「教師オールマイトについてどう思います?」
飯田天哉「最高峰の教育機関に自分は在籍しているという事実をことさら意識させられますね」
飯田天哉「威厳や風格はもちろんですが、他にもユーモラスな部分など我々学生は常にその姿を拝見できるわけですから」
飯田天哉「トップヒーローとは何をもってしてトップヒーローなのかを直に学べるまたとない…」
「すみません!オールマイトについて…ってあれ?君ヘドロの時の」
爆豪勝己「やめろ!」
「オールマイトのって…小汚っ!なんですかあなたは!」
相澤消太「彼は今日非番です。授業の妨げになるんでお引き取りください」
「オールマイトに直接お話伺いたいのですが!」
「なんか見たことあるようなないような…」
「あなた小汚すぎませんか!」
「ちょっと…少しでいいのでオールマイトに…」
「学生証とかさ、通行許可IDを身につけてない者が門をくぐるとセキュリティが働くんだ。校内のいたるところにセンサーがあるらしいぜ」
「何それ!お高くとまっちゃって!」
「(学校っぽいのきた~)」
「そびえ立ってんじゃねーか!!」
蛙吹梅雨「日も浅いのに信頼もクソもないわ、飯田ちゃん」
飯田天哉「だからこそ、ここで複数票をとった者こそが真にふさわしい人間という事にならないか!?」
飯田天哉「どうでしょうか、先生」
砂藤力道「お前もやりたがってたのに何がしたいんだ?飯田」
緑谷出久「ま…まじでか…」
八百万百「悔しい」
緑谷出久「いざ委員長やるとなると務まるか不安だよ」
飯田天哉「大丈夫さ。緑谷くんのここぞという時の胆力や判断力は多をけん引するに値する。だから君に投票したのだ」
飯田天哉「やりたいと相応しいか否かは別の話。僕は僕の正しいと思う判断をしたまでだ」
緑谷出久「僕!?いつもは俺って」
麗日お茶子「ちょっと思ってたんだけど、飯田くんて坊っちゃん!?」
緑谷出久「もちろんだよ!東京の事務所に65人ものサイドキックを雇ってる大人気ヒーローじゃないか、はっ!まさか!」
緑谷出久「すごいや!!」
飯田天哉「規律を重んじ、人を導く愛すべきヒーロー」
飯田天哉「俺はそんな兄に憧れヒーローを志した」
飯田天哉「しかし、人を導く立場はまだ俺には早いのだと思う。俺と違って実技入試の構造に気付いていた上手の緑谷くんが就任するのが正しい」
緑谷出久「(僕にとってのオールマイトが飯田くんにはインゲニウムなんだ。でも、やっぱり) 実技入試の事だけど…」
飯田天哉「規律を重んじ、人を導く愛すべきヒーロー」
飯田天哉「しかし、人を導く立場はまだ俺には早いのだと思う。俺と違って実技入試の構造に気付いていた上手の緑谷くんが就任するのが正しい」
緑谷出久「(僕にとってのオールマイトが飯田くんにはインゲニウムなんだ。でも、やっぱり) 実技入試の事だけど…」
緑谷出久「警報!?」
飯田天哉「あれは!報道陣じゃないか!」
「オールマイト出してくださいよ!」
「ひと言コメント頂けたら帰りますよ!」
相澤消太「ひと言録ったらふた言欲しがるのがあんたらだ」
プレゼント・マイク「不法侵入だぜ。これもうヴィランだ。ブッ飛ばしていいかな」
飯田天哉「(緑谷くんなら、兄ならこういう時) 麗日くん!」
飯田天哉「皆さん、大丈ー夫!!」
緑谷出久「でっ、では、他の委員決めを執り行って参ります。けど、その前にいいですか?委員長はやっぱり」
緑谷出久「飯田天哉くんが良いと思います!」
緑谷出久「あんな風にかっこよく人をまとめられるんだ!僕は飯田くんがやるのが正しいと思うよ!」
切島鋭児郎「俺はそれでもいいぜ。緑谷もそう言ってるし、確かに飯田、食堂で超活躍したしな!」
緑谷出久「飯田天哉くんが良いと思います!」
緑谷出久「あんな風にかっこよく人をまとめられるんだ!僕は飯田くんがやるのが正しいと思うよ!」
切島鋭児郎「俺はそれでもいいぜ。緑谷もそう言ってるし、確かに飯田、食堂で超活躍したしな!」
上鳴電気「ああ、それになんか非常口の標識みてぇになってたよな」
八百万百「私の立場は…」
根津「どうしたらただのマスコミがこんなこと出来る?」
根津「そそのかした者がいるね。邪な者が入り込んだか、もしくは宣戦布告の腹づもりか」
ヴィラン「いいか、俺を追うなよヒーローども!追ってきたらこの裕福な家族をぶっ壊してやるからな!」
オールマイト「もう大丈夫だ、ファミリー!MISSOURI SMASH!!!」
オールマイト「何故なら私が通勤がてら来た!」
「キャー!轢き逃げー!」
「キャー!轢き逃げー!」
オールマイト「幸い爆豪少年も戯言と受け取ったようだし、今回は大目に見るが、次はナシで頼むぞ」
