🏐HAIKYU!!
🖊原作者(Original Story) : 古舘春一 Furudate Haruichi
TVアニメ『ハイキュー!!』 第2期15話ネタバレ放送日(Airdate) : 2016年1月16日
第2期15話『アソビバ』 Playground
KARASUNO HIGH
JOHZENJI HIGH
🔷照島遊児 Terushima Yuji(WS) CV.江口拓也
武田一鉄「いよいよ代表決定戦、やはり皆いつもより緊張してるように見えます。特に3年生は…」
月島蛍「日向基準のかっこいいは不安になるからやめてほしい」
月島明光「これやる」
月島蛍「え?」
月島明光「スポーツグラスだよ。見た目もかっこいいの探したんだからな~それかけてりゃ顔面ブロックだって怖くない!」
月島蛍「いや、怖いから」
烏養繋心「こっから代表決定戦だ!そして相手はインハイ予選ベスト4!相手にとって不足はねぇ!一発目思いっきりいけよ、東峰」
田中龍之介「エンドランから強打かよ!」
菅原孝支「なんかこう…体育ですげぇ運動能力高い野球部とかと試合してるみたいだ…」
縁下力「確かに、型にハマってなくて、何してくるかわかんない感じがそうですね」
菅原孝支「で、問題はあれをまぐれでやってんじゃないってとこだなぁ…」
菅原孝支「不確定要素は条善寺にとっての普通で、それこそが武器…」
菅原孝支「で、問題はあれをまぐれでやってんじゃないってとこだなぁ…」
菅原孝支「不確定要素は条善寺にとっての普通で、それこそが武器…」
穴原孝昭「(レシーブがどういう形だろうと、上がりさえすればどうとでもできる。全員そう思っているし、実際そうできる)」
田中龍之介「大地さん、ナイスレシーブ!!」
照島遊児「今のが噂の速攻かぁ!かっけぇえ!!」
澤村大地「向こうの動きは読みづらいけど、ボールが消えるわけじゃなし、落ち着いていくべ!」
二口堅治「きっつ!」
小原豊「それに慣れてるから、誰かがやってくれるって感覚が薄くて、常に全員が攻撃をしかけるつもりでいる、と」
小原豊「だからこういうこともあるよな」
二口堅治「どいつもこいつもめんどくせ!」
小原豊「お前らも他校からめんどくせって思われてるよ」
月島蛍「(今、条善寺の前の攻撃はセッターを除いて二枚。あとはバックアタックか…)」
月島蛍「(こいつセッターだろ!?誰がトスを…)」
月島蛍「(後衛の奴があげるのか!?)」
田中龍之介「はぁあ!!」
武田一鉄「いやいや、それにしても彼らのバレボールは見ていてとても楽しい」
烏養繋心「それは異論ない」
武田一鉄「でも、自由奔放な攻撃なら、うちのも負けてませんよ」
日向翔陽「楽しむ強さ…」
影山飛雄「(ツーアタック、させるか!!)」
滝ノ上祐輔「えっ!今のブロック…顔面だったぞ」
武田一鉄「タイム!」
照島遊児「楽しく遊ぼうぜ?」
日向翔陽「全力で、本気で遊ぶ…」
山口忠「勝負事で、本当に楽しむためには強さがいる。烏養元監督が昔よく言ってたんだって」
山口忠「楽しむってどういうことか、よくわかんなかったけど、条善寺を見てると、こういう感じかなって思うよ」
日向翔陽「楽しむ強さ…」
穴原孝昭「烏野と影響しあってか、いつにも増して遊んでるな」
三咲華「えぇ、やっぱりのると良いバレーしますよね」
三咲華「褒めると、すぐこれだ…」
照島遊児「ほんとちっせぇのよく飛ぶなぁ!!」
照島遊児「それに、頭堅そうな顔してるくせに、ほんとメチャクチャな攻撃してきやがるセッターだな、おい」
影山飛雄「(ツーアタック、させるか!!)」
滝ノ上祐輔「えっ!今のブロック…顔面だったぞ」
日向翔陽「影山―!死ぬなー!」
田中龍之介「殺すなよ…」
澤村大地「おい、血、止まるまで交代だ」
影山飛雄「鼻血なんて出てません!!」
澤村大地「出てるよ。何で嘘つくの」
烏養繋心「まぁ、頭冷やすにはいい機会だろ」烏養繋心「どうせ血止まるまで出られねぇし、診てもらって来い」
二口堅治「この機会に他のことも試すんじゃないの?それに基礎プレーは他の奴の方が上手いっぽいし」
二口堅治「なんだよ、本当のことだろ?」
小原豊「青根はインターハイ予選の時に、烏野の10番と妙な友情ができてたからなぁ」
青根高伸「今はまだそうかもしれない…」
