我妻善逸「助けてくれ、結婚してくれ」
竈門炭治郎「何してるんだ!道の真ん中で!その子は嫌がっているだろう!そして雀を困らせるな!」
我妻善逸「あっ、隊服!?お前は最終選別の時の…」
竈門炭治郎「お前みたいな奴は知人に存在しない!知らん!」
我妻善逸「えーっ!会っただろうが!会っただろうが!お前の問題だよ!記憶力のさ!」
竈門炭治郎「さぁ、もう家に帰ってください」
我妻善逸「おーい!!お前邪魔すんじゃねぇよ!!その子は俺と結婚するんだ!俺のこと好きなんだから!」
「いつ私があなたを好きだと言いましたか!」
「具合が悪そうに道ばたで蹲っていたから声をかけただけでしょう!!」
我妻善逸「俺のこと好きだから心配して声かけてくれたんじゃないの!?」
「私には結婚を約束した人がいますので絶対ありえません!それだけ元気なら大丈夫ですね!さようなら!」
竈門炭治郎「お前みたいな奴は知人に存在しない!知らん!」
我妻善逸「えーっ!会っただろうが!会っただろうが!お前の問題だよ!記憶力のさ!」
竈門炭治郎「さぁ、もう家に帰ってください」
我妻善逸「おーい!!お前邪魔すんじゃねぇよ!!その子は俺と結婚するんだ!俺のこと好きなんだから!」
「いつ私があなたを好きだと言いましたか!」
「具合が悪そうに道ばたで蹲っていたから声をかけただけでしょう!!」
我妻善逸「俺のこと好きだから心配して声かけてくれたんじゃないの!?」
「私には結婚を約束した人がいますので絶対ありえません!それだけ元気なら大丈夫ですね!さようなら!」
我妻善逸「なんで邪魔するんだ!お前には関係ないだろ!」
竈門炭治郎「助けてくれって何だ?なんで善逸は剣士になったんだ?なんでそんなに恥をさらすんだ」
我妻善逸「うん…落ち着いたら腹減ってきた…」
竈門炭治郎「何か食べるもの持ってないのか?」
我妻善逸「ほら、半分食えよ」
我妻善逸「えっ、困ってた雀?なんでわかるんだ?」
竈門炭治郎「うん」
我妻善逸「えっ?何か匂いする?それより何か音しないか?あとやっぱり俺たち共同で仕事するのかな」
竈門炭治郎「音?」
我妻善逸「子供だ」
竈門炭治郎「君達こんな所で何してるんだ?(かなり怯えていな)」
竈門炭治郎「よーし!じゃ兄ちゃんがいいもの見せてあげよー!じゃじゃーん!手乗り雀だ!」
竈門炭治郎「なぁ?可愛いだろ?」
我妻善逸「子供だ」
竈門炭治郎「君達こんな所で何してるんだ?(かなり怯えていな)」
竈門炭治郎「よーし!じゃ兄ちゃんがいいもの見せてあげよー!じゃじゃーん!手乗り雀だ!」
竈門炭治郎「なぁ?可愛いだろ?」
正一「ちがうちがう…ここは…ばっ、化け物の家だ」
正一「兄ちゃんが連れてかれた。夜道を歩いてたら見たこともない化け物が現れて、俺たちには目もくれないで兄ちゃんだけ」
竈門炭治郎「あの家の中に入ったんだな?」
正一「兄ちゃんが連れてかれた。夜道を歩いてたら見たこともない化け物が現れて、俺たちには目もくれないで兄ちゃんだけ」
竈門炭治郎「あの家の中に入ったんだな?」
正一「う…うん…」
竈門炭治郎「二人で後をつけたのか?えらいぞ、頑張ったな」
正一「兄ちゃんの血の痕を辿ったんだ…怪我したから…」
竈門炭治郎「大丈夫だ!俺たちが悪い奴を倒して兄ちゃんを助ける!」
我妻善逸「炭治郎、なぁ、この音何なんだ?気持ち悪い音…ずっと聞こえる…鼓か?これ…」
竈門炭治郎「音?音なんて…」
竈門炭治郎「大丈夫ですか!しっかり!」
竈門炭治郎「(傷が深い、これは)」
「出ら、せっ、かく…あ、あ、出られたの、に…外に出ら、れた、のに…死、ぬ、のか?俺、死ぬの、か」
竈門炭治郎「(ああ…死んでしまった…痛かっただろう…苦しかっただろう…)」
竈門炭治郎「大丈夫だ!俺たちが悪い奴を倒して兄ちゃんを助ける!」
我妻善逸「炭治郎、なぁ、この音何なんだ?気持ち悪い音…ずっと聞こえる…鼓か?これ…」
竈門炭治郎「音?音なんて…」
竈門炭治郎「(傷が深い、これは)」
「出ら、せっ、かく…あ、あ、出られたの、に…外に出ら、れた、のに…死、ぬ、のか?俺、死ぬの、か」
