🏐HAIKYU!!
🖊原作者(Original Story) : 古舘春一 Furudate Haruichi
TVアニメ『ハイキュー!!』 第2期19話ネタバレ放送日(Airdate) : 2016年2月13日
第2期18話 鉄壁は何度でも築かれる
The Iron Wall Can Be Constructed Any Number of TimesAOBAJOHSAI HIGH
DATE TECH HIGH
鎌先靖志「どうだ?勝ってるか?」
茂庭要「押すな!」
第2セット 伊達工6:8青葉城西
鎌先靖志「いや、まだたっての2点差だし…」
鎌先靖志「いや、まだたっての2点差だし…」
笹谷武仁「今2セット目か…1セット目はどっち勝ったんだ?」
小原豊「黄金!」
鎌先靖志「黄金は動きがまだ素人臭いなァ」
黄金川貫至「二口先輩!ドンマイっス!」
二口堅治「もう少し低くだ、黄金川」
黄金川貫至「うっす!低くっスね」
二口堅治「低すぎずだぞ!中くらいだ中くらい!」
二口堅治「本当にわかってんだろうな!?」
滑津舞「…ナイスキャッチ」
二口堅治「そこはトス練しろよ!」
茂庭要「まだ発展途上なんスよ!セッターになって間もないんで!これから大物になるんで!」
黄金川貫至「すいません!校庭100周してお詫びします!」
二口堅治「そこはトス練しろよ!」
茂庭要「まだ発展途上なんスよ!セッターになって間もないんで!これから大物になるんで!」
澤村大地「あのくらいのミスはよくありますよ」
笹谷武仁「(烏野主将に気ぃ使わせてんぞ…茂庭)」
二口堅治「はァ…」
二口堅治「俺、生意気だったから先輩達はさぞめんどくさかっただろうなと思うけど…」
二口堅治「真面目すぎんのもどうかと思うわ」
笹谷武仁「あの二口が後輩に手を焼いてる」
二口堅治「加減しろやコノヤロー!」
黄金川貫至「うっす!すいません!二口先輩大丈夫っすか!」
二口堅治「大丈夫じゃねぇから、加減しろつったんだよ」
青根高伸「俺が支えきれなかったのが悪い。今のでいい」
黄金川貫至「うっす!!」
茂庭要「あれがうちの」
茂庭要「新しい鉄壁、黄金川です」
笹谷武仁「(さっきのがいまいち決まんなかったから言い直したな)」
及川徹「まためんどくさいチームと当たったもんだ」
岩泉一「正直ちょっとすかっとしたな」
花巻貴大「確かに」
二口堅治「またおめぇはよ!バレバレなんだよ!」
黄金川貫至「すいません!でもツーアタック、かっけぇからやりたいっス!」
小原豊「(わかりやすい理由だ)」
二口堅治「はァ…つーかお前、ツーの時フェイントじゃなくていいだろ!」
黄金川貫至「え?」
「ネット超える!」
追分拓郎「まずはお前が文字通り、導いてやれ、作並」
作並浩輔「(黄金川くんが得意な場所へ)」
作並浩輔「(レシーブ!!)」
追分拓郎「レシーブは黄金川がジャンプトスできる十分な高さであげてやれ。多少ネットに近くなってもいい。こいつは…」
追分拓郎「届く!お前は今はまだ難しい事やろうとしなくていい。高い場所から高い場所へ」
黄金川貫至「(置いてくるだけ)」
日向翔陽「おおおーーっ!!速ぇ!!高ぇ!!」
縁下力「まさに打点に置くだけって感じですねぇ」
菅原孝支「セッター自身の最高到達点が高いからこそ、できるコンビネーションだな」
岩泉一「でかいことを活かしたトスが」
及川徹「面白いじゃん!大型セッター」
第2セット 伊達工20:24青葉城西
二口堅治「落ち着いて、まずは一本切ってこう!!」
二口堅治「レフト!!」
二口堅治「ッシャアァァ!!」
鎌先靖志「うちの後輩見たかコラぁ!!見とけコラ!コラ!」
及川徹「(はァ…ここであの一年セッターくん前衛か)」
茂庭要「(間違いなく今現在、県内最強の3枚壁だ)」
二口堅治「落ち着いて、まずは一本切ってこう!!」
二口堅治「レフト!!」
二口堅治「ッシャアァァ!!」
鎌先靖志「うちの後輩見たかコラぁ!!見とけコラ!コラ!」
