Detective Conan
放送日(Airdate): 2021年9月18日
第1019 骨董盆は隠せない(中編)
キャスト
🔷江戸川コナン Edogawa Conan CV. 高山みなみ
🔷阿笠博士 Agasa Hiroshi CV.緒方賢一
🔷灰原哀 Haibara Ai CV.林原めぐみ
🔷赤井秀一 Akai Shuichi CV. 池田秀一
🔷西津方玄 CV.佐藤正治
🔷蝶野欽治 CV.秋元羊介
🔷遠島基行 CV.古澤融
🔷坂巻鈴江 CV.津野田なるみ
🔷蝶野欽治 CV.秋元羊介
🔷遠島基行 CV.古澤融
🔷坂巻鈴江 CV.津野田なるみ
コナン「でもまぁ、犯人はすぐにわかると思うよ。犯人は本物の堆黒盆を自分の箱に入れただろうから」
灰原哀「そうね、あそこにあった三つの箱の中の盆を、改めて鑑定士な調べてもらえば、誰が犯人かは明明白白…」
世良真純「やっぱアダルトだね~明明白白とは明白の強調した非常にハッキリした様を表す言葉」
世良真純「小学一年生が使う言葉にしては異常すぎる…」
世良真純「君、本当は何歳なんだ?」
世良真純「君も飲んだんだよね?コナン君と同じ…例の…」
沖矢昴「異常でしょうか?」
世良真純「ん!?あーん?」
高木渉「はい!」
蝶野欽治「おい、ちょっと待って!本当に犯人は本物の盆を自分の箱に入れたのか?」
遠島基行「ただ単に、出ていた盆を空いてた箱に戻しただけなんじゃ…」
坂巻鈴江「そ…そうよ!堆黒盆目当ての犯行に見せかける為にね!」
坂巻鈴江「本当は何か恨みをもった別の誰かの仕業なんじゃない?」
遠島基行「とにかく!本物の盆が自分の箱に入ってたせいで犯人にされちゃ堪んないよ!」
蝶野欽治「おい、ちょっと待って!本当に犯人は本物の盆を自分の箱に入れたのか?」
遠島基行「ただ単に、出ていた盆を空いてた箱に戻しただけなんじゃ…」
坂巻鈴江「そ…そうよ!堆黒盆目当ての犯行に見せかける為にね!」
坂巻鈴江「本当は何か恨みをもった別の誰かの仕業なんじゃない?」
遠島基行「とにかく!本物の盆が自分の箱に入ってたせいで犯人にされちゃ堪んないよ!」
高木渉「ある程度名のある鑑定士を今から呼ぶとなると、それなりに時間がかかると思いますが…」
コナン「ねぇ、博士、西津さんて目の前にあるのが本物の堆黒盆だって博士に言ったんだよね?」
阿笠博士「あ…ああ、血まみれの指で盆を…!!そうじゃ!!」
阿笠博士「本物の堆黒盆の裏には西津さんの血の指の跡が付いてるぞ」
コナン「ねぇ、博士、西津さんて目の前にあるのが本物の堆黒盆だって博士に言ったんだよね?」
阿笠博士「あ…ああ、血まみれの指で盆を…!!そうじゃ!!」
阿笠博士「本物の堆黒盆の裏には西津さんの血の指の跡が付いてるぞ」
阿笠博士「じゃから、あの三つの盆を裏返してみれば、誰が犯人か見抜けるはずじゃ」
蝶野欽治「なるほど!おぬしが犯人か」
遠島基行「違う!私じゃない!」
遠島基行「違う!私じゃない!」
阿笠博士「そういえば、血が付いたその盆を真横にひっくり返したら、血の跡と同じ位置に鶴のクチバシがあったんじゃ!」
阿笠博士「だから、そのまま真横にひっくり返せば、クチバシの位置でどれが本物がわかるはずじゃ」
目暮警部「では、わかりやすいように3枚とも血の跡を真上にして」
目暮警部「真横にひっくの返せば、鶴のクチバシが真上にきた盆が…」
「!!」
目暮警部「3枚ともクチバシが」
目暮警部「真上を向いていない!」
阿笠博士「そんな…バカな!」
遠島基行「おいおい」
目暮警部「では、わかりやすいように3枚とも血の跡を真上にして」
