Detective Conan
🔷小川 浩 CV.花輪英司
🔷小川花子 CV.藤井ゆきよ
🔷伊東弥生 CV.日笠陽子
円谷光彦「間違いありません。この洋館ですよ」
小嶋元太「この洋館がもうすぐ美味しいケーキを作る工場になると思うと…」
吉田歩美「何だか楽しいかも」
吉田歩美「ねえ、あれって…」
小嶋元太「本物か?」
小嶋元太「本物か?」
円谷光彦「まさか…」
コナン「何ィ!?死体が生き返ただぁ!?」
コナン「どうやらそのゾンビは怪我してるみてぇだな」
吉田歩美「この血の跡を辿れば」
吉田歩美「この血の跡を辿れば」
元太・歩美・光彦「洋菓子のパラダイス!」
コナン「(あの女の人確か…)」
円谷光彦「杯戸町の外れにここのケーキ屋さんの新しい工場が建つ予定の廃墟があるそうです」
吉田歩美「来週の木曜日学校休みだから、その時行こう!」
コナン「(あの女の人確か…)」
円谷光彦「杯戸町の外れにここのケーキ屋さんの新しい工場が建つ予定の廃墟があるそうです」
吉田歩美「来週の木曜日学校休みだから、その時行こう!」
コナン「(一週間前と同じ女の人が同じ席で同じケーキを食べている…)」
コナン「あの汚れ…」
伊東弥生 「しゃ…社長が!」
伊東弥生「わかりました」
コナン「おい!」
円谷光彦「じゃ手分けしして聞き込みですね」
コナン「こら!」
小嶋元太「コナンは現場の監視な」
コナン「ちょっと!」
コナン「ちょっと!」
円谷光彦「じゃ!少年探偵団出動です!」
目暮警部「常軌を逸した犯行だな…ホトケさんは大量のしるこでも作っていたのか?」
高木刑事「さっきまでその辺にいたんですが…」
小川浩「えっ!?」
伊東弥生「私達愛し合っていたんです。でも!いつまで待っても社長は現れなかった」
伊東弥生「それで私、悲しみのあまりその場で暴れちゃったんです」
伊東弥生「そしたらコンクリートが崩れてきてその下敷きに…」
伊東弥生「それからしばらく少年探偵団の皆さんの恐ろしげな声で目を覚ますまでずっと気絶していたようで」
小川浩「私はマンションに帰って妻とランチを…」
小川浩「昨日のすき焼きの残りで牛丼を…」
円谷光彦「コナン君、いろんな事実が判明しました。社長は“洋菓子のパラダイス”で新しく和菓子を作って売ろうとしていたんですが」
円谷光彦「副社長の猛反対により対立していたようです」
コナン「で、あの人が副社長の奥さんだな?」
小川浩「昨日のすき焼きの残りで牛丼を…」
円谷光彦「コナン君、いろんな事実が判明しました。社長は“洋菓子のパラダイス”で新しく和菓子を作って売ろうとしていたんですが」
円谷光彦「副社長の猛反対により対立していたようです」
コナン「で、あの人が副社長の奥さんだな?」
小川花子「浩さんと自宅のマンションで昼食の牛丼を食べていました」
コナン「(副社長夫婦は互いに互いを犯人だと思って守り合っているんだ)」
吉田歩美「あの副社長の奥さん、失礼しちゃうの!さっき下で赤い車から降りた時、私にぶつかって」
コナン「(副社長夫婦は互いに互いを犯人だと思って守り合っているんだ)」
吉田歩美「あの副社長の奥さん、失礼しちゃうの!さっき下で赤い車から降りた時、私にぶつかって」
伊東弥生「ええ、社長秘書という肩書ではありますが、社全体を管理しなければならない立場ですので」
小嶋元太「全然ゾンビじゃねぇな」
コナン「そういや、さっきあの人言ってたぜ。おめぇらのビビった声のおかげで目が覚めたから感謝してるって」
歩美・元太・光彦「え!?」
吉田歩美「それは」
小嶋元太「なんというか」
円谷光彦「逆というか…」
コナン「ベーッ!」
小川浩「何だ!あのガキ?!」
小川浩「何だお前!」
コナン「奥さんは犯人じゃないよ」
