ONE PIECE |
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原作(Original Story): 尾田栄一郎(Oda Eiichiro)
TVアニメ『ONE PIECE』 第920話ネタバレ
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フランキー「アイツは兎丼の囚人採掘場だろ?こっから離れてるからなァ…まっ、決戦の日までは出で来るだろ」
ウソップ「またサンジのメシが食えるとは…!無事帰って来てくれてよかった!」
サンジ「おめェの感想はどうでもいいけど、おロビちゃ~ん♡お味はど~お?」
ロビン「ええ、お味最高よ」
サンジ「芸者おロビちゃんの方が最高だぜ♡」
フランキー「しかし、そばはうめーけど女子人気高すぎだろ!?もっとこう酒に合うピリッとした感じで集めろ!」
フランキー「何だそのツラ!味方増やす気あんのかコノ野郎!」
ウソップ「待てフランキー!男の客だ」
「ごめんくだせェ!」
「ごめんねお姉ちゃん達」
「ちょいと!横入りやめとくれよ兄さん!」
カク「あァ!何だと!?じゃかァしゃい!」
「狂死郎一家だよ」
スケ「繁盛してんなァ兄さん」
サンジ「ええ、お陰さんで。あんた達お客さんかい?食いたきゃ後ろに並んでくれよ」
カク「いやァそうでなくて…お前さん一体誰の許可とってこのシマ流してんだ?」
カク「ここはおれ達“狂死郎一家”のシマでね、払うモン払ってくんなきゃ店出させるわけにゃいかねェのよ!」
サンジ「あ、そうかい」
『狂死郎一家 カクさん&クニさん&スケさん』 ロビン「あの人達もしかしたら…」
ウソップ「何か知ってるのか?」
ロビン「ええ、この間、狂死郎という人のお座敷に上がったわ」
ロビン「ずいぶん横柄なお侍さんだったけど、ヤクザの親分だったのね。きっとあの三人はあの人の子分ね」
カク「おい!聞こえねェのか!払うモン払えって言ってんだよ!」
サンジ「何でだ?」
クニ「何でって、店に何かあった時守ってあげられないですよ!」
サンジ「おせっかいいらねェよ。おれァ強ェから」
サンジ「はい、お待ちどうさん」
おトコ「ありがとうアハハハハ」
カク「てめェが強いだと!?じゃあ店ェ守ってみろよ!」
おトコ「アハハハ…おそば…」
スケ「おい!この店のそばは食うな!」
おトコ「ア~ハハハハ!えーーーーん!アハハハハ」
フランキー「泣いてんのか笑ってんのかどっちだ?」
ウソップ「やべェ!サンジが一番怒るやつだっ!」
カク「帰れお前ら!今日は店じまいだ!」
クニ「さァさァ、そばは品切れだよ!」
ウソップ「まずい離れろ!」
サンジ「おい!…全部食って貰いますよお客さん」
カク「は?やんのかてめェ…」
カク「おい、スケ!カク!」
クニ「うおーー!兄貴ィ~~~~~~!?」
「えェ!?何だあのそば屋強ェ!」
「やだ素敵!おそば屋さん!」
フランキー「行くぞ~」
フランキー「フラの助~アイアン」
フランキー「スープレックス!」
「あの大工も…!しかしコリャマズイぞ…!」
サンジ「食えオイ全部!お前が落としたそば!」
クニ「兄貴兄貴!」
サンジ「何だ?お前も食うか?」
クニ「お…覚えてやがれ!後悔させてやる!」
ウソップ「まーこうなるわけだが…いいのか?やっちまって」
ロビン「ウフフ…マズイ人達に手を出しちゃったかもね…」
ロビン「あの大行列がまるでクモの子を散らす様に」
ウソップ「これ後で絶対ヤベー奴来るパターンだよ」
ロビン「おそばをこぼされた女の子ね」
フランキー「泣いてんのに笑ってた変わったガキだよな」
ウソップ「待てよ…あの顔どっかで…あ!!」
ウソップ「何か用か?」
おトコ「ねぇねぇ、そのお薬、どんなものでも治るの?」
ウソップ「神社で会った子だ」
サンジ「すまねェ。先は迷惑かけちまったなァ…」
