My Hero Academia
🖊原作者(Original Story): 堀越耕平(Kohei Horikoshi)
TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』 第7話ネタバレ
第7話 デクVSかっちゃん
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放送日 | 2016年5月15日 |
OPテーマ | THE DAY |
EDテーマ | HEROES |
CAST |
🔷緑谷出久 デク Midoriya Izuku CV.山下大輝 🔷爆豪勝己 Bakugo Katsuki CV.岡本信彦 🔷オールマイト All Might CV.三宅健太 🔷飯田天哉 Iida Tenya CV.石川界人 🔷麗日お茶子 Uraraka Ochako CV.佐倉綾音 🔷青山優雅 Aoyama Yuga CV.桑野晃輔 🔷轟焦凍 Todoroki Shoto CV.梶裕貴 🔷リカバリーガール Recovery Girl CV.小桜エツコ
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『家が近所だったってことで僕とかっちゃんは幼馴染だ』

『何でも“やれば出来てしまう”タイプで』

『ガキ大将の乱暴者』

『善し悪しはともかく自信に満ちたかっちゃんの背中は』

『僕にとってかっこいいものだった』

『けれど、個性が発現してからはそれらが悪い方向へ加速した』
爆豪勝己「ムッカツクなああ」

『人は生まれながらにして平等じゃない、これは齢四歳にして皆が知る社会の現実』
飯田天哉「オイ爆豪くん!状況を教えたまえ!どうなってる!?」
爆豪勝己「黙って守備してろ!ムカついてんだよ、俺ぁ今ぁ!」
飯田天哉「気分を聞いているんじゃない!おい!切れた…何なのだ彼は!もう!」

切島鋭児郎「爆豪の奴アイツ何話してんだ?定点カメラで音声ないとわかんねえな」
オールマイト「小型無線でコンビと話してるのさ、持ち物は建物の見取り図、そしてこの確保テープ、コレを相手に巻き付けた時点で“捕えた”証明となる」
芦戸三奈「制限時間は15分間で核の場所はヒーローに知らされてないんですよね?」
オールマイト「YES」
芦戸三奈「ヒーロー側が圧倒的不利ですね、コレ」
オールマイト「ピンチを覆していくのがヒーローさ。それに相澤先生にも言われたろ?アレだよ、せーのっ!プルスウルトラ」
青山優雅「ムッシュ、爆豪が」
緑谷出久「麗日さん行っ」
爆豪勝己「よそ見か!余裕だな!」
爆豪勝己「!!!!(確保証明の)」
緑谷出久「(ノートNo.10、18ページ、イレイザーヘッドの技を生で見れてよかった!)」
緑谷出久「(次なんだ!?かっちゃんなら焦ってまた右の大振り)」
緑谷出久「(当たり!)」
砂藤力道「すげえなあいつ!」
瀬呂範太「個性も使わずに入試一位と渡り合ってる!」
オールマイト「(元々とっさの判断には優れていたっちゃ優れていた。少年が何年にも渡って書き溜めて、頭に染み込ませたであろうオタク知識が今、報われてるんだ)」
爆豪勝己「待てコラ、デク」
緑谷出久「(作戦立てなきゃ)」
爆豪勝己「なァオイ、俺を騙してたんだろォ!?楽しかったかずっとぉ!あ!?ずいぶんと派手な個性じゃねぇか!?使ってこいや、俺の方が上だからよぉ!!」
オールマイト「(爆豪少年は緑谷少年から聞いた感じ自尊心の塊なんだろうが、肥大化しすぎてるぞ)」
緑谷出久「(麗日さんはガン無視で僕を狙い撃ち。やっぱりだ。尖兵出すなら機動力の高い飯田くんの方が良いし、彼ならそれをわかっているハズ。多分これはかっちゃんの暴走で二人は連携がとれてないってことだ。そもそも二人と正面戦闘なんて展開が僕らにとって一番勝ち筋の薄いパターン)」
緑谷出久「(僕が麗日さんと行ってたらその展開になるし、二人でここでかっちゃんとやり合っても時間切れが怖い)」
緑谷出久「(これでいい、後は麗日さんが核と飯田くんを捕捉し次第、僕も向かって2対1、これが勝ち筋)」
緑谷出久「(僕がかっちゃんに勝つってのが前提の話だけど、大丈夫、掌にさえ気をつけてればいける!それと、言い忘れたけどかっちゃん…)」
緑谷出久「張り合おうとか全然、本当だよ」
緑谷出久「(前言撤回だ!)」
爆豪勝己「(石っコロが)」
爆豪勝己「こんなの簡単じゃん」
爆豪勝己「いずく、おまえ本当に何もできねぇな」
爆豪勝己「“出久”って“デク”って読めるんだぜ」
爆豪勝己「んで、“デク”ってのは何もできねぇやつのことなんだぜ」
緑谷出久「やめてよぉ…」
爆豪勝己「(何で知らねーの?)」
「おお!かっちゃん何回はねた?」
爆豪勝己「7だぜ。デクは?」
緑谷出久「0回…」
爆豪勝己「(何で出来ねーの?)」