小川花子「あ、浩さん何だったの?」
伊東弥生「きっとあの少年探偵団のボウヤ達ですわ。私、ちょっと先方に連絡することがありますので、お2人で先に食べていてください。すぐ戻りますから」
毛利小五郎「あーっ!お前ら!」
歩美・元太・光彦「ご苦労様です!」
毛利小五郎「メガネボウズはどうした?」
歩美・元太・光彦「あっちに行きました!」
伊東弥生「少年探偵団の皆さんありがとう。あの時私は皆さんがおそろおそろ廃墟に入ってきた気配に気がついて…」
円谷光彦「あの時、僕達は笑っていたんです」
吉田歩美「そしたら女の人が生き返って」
コナン「少年探偵団は伊東弥生さんのアリバイ作りに利用された。そうだよね?」
毛利小五郎「こら!やっと見つけたぞ!ったく事件現場を…」
小五郎(コナン)「この事件はケーキを愛する女の哀しいバラードです」
伊東弥生「何言ってんの、このオヤジ!」
伊東弥生「ごめんなさい。社長が新しい工場の予定地に書類を忘れてしまって」
小川花子「いいわよ」
小五郎(コナン)「こうして赤い外車で廃墟に向かった副社長夫人は」
小五郎(コナン)「糸の仕掛けに引っかかり瓦礫の下敷きになった」
小五郎(コナン)「そこにやって来た少年探偵団の笑い声で目を覚ますと」
小五郎(コナン)「彼らに気づかず、恐怖のあまり慌ててその場を去った」
小五郎(コナン)「その時間に坂を下っていく赤い外車をコナンが見ています。そのまま事件発生まで会社に戻らなかった事を考えると、副社長夫人は一度帰宅してシャワーを浴びていたんでしょう」
小五郎(コナン)「そしてその頃ケーキを愛する女は」
小五郎(コナン)「何食わぬ顔で社長室に向かい」
小五郎(コナン)「隙を突いて社長を殺害」
小五郎(コナン)「予め盗んでおいた副社長夫人のハンカチを残し、その場を去った」
小五郎(コナン)「副社長夫婦はお互いにお互いを疑い、ウソの証言により、結果的にケーキを愛する女のアリバイが成立した」
小五郎(コナン)「そしてケーキを愛する女は待った。副社長夫人と似た服を着て足首を血で滲ませて、ケーキを食べながら待った。少年探偵団が追跡して来るのを」
伊東弥生「私が社長を殺した証拠がどこにあるの?」
小五郎(コナン)「確かに証拠は何もありません。しかし副社長夫婦の証言があるとすれば?」
小五郎(コナン)「あのガラスの向こうに何が見える?」
伊東弥生「ど…どうして…」
コナン「僕が教えてあげたんだ」
コナン「犯人は秘書…」
コナン「あの抹茶ケーキは食べずに毒でやられたフリをしてもらったんだ。あのケーキから毒が検出されたってさっき刑事さんが言ってたよ」
伊東弥生「社長が許せなかった…私の愛する“洋菓子のパラダイス”があろうことか和菓子を作るなんて」
伊東弥生「最初は反対していたけど、社長の提案を受け入れてしまった副社長夫婦も同罪よ!」
高木刑事「伊東弥生さん」
伊東弥生「あ!!」
伊東弥生「シュークリームにマリトッツォ」
伊東弥生「ショートケーキ」
伊東弥生「チーズケーキ、アップルパイ、チョコレートケーキ…あ!モンブランまで」
伊東弥生「作りたかったんですよね。本当の“洋菓子のパラダイス”を」
吉田歩美「ケーキ工場じゃなくて和菓子工場が建つのね」
円谷光彦「どら焼き」
伊東弥生「あ!!」
伊東弥生「シュークリームにマリトッツォ」
伊東弥生「ショートケーキ」
伊東弥生「チーズケーキ、アップルパイ、チョコレートケーキ…あ!モンブランまで」
伊東弥生「作りたかったんですよね。本当の“洋菓子のパラダイス”を」
吉田歩美「ケーキ工場じゃなくて和菓子工場が建つのね」
円谷光彦「どら焼き」
吉田歩美「きんつば」
円谷光彦「水ヨウカン」
吉田歩美「蒸しヨウカン」