目暮警部「真横にひっくの返せば、鶴のクチバシが真上にきた盆が…」
「!!」
目暮警部「3枚ともクチバシが」
目暮警部「真上を向いていない!」
阿笠博士「そんな…バカな!」
遠島基行「おいおい」
蝶野欽治「犯人が見抜けるとか言ってなかったか?」
坂巻鈴江「でたらめじゃないの?」
世良真純「(見抜く…)」
世良真純「そういえば、アンタ、何で見抜けたんだ?」
世良真純「僕が阿笠博士の家の門の陰から中の様子を覗ってた時」
世良真純「声をかけてきただろ?」
沖矢昴「君、気になる人がいるなら私と一緒に中に入りますか?」
世良真純「そしてアンタはコナン君に聞かれてこう答えた」
コナン「それより、門の所に誰がいなかった?」
世良真純「(見抜く…)」
世良真純「そういえば、アンタ、何で見抜けたんだ?」
世良真純「僕が阿笠博士の家の門の陰から中の様子を覗ってた時」
世良真純「声をかけてきただろ?」
沖矢昴「君、気になる人がいるなら私と一緒に中に入りますか?」
世良真純「そしてアンタはコナン君に聞かれてこう答えた」
コナン「それより、門の所に誰がいなかった?」
世良真純「この格好でメット被ってりゃ普通男だと思うよな?」
世良真純「僕のどの辺が女だったんだ?まさかアンタ…僕のこと知ってるんじゃないだろうな?」
沖矢昴「オシリですよ」
沖矢昴「その女性特有のヒップラインを見れば一目瞭然です」
沖矢昴「わざわざ口に出して言うべきことではないと思っていたんですけどね」
沖矢昴「ん?」
コナン「ねぇ、世良って赤井さんの妹でしょ?」
世良真純「僕のどの辺が女だったんだ?まさかアンタ…僕のこと知ってるんじゃないだろうな?」
沖矢昴「オシリですよ」
沖矢昴「わざわざ口に出して言うべきことではないと思っていたんですけどね」
沖矢昴「ん?」
コナン「ねぇ、世良って赤井さんの妹でしょ?」
赤井秀一「(それにしても)」
赤井秀一「(あれから17年か…)」
赤井秀吉「何で日本に行かなきゃいけないの?イギリスには友達がいっぱいいるのにさ!」
赤井秀一「忘れたか、秀吉。メールで父さんに言われた事を…」
赤井秀一「俺たちはこれからイギリス人だという事を隠して日本で暮らすんだ」
赤井秀吉「でも、お友達とちゃんとお別れしてないのに…」
メアリー世良「ねぇ、秀吉、お父さんの友人の羽田さんって覚えてる?」
赤井秀一「(あれから17年か…)」
赤井秀吉「何で日本に行かなきゃいけないの?イギリスには友達がいっぱいいるのにさ!」
赤井秀一「忘れたか、秀吉。メールで父さんに言われた事を…」
赤井秀一「俺たちはこれからイギリス人だという事を隠して日本で暮らすんだ」
赤井秀吉「でも、お友達とちゃんとお別れしてないのに…」
メアリー世良「ねぇ、秀吉、お父さんの友人の羽田さんって覚えてる?」
メアリー世良「その浩司さんがアメリカで謎の死をとげてしまったの。だからお父さん、羽田さんに頼まれて、その真相を探るために渡米したんだけど」
メアリー世良「とんでもない相手が絡んでる事がわかって、危険だから念のために日本に避難するのよ」
メアリー世良「でも大丈夫!あの人はとても強い人だから」
メアリー世良「その悪い人達を一網打尽にして」
メアリー世良「すぐに戻ってくるわ」
メアリー世良「とんでもない相手が絡んでる事がわかって、危険だから念のために日本に避難するのよ」
メアリー世良「その悪い人達を一網打尽にして」
メアリー世良「すぐに戻ってくるわ」
メアリー世良「かわいい息子達が待ってるし、それに…」
メアリー世良「この子にも会いたいだろうしね」
赤井秀吉「ん?この子って?」
メアリー世良「あなた達の」
メアリー世良「妹よ」