オールマイト「この力を持つという責任をしっかり自覚してくれ。知れ渡れば力を奪わんとする輩が溢れかえる事は自明の理」
「隣町で立てこもり事件だって」
緑谷出久「(なった?特例なのか?)」
瀬呂範太「はい!何するんですか!?」
相澤消太「災害水難なんでもござれ、レスキュー訓練だ」
相澤消太「今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない。中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな。訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく、以上準備開始」
緑谷出久「(救助訓練。憧れに、最高のヒーローに近付く為の訓練、頑張るぞ!)」
相澤消太「災害水難なんでもござれ、レスキュー訓練だ」
相澤消太「今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない。中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな。訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく、以上準備開始」
緑谷出久「(救助訓練。憧れに、最高のヒーローに近付く為の訓練、頑張るぞ!)」
飯田天哉「1-A集合!」
緑谷出久「あ!はい!蛙吹さん」
蛙吹梅雨「梅雨ちゃんって呼んで。あなたの個性オールマイトに似てる」
切島鋭児郎「俺の硬化は対人じゃ強えけどいかんせん地味なんだよなー」
緑谷出久「僕はすごいかっこいいと思うよ!プロにも十分通用する個性だよ!」
青山優雅「僕のネビルレーザーは派手さも強さもプロ並み」
芦戸三奈「でも、お腹壊しちゃうのはヨクナイね」
切島鋭児郎「まぁ、派手で強えっつったらやっぱ轟と爆豪だな」
蛙吹梅雨「爆豪ちゃんはキレてばっかだから人気出なさそう」
爆豪勝己「んだとコラ、出すわ!」
上鳴電気「この付き合いの浅さで既にクソを下水で煮込んだような性格と認識されるってすげぇよ」
爆豪勝己「てめぇのボキャブラリーはなんだこら!殺すぞ!」
青山優雅「僕のネビルレーザーは派手さも強さもプロ並み」
芦戸三奈「でも、お腹壊しちゃうのはヨクナイね」
切島鋭児郎「まぁ、派手で強えっつったらやっぱ轟と爆豪だな」
蛙吹梅雨「爆豪ちゃんはキレてばっかだから人気出なさそう」
爆豪勝己「んだとコラ、出すわ!」
上鳴電気「この付き合いの浅さで既にクソを下水で煮込んだような性格と認識されるってすげぇよ」
爆豪勝己「てめぇのボキャブラリーはなんだこら!殺すぞ!」
「(本当にUSJだった!)」
相澤消太「13号、オールマイトは?ここで待ち合わせるはずだが」
13号「先輩、それが通勤時に制限ギリギリまで活動してしまったみたいで、仮眠室で休んでいます」
相澤消太「(まあ、念の為の警戒態勢) 仕方ない始めるか」
13号「先輩、それが通勤時に制限ギリギリまで活動してしまったみたいで、仮眠室で休んでいます」
相澤消太「(まあ、念の為の警戒態勢) 仕方ない始めるか」
13号「えー、始める前にお小言を一つ二つ三つ四つ…皆さんご存知だとは思いますが、僕の個性はブラックホール、どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」
緑谷出久「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね?」
13号「ええ、しかし、簡単に人を殺せる力です。皆の中にもそういう個性がいるでしょう。超人社会は個性の使用を資格制にし、厳しく規制することで一見成り立っているようには見えます」
13号「しかし、一歩間違えれば容易に人を殺せるいきすぎた個性を個々が持っていることを忘れないで下さい。相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイトの対人戦闘でそれを人に向ける危うさを体感したかと思います」
13号「この授業では心機一転、人命の為に個性をどう活用するかを学んでいきましょう。君たちの力は人を傷つける為にあるのではない。助ける為にあるのだと心得て帰って下さいな」
緑谷出久「(13号、かっこいい!)」
13号「以上、ご静聴ありがとうございました」
相澤消太「一かたまりになって動くな!13号、生徒を守れ!」