Demon Slayer
🖌原作(Original Story): 吾峠呼世晴(Koyoharu Gotōge)
TVアニメ『鬼滅の刃』 第5話ネタバレ
第五話 己の鋼
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放送日 | 2019年5月4日 |
OPテーマ | 紅蓮華 (歌:LiSA) |
EDテーマ | from the edge (歌:FictionJunction) |
CAST |
🔷竈門炭治郎 Kamado Tanjiro CV.花江夏樹 🔷竈門禰豆子 Kamado Nezuko CV.鬼頭明里 🔷我妻善逸 Agatsuma Zenitsu CV.下野紘 🔷鱗滝左近次 Urokodaki Sakonji CV.大塚芳忠 🔷錆󠄀兎 SABITO CV.梶裕貴 🔷真菰 MAKOMO CV.加隈亜衣 🔷手鬼 Hand Demon CV.子安武人 🔷栗花落カナヲ Tsuyuri Kanao CV.上田麗奈 🔷不死川玄弥 Shinazugawa Genya CV.岡本信彦 🔷鋼鐵塚蛍 Haganezuka Hotaru CV.浪川大輔 🔷産屋敷輝利哉 Ubuyashiki Kiriya CV.悠木碧 🔷産屋敷彼方 Ubuyashiki Kanata CV.井澤詩
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手鬼「鱗滝!!」
手鬼「くそっくそっくそォオ!!体が崩れて消えていく、止められない」
手鬼「最後に見るのが鬼狩りの顔だなんて…どうしてこんなことに」
手鬼「怖いよ…夜に独りぼっちだ…俺の手を握ってくれよ…いつものように…どうして俺は兄ちゃんを咬み殺したんだ」
手鬼「あれ?兄ちゃんって誰だっけ?」
竈門炭治郎「悲しい匂い」
竈門炭治郎「(神様…どうか…)」
竈門炭治郎「(この人が今度生まれてくる時は鬼になんてなりませんように)」
「兄ちゃん!兄ちゃん!」
「手握ってくれよ」
「しょうがねぇな、いつまでも怖がりで」
竈門炭治郎「(錆兎、真菰、そして殺された他の子供達。勝ったよ、もう安心していいよ)」
竈門炭治郎「(きっと約束通り帰るんだろう…魂だけになろうと…狭霧山へ)」
竈門炭治郎「(大好きな鱗滝さんの所へ)」
竈門炭治郎「(死んでいたら俺の魂も帰った)」
竈門炭治郎「聞きたいことがある!鬼になった人を元に戻すにはどうしたらいいんだ?」
竈門炭治郎「教えてくれ…禰豆子を人間に戻す方法は…」
竈門炭治郎「藤の花?」
竈門炭治郎「切れ抜けた」
竈門炭治郎「(たった四人!?二十人くらいいたのに…)」
竈門炭治郎「(あの人もいない…あの時俺が気絶なんてしたからいなくなって助けられなかった)」
我妻善逸「死ぬわ…死ぬ死ぬ…ここで生き残っても結局死ぬわ…俺…」
彼方・輝利哉「お帰りなさいませ」
産屋敷彼方「おめでとうございます」
産屋敷輝利哉「ご無事で何よりです」
不死川玄弥「で!俺はこれからどうすりゃいい?刀は?」
産屋敷彼方「まずは隊服を支給させていただきます。体の寸法を測りその後は階級を刻ませていただきます」
産屋敷輝利哉「階級は十段階ございます」
産屋敷彼方「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸、今現在皆様は一番下の癸でございます」
不死川玄弥「刀は?」
産屋敷彼方「本日中に玉鋼を選んでいただきますが、刀が出来るまで十日から15日かかります」
不死川玄弥「んだよ!」
産屋敷彼方「その前に」
産屋敷輝利哉「今からは鎹鴉をつけさせていただきます」
竈門炭治郎「鎹鴉?」
産屋敷彼方「鎹鴉は主に連絡用の鴉でございます」
我妻善逸「鴉?これ雀じゃね?」
不死川玄弥「ふざけんじゃねぇ!!」