赤井秀一「(ずいぶん大きくなったもんだ)」
メアリー世良「この子にも会いたいだろうしね」
赤井秀吉「ん?この子って?」
メアリー世良「あなた達の」
メアリー世良「妹よ」
赤井秀一「(ずいぶん大きくなったもんだ)」
高木渉「わかりました。失礼します」
目暮警部「どうだ?鑑定士の手配は?」
目暮警部「何ぃ?東京中の鑑定士がすべてかね?」
高木渉「はい…名のある人は他県や海外に出張されてたり、体調を崩されているようで…」
坂巻鈴江「明日までここにいろっていうんじゃないでしょうね?」
遠島基行「勘弁してくださいよ!私は今晩この盆を買いたいって人と会う約束をしてるんですよ!海外から来られる方で、今晩を逃すと次はいつ会えるか」
蝶野欽治「私も同じじゃ!今夜は私が立ち上げた不動産会社の創立40周年パーティー。その記念すべきパーティーに私がこの盆を持って参加せんでどうする?スピーチにはこれを買った時の苦労話も入っておるというのに」
坂巻鈴江「私なんてあと3時間でここを出ないと…リニューアルオープンする美術館のパンフレットを撮影するために、カメラマンとスタジオを押さえてますから」
遠島基行「勘弁してくださいよ!私は今晩この盆を買いたいって人と会う約束をしてるんですよ!海外から来られる方で、今晩を逃すと次はいつ会えるか」
蝶野欽治「私も同じじゃ!今夜は私が立ち上げた不動産会社の創立40周年パーティー。その記念すべきパーティーに私がこの盆を持って参加せんでどうする?スピーチにはこれを買った時の苦労話も入っておるというのに」
坂巻鈴江「私なんてあと3時間でここを出ないと…リニューアルオープンする美術館のパンフレットを撮影するために、カメラマンとスタジオを押さえてますから」
坂巻鈴江「もちろん、撮影するのはこの盆なので、時間が来たら持って帰らせてもらいますけど」
高木渉「あ…ああ、ちょっと…その盆は殺人事件の証拠品ですので、しばらく警察で預からせていただくことになります。もちろん他の盆も…」
蝶野欽治「冗談じゃない!今夜のパーティーはどうなるんじゃ!!」
遠島基行「私の取引きの相手だって!」
千葉和伸「目暮警部、鑑識さんが遺体のそばでこんなものを発見したと…どうやら補聴器らしいんですが」
目暮警部「補聴器?」
阿笠博士「おお!!それはワシが開発した"聞こエンジェル"じゃ」
阿笠博士「亡くなった西津さんが買ってくれたワイヤレスの補聴器で、相手の声や周りの音が天使のささやきのように、耳に優しく聞こえるんじゃ」
千葉和伸「目暮警部、鑑識さんが遺体のそばでこんなものを発見したと…どうやら補聴器らしいんですが」
目暮警部「補聴器?」
阿笠博士「おお!!それはワシが開発した"聞こエンジェル"じゃ」
阿笠博士「亡くなった西津さんが買ってくれたワイヤレスの補聴器で、相手の声や周りの音が天使のささやきのように、耳に優しく聞こえるんじゃ」
蝶野欽治「まさか補聴器だとは気付かなかったよ」
千葉和伸「あの阿笠さん、ちょっと…」
阿笠博士「何かのォ?」
千葉和伸「実は被害者が所持していたスマホに、犯行時刻の20分前に、あなたからのメールが届いていたんですが、覚えあります?」
阿笠博士「おお、これから行くというメールー出したわい」
千葉和伸「でも、なぜかそのメールを開いた形跡がなくて…一応、着信音は出る設定になっていたんですが…」
千葉和伸「実は被害者が所持していたスマホに、犯行時刻の20分前に、あなたからのメールが届いていたんですが、覚えあります?」
千葉和伸「でも、なぜかそのメールを開いた形跡がなくて…一応、着信音は出る設定になっていたんですが…」
