヤンキー流行んねーんだよ」
「おーい、千冬ー!!大ニュース大ニュース!」
「3組に留年ってる奴いるらしーぜ!」
松野千冬「バーカ、そんなの興味ねーよ!上の世代のヤンキーなんてダセェのしかいねーし、だからヤンキー流行んねーんだよ」
「おーい、千冬ー!!大ニュース大ニュース!」
「3組に留年ってる奴いるらしーぜ!」
「1年なのに」
松野千冬「え?中学でダブリとかあんの?」
松野千冬「え!?アイツ!?」
松野千冬「あれ?あのぺったり眼鏡?」
「うん」
松野千冬「なんでこんな奴が留年?」
「パシリに使われて登校拒否して留年に100円!」
松野千冬「1組の松野千冬」
場地圭介「トラ」
松野千冬「あ?」
場地圭介「て…手紙…」
松野千冬「はぁ!?文通!?キモっ」
場地圭介「うっせーな、テメェに関係ねぇだろーが、殺すゾ!?」
松野千冬「ハハッ 口悪っ」
場地圭介「ウッセー、ボケ!」
松野千冬「あ、ここ間違ってんじゃん」
場地圭介「え!マジで?」
松野千冬「ハハハッ」
「何ボケーっとしてんだよ?千冬」
松野千冬「なんか気になんだよなー、あのガリ勉」
「テメェかコラぁ、何オレの可愛い後輩イジメてくれちゃってんだ!?」
「この人は暴走族”男打羅”の総長だ!オレらに逆らったテメェはもう終わりだよ、松野」
「今日はシッカリ敬語と挨拶覚えさしてやっからよぉ」
松野千冬「悪りぃ悪りぃ、挨拶しようとしたら当たっちまったぁ」
松野千冬「一人に大勢で奇襲かけて何が暴走族だ?」
松野千冬「ダセぇ」
「今日はシッカリ敬語と挨拶覚えさしてやっからよぉ」
松野千冬「悪りぃ悪りぃ、挨拶しようとしたら当たっちまったぁ」
松野千冬「一人に大勢で奇襲かけて何が暴走族だ?」
松野千冬「ダセぇ」
松野千冬「ガリ勉!!」
場地圭介「あ!!無事に手紙出せたワ!ありがとうな!お礼にオレも付き合うぜー」
松野千冬「バカっ!!テメェの出る幕じゃ…」
松野千冬「マジっスか!?ウチもあっちの2階っス」
場地圭介「ハハッ なんだよ同じ団地かよ」
松野千冬「じゃっ…じゃあオレいらないっスよ…」
第22話 ちびりべ 場地さんと千冬