Detective Conan
放送日(Airdate): 2021年10月2日
第1021話 悪友たちの輪舞(ロンド)
キャスト
🔷江戸川コナン Edogawa Conan CV. 高山みなみ
🔷毛利小五郎 Mōri Kogoro CV. 小山力也
🔷目暮十三 Megure Juzo CV.茶風林
🔷高木渉 Takagi Wataru CV.高木渉
🔷千葉和伸 Chiba Kazunobu CV.千葉一伸
🔷東野刑事 CV.河西健吾
🔷南出公吉 CV.佐藤晴男
🔷北原拳作 CV.町田政則
🔷西川守 CV.石上静香
🔷光本猛志 CV.武蔵真之介
🔷志田康保 CV.外崎友亮
🔷保坂頼光 CV.岡本幸輔
毛利小五郎「鈍器で後頭部を一撃ですか」
目暮警部「また君か」
千葉刑事「証言してくれた人がその男のことを知っていて、公園から駆けていった男は、保坂という乱暴者との事です」
東野巡査「あっ!保坂頼光!?その男はこの光本猛志とよくつるんでいて、いわゆるワル仲間という感じでして」
コナン「(もしかして…)」
コナン「これ、犯人を教えるダイイングメッセージなんじゃない?」
「しだ?」
東野巡査「しだ…あっ!」
東野巡査「志田康保!光本やこの保坂といつも3人でつるんでいました」
東野巡査「志田も保坂と同じくワル仲間といった感じの男でして…」
東野巡査「ここです」
志田康保「うわあああああ――!!」
コナン「これ、犯人を教えるダイイングメッセージなんじゃない?」
「しだ?」
東野巡査「しだ…あっ!」
東野巡査「志田康保!光本やこの保坂といつも3人でつるんでいました」
東野巡査「志田も保坂と同じくワル仲間といった感じの男でして…」
東野巡査「ここです」
志田康保「うわあああああ――!!」
目暮警部「毒を盛られたようだな…死人が次々と…何が起こってるんだ?」
毛利小五郎「現場近くで目撃されているので、光本猛志さん殺害は保坂頼光による可能性大」
毛利小五郎「その保坂を殺害したのは、ダイイングメッセージからして志田康保」
毛利小五郎「けど、その志田まで何者かにって…どういうこった…」
千葉刑事「毒物は、あのボトルの中に…」
毛利小五郎「その保坂を殺害したのは、ダイイングメッセージからして志田康保」
毛利小五郎「けど、その志田まで何者かにって…どういうこった…」
千葉刑事「毒物は、あのボトルの中に…」
コナン「(なら可能だったんだ、あの2人も!でももしそうだとしたら何が原因で…)」
鑑識「あ!警部」
鑑識「100万が10束、1000万円です」
鑑識「こちらも1000万」
鑑識「こちらも」
鑑識「正確に数えていませんんが、全部で3000万円あるようです」
コナン「(3000万…それが3つに分けられてるってことは…え!もしかしてこの金…)」
毛利小五郎「わかった!志田さん殺害はこの金が狙い!毒物を仕掛けにこの部屋に忍び込んだ怪しい奴を見かけた人間が必ずいます!」
コナン「(そう都合よくいくか…)」
高木刑事「昨日の夕方ですね」
高木刑事「A号棟から出てくる志田です」
高木刑事「コンビニに入っていき」
高木刑事「ん?」
高木刑事「って光本猛志!?」
鑑識「あ!警部」
鑑識「100万が10束、1000万円です」
鑑識「こちらも1000万」
鑑識「こちらも」
コナン「(3000万…それが3つに分けられてるってことは…え!もしかしてこの金…)」
毛利小五郎「わかった!志田さん殺害はこの金が狙い!毒物を仕掛けにこの部屋に忍び込んだ怪しい奴を見かけた人間が必ずいます!」
コナン「(そう都合よくいくか…)」
高木刑事「昨日の夕方ですね」
高木刑事「A号棟から出てくる志田です」
高木刑事「コンビニに入っていき」
高木刑事「ん?」
高木刑事「って光本猛志!?」
目暮警部「例の盗難事件か!?」
毛利小五郎「ええ、3日前隣の杯戸町の金融業者から、現金3000万円が盗まれた。犯人は覆面をした3人組。それが志田たちだったんでしょう」
コナン「で、盗んだお金を1000万円ずつ山分けしたんだろうけど、みんな欲が出ちゃったんだね。それでゆうべ…」
コナン「保坂さんが」
コナン「光本さんを殺害し」
コナン「光本さんの1000万円を持ち帰り」
コナン「ところが志田さんも同じ事考えていて」
コナン「で、盗んだお金を1000万円ずつ山分けしたんだろうけど、みんな欲が出ちゃったんだね。それでゆうべ…」