小原豊「(青根が…しゃべった!!)」
青根高伸「それはあの10番もわかってる」
烏養繋心「日向、ここ数か月、成田は菅原セッターでのコンビを合わせてる時間が長い。まっ、外から先輩たちのプレーを見てみろよ」
日向翔陽「おっす」
月島蛍「ちょっと落ち着きなよ、出たいのはわかるけど」
日向翔陽「試合も出たいし、練習もしたい。やることがいっぱいだ」
照島遊児「フゥー!サービスエース!フゥーッ!」
田中龍之介「あの一回で3点取ったみたいなテンション腹立つっ!」
山口忠「影山戻って来たな」
影山飛雄「留守は任せろって言ってなかったか?」
日向翔陽「うっせーな!近々そうできるようになる!予定です!」
山口・日向・影山「ナイスキー!!」
烏野25 - 条善寺21
田中龍之介「俺らもよくやりましたね、あれ」
田中龍之介「俺らもよくやりましたね、あれ」
武田一鉄「え?劣勢の…しかも、セットポイントでですか?」
烏養繋心「まだ1セット目だからってのもあるだろうが、おっかねぇ無鉄砲さだな」
武田一鉄「気になっていたんですが、条善寺の横断幕…なんというか、チームの感じと合ってないですよね?」
武田一鉄「どちらかというと"自由奔放"とかがしっくりきます」
烏養繋心「いや、昔…つーか、ごく最近まで、まさに"質実剛健"なチームだったハズだ、条善寺は」
穴原孝昭「1セットとられたじゃねぇか!お前らと同じでのせると結構やっかいなチームだぞ?」
沼尻凛太郎「あの10番、確かによく飛ぶよねぇ」
二岐丈春「流石…”飛べ”」
母畑和馬「それに比べてうちの横断幕、だせぇよ、早く新しいのにしようぜ」
三咲華「かっこいいじゃないの、質実剛健だって」
照島遊児「それは好みの問題だけど、チームには合ってないっすよ。少なくとも俺の代、つーかこれからの代には合ってない」
「あそこ、2年が5人も入ってんだってよ」
「マジか!?それでベスト4とかってすげぇな!」
奥岳誠治「照島」
奥岳誠治「必ず楽しくない時間はやってくる。その時、お前はどうする?」
照島遊児「それでも楽しんでみせますよ」
田中龍之介「うるせぇよ!」
照島遊児「戻ってきたな!ミニスパイダーマン」
日向翔陽「このメンバーだったら、負けないです!」
照島遊児「戻ってきたな!ミニスパイダーマン」
照島遊児「やっぱ、お前の攻撃がないと、地味だからな!」
日向翔陽「地味?」
照島遊児「おたくのキャプテンとかさ、上手くてもなんか地味」
日向翔陽「はぁ…よくわかんないすけど…」
照島遊児「とにかく!次はうちが遊び勝つ!」
日向翔陽「俺は1対1ではまだ刈り上げさんに勝てないけど」
照島遊児「おい!変なあだ名つけんなよ!」
日向翔陽「このメンバーだったら、負けないです!」
滝ノ上祐輔「攻めるのはいいけど、焦ってるな、条善寺は」
照島遊児「テンション上げて行くぜーっ!!」
沼尻凛太郎「なんとかなるって」
二岐丈春「なぁ、あの10番の速攻どうする?」
沼尻凛太郎「どうする?」
母畑和馬「どうする?」
土湯新「ど、どうしよう…」
奥岳誠治「それならちょっと安心だわ。あいつら調子がいい時はいいけど、崩れたら多分まだもろいから、ケツ叩いてやってよ」
三咲華「私が言うことなんか聞かないと思うけど…」
奥岳誠治「そんなことねぇよ」
三咲華「ガットって何よ!」
三咲華「気合とテンションでなんとかしようとしすぎ!必ず、楽しくない時間はやってくる!」
三咲華「劣勢でも不調でも楽しむ?そんな奴がいるとしたら、変人か変態よ!」
穴原孝昭「三咲どうした?」
三咲華「すみません、先生」
三咲華「でも、自分達の弱さ!目の当たりにしたときに言ってやんないと痛感しないと思うので、今言わせてください!」
三咲華「奥岳君にこいつらのケツ叩いてくれって頼まれてるので」
照島遊児「まぁ、確かに今の状況は楽しくないっス。悔しいけど、あいつらの方が自由に遊んでる」
三咲華「遊ぶにはまず”アソビバ”が必要だって、奥岳君がよく言ってた。楽しくない時間を我慢して、最後までちゃんと遊んでみなさいよ」
日向翔陽「(向こうの美女の口から”ケツ”と聞こえたような…)」
清水潔子「どうしたの?」
田中龍之介「潔子さん」
西谷夕「よくわかんないけど、俺らの事も叱ってもらえませんか?」