My Hero Academia
緑谷出久「短い間でしたがお世話になりました」
🖊原作者(Original Story): 堀越耕平(Kohei Horikoshi)
TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第33話ネタバレ
グラントリノ「何も世話してねえ気がするぜ、職場体験もあれだったしな」
緑谷出久「いえ、発想のご教授と組手ぶっ続けのおかげでヒーロー殺し相手にも何とか動けました」
グラントリノ「本気じゃないヒーロー殺し相手にだ!」
グラントリノ「まァ、100%の一撃必殺を狙って外しちまう…なんてことにならず良かったとは言うべきかな」
グラントリノ「だがその腕!ヒビ入ってたんだろ?土壇場での許容上限オーバー、まだ焦りで力む!」
グラントリノ「油断で力のコントロールがブレる!常に緊張と冷静を保て!」
グラントリノ「はよしろ!たい焼き食べたいんだ!」
緑谷出久「そんなに強くてオールマイトを鍛えたなんて実績もあるのに、グラントリノ、世間じゃほとんど無、無名です。何かワケがあってのことなんでしょうか?」
グラントリノ「あー、そりゃ俺元来ヒーロー活動に興味ないからな。かつて目的の為に個性の自由使用が必要だった。資格をとった理由はそんだけさ」
緑谷出久「そんなに強くてオールマイトを鍛えたなんて実績もあるのに、グラントリノ、世間じゃほとんど無、無名です。何かワケがあってのことなんでしょうか?」
グラントリノ「あー、そりゃ俺元来ヒーロー活動に興味ないからな。かつて目的の為に個性の自由使用が必要だった。資格をとった理由はそんだけさ」
緑谷出久「はい!ありがとうございました!失礼しました!」
緑谷出久「ここで!?」
グラントリノ「違うだろ」
緑谷出久「デクです!」
グラントリノ「(共に見届けてやろうじゃないか、俊典。お前が過去となる日まで。いつかデクという名が平和の象徴と謳われるその日まで)」
瀬呂・切島「アッハハハハハハ!!マジか!マジか爆豪!!」
爆豪勝己「笑うな!クセついちまって洗っても直んねぇんだ。おい笑うな!ブッ殺すぞ!」
瀬呂範太「やってみろよ、8:2の坊や!」
緑谷出久「デクです!」
グラントリノ「(共に見届けてやろうじゃないか、俊典。お前が過去となる日まで。いつかデクという名が平和の象徴と謳われるその日まで)」
爆豪勝己「笑うな!クセついちまって洗っても直んねぇんだ。おい笑うな!ブッ殺すぞ!」
瀬呂範太「やってみろよ、8:2の坊や!」
瀬呂・切島「戻った!あっはははは!」
上鳴電気「俺は割とチヤホヤされて楽しかったけどなー。ま、一番変化というか大変だったのはお前ら三人だな」
瀬呂範太「そうそうヒーロー殺し」
切島鋭児郎「命あって何よりだぜ、マジでさ」
砂藤力道「エンデヴァーが救けてくれたんだってな」
葉隠透「さすがNo.2ヒーロー!」
轟焦凍「そうだな、救けられた」
尾白猿夫「俺ニュースとか見たけどさ、ヒーロー殺しヴィラン連合ともつながってたんだろ?もしあんな恐ろしい奴がUSJ来てたらと思うとゾっとするよ」
上鳴電気「でもさ、確かに怖えけどさ、尾白動画見た?」
上鳴電気「アレ見ると一本気っつーか執念っつーか、かっこよくね?とか思っちゃわね?」
緑谷出久「上鳴くん!!」
尾白猿夫「俺ニュースとか見たけどさ、ヒーロー殺しヴィラン連合ともつながってたんだろ?もしあんな恐ろしい奴がUSJ来てたらと思うとゾっとするよ」
上鳴電気「でもさ、確かに怖えけどさ、尾白動画見た?」
上鳴電気「アレ見ると一本気っつーか執念っつーか、かっこよくね?とか思っちゃわね?」
緑谷出久「上鳴くん!!」
上鳴電気「え?あっ、飯、ワリ」
飯田天哉「ただ、奴は信念の果てに粛清という手段を選んだ。どんな考えを持とうともそこだけは間違いなんだ」
飯田天哉「俺のような者をもうこれ以上出さぬ為にも」
飯田天哉「改めてヒーローへの道を俺は歩む!さァそろそろ始業だ、席につきたまえ!」
耳郎響香「上鳴が変な話すっから!」
上鳴電気「なんか…すみませんでした…」
オールマイト「ハイ私が来た。ってな感じでやっていくわけだけどもね、ハイヒーロー基礎学ね!久しぶりだ少年少女!元気か!」
オールマイト「さて、今回のヒーロー基礎学だが、職場体験直後ってことで今回は遊びの要素を含めた救助訓練レースを行う事にする!」
オールマイト「さて、今回のヒーロー基礎学だが、職場体験直後ってことで今回は遊びの要素を含めた救助訓練レースを行う事にする!」