及川徹「(はァ…ここであの一年セッターくん前衛か)」
茂庭要「(エースでブロックも上手い二口。言わずもがな鉄壁の中枢青根。そして、3枚目黄金川)」
茂庭要「(間違いなく今現在、県内最強の3枚壁だ)」
及川徹「岩ちゃん!」
二口堅治「つーかお前、ツーの時フェイントじゃなくていいだろ」
黄金川貫至「(ここで終わって!)」
黄金川貫至「(たまるか!)」
岩泉一「締めが甘いぜ、1年坊主!!」
日向翔陽「う、腕のど真ん中抜いた!!」
及川徹「俺もまだまだっスなァ…」
東峰旭「あの3枚ブロックの相手に真っ向勝負」
田中龍之介「悔しいけどかっこいいぜ」
澤村大地「次の相手、決まったな」
黄金川貫至「(たまるか!)」
岩泉一「締めが甘いぜ、1年坊主!!」
及川徹「俺もまだまだっスなァ…」
東峰旭「あの3枚ブロックの相手に真っ向勝負」
田中龍之介「悔しいけどかっこいいぜ」
澤村大地「次の相手、決まったな」
二口堅治「整列…げっ!!」
鎌先靖志「"げっ"て何だ!!二口コノヤロー!!」
茂庭要「頑張れ!今よりもっとだ!」
茂庭要「お前達なら歴代最強の鉄壁になれる!」
鎌先靖志「"げっ"て何だ!!二口コノヤロー!!」
鎌先靖志「まだまだ下手くそだな、黄金!」
黄金川貫至「すいません!!」
鎌先靖志「新キャプテンは全然余裕ねぇしな!茂庭のありがたみはわかったか!」
二口堅治「そんなの、前からわかってます」
鎌先靖志「まったく、伸びしろしかねぇな!」
笹谷武仁「それも超なげぇ、伸びしろな」
茂庭要「お前達なら歴代最強の鉄壁になれる!」
二口堅治「じゃあ、行きましょうか」
茂庭要「ん?」
二口堅治「茂庭さん達、こんな所来てるってことは時間あるんですよね?戻って練習相手してください」
鎌先靖志「しょうがねぇなああ!」
笹谷武仁「ここで脱ぐなよ」
黄金川貫至「俺!どんなボールでもあげられるようになります!それにブロックも!鉄壁の名に恥じないように、どんなパワーの奴でもでかい奴でも止められるようになります!」
青根高伸「止めることの難しい相手が、大きく力が強いとは限らない」
青根高伸「(日向翔陽……次は必ず、お前を止める)」
谷地仁花「なんだかみなさん…ピリピリしてます?」
清水潔子「前回、青葉城西には、全力出し切って、それでも負けたから」
山口忠「谷地さん」
谷地仁花「はい!」
山口忠「胃薬ってあるかな?」
谷地仁花「山口くん、大丈夫!?」
山口忠「ごめん…ちょっと緊張しちゃって…」
谷地仁花「私、緊張にかけては結構自信あるんだ!」
山口忠「え?自身?緊張に?」
山口忠「俺…インハイ予選の青城戦、チームがピンチの時、初めてピンチサーバーで試合出たんだ…」
山口忠「追いつけない点差じゃなかった…俺が決めてたら勝ってたかもしれない…なのに俺はミスって…だからまたそうなったらと思うと…」
谷地仁花「緊張はね、口出した方が良いんだよ!我慢するより、"緊張するどうしよー"って素直に言っちゃった方が心がほぐれるんだよ」
谷地仁花「私、よく緊張による命の危険を感じるから、いろいろ調べたんだ」
山口忠「命の危険?」
谷地仁花「体育祭とかテストとか」
山口忠「俺…インハイ予選の青城戦、チームがピンチの時、初めてピンチサーバーで試合出たんだ…」
山口忠「追いつけない点差じゃなかった…俺が決めてたら勝ってたかもしれない…なのに俺はミスって…だからまたそうなったらと思うと…」
山口忠「谷地さんの心臓が!心臓が!」
西谷夕「落ち着け山口」
影山飛雄「…あぁ…及川さんは強ぇからな…」
日向翔陽「お前ほんと、大王様苦手だな。ま、俺もだけど…戦うの楽しみにしてたじゃねぇか」
影山飛雄「ビビるもんはビビるんだよ」
影山飛雄「……6人で強い方が強い…昔、岩泉さんが及川さんに言ったのを聞いた」
岩泉一「6人で強い方が強いんだろうが!ボケが!」
影山飛雄「あの時は…何を当然のことを言ってんだって思った」
日向翔陽「ふーん、そうなの?そうだとしても」