.png){kind=small}
松野千冬「幅利かせやがって、元黒龍組が」
パーちん「大体”マイキー”はどうしたよ？」
柴八戒「テメェごときに会うわけねぇだろ！マイキーマイキーってよぉ、テメェら古参はなんかあるとすぐに”マイキー”だな！！金魚のフンが！！」
パーちん「表ぇ出ろ柴ぁ！！」
半間修二「だりぃなぁ、ここはガキの遊び場か？」
半間修二「今日の定例会で話したかったのは上納金のことじゃねぇ」
半間修二「”ココ”の表のIT」
半間修二「”柴”のフロント企業」
半間修二「他にも数件、うちの運営する会社に3日前にガサが入った」
半間修二「つまり、この中にユダがいる！」
ペーやん「ユダ？」
半間修二「裏切り者」
パーちん「いるワケねぇだろうが！！腐っても仲間だぞ！？」
九井一「バカか？誰もウタってねぇならなんで同じ日にガサが入るんだよ！？」
パーちん「いるワケねぇだろうが！！腐っても仲間だぞ！？」
九井一「バカか？誰もウタってねぇならなんで同じ日にガサが入るんだよ！？」
パーちん「だからよ、誰がバカだつってんだ！！」
ぺーやん「アホからバカにしれっと言い換えてんじゃねぇぞコラぁ！！」
ぺーやん「アホからバカにしれっと言い換えてんじゃねぇぞコラぁ！！」
河田ナホ「アホっつったのオレ」
ぺーやん「黙ってろ！！」
稀咲鉄太 「楽しそうだな」
「お疲れ様です！！」
花垣武道「(稀咲！！)」
花垣武道「(稀咲！！)」
稀咲鉄太 「そんな畏まるなよ、みんな！」
半間修二「幹部会に顔出すなんて珍しいですね、稀咲さん」
花垣武道「(え？これが稀咲？なんか別人みたいに見えるんですけど)」
花垣武道「(え？これが稀咲？なんか別人みたいに見えるんですけど)」
稀咲鉄太 「タケミチ、千冬、ちょっと時間をくれないか？」
花垣武道「はい」
花垣武道「はい」
稀咲鉄太 「いいとこだろ？最近作ったんだ。まぁ座れよ。オマエも座れよ、千冬」
松野千冬「自分はそういう身分じゃないんで」
稀咲鉄太 「ハハ、相変わらず固ぇな」
稀咲鉄太 「ハハ、相変わらず固ぇな」
花垣武道「(稀咲鉄太。現・東京卍會最重要人物の一人にして総長代理。警察が総力を挙げてもその尻尾さえ掴めない男。こいつが本当にあの稀咲なのか？)」
稀咲鉄太 「オレらも随分長い付き合いになったよな。今でもあの時の仲間たちでこうやってつるんでられるなんて思ってもみなかった」
稀咲鉄太 「意外な事言ってるか？」
稀咲鉄太 「オレらも随分長い付き合いになったよな。今でもあの時の仲間たちでこうやってつるんでられるなんて思ってもみなかった」
稀咲鉄太 「意外な事言ってるか？」
花垣武道「あ…いや…」
稀咲鉄太 「タケミチ…千冬…」
稀咲鉄太 「オレの事どう思ってる？」
稀咲鉄太 「オレの事どう思ってる？」
稀咲鉄太「恨んでるだろ？」
稀咲鉄太「12年前の今ぐらいの季節だったな」
稀咲鉄太「場地が死んだのは」
稀咲鉄太「あれは全部、オレのせいだ」
稀咲鉄太「”血のハロウィン”はオレが仕組んだんだ」
花垣武道「(もちろん知ってる…知ってるけど、なんでワザワザ今自分から？)」
稀咲鉄太「半間を使い、羽宮一虎を丸め込み、芭流覇羅という組織を作った。そしてそれを東卍にぶつけた」
稀咲鉄太「半間を使い、羽宮一虎を丸め込み、芭流覇羅という組織を作った。そしてそれを東卍にぶつけた」
松野千冬「なんの為にそんな事を？」
稀咲鉄太「力が欲しかったんだ、称賛される功績が欲しかった」
稀咲鉄太「オレがこの抗争を収めればみんながオレにひれ伏す…必死だった…」
稀咲鉄太「場地が死ぬとは思わなかった…本当だ、千冬」
稀咲鉄太「すまなかった」
稀咲鉄太「ずっとこうして謝りたかった」
稀咲鉄太「12年経ってわかったんだ…大切なのは仲間だ」
花垣武道「あの時の事、後悔してるんですか？」
稀咲鉄太「忘れる日はなかったよ…この先もオレを恨め」
稀咲鉄太「でも、今日だけは一杯付き合えよ」
稀咲鉄太「でも、今日だけは一杯付き合えよ」
松野千冬「…はい」