オールマイト「あそこは災害時の訓練になるからな。私は何て言ったかな?そう!レース!」
切島鋭児郎「クラスでも機動力良い奴が固まったな」
八百万百「うーん、強いて言うなら緑谷さんが若干不利かしら」
耳郎響香「確かにぶっちゃけあいつの評価ってまだ定まんないだよね」
八百万百「何か成す度大怪我してますからね」
オールマイト「それでは行くぞ!スタート!」
オールマイト「おお!!」
切島鋭児郎「おおお!!緑谷!何だその動き!」
轟焦凍「(あ…言われてみりゃ何だあの動き)」
爆豪勝己「(俺の動き!)」
八百万百「何か成す度大怪我してますからね」
オールマイト「それでは行くぞ!スタート!」
オールマイト「おお!!」
切島鋭児郎「おおお!!緑谷!何だその動き!」
轟焦凍「(あ…言われてみりゃ何だあの動き)」
「!!!!」
オールマイト「FINISH!! ありがとう!そしておめでとう!」
瀬呂範太「あざーっす!」
オールマイト「一番は瀬呂少年だったが、皆入学時より個性の使い方に幅が出てきたぞ!この調子で期末テストへ向け準備を始めてくれ!」
オールマイト「FINISH!! ありがとう!そしておめでとう!」
瀬呂範太「あざーっす!」
オールマイト「一番は瀬呂少年だったが、皆入学時より個性の使い方に幅が出てきたぞ!この調子で期末テストへ向け準備を始めてくれ!」
緑谷出久「(雰囲気違う…)」
オールマイト「色々大変だったな。近くにいてやれずすまなかった」
緑谷出久「そんな!オールマイトが謝ることでは…それよりあの、ワン・フォー・オールの話って」
オールマイト「君、ヒーロー殺しに血を舐められたと聞いたよ」
オールマイト「色々大変だったな。近くにいてやれずすまなかった」
緑谷出久「そんな!オールマイトが謝ることでは…それよりあの、ワン・フォー・オールの話って」
オールマイト「君、ヒーロー殺しに血を舐められたと聞いたよ」
緑谷出久「あ、はい、血を取り入れて体の自由を奪う個性で…それが何か…」
緑谷出久「え!!じゃあまさか!ヒーロ殺しにワン・フォー・オールが!?」
オールマイト「いや、ないよ。君ならそれを憂慮してるかと思ったが、そう、忘れてたのね…ワン・フォー・オールは持ち主が渡したいと思った相手にしか譲渡されないんだ。無理矢理奪われることはない。無理矢理渡すことは出来るがね」
緑谷出久「なぜイメージに!?」
オールマイト「特別な個性なのさ。そう、その成り立ちもね。ワン・フォー・オールは元々ある一つの個性から派生したものだ」
オールマイト「その個性の名は、オール・フォー・ワン。他者から個性を奪い、己がものとし、そしてソレを他者に与えることのできる個性だ」
オールマイト「特別な個性なのさ。そう、その成り立ちもね。ワン・フォー・オールは元々ある一つの個性から派生したものだ」
オールマイト「その個性の名は、オール・フォー・ワン。他者から個性を奪い、己がものとし、そしてソレを他者に与えることのできる個性だ」
緑谷出久「オール、皆は一人の為?」
オールマイト「これは超常黎明期、社会がまだ変化に対応しきれてない頃の話になる。個性の発現により、突如として人間という規格が崩れ去った。たったそれだけで法は意味を失い、文明が歩みを止めた。まさに“荒廃”」
緑谷出久「“超常が起きなければ今頃人類は恒星間旅行を楽しんでただろう”、昔の偉い人も言ってます」
オールマイト「そう、そんな混沌の時代にあって一早く人々をまとめ上げた人物がいた。君も聞いたことはあるハズだ」
オールマイト「彼は人々から個性を奪い、圧倒的な力によってその勢力を拡げていった。計画的に人を動かし思うままに悪行を積んでいった彼は、瞬く間に悪の支配者として日本に君臨した」
緑谷出久「ネットとかでは噂話をよく見ますけど、創作じゃないんですか?教科書にも載ってないですし」
オールマイト「裏稼業の所業を教科書には載せんだろうよ。力を持っていると人は使える場を求めるから」
緑谷出久「その話がワン・フォー・オールにどうつながってくるんですか?」
オールマイト「オール・フォー・ワンは、“与える”個性でもあると言ったろ。彼は与えることで信頼、あるいは屈服させていったんだ」
オールマイト「ただ、与えられた人の中にはその負荷に耐えられず、物言わぬ人形のようになってしまう者も多かったそうだ」
オールマイト「ちょうど脳無のように、ね」
オールマイト「一方、与えられたことで個性が変異し混ざり合うというケースもあったそうだ」
オールマイト「彼には無個性の弟がいた。弟は体も小さくひ弱だったが正義感の強い男だった」
