🏐HAIKYU!!
🖊原作者(Original Story) : 古舘春一 Furudate Haruichi
TVアニメ『ハイキュー!!』 第2期14話ネタバレ放送日(Airdate) : 2016年1月9日
第2期14話『育ち盛り』 Growing Fast
🔷月島明光 Akiteru Tsukishima CV.櫻井孝宏
🔷黒尾鉄朗 Kuroo Tetsuro(MB) CV.中村悠一
🔷孤爪研磨 Kozume Kenma (S) CV.梶裕貴

月島明光「あ、そうだ!母さん、蛍のメガネさ」

月島蛍「ただいま」
月島明光「おかえり。試合どうだった?」
月島蛍「まぁ、勝ったけど」
月島明光「はい?」
月島蛍「1年で201cmがいたよ」
月島明光「200!?…勝ったのかよ!?」
月島蛍「まだバレー始めたばかりみたいだったし」
月島明光「まじかよ…」
影山飛雄「クッソ!」
谷地仁花「もしかして、変装のつもりだった?」


影山飛雄「代表決定戦で当たるかもしれない相手で、どうしても見ておきたいチームがあって…」

谷地仁花「なるほど!ビデオとか撮るんですな」
影山飛雄「いや、そういうのは基本、公式戦だけっつうのが暗黙のルールだ」
影山飛雄「だから、見たところでどうなるわけじゃないけど、夏休み終わって代表決定戦まで2ヵ月きったし、どうしても見ておかないといけない気がして…」

谷地仁花「あの…どの学校でも放課後に一番目立たない為には、普通の運動部っぽい恰好が良いのでは…」

影山飛雄「俺はここの生徒…俺はここの生徒…ナチュラルにいけ…ナチュラルに」


「!!!!!!」

日向翔陽「なぁ、月島だったらウシワカ止められるか?」

月島蛍「無理でしょ。全国トップ3のエースなんて…まぐれならまだしも」

日向翔陽「でも、誰かウシワカ止めなきゃ白鳥沢倒せない!俺たちミドルブロッカーじゃん!」
日向翔陽「どうだったよ?」


及川徹「及川でーす。よろしくお願いしまーす」

影山飛雄「俺は……俺は一生及川さんに勝てないかもしれない」
日向翔陽「何言ってんだ!ふざけんな!何見たんだ?」
影山飛雄「青城は…多分OBのいる大学と練習試合やってた。俺が行ったときには一区切りついてて、休憩中にメンバーを変えた違う試合が始まった」

及川徹「及川でーす。よろしくお願いしまーす」
影山飛雄「誰からも、どんなヤツからも100%を引き出すなんて、たとえ時間をかけたってできるとは限らない」

影山飛雄「でも、及川さんはたとえあの人を嫌っているヤツとか、すげぇクセのあるの選手とかさえ、きっと自在に使いこなす」

日向翔陽「そのすげぇ大王様に改めてビビっちゃったのかよ、影山君は」


及川徹「へくしゅー!!」

影山飛雄「でも、及川さんはたとえあの人を嫌っているヤツとか、すげぇクセのあるの選手とかさえ、きっと自在に使いこなす」

牛島若利「及川はどこであろうとそのチームの最大値を引き出すセッターだ」

影山飛雄「ああ、すげぇビビった」
影山飛雄「その及川さんの3年間、全部詰め込んでんのが今の青城で、春高はそれと戦える唯一のチャンスだ。チームとして、絶対に勝つ!」


日向翔陽「うおおおおお!打倒、大王様ー!」
影山飛雄「俺のセリフだ!バカヤロー!!」


岩泉一「風邪なんかひいたら、ぶっ飛ばすからな!」

及川徹「それは散々すぎる!」

月島蛍「(やっぱ…社会人、パワーが違う…!)」

赤井沢剛「なんだなんだ?ひょろっちいな!ちゃんと飯食ってんのか!?」

月島蛍「(もう帰っていいかな…)」

月島明光「まぁまぁ、赤井沢さん、見ててくださいよ。今にドシャッと決めてみせますから、うちの弟」

赤井沢剛「こんな細っこい高校生に負ける俺じゃねぇよ!」

月島明光「煽るのが大好きな人なんだ…許して」

日向翔陽「なぁ、月島だったら、ウシワカ止められるか?」
月島明光「お前、負けて当然と思ってるだろ?」
木兎光太郎「それは下手くそだからじゃない?」
矢巾秀「おい!久々に来たんなら、まともに挨拶くらいしろよ!」
矢巾秀「2年の京谷賢太郎。狂犬は及川さんが勝手にあだ名つけた。中学の時、結構有名だっただろ?」

金田一勇太郎「あぁ、いました。たしかに南三中、あの代だけ強かったんですよね」

矢巾秀「アイツ協調性とか皆無だけど、実力は俺達の学年ではずば抜けててさ、入部早々、練習試合に出るチャンスがあったんだけど、いきなり当時の3年と衝突してさ、言うことはともかく言い方がな…」
京谷賢太郎「ネットからトス離しすぎて打ちづれっすよ!」