阿笠博士「そう言われてものォ…」
灰原哀「多分、その時にはもう不具合を起こしていたのね」
灰原哀「さすが"聞こエンジェル" 言いえて妙なピッタリのネーミングだわ」
阿笠博士「しーつ!聞こえん 聞こえん」
世良真純「言いえて妙?僕にとっちゃ君の方がよっぽど妙だけど?」
灰原哀「多分、その時にはもう不具合を起こしていたのね」
灰原哀「さすが"聞こエンジェル" 言いえて妙なピッタリのネーミングだわ」
阿笠博士「しーつ!聞こえん 聞こえん」
世良真純「言いえて妙?僕にとっちゃ君の方がよっぽど妙だけど?」
世良真純「なぁ、教えてくれよ、哀ちゃん、薬の事」
世良真純「君もコナン君みたいにちょいちょい元の姿に戻ってんだろ?持ってるんなら僕にもわけてくれないか?」
世良真純「時の流れを元に戻す例の薬を…」
沖矢昴「"時の流れを元に戻す"とはどういう意味ですか?」
世良真純「えー?」
沖矢昴「元に戻すという事は?今は逆らっている…」
沖矢昴「もしかしたら、逆らっているのは君とは別の誰かが…」
世良真純「アンタには関係ねェ!!」
世良真純「君もコナン君みたいにちょいちょい元の姿に戻ってんだろ?持ってるんなら僕にもわけてくれないか?」
世良真純「時の流れを元に戻す例の薬を…」
沖矢昴「"時の流れを元に戻す"とはどういう意味ですか?」
世良真純「えー?」
沖矢昴「元に戻すという事は?今は逆らっている…」
沖矢昴「もしかしたら、逆らっているのは君とは別の誰かが…」
世良真純「アンタには関係ねェ!!」
世良真純「あ!?」
沖矢昴「まぁ、余計な事かもしれませんが、もっと女性らしくなりたいのなら、その粗暴な行動を少々控えた方がいいかもしれませんよ」
世良真純「大丈夫!僕は放っといても女っぽくなるから!」
世良真純「僕のママの胸なんてボーンだったからな」
沖矢昴「だった?」
沖矢昴「だったという事は、君の母親はご存命ではないんですか?」
世良真純「あ…いや…そういうわけじゃないけど…」
沖矢昴「けど?」
世良真純「んなこと!マシでアンタには関係ないっつーの!」
世良真純「僕のママの胸なんてボーンだったからな」
沖矢昴「だった?」
沖矢昴「だったという事は、君の母親はご存命ではないんですか?」
世良真純「あ…いや…そういうわけじゃないけど…」
沖矢昴「けど?」
世良真純「んなこと!マシでアンタには関係ないっつーの!」
沖矢昴「ふふっ」
コナン「(なるほど!赤井さんは母親の安否を確認したかったってわけか)」
コナン「(ってことは、やっぱりあの中学生ぐらいの少女は)」
コナン「(世良と赤井さんの母親)」
コナン「(昔、海で会ったあのメアリーって女性と同一人物に間違いない!)」
コナン「(世良が薬の事をしつこく聞いてくるってことは、思った通り、彼女も誰かにAPTX4869を飲まされて)」
コナン「(体を縮まされたんだ)」
コナン「(でも、一体彼女は何者なんだ?なぜ薬を?わかっているのは抜群の推理力と…)」
赤井秀一「なんたって君は我が国が誇る名探偵の弟子なんだから」
コナン「我が国って…お兄さんイギリス人なの?」
コナン「我が国って…お兄さんイギリス人なの?」
赤井秀一「ああ、今はアメリカ人だが…」
コナン「(ん?イギリス?)」
コナン「(おいおい、ウソだろ!?まさか領域外の妹の本当の意味って…)」
蝶野欽治「おい君達、これ以上待っておっても埒が明かんじゃろう!」
蝶野欽治「私は帰らせてもらうぞ」
コナン「(ん?イギリス?)」
コナン「(おいおい、ウソだろ!?まさか領域外の妹の本当の意味って…)」
蝶野欽治「私は帰らせてもらうぞ」