爆豪勝己「(あ、そっか!俺がすげーんだ!)」
爆豪勝己「(皆俺よりすごくない!)」

「おい、知ってる?デクって個性が無いんだって。無個性っていうんだって」
爆豪勝己「(デクがいっちゃんすごくない)」
爆豪勝己「♪進め爆豪ヒーロー事務所♪」

爆豪勝己「(大丈夫だったんだ)」

「早く上がって来いよ」
爆豪勝己「おう!平気平気!」
爆豪勝己「(何ともなかったんだ)」
緑谷出久「大丈夫?立ってる?」
爆豪勝己「(俺をそんな顔で見てんじゃねえ)」
緑谷出久「君が助けを求める顔をしてた」
爆豪勝己「(やめろ!俺が…俺の方が上だ!)」

飯田天哉「爆豪くんはナチュラルに悪いが今回の訓練に関しては的を射ているわけだ。ふむ、ならば僕もヴィランに徹すべきなのだ。そうだ!これも飯田家の名に恥じぬ立派な人間となる為の試験、なりきれ!ヒーローになる為悪に染まれ!俺はぁ、至極悪いぞぉお」

麗日お茶子「ブフッ 真面目や」
飯田天哉「来たか、麗日くん、君が一人で来ることは爆豪がくんが飛びだした時点で判っていた」
飯田天哉「触れた対象を浮かしてしまう個性!」
飯田天哉「だから先程!君対策でこのフロアの物は全て片付けておいた!これで君は小細工出来ない!ぬかったなヒーロー、フハハハハハ!」
麗日お茶子「飯田くんに見つかっちゃった、ごめん」
緑谷出久「場所は!?」
麗日お茶子「5階の真ん中フロア」
緑谷出久「(ほぼ真上!もう時間もそんなにないハズ、タイムアップは敵側の勝ちだ)」
緑谷出久「(ここだけは、ここだけは負けたくない!)」

爆豪勝己「溜まった。何で個性使わねぇ?舐めてんのか?デク」

緑谷出久「(やるしかない、やれる、やれるさ) もう君を恐がるもんか!」
爆豪勝己「てめぇのストーキングならもう知ってんだろうがよぉ、俺の爆破は掌の汗腺からニトロみてぇなもん出して爆発させてる」
爆豪勝己「要望通りの設計ならこの籠手はそいつを内部に溜めて」
オールマイト「爆豪少年ストップだ!殺す気か!」
爆豪勝己「当たんなきゃ死なねぇよ!」


緑谷出久「ハァ…ハァ…そんな…ありかよ…」
爆豪勝己「ハハッ!すげぇ!溜まれば溜まる程威力は増えていくんだぜ」
爆豪勝己「なぁ、個性使えよ、デク、全力のてめェをねじふせる」
爆豪勝己「おいおい、どうしたデク?まだ動けんだろぉ!?来いよ」
緑谷出久「(噴出する爆発…遠距離にも対応出来るよう要望を出したんだ)」
緑谷出久「麗日さん状況は!?」
爆豪勝己「また無視かよ、すっげえな」

切島鋭児郎「先生止めた方がいって!爆豪あいつ相当クレイジーだぜ、殺しちまうぜ!?」
オールマイト「いや…(妙な部分で冷静ではある。みみっちいというか何というか、ともかく)」
オールマイト「爆豪少年、次それ撃ったら強制終了で君らの負けとなる!屋内戦において大規模な攻撃は守るべき牙城の損壊を招く!ヒーローとしてはもちろんヴィランとしても愚策だ、それは!大幅減点だからな」

爆豪勝己「ああっ!じゃあもう!殴り合いだ!!」
緑谷出久「(ダメだ、避けられない!反撃っ、タイミング、ここ!)」

轟焦凍「考えるタイプには見えねぇが、意外と繊細だな」
轟焦凍「目眩しを兼ねた爆破で軌道変更、そして、即座にもう一回」
八百万百「慣性を殺しつつ有効打を加えるには左右の爆発力を微調整しなきゃなりませんしね」
爆豪勝己「ホラ行くぞ!!」
爆豪勝己「てめェの大好きな右の大振り!!」

爆豪勝己「てめェは俺より下だ!!」
緑谷出久「(考える暇もくれないつもりだ…やっぱりダメだ…強い…もう使うしか)」

芦戸三奈「リンチだよ、コレ!テープを巻きつければ捕えたことになるのに!」
常闇踏陰「ヒーローの所業に非ず」
上鳴電気「緑谷もすげえって思ったけどよ、戦闘能力に於いて爆豪は間違いなくセンスの塊だぜ」
爆豪勝己「何で個性使わねぇんだ!俺を舐めてんのか!?ガキの頃からずっと、そうやって俺を舐めてたんか、てめェはぁ!!」
緑谷出久「違うよ…君が…君が凄い人だから、勝ちたいんじゃないか!」
緑谷出久「勝って!超えたいんじゃないか、バカヤロー!!」
爆豪勝己「そのツラやめろや、クソナード!!」
オールマイト「(“ヒーローになる”以外で初めて見せる激情!きっと君の見据える未来に、これは必須なんだろう!?)」
緑谷出久「行くぞ、麗日さん!」
緑谷出久「(タイマンじゃまだ到底敵わない。でも!)」
爆豪勝己「そういう…ハナっからてめェ…」
爆豪勝己「やっぱ舐めてんじゃねえか!!」
緑谷出久「使わないつもりだったんだ…使えないから…体が衝撃に耐えられないから…相澤先生にも言われてたんだけど」
緑谷出久「これしか思いつかなかった…」