竈門炭治郎「(ああ…死んでしまった…痛かっただろう…苦しかっただろう…)」
竈門炭治郎「(そうか、何人も捕まっていたんだ!)」
竈門炭治郎「(戻ってきたら必ず埋葬します。すみません、すみません)」
竈門炭治郎「善逸!行こう!」
竈門炭治郎「そうか、わかった」
我妻善逸「ヒャーッ、何だよォー!なんでそんな般若みたいな顔すんだよォーッ!行くよォーッ」
竈門炭治郎「(戻ってきたら必ず埋葬します。すみません、すみません)」
竈門炭治郎「善逸!行こう!」
竈門炭治郎「そうか、わかった」
我妻善逸「ヒャーッ、何だよォー!なんでそんな般若みたいな顔すんだよォーッ!行くよォーッ」
我妻善逸「行くよォーッ!」
我妻善逸「炭治郎、なぁ炭治郎、守ってくれるよな?俺を守ってくれるよな?」
竈門炭治郎「善逸、ちょっと申し訳ないが前の戦いで俺は肋と脚が折れてる。まだ完治してない。だから…」
我妻善逸「えええーッ!何折ってんだよ骨、折るんじゃないよ骨!折れてる炭治郎じゃ俺を守りきれないぜ!」
我妻善逸「ししし死んでしまうぞ!どうすんだどうすんだ!死ぬよこれ!死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!!」
竈門炭治郎「善逸、ちょっと申し訳ないが前の戦いで俺は肋と脚が折れてる。まだ完治してない。だから…」
我妻善逸「えええーッ!何折ってんだよ骨、折るんじゃないよ骨!折れてる炭治郎じゃ俺を守りきれないぜ!」
我妻善逸「ししし死んでしまうぞ!どうすんだどうすんだ!死ぬよこれ!死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!!」
竈門炭治郎「善逸、静かにするんだ、お前は大丈夫だ」
我妻善逸「気休めはよせよォーッ!!」
竈門炭治郎「だめだ!」
我妻善逸「くぁああああああ!!」
竈門炭治郎「入ってきたらだめだ!」
竈門炭治郎「(部屋が変わった!?いや、俺たちが移動したのか?鼓の音に合わせて) お兄ちゃんと離れ離れにしてごめんな。でも、必ず守るから。お兄ちゃんのことも善逸が守るよ。大丈夫。名前は?」
照子「照子」
正一「なんで外に?自分だけ助かろうとしてるんですか?死ぬとかそういうことずっと言っていて恥ずかしくないですか?年下に縋り付いて情けないと思わないですか?あなたの腰の刀は一体何のためにあるんですか?」
我妻善逸「すごい切れ味の言葉が…くはっ!」
我妻善逸「違うんだよ!俺じゃ役に立たないから人を、大人を呼んで来ようとしているんだよ!子供だけでどうにかできることじゃないからこれは!」
我妻善逸「化ケモノだァーッ!!」
我妻善逸「何だよ!その目なに!やだそんな目!」
響凱「なぜだ、どいつもこいつも余所様の家にづかづかと入り込み腹立たしい!小生の獲物だぞ、小生の縄張りで見つけた小生の獲物だ!」
響凱「あいつめ、あいつらめ」
竈門炭治郎「(これがこの鬼の血鬼術!屋敷全てが鬼の縄張り!)」
我妻善逸「なぁ炭治郎、さっきお前が無理矢理引き剥がした女の子、やっぱり俺の事が好きだったと思うんだよ」
竈門炭治郎「何言ってるんだ!明らかに彼女は嫌がってただろ!」
我妻善逸「そんなことないよ!ああは言ってたけどさ実は俺に追いかけてほしかったんじゃないか?思い返すと俺の頬をぶった時もどこか愛があったみたいに思うし、その後俺をぶってる時も1回1回すごく気持ちが籠っていたし、これは絶対絶対俺の事が好きなのでは~」
竈門炭治郎「……」
我妻善逸「なんか喋れよ!」
竈門炭治郎「ここで大正こそこそ噂話。善逸は基本的に女の子ならどんな子でも意識してしまいそわそわするらしいですよ」
我妻善逸「仕方ないだろ!女の子はかわいらしいし柔らかいしいい匂いするんだから!あ~女の子の事を考えてたらさっきの子の事を思い出しちゃったよ。この屋敷から出られたらすぐにでも追いかけて頬ずりしてぇ~」
竈門炭治郎「次回、第12話 猪は牙を剥き善逸は眠る」
我妻善逸「無視しないでくれよ炭治郎~!!」