京谷賢太郎「なんだよ…まだ3年いんのかよ。インターハイ予選で負けて、もう引退したかと思った」




及川徹「"あ~及川さんがいる代に同じチームでプレーできてよかった"」


都立音駒高等学校
武田一鉄「えー、10月の代表決定戦までの間、関東へ練習試合に来られるのは、今回も含め都合2回ほどです。貴重なチャンス、有意義に使いましょう!」

木兎光太郎「ヘイツッキー!さっそくブロック飛んでくれー!ヘイヘイヘーイ!」


京谷賢太郎「今のフォローできちゃうよ!へたくそ!」
矢巾秀「その後も当時の3年とは険悪だし、そのうちこなくなったんだよ」

京谷賢太郎「なんだよ…まだ3年いんのかよ。インターハイ予選で負けて、もう引退したかと思った」



及川徹「ふふっ、相変わらず狂犬ちゃんは面白い!」
京谷賢太郎「変な呼び方しないで欲しいんスけど」

及川徹「"あ~及川さんがいる代に同じチームでプレーできてよかった"」

及川徹「って思えるようにしてあげるね」

国見英「(本能で及川さんを警戒している…?)」

武田一鉄「えー、10月の代表決定戦までの間、関東へ練習試合に来られるのは、今回も含め都合2回ほどです。貴重なチャンス、有意義に使いましょう!」

木兎光太郎「ヘイツッキー!さっそくブロック飛んでくれー!ヘイヘイヘーイ!」

烏養繋心「あーブロックで一番重要なことってなんだと思う?」
月島蛍「高さですか?」

烏養繋心「タイミングだ。極端なの話、最低限、手のひらがネットから出ていれば、小学生だって田中のスパイクを止められる」
田中龍之介「ええっ!!」
烏養繋心「タイミングさえ、ドンピシャであればな」

烏養繋心「もちろん、手の出し方だとかコースを読むとかも重要なだけどな。ただ俺は口では言えるけど、お手本になるほど上手くねぇ。個人のセンスとか、ブロックの司令塔として、身近ですぐれているのは」
黒尾鉄朗「リエーフ!バンザイブロックすんなつうの!」
孤爪研磨「汗冷える前に、うえ着ないから」
日向翔陽「試合、待ち遠しいな!」
孤爪研磨「そうだね」

孤爪研磨「最近思うよ」
日向翔陽「何を?」
孤爪研磨「翔陽は面白いから、翔陽と練習じゃない試合、やってみたいかもって」

孤爪研磨「負けたら即ゲームオーバーの試合」

日向翔陽「やろう!もう一回がない試合!」

黒尾鉄朗「ゴミ捨て場の決戦、俺達にはラストチャンスだ。東京大体育館で会うぞ!」
澤村大地「おう!」

木兎光太郎「ヘイヘーイ、ツッキー!お前ぜってぇウシワカに勝ってこいよ!」
月島蛍「何でですか?」

木兎光太郎「だって俺は今ツッキーに圧勝中だから、ツッキーがウシワカに圧勝したら、俺はウシカワに圧々勝じゃん!!」
月島・赤葦「すいません、ちょっと意味が…」
木兎光太郎「そしたら俺、最強!ヘイヘイヘーイ!」

月島蛍「簡単に言う…」


月島蛍「(赤井沢さんが得意なコースは圧倒的にクロス。相手が打ち下ろしてくる瞬間に)」

月島蛍「(ブロックの完成を持ってくる!)」




日向翔陽「来たぁあ!!仙台市体育館再び!絶対リベンジ!」
日向翔陽「うおおおおおおおおお!!」
影山飛雄「フライングするんじゃねぇ!ボゲェ!!」
三咲華「やめなさい!」

三咲華「すみませんでした」

山口忠「あっ、固まった…」
月島蛍「空中で固まってる、すげぇ」

照島遊児「じゃ、一回戦よろしく!」

影山飛雄「今のが、インターハイ予選ベスト4か」
日向翔陽「当たり前だけど、全員来てんだな、ここに!」

影山・日向「全部倒すー!!」

菅原孝支「テンション高いなー」
澤村大地「おかげで冷静になるわー」

日向翔陽「(俺は知っている。トイレは危険人物と遭遇する場所であることを!)」

日向翔陽「(慎重に…慎重に…)」

及川徹「なにしてんの?」


日向翔陽「(大王様!!と青城のエースの人!)」

岩泉一「2m倒してきたんだってな、流石だ」
日向翔陽「はい!いえ!」
岩泉一「どっちだ?」

及川徹「試合になると、このチビちゃん、ほんと厄介だから」

及川徹「今のうちにどっか埋めちゃう?」

日向翔陽「し、失礼します!」
牛島若利「日向翔陽…」
及川徹「何このタイミング」
岩泉一「知るか」

牛島若利「お前達には高校最後の大会か、健闘を祈る」

及川徹「ホンッット腹立つッ!!」
岩泉一「全国行くんだから、最後じゃねぇんだよ!!」

牛島若利「ん?全国へ行ける代表枠は一つだが?」

岩泉一「(イヤミで言ってんじゃねぇのが)」
及川徹「(余計腹立つ)」

「何だ何だ?」
「うわっ!白鳥沢と青城!一触即発?」
澤村大地「Aコート白鳥沢か」