常闇踏陰「勝負に負けて試合に勝ったというところか」
蛙吹梅雨「訓練だけど」
「保健室へ」
爆豪勝己「(右…デクは読んでた…読んだ上で訓練に勝つ算段を…そりゃつまり…ガチでやり合っても…俺完全にデクに)」
オールマイト「戻るぞ爆豪少年、講評の時間だ。勝ったにせよ負けたにせよ、振り返ってこそ経験ってのは活きるんだ」
オールマイト「今戦のベストは飯田少年だけどな!」
蛙吹梅雨「勝ったお茶子ちゃんか緑谷ちゃんじゃないの?」
オールマイト「ん~そうだなあ~何故だろうなあ〜?わかる人!!?」
爆豪勝己「(右…デクは読んでた…読んだ上で訓練に勝つ算段を…そりゃつまり…ガチでやり合っても…俺完全にデクに)」
オールマイト「戻るぞ爆豪少年、講評の時間だ。勝ったにせよ負けたにせよ、振り返ってこそ経験ってのは活きるんだ」
オールマイト「今戦のベストは飯田少年だけどな!」
蛙吹梅雨「勝ったお茶子ちゃんか緑谷ちゃんじゃないの?」
オールマイト「ん~そうだなあ~何故だろうなあ〜?わかる人!!?」
八百万百「はい!オールマイト先生。それは飯田さんが一番状況設定に順応していたからです」
八百万百「爆豪さんの行動は戦闘を見た限り私怨丸出しの独断。そして、先程先生が仰っていた通り、屋内での大規模攻撃は愚策。緑谷さんも同様、受けたダメージから鑑みても、あの作戦は無謀としか言いようがありませんわ」
『八百万百、ヒーロー科の推薦入学者、4人のうち一人』
オールマイト「よーし!みんな場所を変えて第二戦が始めよう!」
『障子目蔵、個性“複製腕”。触手の先端に自身の身体を複製することが出来る』
リカバリーガール「入学間もないってのにもう三度目だよ!?何で止めてやらなかった、オールマイト!」
リカバリーガール「疲労困憊の上昨日の今日だ。一気に治癒してやれない!応急手当はしたから点滴全部入ったら日をまたいで少しずつ活性化してくしかないさ」
リカバリーガール「全く!力を渡した愛弟子だからって甘やかすんじゃないよ」
オールマイト「返す言葉もありません。彼の気持ちを汲んでやりたいと躊躇しました。して、その、あまり大きな声でワン・フォ・オールのことを話すのはどうか!」
オールマイト「私のこの姿と怪我の件は雄英の教師側には周知の事実。ですが、私の個性ワン・フォー・オールの件はあなたと校長、そして親しき友人、あとはこの緑谷少年のみの秘密なのです」
リカバリーガール「トップであぐらかいていたいってわけじゃないだろうがさ…そんなに大事かね、ナチュラルボーンヒーロー平和の象徴ってのは…」
オールマイト「はい!」
緑谷出久「かっちゃん!」
爆豪勝己「あァ!?」
緑谷出久「これだけは君には言わなきゃいけないと思って…僕の個性は人から授かったモノなんだ」
緑谷出久「誰からかは絶対言えない!言わない!でも、コミックみたいな話だけど本当で…おまけにまだろくに扱えもしなくて…全然モノに出来てない状態の借り物で…」
緑谷出久「だから、使わず君に勝とうとした…けど、結局勝てなくてソレに頼った…僕はまだまだで…だから」
緑谷出久「だから…いつか…この個性をちゃんと自分のモノにして僕の力で君を超えるよ!」
緑谷出久「(騙してたんじゃないって言いに来たのに…何を僕は…)」
爆豪勝己「何だそりゃ…借りモノ?わけわかんねえ事言って…これ以上コケにしてどうするつもりだ!なあ!?だからなんだ!?今日、俺はてめェに負けた、そんだけだろが、そんだけ!氷の奴見てっ、敵わねえんじゃって思っちまった!クソ、ポニーテールの奴の言うことに納得しちまった!!」
緑谷出久「かっちゃん!」
爆豪勝己「あァ!?」
緑谷出久「これだけは君には言わなきゃいけないと思って…僕の個性は人から授かったモノなんだ」
緑谷出久「誰からかは絶対言えない!言わない!でも、コミックみたいな話だけど本当で…おまけにまだろくに扱えもしなくて…全然モノに出来てない状態の借り物で…」
緑谷出久「だから、使わず君に勝とうとした…けど、結局勝てなくてソレに頼った…僕はまだまだで…だから」
緑谷出久「だから…いつか…この個性をちゃんと自分のモノにして僕の力で君を超えるよ!」
緑谷出久「(騙してたんじゃないって言いに来たのに…何を僕は…)」
爆豪勝己「何だそりゃ…借りモノ?わけわかんねえ事言って…これ以上コケにしてどうするつもりだ!なあ!?だからなんだ!?今日、俺はてめェに負けた、そんだけだろが、そんだけ!氷の奴見てっ、敵わねえんじゃって思っちまった!クソ、ポニーテールの奴の言うことに納得しちまった!!」
緑谷出久「え?あの…その…」
オールマイト「気になるねぇ~詳しく聞かせて貰おうか」
緑谷出久「あの…実は…」
『それから数日後、僕らは知ることになる。オールマイトの言っていた真に賢しいヴィランの恐怖を』
死柄木弔「見たかコレ?教師だってさ…」
死柄木弔「なァ、どうなると思う?」
死柄木弔「平和の象徴が」
死柄木弔「ヴィランに殺されたら」
『それから数日後、僕らは知ることになる。オールマイトの言っていた真に賢しいヴィランの恐怖を』
死柄木弔「見たかコレ?教師だってさ…」
死柄木弔「なァ、どうなると思う?」
死柄木弔「平和の象徴が」
死柄木弔「ヴィランに殺されたら」