嘴平伊之助「やはりな!俺の読み通りだったわけだ!」
竈門炭治郎「(水面斬り)」
竈門炭治郎「(まずい、これは切りがない、どう防いだらいいんだ!)」
魘夢「(ふふふふっ、鬼狩りめ、俺の体の中でちょこまかと…斬っても斬っても俺は再生する。そしてお前らが力尽きた後で、二百人の乗客をゆっくり食べてあげるからねぇ)」
我妻善逸「(雷の呼吸)」
我妻善逸「(壱ノ型 霹靂一閃)」
我妻善逸「(六連)」
我妻善逸「禰豆子ちゃんは俺が守る」
煉󠄁獄杏寿郎「うたた寝している間にこんな事態になっていようとは」
煉󠄁獄杏寿郎「よもやよもやだ」
煉󠄁獄杏寿郎「柱として不甲斐なし」
煉󠄁獄杏寿郎「穴があったら入りたい!!」
魘夢「(…何が!)」
竈門炭治郎「(何だ今の!?鬼の攻撃か?)」
煉󠄁獄杏寿郎「竈門少年!!」
竈門炭治郎「煉獄さん!!」
煉󠄁獄杏寿郎「ここに来るまでにかなり細かく斬撃を入れて来たので、鬼側も再生に時間がかかると思うが、余裕は無い、手短に話す」
煉󠄁獄杏寿郎「この汽車は八両編成だ。俺は後方五両を守る。残りの三両は黄色い少年と竈門妹が守る。君と猪頭少年はその三両の状態に注意しつつ、鬼の頚を探せ」
竈門炭治郎「頚!?でもこの鬼は」
煉󠄁獄杏寿郎「どのような形になろうとも鬼である限り頚はある!!」
煉󠄁獄杏寿郎「俺も急所を探りながら戦う!君も気合いを入れろ!」
竈門炭治郎「(すごい!見えない!さっきのは煉獄さんが移動した揺れだったのか)」
竈門炭治郎「(状況の把握と判断が早い!五両を一人で…)」
竈門炭治郎「(感心してる場合じゃないぞ馬鹿!やるべきことをやれ!鬼の匂いがどんどん強力になってる!急げ!!)」
煉󠄁獄杏寿郎「俺も急所を探りながら戦う!君も気合いを入れろ!」
竈門炭治郎「(すごい!見えない!さっきのは煉獄さんが移動した揺れだったのか)」
竈門炭治郎「(状況の把握と判断が早い!五両を一人で…)」
竈門炭治郎「(感心してる場合じゃないぞ馬鹿!やるべきことをやれ!鬼の匂いがどんどん強力になってる!急げ!!)」
竈門炭治郎「伊之助!伊之助!どこだ!!」
嘴平伊之助「うるせぇ!ぶち殺すぞ!!」
竈門炭治郎「上か!」
嘴平伊之助「ギョロギョロ目ん玉に指図された!!でもなんか…」
嘴平伊之助「なんか…」
嘴平伊之助「なんかすごかった!!」
嘴平伊之助「腹立つ!!」
竈門炭治郎「伊之助!前方の三両を注意しながら」
嘴平伊之助「わかってるわアアア!そして俺は見つけてるからな!すでにな!全力の漆ノ型でこの主の急所!!」
竈門炭治郎「(強い風のせいで匂いが流れてわかりづらかったが伊之助が言うならきっと間違いない)」
竈門炭治郎「伊之助!大丈夫か?」
嘴平伊之助「お前に助けられたわけじゃねぇぞ!!」
嘴平伊之助「命令すんじゃねぇ!!親分は俺だ!!」
竈門炭治郎「(裂け目が塞がれ、再生が速い!しかも渾身の一撃で骨を露出させるのが精一杯だ!骨を断たないと!)」
嘴平伊之助「なるほどな!いい考えだ!褒めてやる!」
竈門炭治郎「ありがとう!」
竈門炭治郎「(覚醒しろ!早く頚を斬って斬って覚醒だ!早く目を覚ませ!!)」
嘴平伊之助「夢じゃねぇ、現実だ!!」
嘴平伊之助「罠にかかるんじゃねぇよ!!つまらねぇ死に方すんな!!」
嘴平伊之助「はははははは!俺は山の主の皮を被ってるからな!恐ろしくて目ェ合わせらんねぇだろ!」
嘴平伊之助「雑魚目玉共!!」
嘴平伊之助「夢じゃねぇ、現実だ!!」
嘴平伊之助「罠にかかるんじゃねぇよ!!つまらねぇ死に方すんな!!」
嘴平伊之助「はははははは!俺は山の主の皮を被ってるからな!恐ろしくて目ェ合わせらんねぇだろ!」
嘴平伊之助「雑魚目玉共!!」
竈門炭治郎「伊之助!!」
嘴平伊之助「切細裂き!!」
次回予告
竈門炭治郎「(俺はここで何をしているんだ!?まだ夢から覚めていないのか?)」
竈門炭治郎「(夢か…よかった…かわいい…顎がもうお尻みたいだった…)」