コナン「保坂さんが」
コナン「光本さんを殺害し」
コナン「光本さんの1000万円を持ち帰り」
コナン「ところが志田さんも同じ事考えていて」
志田康保「なん…で…」
コナン「盗んだお金をまんまと独り占めできたと思ったのに何でこんな事にって」
毛利小五郎「保坂頼光 光本猛志 志田康保」
毛利小五郎「しりとりの円環構造ですな!だーはははは!!」
コナン「(どうでもいい発見だけど…たしかにな…)」
高木刑事「これで3件の殺しに説明がつきます」
千葉刑事「3人で殺し合った…それで筋は通るんだろうけど…鈍器で殴殺、刃物で刺殺、そして毒殺…と殺害手口がどうして全部違うんでしょう?」
毛利小五郎「犯人が3人いるんだから手口がバラけてても不思議は…」
千葉刑事「でもカブる方が自然なんじゃないかなあって…う~ん…考えすぎですね」
千葉刑事「どうしたの?君」
千葉刑事「今の子は西川守君といって志田の部屋の上の階に住んでいるらしいんですが」
千葉刑事「昨夜8時頃、怪しい男を見たと」
千葉刑事「マスクとサングラスで顔を隠した物凄く大きな男で」
千葉刑事「そいつが志田の部屋を開けようとしていて、それを見かけた守君に」
「見たことは忘れろっ!」
千葉刑事「その男が本当の犯人なんじゃないかと」
千葉刑事「昨夜8時頃、怪しい男を見たと」
千葉刑事「マスクとサングラスで顔を隠した物凄く大きな男で」
千葉刑事「そいつが志田の部屋を開けようとしていて、それを見かけた守君に」
千葉刑事「その男が本当の犯人なんじゃないかと」
目暮警部「一理あるか」
高木刑事「でもどうしたんだ?千葉…突然冴えて…」
コナン「でもさ、千葉刑事、もしその推理通りなら、あのダイイングメッセージは」
目暮警部「当たってみる価値はありそうだな」
高木刑事「手分けしましょう」
コナン「ねぇオジさん、ワル3人組だから恨んでた人はいたかもしれないけど、殺害なんてするかな?それもまとめて3人って…物凄い事だよ?」
毛利小五郎「物凄く恨まれることをやらかしてたんだよ!3人は!そのXに」
コナン「それに志田さんが最期に言った“なんで”って一言はどうなるんだろ?」
コナン「ねぇオジさん、ワル3人組だから恨んでた人はいたかもしれないけど、殺害なんてするかな?それもまとめて3人って…物凄い事だよ?」
毛利小五郎「物凄く恨まれることをやらかしてたんだよ!3人は!そのXに」
コナン「それに志田さんが最期に言った“なんで”って一言はどうなるんだろ?」
千葉刑事「警部、該当する人物を拾えました」
目暮警部「何者なんだ?」
千葉刑事「志田たちは当時からワルで、担任の南出先生は」
千葉刑事「その甲斐もなく20年経っても変わらずに、ワルだったんですからね」
千葉刑事「そして南出氏は何かの拍子に3人が3000万円の盗みをはたらいていた事を知り思った!このままではどこまで社会に迷惑をかけ続けるか!」
千葉刑事「葬るしかないと…かつて担任だった自分のそれが使命と信じ、3人を手にかけた!」
千葉刑事「そしてそれを盗んだ金を巡っての殺し合いに見せかけようとしたのは!」
千葉刑事「悪事をはたらくものは結局自滅するのだ」
千葉刑事「という教訓を世の子供たちに唱える為にではないかと」
南出公吉「ウチに何か?」
千葉刑事「もしかして南出公吉さん?」
南出公吉「はい。警察の人?今そこでお隣さんに会ったら、なんか僕の事を探してるとかって…」
南出公吉「昨日からスパランド歌麿に行ってたもんで」
南出公吉「岩盤浴って最高よ あはははは!」
高木刑事「確認してきます」
南出公吉「はい。警察の人?今そこでお隣さんに会ったら、なんか僕の事を探してるとかって…」
南出公吉「岩盤浴って最高よ あはははは!」
高木刑事「確認してきます」
目暮警部「ん?」
コナン「(でもこの元担任教師みたいに条件に適う人って他にどんな…あ!待てよ)」
西川守「うん、きのうの夜お使いから帰ってきた時」
「見たこと忘れろ!」
西川守「ガチャガチャドアを開けようとしてたのを見ただけなのに、あんなに怒んなくてもいいのに」
西川守「大人ってわかんないよー」
コナン「(ドアに耳をあて中の気配をうかがうようにして、そして何かを目にして驚いた)」
コナン「(あ!もしかしてその人!だとしたら俺たちはそこから妙な方へ走ってしまったんじゃ…)」