サンジ「まだそばか残ってた。さァ、どうぞ」
おトコ「ワーありがとう!」
おトコ「おいしィ~~~~~~アハハハハ」
『都の子 トコ』サンジ「ははは!お前見てるとこっちまで笑顔になるな」
おトコ「そうなんだアハハハ!あのね、十八番そばは本当に大評判であたいどうしても食べたくて…でも来てみてびっくり!大行列なんだもん!すっごくよく利くガマの油のお客さんよりずっと多かったよね?」
ウソップ「あっはは!そうだな」
おトコ「それでずっと並んででお仕事もう遅刻しちゃってるの」
フランキー「おめェ働いてんのか?」
おトコ「うん、働いてお小遣い貯めてやっと買えたおそばだったのにこぼれちゃって悲しかった。でも嬉しい!アハハハ!こんなおいしいおそば初めて!ハハハハ!」
サンジ「そうかそうか~そんなにうめェか~ありがとうよ。ところでおめー名前は?」
おトコ「トコだよ。頭に“お”ってつけてみて!」
ロビン「おトコちゃん?」
ウソップ「ああ!男だ」
おトコ「男じゃないよ!おトコだけどね!アハハハハ!あたい女なのに男なんだよハハハハ」
おトコ「面白いでしょ~おかしいでしょ~ハハハハ」
「ハハハハハハハハハ!!」
ウソップ「確かに覚えた!いい名前だ!」
おトコ「あーおいしかった!ゴチそうさま!」
サンジ「おうまた来いよ!」
おトコ「うん!」
おトコ「いっけないホントに遅刻!大遅刻!アハハハ」
おトコ「あ!そうだ!あたいまたこの道を通るよ!今日は花魁道中だから!」
ロビン「トコちゃん、もしかして禿ちゃんなの?」
おトコ「そうなの!禿なの!もう始まっちゃってるよ!急がなきゃ!ばいばいまたね!おいらんキレーだから見てってねー!」
ウソップ「楽しい奴だ!ハハハ!」
ロビン「トコちゃん明るい子ね、かわいい」
フランキー「おいらん?かむろ?」
師匠「花魁とはァ!」
ロビン「お師匠」
ウソップ「どっから出て来やがった!この提灯ババア!」
師匠「花魁とはいわば、ワノ国のトップアイドル!スーパースターさ」
師匠「現在この国に唯一人!選ばれた女の名は“小紫”!男の憧れ!女のカリスマ!高い教養!国をも揺るがすその美貌!」
師匠「神にも落とせぬ気高さ!それが花魁小紫だよォ!」
フランキー「バカな!そんな女がいるわけがねェ!」
師匠「なら自分の目で確かめな!ホラ聞こえてきたよ!」
師匠「彼女を包む歓声と浮き足立つ囃しの音色が♪花魁はオロチ城に向かうその道中。今日は城にて将軍の宴が開かれる。さっきの子、“禿”とは花魁に仕える少女の事」
師匠「おロビ、アンタに朗報があってね、駆け回ったよ花の都」
ロビン「私に?」
師匠「おめでとう!!」
師匠「あんたも同じ座敷にお呼びがかかったよ!念願だったね将軍オロチ様との対面が!」
ロビン「ええ」
囚人「おい麦わらの!お前すげェな!どこの一家だ?」
ルフィ「うるせーな」
ヒョウじい「麦わらの方!」
ヒョウじい「本当に昨日はてまえなんぞの命をお救いいただき、まことにありがとう存じやした!」
『古参囚人 ヒョウじい』
ルフィ「ついでだったんだ。気にすんな。あ、そうだ」
ルフィ「やるよ。メシ食わねェと力でねェぞ」
ヒョウじい「いえいえ滅相もございやせん!てまえなんぞがそんなものを受け取るわけには…」
ルフィ「いいからいいから…とっとけよ」
ルフィ「じゃあな」
ヒョウじい「た…大切に使いやす…!」
ヒョウじい「ありがとうござんす。ありがとうござんす」
ヒョウじい「ありがとうござんす。ありがとうござんす」
ルフィ「ししし!変な奴!」
雷ぞう「ルフィ殿」
ルフィ「雷ぞう!どうだった?」
雷ぞう「待たせてスマン」
雷ぞう「その海楼石の手錠の鍵、見つけはしたが、管理が実に厳重。番人に加え海楼石の箱にしまわれておる」
雷ぞう「だが、必ず手に入れてみせる。もうちと辛抱してくれ」
ルフィ「ああ、わかった」