オールマイト「兄の所業に心を痛め、抗い続ける男だった」
オールマイト「そんな弟に彼は力をストックするという個性を無理矢理与えた。それが優しさ故かはたまた屈服させる為かは今となってはわからない」
オールマイト「無個性だと思われていた彼にも一応は宿っていたのさ」
オールマイト「自身も周りも気付きようのない、個性を“与える”だけという意味のない個性が」
オールマイト「これは超常黎明期、社会がまだ変化に対応しきれてない頃の話になる。個性の発現により、突如として人間という規格が崩れ去った。たったそれだけで法は意味を失い、文明が歩みを止めた。まさに“荒廃”」
緑谷出久「“超常が起きなければ今頃人類は恒星間旅行を楽しんでただろう”、昔の偉い人も言ってます」
オールマイト「彼は人々から個性を奪い、圧倒的な力によってその勢力を拡げていった。計画的に人を動かし思うままに悪行を積んでいった彼は、瞬く間に悪の支配者として日本に君臨した」
緑谷出久「ネットとかでは噂話をよく見ますけど、創作じゃないんですか?教科書にも載ってないですし」
オールマイト「裏稼業の所業を教科書には載せんだろうよ。力を持っていると人は使える場を求めるから」
緑谷出久「その話がワン・フォー・オールにどうつながってくるんですか?」
オールマイト「オール・フォー・ワンは、“与える”個性でもあると言ったろ。彼は与えることで信頼、あるいは屈服させていったんだ」
オールマイト「ただ、与えられた人の中にはその負荷に耐えられず、物言わぬ人形のようになってしまう者も多かったそうだ」
オールマイト「ちょうど脳無のように、ね」
オールマイト「一方、与えられたことで個性が変異し混ざり合うというケースもあったそうだ」
オールマイト「彼には無個性の弟がいた。弟は体も小さくひ弱だったが正義感の強い男だった」
オールマイト「兄の所業に心を痛め、抗い続ける男だった」
オールマイト「そんな弟に彼は力をストックするという個性を無理矢理与えた。それが優しさ故かはたまた屈服させる為かは今となってはわからない」
オールマイト「無個性だと思われていた彼にも一応は宿っていたのさ」
オールマイト「自身も周りも気付きようのない、個性を“与える”だけという意味のない個性が」
緑谷出久「ちょ、待っ、その、成り立ちはよくわかったんですけど、そんな大昔の悪人の話し、何で今それが…」
オールマイト「個性を奪える人間だぜ?何でもアリさ。成長を止める個性、そういう類を奪い取ったんだろう」
オールマイト「個性を奪える人間だぜ?何でもアリさ。成長を止める個性、そういう類を奪い取ったんだろう」
オールマイト「今は敵わずとも少しずつその力を培って、いつか奴を止めうる力となってくれ、と…そして私の代で遂に奴を討ち取った!」
オールマイト「ハズだったのだが、奴は生き延びヴィラン連合のブレーンとして再び動き出している」
オールマイト「ワン・フォー・オールは言わば、オール・フォー・ワンを倒す為受け継がれた力!君はいつか奴と、巨悪と対決しなければならない、かもしれん」
オールマイト「酷な話になるが…」
オールマイト「(違うんだよ、緑谷少年…)」
相澤消太「えー、そろそろ夏休みも近いが、もちろん君らが一ヶ月休める道理はない」
上鳴電気「(まさか…)」
相澤消太「夏休み、林間合宿やるぞ」
「知ってたよー!やったー!」
相澤消太「ただし、その前の期末テストで合格点に満たなかった奴は学校で補習地獄だ」
切島鋭児郎「みんな頑張ろーぜ!!」
爆豪勝己「クソくだらねぇ」
緑谷出久「(オールマイトの話は確かに凄かったけど、日常はこうして続いてくわけで、結局僕がやるべき事は変わらないのだ)」
オール・フォー・ワン「ヒーロー殺し、捕まるとは思わなかったが概ね想定通りだ」
オール・フォー・ワン「暴れたい奴、共感した奴、様々な人間が衝動を解放する場としてヴィラン連合を求める」
オール・フォー・ワン「死柄木弔はそんな奴らを統括しなければならない立場となる」
殻木球大「ワシは先生が前に出た方が事が進むと思うが」
オール・フォー・ワン「ハハ、では早く体を治してくれよドクター」
殻木球大「超再生を手に入れるのがあと5年早ければなぁ。傷が癒えてからでは意味のない期待外れの個性だった。ヴィラン連合の統括か…本当に出来るのかね、あの子どもに」
殻木球大「超再生を手に入れるのがあと5年早ければなぁ。傷が癒えてからでは意味のない期待外れの個性だった。ヴィラン連合の統括か…本当に出来るのかね、あの子どもに」