不死川玄弥「どうでもいいんだよ、鴉なんて!」
不死川玄弥「刀だよ刀!今すぐ刀をよこせ!鬼殺隊の刀!色変わりの刀!」
竈門炭治郎「この子から手を放せ!放さないなら折る!」
不死川玄弥「ああ?なんだテメェは!!」
産屋敷輝利哉「お話は済みましたか?」
産屋敷輝利哉「では、あちらから刀を造る鋼を選んでくださいませ」
産屋敷輝利哉「鬼を滅殺し、己の身を守る刀の鋼は御自身で選ぶのです」
我妻善逸「多分すぐ死にますよ…俺は…」
竈門炭治郎「(選べと言われても…どう選べばいいんだろう…玉鋼なんて初めて見るし…見た目には全然判断つかないや)」
産屋敷耀哉「そうか、五人も生き残ったのかい。優秀だね。また私の子供達が増えた。どんな剣士になるのかな」
竈門炭治郎「あーっ!禰豆子ォ!お前っ、起きたのかぁ!!」
竈門炭治郎「禰豆子!!」
竈門炭治郎「お前…何で急に寝るんだよォ…」
竈門炭治郎「ずっと起きないでさぁ…死ぬかと思っただろうがぁ」
鱗滝左近次「よく生きて戻った」
鱗滝左近次「そうか、異形の鬼をやったか」
竈門炭治郎「はい」
鱗滝左近次「ついにな…本当によく帰ってきた」
竈門炭治郎「はい」
鱗滝左近次「鬼にはいくつか種類がある。血鬼術という特殊な術を使う鬼は異能の鬼だ」
鱗滝左近次「今後はそのような鬼とも戦うことになるだろう。その者達との戦いはこれまで以上に困難を極める。しかし炭治郎。お前ならきっと大丈夫だ」
竈門炭治郎「はい!」
竈門炭治郎「あの…禰豆子は他の鬼とは違うと思うんですけどもしかしてその…なんとか術なんですか?」
鱗滝左近次「いや、そうではないな。あれは血鬼術の類ではないだろう」
鱗滝左近次「これは憶測だが…禰豆子は人の血肉を喰らう代わりに眠ることで体力を回復しているのかもしれない」
竈門炭治郎「(俺が…禰豆子を守るから)」
十五日後
鋼鐵塚蛍「俺は鋼鐵塚という者だ。竈門炭治郎の刀を打ち持参した」
竈門炭治郎「あの、竈門炭治郎は俺です。中へどうぞ」
鋼鐵塚蛍「これが日輪刀だ。俺が打った刀だ」
竈門炭治郎「あの…お茶淹れますから中へ」
鋼鐵塚蛍「日輪刀の原料である砂鉄と鉱石は太陽に一番近い山でとれる。猩々緋砂鉄、猩々緋鉱石、それで陽の光を吸収する鉄ができる」
竈門炭治郎「そうですか」
鋼鐵塚蛍「陽光山は一年中陽が射している山だ。曇らないし雨も降らない」
鱗滝左近次「(相変わらず人の話を聞かん男だな)」
鋼鐵塚蛍「あぁ!お前赫灼の子じゃないか!こりゃあ縁起がいいなあ」
竈門炭治郎「いや、俺は炭十郎と葵枝の息子です」
鋼鐵塚蛍「そういう意味じゃねえ。頭の毛と目ん玉が赤みがかっているだろう」
鋼鐵塚蛍「火仕事をする家はそういう子が生まれると縁起がいいって喜ぶんだぜぇ」
竈門炭治郎「そうなんですか、知りませんでした」
鋼鐵塚蛍「こりゃあ刀も赤くなるかもしれんぞ」
鋼鐵塚蛍「さぁさぁ、刀を抜いてみなぁ。日輪刀は別名色変わりの刀と言ってなぁ、持ち主によって色が変わるのさぁ」
鋼鐵塚蛍「黒!!」
鱗滝左近次「黒いな…」
竈門炭治郎「えっ、黒いとなんかよくないんですか?不吉ですか?」
鋼鐵塚蛍「いや、そういうわけではないが、あまり見ないな、漆黒は」
鋼鐵塚蛍「俺は鮮やかな赤い刀身が見れると思ったのに!!クソーッ!!」
竈門炭治郎「いたたたっ!危ない!」
竈門炭治郎「落ちついてください!何歳ですか?」
鋼鐵塚蛍「三十七だ」
鎹鴉「心シテカカレェェ」
鎹鴉「鬼狩リトシテノォ、最初ノ仕事デアル」
竈門炭治郎「最初の仕事…」
次回予告
竈門炭治郎「鎹鴉、皆さんにご挨拶だ」
鎹鴉「お前に指図されるいわれはない!」
竈門炭治郎「いてて!」
竈門炭治郎「ここで大正こそこそ噂話…」
鎹鴉「それより次の任務だ!早くしろ!」
竈門炭治郎「わかった!わかったよ!」
竈門炭治郎「次回、第6話 鬼を連れた剣士」
鎹鴉「お前ら!来週も見ないとつつきまーすぞ」