.png){kind=small}
.png)
ルフィ「何でお前あんなのに追われてたんだ？」
お玉「買い物に出たんですが、その帰り道、ヒヒを連れた悪の手に見つかっちまって」
お玉「おらを守る為に狛ちよがヒヒに飛び掛かってしまって」
ルフィ「あ～それで喧嘩してたのか？」
お玉「おらは持ち物全部を奪われて悔しくて、とある法に触れる暴言を吐いちまったんでやんす」
お玉「光月家が帰ってきたら覚えてろ！」
「何だと！」
お玉「ルフィのアニキのお陰で助かりました！だから何か恩返しをさせて欲しいでやんす」
ルフィ「助かる！おれ…ワノ国に来たばかりで聞きてェ事がいっぱいあってよ！」
『くぎゅるるるるるるるるるる』
お玉「了解！食べ物でやんすね！」
ルフィ「これでいいのか？」
ルフィ「これでいいのか？」
ルフィ「はいでやんす。ここなら敵にバレることもないでやんす」
ルフィ「くそォ…やっぱ食糧ねェか」
ルフィ「ひひひひひ」
ルフィ「山の中に村があんのか？」
お玉「いえ、なくなりました。今はお師匠様と２人暮らし」
ルフィ「汚くて狭くてくせェ！アハハハハハ」
お玉「アニキ少し無礼でやんす！」
ルフィ「おう！うまそうな匂い！」
ルフィ「おほ～ホッカホカご飯だ！」
ルフィ「いただきまーす！」
ルフィ「お前は食わねェのか？」
お玉「はい、今は、くの一は身軽でなきゃなれませんから」
ルフィ「おかわり！」
お玉「早っ！」
お玉「でもこれ以上炊いてないでやんす」
お玉「でもこれ以上炊いてないでやんす」
ルフィ「そっか…おかわりは冗談だ…」
お玉「ウソがへた！」
お玉「お手洗いに行って来るでやんす」
ルフィ「足りねェけどわざわざ作ってくれてよォ、いい奴だなァ、たま」
天狗山飛徹「何奴だ貴様ァ！」
ルフィ「えっ！ウソップ！」
ルフィ「…違うな」
天狗山飛徹「よもや米を食うたのか！？」
ルフィ「食った。お前は…」
天狗山飛徹「たわけ者がァ！」
ルフィ「待て！お前誰だ？おれは玉にメシ作ってもらっただけだぞ！」
天狗山飛徹「なぜお玉がおのれの飯を作る！？あの子が今日まで何日飯を食っておらんと思う！？」
天狗山飛徹「毎日せっせと笠を編み、それを全て売ったとしても人一人生きていけるかどうかの日銭暮らし」
天狗山飛徹「ひえを時々食う程度の暮らしだが、年に２度生誕の日と正月くらいは“米”を食わせたく」
天狗山飛徹「今日は金を持たせお玉の８つの祝いの米を町まで買いに行かせた！それを貴様がなぜ食ったのだ！」
お玉「お師匠様やめてけろー！勝手に炊いたのは堪忍でやんす！だけどこの人はおらの命の恩人なんでやんす！」
お玉「おらに恥かかせねぇでけろ！笠もまたたくさん編むから堪忍してけろ！」
お玉「るふぃのアニキにちゃんと恩返しさせてけろ…」
天狗山飛徹「バカな事を！おぬし腹の虫を抑える為、川の水飲んだな！？」
天狗山飛徹「この川の水はカイドウの工場排水により汚染されておるのだ」
天狗山飛徹「まだ幼い少女には毒を飲むも同然の汚水」
ルフィ「だったら何でこんな場所に住んでんだ？」
天狗山飛徹「もう少しマシな土地はあるが、この子はここで待っているのだ」
天狗山飛徹「また来ると約束した“エース”という名の海賊を！」
ルフィ「…エース！」
ルフィ「玉、お前が待ってるエースってポートガス・Ｄ・エースか？」
お玉「知ってるんでやんすか？アニキ」
ルフィ「うん」
ルフィ「エースは死んだ」
お玉「うそだァ～～～～～～～！」
ルフィ「エースは死んだ」
お玉「うそだァ～～～～～～～！」
ルフィ「たま！」
ルフィ「気ィ失っちまった」
ルフィ「エースもワノ国に来てたのか…！」
天狗山飛徹「鬼か貴様っ！例えそれが真実でもあの場で申すか？」
ルフィ「気ィ失っちまった」ルフィ「エースもワノ国に来てたのか…！」
天狗山飛徹「鬼か貴様っ！例えそれが真実でもあの場で申すか？」
ルフィ「だけどずっと待っててもエースは来ねェ」
天狗山飛徹「だとしてもタイミングや言い方があろう！繊細さのわからん男め！おぬし一体何者だ！」
ルフィ「おれはルフィ！海賊王になる男だ！」
ルフィ「海賊～～！？基本的に好かん！」
天狗山飛徹「おっさんこそ誰だ！」
天狗山飛徹「わしは“飛徹”。刀鍛冶だ」
ルフィ「エースはもういねェ！玉を連れてもっとマシな土地へ行けよ！」
天狗山飛徹「わしは“飛徹”。刀鍛冶だ」ルフィ「エースはもういねェ！玉を連れてもっとマシな土地へ行けよ！」
天狗山飛徹「そうしたいのは山々だが、わしもまたここで長く人を待っている」
天狗山飛徹「今は２人だがここには編笠村という村があった」
天狗山飛徹「しかし、１年以上前カイドウの軍に新たに真打ちとして加入した男が現れた」
天狗山飛徹「Ｘ・ドレークという海賊だ。村の要であった侍５人がやられ全て破壊された」
天狗山飛徹「ワノ国ではもはや栄えている場所は、将軍オロチのいる“花の都”だけだ」
天狗山飛徹「他の土地は、カイドウ達の手によって無法の荒野と化した」
天狗山飛徹「あの者が来たのは4年前。元々貧しかったこの村では、皆が食うに食えず餓死する者もしばしばだった」
天狗山飛徹「村ももうダメかと思った時、エースが海岸に打ち上げられた」
天狗山飛徹「村の者は弱った海賊共から全ての食糧と水を奪い取り」
天狗山飛徹「全部食い尽くし生き長らえた」
天狗山飛徹「完食を見届けたエースはなんとその後いとも簡単に拘束を解いた！」
天狗山飛徹「復讐されると皆は覚悟を決めた」
エース「しっかり食べたか」
エース「じゃあ次は甘いものだな！」
エース「どこに行けばデザートが手に入る？よし！おれがとってきてやる」
天狗山飛徹「皆あっけに取られた。エース達は数週間滞在した」
天狗山飛徹「特にお玉はあの者によくなついていた」
天狗山飛徹「遭難した海賊に命を救われたとはなぁ」
ルフィ「そうか」
「通信が途だえたのはおそらく“九里ヶ浜”。どうします？真打ち」
ホーキンス「カイドウさんにはまだ伝えるな。おれが行く」
ホーキンス「カイドウさんにはまだ伝えるな。おれが行く」
.png)