コナン「(とにかくその人を見つけない事には!)」
コナン「(ありうるとすれば…)」
コナン「(例えばAと…K!)」
「見たこと忘れろ!」
西川守「ガチャガチャドアを開けようとしてたのを見ただけなのに、あんなに怒んなくてもいいのに」
西川守「大人ってわかんないよー」
コナン「(ドアに耳をあて中の気配をうかがうようにして、そして何かを目にして驚いた)」
コナン「(あ!もしかしてその人!だとしたら俺たちはそこから妙な方へ走ってしまったんじゃ…)」
コナン「(とにかくその人を見つけない事には!)」
コナン「(ありうるとすれば…)」
コナン「(例えばAと…K!)」
コナン「やっぱり」
毛利小五郎「マスクにサングラスに大男!」
コナン「うん!確かめたら全部オジさんの推理通りだったよ」
毛利小五郎「えっ!!俺は…あの…何ていうか…」
小五郎(コナン)「ええ、あの守君が言っていたのは、この北原さんの事なんです」
北原拳作「2~3日泊めてもらう予定で娘の新婚家庭を訪ねてきたんです。俺…ゆうべ…」
小五郎(コナン)「本当はK号棟の402号室をね。でも記憶違いをしていた。K号棟をA号棟と。表札で間違いに気付くも守君に見られてしまい」
北原拳作「娘夫婦に告げ口でもされたら笑われると思い、子供相手につい脅すような事をしてしまい申し訳ありません」
毛利小五郎「マスクにサングラスに大男!」
コナン「うん!確かめたら全部オジさんの推理通りだったよ」
毛利小五郎「えっ!!俺は…あの…何ていうか…」
小五郎(コナン)「ええ、あの守君が言っていたのは、この北原さんの事なんです」
北原拳作「2~3日泊めてもらう予定で娘の新婚家庭を訪ねてきたんです。俺…ゆうべ…」
小五郎(コナン)「本当はK号棟の402号室をね。でも記憶違いをしていた。K号棟をA号棟と。表札で間違いに気付くも守君に見られてしまい」
北原拳作「娘夫婦に告げ口でもされたら笑われると思い、子供相手につい脅すような事をしてしまい申し訳ありません」
小五郎(コナン)「この北原さんは事件には全く関係なかったんです」
高木刑事「ならどうしてそんな顔を隠したり…」
北原拳作「少し風邪気味だからで、コレは散髪行って」
目暮警部「この人も無関係…なら志田達を殺害したのは一体…」
目暮警部「ああ、私だ」
目暮警部「うむ、何ィ!」
目暮警部「現場周辺の徹底捜索で、凶器が見つかったそうだ」
目暮警部「例の公園近くで光本猛志の血痕と毛髪が付着した鉄パイプが」
目暮警部「保坂頼光のアパート近くから保坂の血痕が付いた包丁も」
目暮警部「そしてそれらからは指紋も検出されたらしいんだ。鉄パイプからは保坂の、包丁からは志田康保のが」
目暮警部「この人も無関係…なら志田達を殺害したのは一体…」
目暮警部「ああ、私だ」
目暮警部「現場周辺の徹底捜索で、凶器が見つかったそうだ」
目暮警部「例の公園近くで光本猛志の血痕と毛髪が付着した鉄パイプが」
目暮警部「保坂頼光のアパート近くから保坂の血痕が付いた包丁も」
目暮警部「そしてそれらからは指紋も検出されたらしいんだ。鉄パイプからは保坂の、包丁からは志田康保のが」
千葉刑事「どういうことです?それ…」
小五郎(コナン)「そのうち見つかるかもしれませんよ。志田殺害に使われた毒物を入れた袋か包み紙も。光本猛志の指紋がついているのがね。凶器に指紋も残っていた以上、やはりそうとしか…」
小五郎(コナン)「そのうち見つかるかもしれませんよ。志田殺害に使われた毒物を入れた袋か包み紙も。光本猛志の指紋がついているのがね。凶器に指紋も残っていた以上、やはりそうとしか…」
小五郎(コナン)「光本猛志を殺害したのは保坂頼光で」
小五郎(コナン)「その保坂を殺害したのは志田康保」
小五郎(コナン)「そしてその志田を殺害したのは恐らく光本猛志」
目暮警部「つまり」
小五郎(コナン)「真犯人Xなど存在せず3人で互いに殺害し合ったという当初の読みで正解だったんですよ」
目暮警部「くるりと一回りして元に戻ったわけだ」
小五郎(コナン)「その保坂を殺害したのは志田康保」
小五郎(コナン)「そしてその志田を殺害したのは恐らく光本猛志」
目暮警部「つまり」
小五郎(コナン)「真犯人Xなど存在せず3人で互いに殺害し合ったという当初の読みで正解だったんですよ」
目暮警部「くるりと一回りして元に戻ったわけだ」