稀咲鉄太「この乾杯を場地に」
花垣武道「(まさかの展開！もしかしてこれってめっちゃいい未来なんじゃねぇの？)」
稀咲鉄太「この乾杯を場地に」
花垣武道「(まさかの展開！もしかしてこれってめっちゃいい未来なんじゃねぇの？)」
稀咲鉄太「はぁ、久しぶりに楽しかったよ。最後に一ついいか？さっき”場地が死ぬとは思わなかった”って言ったけどよ」
稀咲鉄太「あれウソだ」
稀咲鉄太「あれウソだ」
稀咲鉄太「オレが一虎を使って場地を殺した」
稀咲鉄太「そして、今からその続きを始める」
花垣武道「(あれ？)」
花垣武道「なんだコレ！？」
花垣武道「どうなってんだ！？」
花垣武道「なんだコレ！？」
花垣武道「どうなってんだ！？」
松野千冬「タケミっち…」
花垣武道「千冬！！オマエどうしたんだよ！？そのケガ」
稀咲鉄太「随分と寝たなぁ、花垣」
稀咲鉄太「随分と寝たなぁ、花垣」
花垣武道「稀咲！(薬を盛られたのか！)」
稀咲鉄太「松野千冬、鬱陶しい奴だよオマエは！12年前の事を未だに忘れずオレに噛みつく」
稀咲鉄太「松野千冬、鬱陶しい奴だよオマエは！12年前の事を未だに忘れずオレに噛みつく」
稀咲鉄太「場地圭介のリベンジか？」
稀咲鉄太「いい加減口割れや！ユダはテメェらだろ！？」
稀咲鉄太「ったくよー、しょうもねぇ事警察にチクりやがって！！」
松野千冬「違う！！あれは警察の暴走だ！！」
松野千冬「オレの目的はテメェを東卍から追い出す事だけだ！！」
稀咲鉄太「いつまで場地の幻影追っかけてんだよ、みみっちぃヤローだ」
松野千冬「今の東卍は腐ってる、オレはそれを変えてぇだけだ」
松野千冬「テメェの言う通り、ユダはオレだ！タケミっちは関係ねぇ！」
花垣武道「(千冬、まさかオマエ…12年経った今でも一人で場地君の仇を！？)」
稀咲鉄太「おい！関係ねぇかどうか、それはオレの決める事だ」」
稀咲鉄太「おい！関係ねぇかどうか、それはオレの決める事だ」」
稀咲鉄太「なぁ、花垣、テメェさっきから何"関係ありません"って顔してやがんだ！？なぁ！」
花垣武道「ああああああああああ！！！」
松野千冬「タケミっちは関係ねぇって言ってんだろ！！そいつはなんも知らねーんだよ！！」
松野千冬「タケミっちは関係ねぇって言ってんだろ！！そいつはなんも知らねーんだよ！！」
稀咲鉄太「ウルセェなぁ、オレらぁ仲間だろぉー？」
松野千冬「異常者め」
稀咲鉄太「さて、言い残した事はあるか？」
松野千冬「タケミチ…」
花垣武道「あああああああああああ！！」
松野千冬「タケミチ！！！」
「！！！！」
松野千冬「聞け、タケミっち、最期の言葉だ」
松野千冬「この12年色々あった…」
松野千冬「マイキー君は姿を消して、ドラケン君も死刑…いつの間にか汚ねぇ事にも手を染めた」
松野千冬「異常者め」
稀咲鉄太「さて、言い残した事はあるか？」
松野千冬「タケミチ…」
花垣武道「あああああああああああ！！」
松野千冬「タケミチ！！！」
「！！！！」
松野千冬「聞け、タケミっち、最期の言葉だ」
松野千冬「この12年色々あった…」
松野千冬「マイキー君は姿を消して、ドラケン君も死刑…いつの間にか汚ねぇ事にも手を染めた」
松野千冬「オレらは間違いもいっぱい犯した…でも根っこは変わんねぇハズだ！！」
松野千冬「場地さんの想いを…」
松野千冬「東卍を…」
松野千冬「頼むぞ、相棒」
花垣武道「千冬ぅぅぅ！！」
花垣武道「(ウソだ、これは悪い夢だ！！こんな簡単に千冬が死ぬハズねぇ！！)」
稀咲鉄太「東卍の事を頼まれて気分はどうだ？安心しろ！オマエもすぐに逝かせてやる」
稀咲鉄太「なんだオマエは？」
稀咲鉄太「そんなモンなのか！？あ！？」
稀咲鉄太「東卍の事を頼まれて気分はどうだ？安心しろ！オマエもすぐに逝かせてやる」
稀咲鉄太「なんだオマエは？」
稀咲鉄太「そんなモンなのか！？あ！？」
稀咲鉄太「残念だ」
稀咲鉄太「じゃあな…」
稀咲鉄太「オレの”ヒーロー”」
第24話 ちびりべ マイキー&千冬
.png)
.png)
.png)